環境に配慮した MICE 都市の世界的な取り組みに

広
報 資
料
平成28年
7月
4日
(公財)京都文化交流コンベンションビューロー
(電話:212-4140)
京都文化交流コンベンションビューローが,
環境に配慮した MICE 都市の世界的な取り組みに,アジアで初めて参画
国際会議・MICE の開催は,都市格の向上や経済波及効果をはじめとする大きな複合的な
効果があり,地域の活性化に資するものとして,国内のみならず世界的な誘致競争が行わ
れています。
しかしながら一方で,大規模な国際会議の開催等は CO2 の排出を増加させるなど,課題
もあります。その為,環境にやさしい国際会議の開催を目指して,コンベンションや見本
市に関する国際的機関が,その推進を行う組織(Global Destination Sustainability
Index,以下 GDS)を立ち上げ,現在世界で22都市が参画しています。
この度,公益財団法人
京都文化交流コンベンションビューローは,環境にやさしい国
際会議開催都市を目指し,アジアで初めて,世界的に推進する取り組みに参画することに
なりましたので,お知らせします。
京都は,気候変動枠組条約第 3 回締約国会議(COP3,京都会議)で世界に知られる環境
都市ですが,GDS への参画を通じて,より一層「環境に配慮した持続可能な MICE 都市」と
しての位置付けを強化してまいります。
今後,京都市独自のカーボンオフセットの取組である「DO YOU KYOTO?クレジット制度」
の利用促進,MICE 主催者の環境配慮への理解促進をはじめ,環境に配慮した取り組みを
MICE 主催者とともに連携して推進してまいります。
【Global Destination Sustainability Index とは】
2012年に ICCA(国際会議協会)のスカンジナビア支部が同地方にて開始した取り組み
を,ICCA 本部,世界最大の会議運営会社グループである MCI Group や,世界最大の見本市
を運営する IMEX によって世界規模で展開を行っています。各都市の環境への取り組み状況
やコンベンションビューロー・会議施設等の環境への配慮等の項目について,調査や現状
分析を行い,参画都市間の比較だけではなく,アセスメント・コンサルティングを実施し
ています。
(公式ロゴ)
※MICE・・Meeting(企業会議),Incentive Tour(報奨旅行),Convention(学会・会議),Event/Exhibition(催事・展示)の頭文字を
とった造語。
(参考資料)
Global Destination Sustainability Index 参画都市
・オーフス(デンマーク)
・オールボー(デンマーク)
・バルセロナ(スペイン)
・コペンハーゲン(デンマーク)
・エスポー(フィンランド)
・フランクフルト(ドイツ)
・ジュネーブ(スイス)
・グラスゴー(イギリス)
・ヨーテボリ(スウェーデン)
・デン・ハーグ(オランダ)
・ヘルシンキ(フィンランド)
・カールスタード(スウェーデン)
・京都(日本)
・マルメ(スウェーデン)
・ナント(フランス)
・オスロ(ノルウェー)
・レイキャビック(アイスランド)
・ストックホルム(スウェーデン)
・シュトゥットガルト(ドイツ)
・シドニー(オーストラリア)
・タンペレ(フィンランド)
・ウプサラ(スウェーデン)
・ヴェステロース(スウェーデン)
(順不同)
合計23都市(日本・アジアからの参加都市は無し)
本件に関する問い合わせ先
国際観光コンベンション部
MICE課
松井,スティーブンス