発行日:平成24年 8月 発行/特定非営利活動法人 ハートケア・ぼちぼち ■共同生活援助・共同生活介護事業所 「こごみ荘」 「こごみ荘フロア1」 URL : http://npo-bochibochi.com ■就労継続支援B型事業所 「工房ぼちぼち」 〒949-8617 十日町市中条己 2825-3 〒949-8617 十日町市中条己 2834-3 TEL/FAX 025-752-6629 E-mail [email protected] TEL/FAX 025-752-2082 E-mail [email protected] 今号より「こごみ荘便り」から「ぼちぼちだより」と名称を 変更いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。 こごみ荘の中庭に菜園ができました! 毎年、草刈りが大変だったこごみ荘の中庭を工房 ぼちぼちの利用者さんが耕して、小さな菜園を作っ てくれました。 きゅうり、トマト、なす、ゴーヤなど、おすそわ けしていただいて夕食に使わせてもらっています。 窓から見えるかぼちゃが大きく立派に成長して、 「食べごろはいつかな~」とか、 「ホクホクで美味しいといいねぇ~」と、メンバー さん達もとっても楽しみにしています。(K) なす トマト ゴーヤ かぼちゃ ☆こごみ荘夕食メニュー紹介☆ 冷しゃぶ ぶっかけ ひやむぎ 毎年、地域の方やメンバーさんのご家族から採れ たての新鮮な野菜をいただきます。 夕食の時にいろいろな料理にしてメンバーさんで いただいています。 いつも本当にありがとうございます。 夏にさっぱり! ☆☆☆☆☆☆☆ 豚肉・トマト なす・おくら みょうが 青じそ・冷麦 ◆工房ぼちぼち 手づくり石けん作り 7月6日(金)、工房ぼちぼちでは廃油せっけん作りを行いました。 給食センター様から廃油をいただき、撹拌して型に流し込んで成型し、1ヶ月程乾燥させ てから1つづつ袋詰めをして完成になります。今回は気温が高く、石けんがすぐに固まって しまうので素早く作業を進めなければいけませんでしたが、暑い中、皆さんがとても頑張っ ていたので今回の石けんはとても良い出来だそうです! 出来上がった石けんは、中条病院さま、中条調剤薬局さま、 下条山口医院さま、小林内科さま、本町クリニックさま、 ファーマライズ薬局さま、高山調剤薬局さまに設置させて いただいている販売機で1ヶ100円で販売しています。 泥汚れや皮脂汚れ、油汚れがとても良く落ちると奥様方から 大好評です!お見かけの際はぜひお試しください。(U) ◆こごみ荘・夏の大掃除 7月14日(土)に、こごみ荘の大掃除を行いました。 メンバー全員参加と世話人4名で暑いなか頑張りました。今年の夏は暑くて暑くて動 くのもやっと、という暑さでもメンバーさん達は真面目に取り組んでくれました。 終了後、全員で弁当を食べました。キレイになった部屋で食べるのはとても美味し かったですョ! メンバーさん、またご協力頂いた御家族の方、ありがとうございました。 また、 12月に大掃除がありますが、みんなで力を合わせて頑張りましょう!!(T) ◆平成24年度 定期総会と理事会の報告 6月9日(土)平成24年度「ハートケア・ぼちぼち」 定期総会がサンクロス十日町に於いて行われ審議事項に ついて原案通り了承されました。今年度は役員改選の年 にあたり、理事11名から16名になり役員体制と法人 の基盤がより一層強化することができると思います。 また、改正特定非営利活動促進法の4/1施行により代 表権を有する理事を選任する必要から7/20理事会を 行い、水落理事長を代表権を有する理事として選任し、 理事長として登記、他の理事については代表権の喪失登記を申請し無事終了いたしました。 役員の皆様ありがとうございました。 平成23年度決算報告・平成24年度収支予算書については法人のホームページに掲載 しておりますので、そちらもご覧ください。 ◆避難訓練~こごみ荘~ 7月25日にこごみ荘で避難訓練を実施致しまし た。今回は避難訓練と消火器訓練を行い、消防士 の方から消火器の取扱い方法を学びました。 メンバーさんの中には消火器を初めて使用する方 もいて、注意点などを教えてもらいながら、皆さ ん真剣に取り組んでいました。(O) ◆工房ぼちぼち・新しいスタッフの紹介 工房ぼちぼち 生活支援員 山田 聖良 8月から工房ぼちぼちでお世話になっている山田です。 わからないことも多く、不安に思うこともありますが、職員や利 用者のみなさんに支えられ毎日楽しく働かせていただいていま す。これからたくさんのことを学びながら成長して、みなさんの 手助けになれるよう頑張っていきたいです。 NPO法人「ハートケア・ぼちぼち」その後の歩み!(その1) <中条第二病院の経営改善対策と入院患者の退院促進> 中条第二病院は、平成10年から5年間の約束で地元行政から財政支援を受けながら、中 条第二病院(精神科病院)と中条病院(一般病院)の経営分離、職員の転勤移動や配置人員 の見直し等による人件費圧縮などの経営改善に努めていました。 一方で、外来患者は認知症高齢者や感情障害の患者さんが多く、痴呆性疾患高齢者の入院 対応病床が少なく、地域の医療ニーズにこたえてゆくには入院病床の機能再編やエレベータ ーの設置などの施設機能の改善も必要な状況でした。また、統合失調症の患者さんを中心に 長期入院者の退院促進が必要であり、そのための地域の中での受け皿つくりも求められまし た。 「地域に唯一の精神科医療機関として利用者や地域から期待される診療機能を果たして行 くには、高齢化した慢性長期入院患者の退院促進を図り新たな需要に応えられる診療機能と 病床態勢を作ることが求められている」との認識でした。 そんな中で福祉ホーム B 型施設(定員20名)の設置 が検討され、先進施設として五日町病院や上越の三交病 院などが運営する福祉ホーム B 型施設の見学など具体的 な動きがはじまりました。 <中越地震の発生> 平成 16 年 10 月 23 日 17 時 56 分、今もって忘れえないあの中越地震が発生。中条第 二病院は、病室内の柱が損傷しコンクリート破片がベッド上に散乱したり、室内から外が見 えるなど施設での医療提供を停止せざるを得ないほどの甚大な被害を受けました。 入院患者さんは、県内の他の数病院への分散転院を余儀なくされ、家族も遠方の病院へ入 院手続きや面会に行かざるを得なくなりました。どうしても転院が困難な一部の認知症患者 さんなどは、同一敷地内の施設に仮病棟を開設、また、外来は同じく同一敷地内の老人保健 施設のホール内にシーツで囲っただけの仮設外来が作られ診療が続けられました。当時、廃 院も現実的な選択肢の一つとして話され心配されるなど施設的にほぼ壊滅的なダメージを受 けました。 当法人が運営を引き継いだ精神障がい者グループホーム「こごみ荘」も、老朽化した施設 が同じく壊滅的な被害を受けました。建物の損傷だけではなく国道117号線に隣接する敷 地の擁壁が移動して地面が陥没し危険な状態となり、入居者は全員避難を余儀なくされまし た。市内の他法人の社会復帰施設の会議室やキリスト協会の空き施設に間借りするなど市内 の施設を転々とせざるを得なくなりました。利用者の荷物や施設の備品や大型家具や冷蔵 庫・洗濯機なども、教育委員会にお願いして山間部の遊休校舎に運び保管しました。当時は、 地域住民のみなさんや災害ボランティア、また、精神保健福祉士協会の関係者などに大変お 世話になりました。
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