大島商船 高 専 〒742-2193 山口県大島郡大島町小松 大島商船高等専門学校内 TEL 0 8 2 0 7- 4 -54 4 0(代) 同窓会報 平成10年12月10日 大島商船高専同窓会 会 長 木村 成夫 大島商船高専同窓会 目次 [目次] 会 長 挨 拶●同窓会基盤強化について………………………………………同窓会会長 E44 木 村 成 夫…(1) 学 校 長 挨 拶●努力が報われる話………………………………………大島商船高等専門学校長 山 崎 直 樹…(2) 定 例 行 事 ●平成10年度定期総会報告、会則変更について……………………………………………………………(3) 平成 10 年度物故者合祀慰霊祭挙行、平成10 年度行事予定………………………………………………(6) 小松会だより●大島小松会………………………………………………………………………N54 神 邑 泰 彦…(7) 京浜小松会………………………………………………………………………E44 西 山 荒 清…(7) 中京小松会………………………………………………………………………N60 松 尾 年 巳…(7) 阪神小松会………………………………………………………………………N55 立 花 康 雄…(8) 岩国・広島小松会………………………………………………………………E45 武 沢 績…(8) 周南小松会………………………………………………………………………N46 河 田 高 弌…(9) 山陰小松会………………………………………………………………………E47 田 中 樹 六…(10) 鹿児島小松会……………………………………………………………………N67 堀ノ内 仁…(10) 大分小松会……………………………………………………………………NN78 滝 口 一 之…(10) 博多小松会………………………………………………………………………E53 河 村 恭 輔…(11) クラス会だより●62期クラス会…………………………………………………(校内理事)N62 安 尾 英 昭…(11) キャンパスだより 教 育 研 究●航海シミュレータについて………………(校内理事)NN74 古 藤 泰 美…(12) 母 校 近 況●学校の近況………………………………………………教務主事 藤 井 英 信…(13) 学生昨今 ’ 98 ……………………………………………学生主事 中 村 次 男…(13) 退官教官挨拶●去るにあたり…………………………………大島丸一等機関士 末 廣 操…(14) 去るにあたって…………………………………電子機械工学科 塩 崎 雄二郎…(14) 学 生 寄 稿●本校に入学して……………………………………商船学科1年 吉 本 佳奈子…(15) 本校に入学して……………………………電子機械工学科1年 山 元 春 香…(15) 本校に入学して…………………………………情報工学科1年 箱 真美子…(15) 課外活動報告●全国高専体育大会準優勝…(校内理事)EE83 剣道部顧問 兼 重 明 宏…(16) この夏のすべて……………………商船学科5年 剣道部主将 杉 村 昌 規…(16) 卒 業 式●電子機械工学科(9期生)・情報工学科(6期生)卒業式…………………………(17) 商船学科27期生卒業式……………………………………………………………………(17) 教官人事異動…………………………………………………………………………………………………(18) 各種大会成績…………………………………………………………………………………………………(18) 同 窓 会 案 内……………………………………………………………………………………………………………………(20) 新入生に対する同窓会リーフレット作成……………………………………………………………………………………(20) 母校訪問見学……………………………………………………………………………………………………………………(20) 編 集 後 記……………………………………………………………………………………………………………………(20) 大島商船高専同窓会 会長挨拶 *会長挨拶* する会員名簿の編集事業(関西廣斎堂に委託)であり、 剰余金は本会の財源となり、同窓会の基盤強化に役立て ようとするものであります。広く会員皆様のご理解とご 同窓会基盤強化について 協力を是非ともお願い申し上げます。 次に、先般東京在住の阿土先生より、「消息の栞」誌 宛に原稿が届きましたが、海運行政並びに船員教育関係 に関し、重要な記載がありましたので、最後にその一部 同窓会会長 E44 をご紹介致します。 木村 成夫 今年6月『中央省庁等改革基本法』が制定されたこと 本校創立100周年記念の歴史的な祝賀行事が挙行さ により、運輸省でも改革の作業が開始されているとか。 れ、早一年が経過しました。ここに改めて記念事業の大 その中で直接商船高専に関係する事項は、航海訓練所、 いなる成果のために、御協力と御支援を戴きました同窓 海員学校及び海技大学等が独立行政法人となって、民営 会並びに関係各位に、深甚なる敬意を表するものであり 化又は地方移管或いは廃止と云うように分類整理される ます。この歴史的節目を機に、本校が更に、教育の充実 のではとの報告がありました。山崎校長よりも同様のお と発展を遂げられることを祈念するものであります。 話を聞き及んでいるところであります。 山崎校長には、早くより新学科の増設に積極的に取組 商船高専としては、航海訓練所が行う実習過程は、カ まれておられるところであり、その御労苦を察するもの リキュラムの必修科目でもあります。将来の商船教育に であります。私共も、これが実現される事を鶴首の想い 多大な改革が予想され、憂慮に耐えないところでありま で待ち望んでおりますが、我が国のみならず世界的に深 す。今後、運輸省の改革案は心して注視すべき課題とな 刻な経済不況下にあって、思うように進歩しない現実も りそうです。 又想像に難くありません。この時にあたり、同窓会も出 私共同窓会は、本校100年の歴史の中で幾度かの変 来うる限りの支援を致したいものと考えております。こ 遷をくぐり抜けて来たところですが、先賢を師表とし、 うした同窓会活動も、本校将来の命運にも懸かる大切な 事あらば本校と共に手を取り合って障害を乗り越えてゆ 事業と捉え、諸先輩を始め諸賢の斬新な御提言を賜りま かねばと意を新たにするものです。 同窓各位におかれましても、御協力を賜りますようお すよう切に願うものであります。 願い申し上げるものです。 さて、去る10月1日の創立記念日に快晴の下で慰霊 祭が執行されました。今年度の物故者24柱が合祀され 山崎校長を始め、教官及び学生代表並びに多数の御遺族 の方々の参列を頂き、厳粛なる慰霊祭でありました。こ の度は、遠く対馬厳原町より、E43期生、故城崎氏の ご家族がこぞって参列され、ご子息の挨拶には当時の学 校教育や寮生活の様子が語り継がれており、優秀であっ た先輩の面影が浮かびくる思いでありました。 午後には、定期総会が開催され、遠近各地から来られ ました多数の出席者が和やかな雰囲気の下、各議題に対 し慎重に審議を致しました。その中で、本年春季の理事 会よりの懸案でありました会則変更案も、満場一致をも って承認され、この度の会報に新会則を掲載致しており ますので、御一読下さいますようお願いします。 同窓会会費につきましては、本10年度より本校入学 時に入会金2万円を頂くことになりました。卒業された 後は、年会費制(年2000円)とし、5年に1度まと めて徴収することになりました。これは、5年毎に発刊 1 大島商船高専同窓会 学校長挨拶 *学校長挨拶* して粘り強い話し合いをして、結果的には常勤の全教官 が対応しました。一見、当たり前かもしれませんが、や はり全教官が協力したというのはすごいと思います。先 努力が報われる話 頭に立った教官の努力があってのことでしょう。 以上の3件に共通するのは、関係者の大変な努力であ り、その努力はすべて立派な成果によって報われました。 大島商船高等専門学校長 努力が今一つという学生を励ます材料となれば幸せだと 山崎 直樹 思っています。 昨平成9年度は、学校の百周年の事業等について同窓 会の皆様に大変お世話になりました。本当にどうも有り 難うございました。学校の近況、現状について何か書く ように依頼を受けましたが、今回は教務主事と学生主事 も何かお書きになるそうですので、特に印象に残った3 件にしぼって感想を記させて頂きます。 ルービックキューブ 昨年度は全国高専プログラミングコンテストの自由部 門で文部大臣賞を受賞し、同窓会からお祝いを頂き有り 難うございました。『復活キューブ君』という題目での 参加でしたが、以前に大流行したルービックキューブを どんな状態からでも完成できるというプログラムで、チ ームを組んだ学生達と指導教官のかなりの努力がないと 出来上がらなかった代物です。コンピュータのプログラ ムというものは作成の上で色々不具合が生じ、それを完 全に直すのが、如何に難しいかは、最近発売されたウイ ンドウズ98でも、トラブルが続いていることをみても 分かります。 代表者戦 本年度は剣道部が中国地区高専体育大会で優勝し、全 国大会に出場して準優勝しました。優勝戦は昨年まで2 年連続優勝の鈴鹿高専が相手で結果は引き分けでした。 トーナメントの場合勝敗を決めなければならないので代 表者戦が行われ本校が惜しくも負けたわけですが、常勝 鈴鹿と引き分けたというのはすごいことだと思います。 剣道部の猛練習は既に校内でも有名になっていますが、 努力なくしては得られなかった結果です。 授業評価 今年の3月に本校は、『自己点検・評価−学生による 授業評価−』を発行しました。授業評価を実施するにあ たっては教官の中に賛否両論があり、教務主事を中心に 2 大島商船高専同窓会 定例行事 *定例行事* [平成 10 年度定期総会報告]……………………………………………………………………………………… 事務局 会議次第 1.開会の辞 2.会長挨拶 3.御来賓挨拶(山崎学校長殿) 4.各地区小松会現状報告 5.議長選出 6.総会成立の可否について 7.議長議事運営についての挨拶 8.議事 ・平成9年度同窓会会計収支決算 ・平成10年度同窓会会計収支予算 ・創立百周年記念募金決算 平成10年度定期総会が10月1日に母校会議室にお ・創立百周年記念協賛会決算 いて開催されましたので、その結果についてご報告いた ・平成10年度行事予定について します。 ・会則変更について 会議次第に添って各議題が討議され承認されました。 ・その他 9.閉会の辞 以下に、会議次第、資料を一部添付いたします。 ■平成9年度同窓会会計収支決算書 ■平成 10 年度同窓会会計収支予算書 ■創立100周年記念募金決算書 ■創立 100周年記念協賛会決算書 ※詳細は同窓会事務局にお問い合せ下さい。 3 大島商船高専同窓会 定例行事 ■会則変更について 本総会において、会則変更が決議されました。新会則は平成10年10月1日より施行されます。 年会費制、役員任期、職務内容、内規等が変更となりました。以下に、新会則の全文を掲載いたします。 大島商船高専同窓会会則 (5)事務局長 1名 第1章 総 則 (6)校内理事 若干名 (7)監事 3名 (名称) (役員の選任) 第1条 この会は大島商船高専同窓会(以下「本会」 )という。 第12条 役員の選任は、次の通りとする。 (本部及び支部) (1)会長は、正会員の中から理事会が推薦し、総会において選任する。 第2条 本会の本部は、大島商船高等専門学校(以下「学校」)内に置く。 (2)副会長は、理事の中から互選し、会長がこれを委嘱する。 2.本部の外に大島、函館、京浜、中京、阪神、岩国・広島、周南、山陰、関 (3)顧問は、理事会が推薦し、会長がこれを委嘱する。 門、鹿児島、大分、山口・宇部、博多に支部を置く。 3.必要に応じ、理事会の議決を経て、支部の改廃ができる。 (4)理事は、正会員の中から総会において選任し、会長が委嘱する。 4.この支部は何々小松会という。 (5)事務局長は、校内理事の中から会長が委嘱する。 (6)校内理事は、学校の教職員の中から会長が委嘱する。 (7)監事は、総会において選任する。 第2章 目的及び事業 (8)役員に欠員が生じたときは、補欠役員を選任できる。 (目的) (役員の職務) 第3条 本会は、会員相互の連絡並びに親睦を図ると共に学校を後援し、海事及 第13条 役員の職務は次の通りとする。 び工業技術の発達に資することを目的とする。 (1)会長は、本会を代表し、会務を総理する。但し、重要な事柄は理事会又 (事業) は総会の議決を経なければならない。 第4条 本会は、前条の目的を達成するため、次の事業を行う。 (2)副会長は、会長を補佐し、会長不在又は事故ある時はその職務を代理し、 (1)会員の相互扶助及び連絡強化。 会長が欠けたときはその職務を行う。 (2)海事及び工業に関する学術、教育その他の研究。 (3)顧問は、本会の重要な事項について会長の諮問に応じる。 (3)会誌、会員名簿の発行及び、海事・工業技術に関する図書の出版。 (4)理事並びに校内理事は、理事会を構成し、会務を執行する。 (4)その他、この会の目的を達成するために必要な事業。 (5)事務局長は、本会の事務を処理する。総会において、毎年度の収支決算、 財産目録、会員の状況、その他の会務を報告する。 第3章 会 員 (6)監事は、次の職務を行う。 (会員の資格) (イ)本会の資産及び業務遂行の状況を監査する。 第5条 本会の会員は、次の通りとする。 (ロ)資産の状況又は業務遂行につき、不正・不備のあることを発見した時 (1)正会員 は、これを総会に報告する。 イ.大島商船学校卒業者。 (ハ)前号の報告のため、総会の開催を請求することができる。 ロ.大島商船高等学校卒業者。 (役員の任期) ハ.大島商船高等専門学校卒業者。 第14条 役員の任期は2年とする。但し、補欠役員の任期は、前任者の残任期 ニ.鹿児島商船学校卒業者で、 理事会の承認を得た者。 間とする。 ホ.上記イからニの中退者又は修了者で、理事会の承認を得た者。 2.役員の再任は妨げない。 (2)準会員 3.役員は、後任者が就任するまでは、その職務を行うものとする。 在学中の学生。 (役員の解任) (3)特別会員 第15条 役員に役員としてふさわしくない行為があった時又は心身の故障のた イ.大島商船高等専門学校の現職教官。 め、職務の執行に耐えないと認められる時は、総会の議決により解任する ロ.第(1)号イからニに掲げた学校の教官経験者。 ことができる。 ハ.本会並びに学校に功績ありと認められ、理事会の承認を得た者。 (事務局) (入会) 第16条 本会の事務を処理するため、事務局を置く。 第6条 会員になろうとする者は、入会申込書に内規に定める入会金を添え会長 2.事務局に、事務局長と若干名の事務局員を置く。 に提出し、理事会の承認を得なければならない。 3.事務局員は、正会員の中から、事務局長が委嘱する。 (会費) 4.事務局は、会務に必要な次の事務を行う。 第7条 正会員は、内規に定める会費を納入しなければならない。 (1)庶務に関すること。 (退会) (2)会計に関すること。 第8条 会員は、退会しようとするとき、会長に届け出なければならない。 (3)広報に関すること。 2.会員が、死亡又は会員たる資格を喪失したときは、退会した者とみなす。 (4)その他必要と認められること。 (除名及び権利・資格の喪失) 第9条 会員で、本会の名誉を汚したり、信用を失うような行為があったときは、 第5章 会 議 理事会の議決を経て、会長はこれを除名することができる。 (種別) 2.退会又は除名された会員は会員としての一切の権利を失う。 第17条 会議は、総会及び理事会とし、それぞれ定期と臨時とする。 3.準会員で退学した者は、会員の資格を失う。 (構成) (拠出金品の不返還) 第18条 総会は、正会員をもって構成する。 第10条 退会者、又は除名された会員の既に納入された入会金、会費、その他 2.理事会は、役員をもって構成する。 本会の資産に対しては何等請求はできない。但し、準会員の既納の入会金 (機能) についてはこの限りでない。 第19条 総会は、次の事項を議決する。 第4章 役 員 (1)事業計画の決定及び収支予算。 等 (2)事業報告の承認及び収支決算。 (役員) (3)その他本会の運営に関する重要な事項。 第11条 本会に、次の役員を置く。 (1)会長 1名 2.理事会は、次の事項を議決する。 (2)副会長 若干名 (1)総会で議決した事項の執行に関する事項。 (3)顧問 若干名 (2)総会に付議すべき事項。 (4)理事 50名以上 (3)その他総会の議決を要しない会務の執行に関する事項。 4 大島商船高専同窓会 定例行事 (開催) (慶弔) 第20条 定期総会は、毎年1回創立記念日(10月1日)に開催する。但し、 第35条 会員の慶弔については、内規の定めるところによる。 この日に開催できない場合は、理事会の議決を経て、開催日を通知し開催する。 (感謝状) 2.臨時総会は、次の場合に開催する。 第36条 会員又は会員以外の、本会又は学校への多大な貢献や功労に対し感謝 (1)会長又は理事会が、必要と認めたとき。 状を贈呈する。候補者選考は内規の定めるところによる。 (2)正会員の10分の1以上の者より、会議の目的を示して、請求があった とき。 (3)監事より、第13条第1項第6号に従った請求があった時。 付 則 3.定期理事会は、毎年1回4月頃に開催する。 4.臨時理事会は、次の場合に開催する。 第1条 本会則は昭和42年10月 1日から実施する。 (1)会長が、必要と認めたとき。 第2条 本会則は昭和49年10月 1日から実施する。 (2)理事の3分の1以上から、会議の目的を示して、請求があったとき。 第3条 本会則は昭和61年10月 1日から実施する。 (召集) 第4条 本会則は昭和62年10月 1日から実施する。 第21条 会議は、会長が召集する。 第5条 本会則は平成 3年10月 1日から実施する。 2.会議を招集するには、会議の目的たる事項、その内容、日時、場所を示し 第6条 本会則は平成 4年10月 1日から実施する。 て、開会の日の14日前までに、文書をもって通知しなければならない。 第7条 本会則は平成 7年 9月29日から実施する。 (議長) 第8条 本会則は平成 9年10月 1日から実施する。 第22条 会長は、会議の議長となる。但し、第13条第1項第6号により総会 第9条 本会則は平成10年10月 1日から実施する。 を開く場合は監事が議長となる。 (定足数) 第23条 総会は、正会員100名以上(委任状を含む)をもって構成する。 内 規 2.理事会は、役員の3分の1以上(委任状を含む)をもって構成する。 (議決) (第4条の事業に関する内規) 第24条 総会の議決は、出席者の過半数でこれを決める。但し、可否同数の時 事業(学校及び準会員への援助)は、次の条件に基づいて行うことができる。 は、議長がこれを決める。 (1)教育・文化・スポーツ等で対外的に著しく功績があると認められた場合 2.理事会の議決は、出席役員の過半数でこれを決める。但し、可否同数の時 に対する援助。 は、議長がこれを決める。 (2)教育・文化・スポーツ等で経費が必要であると認められた場合に対する 3.緊急を要する場合、会長は副会長及び顧問と協議の上、これを処理するこ 援助。 とができる。但し、この場合は、事後遅滞なく理事会又は総会を召集して、 (3)事業1件につき10万円以下とする。 その承認を得なければならない。 (4)上記の条件に当てはまらない場合は、総会の議決を経て事業を行う。 (議事概要) (5)内規により行われた事業については、会長が執行し、総会で報告・承認 第25条 会議の議事については、次の事項を記載した議事概要を作成、保存し、 を得なければならない。 公開する。 (第6条、第7条の入会金、年会費及び終身会費の納入に関する内規) (1)会議の目的、日時及び場所。 (1)入会金.........入会金は2万円とする。 (2)総会においては、出席会員数及び氏名。 (2)年会費.........年会費は2千円とする。 (3)理事会においては、出席役員数及び氏名。 (3)終身会費......満年齢65歳以上の正会員が年会費10年分を前納したと (4)議決事項。 きは、以後年会費の納入を要しない。 (5)議事の経過及び要領並びに発言者の発言要旨。 (4)入会金及び年会費は、必要ならば理事会の議決を経て改訂することがで きる。 第6章 資産及び会計 2.正会員及び準会員は、入会時に入会金2万円を納めることとする。但し、 (資産構成) 次に該当する者は、この限りではない。 第26条 本会の会計は、一般会計と特別会計に分け、一般会計は入会金、年会 (1)入会金の納入が一時的に困難な者は、分割して納入することができる。 費、終身会費、寄付金、預金利子及びその他の収入を、特別会計は基金を (2)平成9年4月1日現在学校に在学中の者は、卒業時に入会金1万円を納 資産として構成する。 めることとする。 (資産の管理) 3.正会員は、5年分の年会費を一括して納めることとする。 第27条 資産は、会長が管理し、その方法は、理事会の議決により定める。 (1)年会費の納入時期、納入方法については、会誌によって通知する。 (経費の支弁) (2)5年間の会費を一括して納めた正会員に対して、会員名簿を無償で送付 第28条 本会の経費は、一般会計から支弁する。 する。 (予算) 4.終身会費 第29条 本会の収支予算は、理事会の議決により定め、総会の承認を得なけれ (1)満年齢65歳以上の正会員は、終身会費を納めることができる。 ばならない。 (2)終身会費を一括して納めた正会員に対して、発行の都度、会員名簿を無 2.予算が成立するまでの間は、前年度予算の範囲内で執行することができる。 償で送付する。 (決算) (35条の慶弔に関する内規) 第30条 本会の収支決算は、監事の監査を経て、総会で承認を得なければなら 1.一般会員においては、連絡があれば、慶弔打電する。 ない。 2.役員(元・現共)においては、連絡があれば、慶弔打電し弔意の花輪一対 (特別会計) を供える。 第31条 一般会計に不足を生じたときは、総会の議決を経て、特別会計の一部 (36条の感謝状に関する内規) を一般会計に繰り入れることができる。 1.会長が若干名の委員を委嘱し、選考委員会を設置する。 (事業年度及び会計年度) 2.選考委員会において、候補者を選考し、理事会の承認を得る。 第32条 本会の事業年度及び会計年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月3 3.選考は次の条件に基づいて行う。 1日に終了する。 (1)会長経験者。 第7章 会則の変更及び内規 (2)会員で、本会又は学校への多大な貢献や功労のあった者。 (会則の変更) (3)会員以外で、本会又は学校への多大な貢献や功労のあった者。 第33条 会則の変更は、総会で出席者の3分の2以上の賛成がなければ、議決 することができない。 (内規) ※詳細については、各支部小松会会長、または事務局 第34条 本会の会務の処理に必要な内規は、理事会の議決を経て、会長がこれ にお問い合わせ下さい。 を定める。 5 大島商船高専同窓会 定例行事 [平成 10 年度物故者合祀慰霊祭挙行] 爽やかな秋空の下、10月1日、平成10年度合祀慰 霊祭がご遺族、学校関係者、学生代表及び同窓生の参列 を得て、厳粛盛大に挙行されました。 本年度の、合祀者は下記24柱です。心より御冥福を お祈りいたします。 N18 末永豊雄 N49 有川政夫 E42 柳澤守登 N29 久保田義明 N52 友近純二 E43 城崎秀彦 N32 岩崎眞一 N71 藤本日出男 E44 秋月益清 N35 増本義孝 N75 田中澄裕 E48 鶴田昌俊 N46 原殿寿夫 E32 久保栄治 E50 古賀忠彦 N46 稲田昌央 E33 袴田亀雄 E63 森嵜征哉 N46 山本鹿雄 E36 斉藤 悟 E76 松本栄一 N48 佐藤策郎 E42 末原 清 M4 中谷隆史 [平成 10 年度行事予定] 4月9日 平成10年度入学式 11月3日 第29回商船祭 4月25日 平成10年度定期総会 11月6∼8日 第33回全国商船高専漕艇大会(広島商 5月16∼19日 商船学科4年大島丸実習(神戸) 7月18∼20日 船高専) 電子機械工学科工場見学(関東) 11月12∼13日 商船学科Nコース大島丸実習(松山) 情報工学科工場見学(関東) 11月13∼15日 第34回冬季中国地区体育大会(松江) 第34回夏季中国地区高専体育大会 11月19∼20日 商船学科4年E大島丸実習(松山) 11月22日 ロボットコンテスト’ 98全国大会(東京) (松江・津山高専) 8月8∼9日 第33回全国高専体育大会(関東・信越) 11月26日∼12月4日 大島丸入渠 9月2∼4日 商船学科2年大島丸実習(丸亀) 2月21日 入学者選抜検査 9月8∼9日 商船学科1年大島丸実習(別府) 3月4日 入学者合格発表 9月25日 商船学科卒業式 3月10日 電子機械工学科(10 期生) 10月1日 創立記念日、平成10年度定期総会、 情報工学科(7期生)卒業証書授与式 合祀慰霊祭 10月3∼4日 全国高専第9回プログラミングコンテス ト(明石) 10月13∼14日 商船学科3年大島丸実習(小倉) 10月18日 1日学校見学会 10月25日 ロボットコンテスト'98中国地区大会 (竹原) 6 大島商船高専同窓会 小松会だより 行回数など現状説明と投稿の依頼があった。 *小松会だより* 2.懇親会 総会後瀬戸の渦潮を見降ろせ、大島大橋の見える大広間で 大島小松会だより N54 神邑 泰彦 盛大な懇親会が行われ、自己紹介やお互い楽しく談笑して、 去る5月24日新緑が目に滲む飯野峰の麓、眼下に大島瀬 にぎやかで時間の経つのも忘れるほどであった。今回は紅一 戸を一望する大観荘において大島小松会総会並びに懇親会が 点、電子機械工学科(M1)市村美佐子さんが出席され、会 出席者43名で開催されました。 も華やいだ雰囲気のなかに盛り上がった。 1.総会では新しく地区会長に選出された中津義正氏の挨拶、 同会長の司会のもとに同窓会長木村成夫氏、来賓の岩国広島 京浜小松会だより 小松会会長武沢績氏、周南小松会会長河田高弌氏の挨拶の後、 E44 西山 荒清 平成10年度支部理事会報告、平成10年度定期理事会報告 平成10年度京浜小松会総会が去る6月11日東京港区の など行われた。 浜松町メルパルク東京会館で開催されました。当日は本部よ (1)平成10年度支部理事会報告 り昨年8月に就任された木村新会長も上京され午後6時15 (平成10年4月15日開催) 分開会、今年度は交通便の良さ又東京の中心地という事で開 〇支部会長及び副会長選出の件 会長 E51 中津義正氏 催時迄に同窓諸兄が続々参加され総員72名の大木にご参加 副会長 N52 田中 淳氏 いただき盛大に開催され、会長を含め事務局役員共々非常に 喜んだ次第であります。総会の司会をE53期沖川守氏が担 N55 酒井悌次氏を選出 当し、私の開会の挨拶に続いて木村本部会長が挨拶に立ち、 〇一部理事辞任に伴い後任理事推薦承認の件 N54 神邑泰彦 E56 安本武光 同窓会と学校との密接な関係、今後の学校展望、学科増設等 E58 東 芳正 E60 村田一明 について説明され、今後益々の同窓会発展について強力な助 成を求められ、同窓会諸兄で今一度母校愛を強くされたので の4名が承認され紹介された。 はと思います。開会の乾杯は本日参加者で一番若いN85期 〇会則変更案の件 中村君の元気溌剌としたご発声で開演とし立食パーティー式 会則変更、会費(入会費、年会費、終身会費 の宴会で各自グラスを持ち乍ら旧友との再会を嬉んでおりま 制移行)についての説明があった。 した。宴の盛り上がった所で若手から自己紹介の案が出され (2)平成10年度定期理事会報告 たが、何しろ72名の多きに亘る為各期別毎に壇上に上がり (平成10年4月25日開催) 自己紹介する事になり、一番に43期の石川氏と一緒に44 事務局長山下春海氏から下記報告があった。 〇平成9年度会計収支決算承認の件 期の私と今林君又木村会長が挨拶し、私も歳を取ったものだ 〇平成10年度予算案の件 とつくづく想いました。私も久しぶりの小松会の為グラスを 〇百周年記念募金収支決算承認の件 片手に各期別のグループに挨拶廻りをしたが、2時間の開演 〇平成10年度行事予定 時間ではあっという間に過ぎ同窓諸兄に満足に挨拶も出来ず 失礼いたしました。 (3)その他 この度「消息の栞」誌編集責任者になられた 宴の終わりには母校の寮歌「緑に燃ゆる飯の峰」を全員で 堀睦二氏より同誌の運営に関し会費、栞誌の発 合唱、更に昔懐かしいダンチョ節で閉めくくりE44期の今 林氏の閉会辞により無事終了致しました。最後に来年の再会 を約束して別れました。今回の参加者は72名ですが来年度 はせめて100名位の方々にご参加頂くことを事務局と打ち 合わせました。今回の総会にあたり事務局を担当して頂いた 沖川氏と宮下氏に紙上をかりて厚く御礼申し上げます。 中京小松会だより N60 松尾 年巳 中京小松会は、去る6月26日名古屋市の金山総合駅近く の”札幌かに本家”において久しぶりに開催されました。今 7 大島商船高専同窓会 小松会だより 回は中京小松会会長がN43野原重男氏から、N44山崎義 巻嬢まで、年齢差を忘れて賑やかなひとときを過ごしました。 栄氏に交代されてから初めての会合で、新会長のご挨拶と乾 2時間半では時間が短かったようですが、再会を約してそれ 杯のあと、各自の近況報告と進み、事務局より種々の報告が ぞれ二次会へと散会しました。 (2)山学会(しんようクラブ)懇親会に参加 なされました。 2月4日(水)17 : 30 ∼ 19 : 00 この度の会合に当たっては、同窓会名簿から愛知、岐阜、 於:神戸第2地方合同庁舎 三重の3県に住んでおられる約50名の方々に往復はがきの これは 若葉会(海上保安大学校) 、海洋会(東京、神戸商 案内状を出した結果、14名の方の出席を見る事が出来、久 船大学)、全船協(全日本船舶職員協会・商船5校)の海に し振りの懐かしい話にしばし時を忘れました。 今回は4月25日に開催された、平成10年度定期理事会 関係する学校の卒業者による新年懇親会が例年開催されてい と創立100周年記念事業の決算ならびに同窓会会則の見直 るもので今年は11回目になります。当日の参加者総数は9 2名で阪神小松会から5名が参加しました。 し案が報告されました。 (3)といちクラブ懇親会 我等が中京小松会は、昭和30年頃からの長い歴史を持つ わけですが、最近は各自仕事も忙しくなかなか集まれないの 3月26日(木)18 : 00 ∼ 20 : 00 が実情です。やはり定期的に開催すべきではないかとの意見 於:神戸メリケンパークオリエンタルホテル といちクラブでも毎年懇親会を開催しています。幹事は商 が出され、幹事として大いに反省致しました。 船学校5校が輪番で行い、今年は弓削商船が幹事でした。参 今後高専卒業の若い同窓生が増えてくることが予想され、 学科の関係から就職先も海事関係とは無縁の製造業に勤めら 加者総数59名の内大島商船出身者は8名でした。来年は大 れる方も多くなるでしょう。今回の出席者を中心に今後積極 島が幹事を引き受けることになっています。 的に連絡を取り合い、より一層活動を密にして行く事を約束 (4)地区小松会理事・有志の会開催 し、最後に白菊の歌を歌って内容の充実した楽しい会合をお 4月16日(木)18 : 00 ∼ 20 : 00 本部定期理事会(4月25日)を前に支部理事会を開催。 開きと致しました。 理事、有志16名が出席し同窓会会則改定等についての支部 の意見集約、そして1人3千円の会費で久しぶりの親睦をは かりました。 (5)ゴルフコンペ開催 6月13日(土) 於:粟賀ゴルフクラブ 第2回阪神小松会親睦ゴルフコンペを開催。出場者は13 名でした。当日はあいにくの雨で、腕に自身のある皆さんも 成績の方はいまひとつだったようですが、和気あいあいに楽 しい1日を過ごすことができました。 (6)「大島丸」神戸入港 母校の練習船「大島丸」が6月17日(水)9 : 00 山下春海 船長のもとに学生38名を乗せて、新港第3突堤Nに入港着 岸。支部会長立花、副会長入江、理事伊藤の3名が歓迎のた 阪神小松会だより め訪船し学生を激励しました。 N55 立花 康雄 阪神小松会の活動について報告いたします。 岩国・広島小松会だより (1)支部総会・懇親会 E45 武沢 績 平成9年11月7日(金)に支部総会・懇談会を開催しま した。会場はJR神戸駅からほど近い海員会館「シーガル神 去る3月15日支部定期理事会で今年度支部総会は、9月 戸」です。今年は新しい同窓会名簿から近畿地区在住の36 6日(日)大野町鳴川山荘と決定。当日は初秋の青空の下、 0名の方に総会案内を発送し、160名の方から出欠の返事 総勢34名が集い第30回記念支部総会を開催した。(第1 を頂きました。うち出席者は39名でした。総会は、阪神小 回岩国錦帯小松会は昭和44年5月10日開催) 松会一年間の活動と会計報告の後、若干の質疑応答があって、 本日は本部から木村会長・山下事務局長のご臨席を賜り例 盛会に無事終了しました。総会後の懇親会は会場を地下の食 年以上の盛り上がりであった。 堂に移し、現役船長のN42期石原義人先輩から93期の荒 木村会長からは100周年の総括協力謝礼、山下局長から 8 大島商船高専同窓会 小松会だより 志表示ともなりますし、欠席を余儀なくされても詫び入る必 は同窓会会則改訂について詳細説明があった。 要もなく、お世話する側の者にとっても遣り繰りの煩わしさ 議題としては もなく一挙両得です。 1.欠席者近況報告 当支部の同窓会生は、総数で約180名で、うち会員は約 総会案内=245通 返信=114通 半数です。勿論、会員としての特典や条件などは会則で決め 返信=47%と依然低調 特に工業系学科は昨年に引続いて125名中出席1名と極 てありますし例年の総会の費用も会費で賄われ出席者には全 めて寂しい結果であった。一般的に若手は業務繁忙なので今 然負担をかけない仕組みとなっていますが、…何故か出席者 後共息の長い活動の必要性を痛感した。 は少ない…? したがって年1回、支部の事務局から「地区 便り」や「地区同窓会名簿」を配布して会員相互の情報を流 一方今日では職業が多様化しているせいか、乗船者の僅少 したりして、交流をはかっています。 さが目立った。 先般、支部総会で「今後の同窓会活動について」討議しま 2.会計報告 した。その結果、「もっと同窓会のPR活動を」の意見も出 年間必要総費の約8万円は、会費1部約4万円と参加者の 寄付数万円に依拠しているが今後共現行法を再確認した。 され、市制何周年の祝賀行事の一環に練習船などの入港、一 3.年間行事報告 般公開の機会を捉えて積極的なPR活動をしたらどうかなど 4.消息の栞=会員増加の勧誘を要請した。 の具体策も出された。当地区では過去に徳山・光・防府市の 2時間半に及ぶ懇親会は木村会長・山下事務局長を囲ん 市制祝賀行事で、それぞれ練習船が入港した実績はあります で、いやが上にも盛上がり情報交換・肩振り・カラオケと終 が、資金不足で殆ど積極的な活動はなされていません。現在 始極めて和やかなひと時を過ごした。 は逐次、資金面でも組織的にも充実して参りましたので期待 にそえる活動ができるものと確信しています。 最後に校歌寮歌を合唱して来年の再会を堅く誓って解散し 先般「海の日」に本校練習船大島丸が徳山に入港、晴海公 た。 共ふ頭での船内公開のとき訪船して入港を歓迎し祝福しまし た。大島丸の動静が急であったので支部会員へ連絡できなか ったことが残念でありました。また当日、徳山市民球場での 徳山高校との高校野球選手権大会にも応援に駆けつけ、飲み 物を贈って選手を激励したりして支部での同窓活動を有意義 に展開しております。(裏表紙) このように、いろいろな行事の積極的に参加して活動する ためには地区同窓会に運動資金の貯えが必要で、地区会員か ら年会費で賄うやり方が、良いことはわかりましたが、今後 残された課題、問題点もなくはなく、研究の余地はあります が、逐次、問題点を改善し会員からも信頼され親しまれる支 部同窓会へ仕上げてゆきたいと念願しています。 周南地区同窓会の現状について N46 河田 高弌 周南地区は例年3月、地区の総会を開催しています。現役 で勤務のある方達のことを考慮して土曜日や日曜日を利用し て開催するよう心掛けていますが、今年の地区総会も相変わ らず出席者は悪く閑散としていました。しかし他の支部とは 異なり当支部は会費制を採用していますので出席者が少ない からといって資金面で困るといったことはなく地味な活動で はありますが同窓活動を持続出来るのであります。また、出 席をお願いしても現役の同窓生にとっては勤務や家庭の都合 もあろうし、老窓生にも健康上の支障だってあろうというも の。 年会費を納めることにより支部同窓会に対して協力する意 9 大島商船高専同窓会 小松会だより り和やかに終始した懇親会も「白菊の歌」「寮歌」「校歌」な 山陰小松会の現状 E47 田中 樹六 どの斉唱で幕を閉じた。 昨年8月、支部会長を仰せ付かってからあわただしかった 1年が過ぎようとしています。その間、9年度総会、創基百 鹿児島小松会だより 周年、高専創立30周年記念式、10年度理事会等に出席の N67 堀ノ内 仁 大島通いも3度になり、同窓会の現況も、支部小松会では如 全国の大島商船小松会の会員の皆様如何お過ごしでしょう 何にあるべきかということなどもやっと分かりかけてきたよ か。 うに思います。 同窓会本部におかれましては、百周年記念事業その他で大 当支部の名簿会員数は80名余、また、高専22(92期) 以降の入学者は皆無という頼りない組織ながら、同窓会のお 変なご苦労ではなかったかとご推察し、また感謝いたます。 荷物にならないよう、いつも他支部小松会の先を行くように 南国鹿児島小松会より、近況をお知らせ致します。今年の鹿 頑張りたいと考えております。 児島の夏は、例年になく35度を越す暑い日が続いておりま す。現在の会員数は、航海科83名・機関科101名の計184 先日、同窓会本部から木村会長をお迎えして、10年度 名です(同窓会名簿より抜粋) 。 (第24回)山陰小松会総会を開催いたしましたので、その 今年の鹿児島小松会の総会及び同窓会は、平成10年3月 模様を記念写真を添えて報告いたします。 1.平成10年8月29日(土) 14日にNCサンプラザ3階の「海鮮問屋さかな市場」で開 一泊 2.玉造温泉 ホテル玉泉 催いたしました。29名の参加をいただき、午後6時30分 3.木村同窓会会長他支部会員 22名 より開会し、上村会長の挨拶に続き最近の同窓会の現況等の 4.総会概要 お話の後、前会長林さんの乾杯のもと早速懇親会に入りまし (1)9年8月∼10年7月間の会計決算承認 た。今回の小松会は特に機関科65期・航機71期の方々が (2)会員の異動(死亡)報告 お互いに連絡を取り合い、他期より多く出席いただき尚一層 (3)9年8月∼10年7月間の庶務報告を兼ねて、支部 懐かしさがつのり座が華やいだようです。 皆さんの親睦をもっと深めるため、鹿児島地区で時にはゴ 理事会で検討し本部に提出した同窓会会則(案)修正 ルフをやろうとか、何かしようとかの意見・要望もありまし 箇所等の報告 た。今後の課題として大いに検討していきたいと考えており (4)例年どおり、会員の堀おこしを徹底するよう要望が ます。 あり、また、山陰小松会発足の経緯に鑑み、他支部か 大島商船同窓会が益々発展することをお祈りいたします。 らの支援会員は名簿上区分すべきだという意見もあっ た。特に木村同窓会会長から、最近山陰地区からの入 学者皆無の現況に照らして、入学者の勧誘につとめる よう激励をうけた。 5.懇親会 毎年出席されていた方が見当たらず淋しさもあったが、何 年ぶりかの出席者もあって、昨年を上まわる人数の会員が、 山陰の名湯に浸かって湯の町情緒を満喫しながら、一分間に まとめた自己紹介兼近況報告や四方山話も弾んで、例年どお 大分小松会だより NN78 瀧口 一之 各地に天候不順をもたらしている今年の夏、皆様方におか れましてはいかがお過ごしでしょうか。九州は例年以上の暑 さに毎日が大変です。 ○平成10年6月、支部理事会を開催し7名の理事による会 10 大島商船高専同窓会 小松会・クラス会だより 則変更等を討議した。 で花が咲いた様でした。男性は年配者が多く孫娘との語らい ○8月5日、母校練習船大島丸が大分に寄港した。大分地方 の場面も見受けられ、出席者全員楽しい1日でした。 の小中学生のサマースクール体験航海途中の寄港ということ 次回は11月末に忘年会を開催を予定しています。より多 で、大分小松会あげての大歓迎であった。会長以下付近の理 くの同窓会生に呼びかけて盛大なものにしたいと思います。 事数名が訪船し、船長他教官の労いに対して大分小松会より 花束を贈呈した。その後、船内を見学させていただき、最新 *クラス会だより* のハイテク技術に目を見張る思いをいたしました。同日、別 府港にて乗船した小中学生は佐賀関の海星館見学のため大分 に寄港し最終港の別府に向かいました。その後船は別府に一 62 期クラス会 泊し翌6日大島に帰港されるとの事でした。 今回の寄港に当たっては学校より代理店業務を依頼された 鶴崎海陸(株)に会員が数名いることで判りましたが、この 様な場合必ず支部同窓会へ是非報告していただきたいと思い 商船学科(校内理事) ます。同窓会あげて大歓迎致します。 N62 安尾 英昭 yasuo @ s . oshima - k. ac .jp 平成10年10月31日、百周年記念式典の行われた当日 の夕方6時より大観荘で、33年振りのクラス会を開催した。 年齢約54才、白髪が数人混ざっているものの頭は全員フサフ サで血色もよく、まさに働き盛りといった感じ。要職に就い ている者も多く、月末のこの時期は手が放せず参加者は十八 名。鹿児島の中村洋昭君のみが御夫婦の参加であった。N科 担任の川島教官は、小松に新居を建て、酒量は減ったものの 未だ健在で皆の顔と名前が一致するのには驚いた。E科担任 の野村教官は出席の連絡を頂いていたものの急に体調をくず し欠席となった。 皆、昔の面影を十分に残しており「チットモ変わらんナー。」 博多小松会だより と握手をし肩を抱き合い、再会を嬉んだ。二次会はカラオケ E53 河村 恭輔 ルームで60期と合同となり盛り上がった。毎年やろうという 希望もあったが、次回は現役を退いた頃にということでなご 6月27日に総会を木村会長の御出席を仰いで開催しまし りを惜しんだ。 た。佐賀、熊本、長崎より出席をいただこうとして、15時 ∼18時としましたが、土曜日も出勤の人が多く出席者が1 5名でした。例年は40名近く集まるのに今回は時間配分の 失敗でした。E44木村会長と同期の高木さんをはじめとし N93女性の永田真喜子、I3山下美和、I5脊戸ゆかりさ んの3名の初出席とN92権田敦江さんと4名の女性の参加 11 大島商船高専同窓会 キャンパスだより 舵角指示器、速力計、レーダー等の航海計器および主機操縦 *キャンパスだより* 装置を組み込む予定であり、実船と全く同じ操船が可能とな [教育研究] る。操舵室の回りには4面の120 インチ大型スクリーンで囲 われており、操舵室から垂直36度、水平225度の視野角を得 航海シミュレータに ついて ることができる。舵やエンジンを操作すると、船の動きに対 応して周囲の景観映像をコンピュータ・グラフィックス(C G)でスクリーン上に映し出すことができる。 スクリーン上の映像更新は最高30回/秒まで高めることが 商船学科(校内理事) でき、船体運動には浅水影響や回頭による減速現象も加味す NN74 古藤 泰美 ることができる。また、バウスラスターやタグボート(最大 kotoh @ s . oshima-k. ac . jp 6隻使用可)による操船も可能となる。 船員の操船訓練の方法として、従来より現場でのOJT (On また、外力条件である風や潮の方向・速さを自由に変更し the Job Trainig) が用いられているが、これは訓練効果をあげ たり、夜間・霧中などの視界条件を任意に設定することがで るには長期間が必要となる。それにかわる方法として注目さ きる。 シュミレートできる船形は、100トン程度の小型船から30 れ、現在導入されているのが操船シミュレータによる訓練で 万トン規模のVLCCまで任意に選択可能である。海域として ある。 は、東京湾、来島海峡、関門海峡等の国内外の主要海域を導 操船シミュレータは、短期間で効果的な操船訓練が可能、 入する予定である。 危険を伴う操船であっても安全な訓練ができる、航行予定海 域の事前体験ができる、訓練効果を定量的に分析できる等の 特徴がある。 図は、現在本校に導入が進められている操船シミュレータ のシステムの構成である。操舵室には実物の操舵スタンド、 12 大島商船高専同窓会 キャンパスだより [母校近況] 学校の近況 学生昨今 ’ 98 教務主事 学生主事 藤井 英信 中村 次男 fujii @ s . oshima -k . ac .jp tsugio @ c. oshima-k. ac. jp ○学生は今……。 平成10年度も早いもので、まもなく前学期が終了しようと しています。学生数は平成10年4月27日現在で、1年126(34)、 複雑な現代の世相を反映してか、学生の気質・生活も潜在 2年126(41)、3年122(30)、4年115(26)、5年106(34)、実習生 的に多様化してきていると言えましょう。勉学・クラブ活動 27(3)の合計622名(168名が女子)です。実習生と言えば、9 にハードに取り組み、文武両道の真摯な学生生活を送ってい 月25日(金)は商船学科の卒業式ですが、本年は26名(内女 る者、夏休みも殆ど登校し、成果を上げている者、一方にお 子3名)が巣立ちます。このところ世の中、大変な不況ですか いて、クラブ・勉強共にハードに”耐える生活”を敬遠し、 ら、卒業生の就職状況がどのようになるか始めは心配もしま 通学生が2/3に迫る中、ファッション的な服装・スタイル したが、お蔭様で大手海運会社も含めて海上7、陸上13、 に興味関心を持ち、携帯電話で語り合ったりして、”優雅 その他2、大学進学4ということで、今日現在でほぼ確定し な?”軽い生活を選ぶ者が暫時増えてきている気がします。 ています。 また、高専が週休2日制になって以来、物質追求の文化に影 響され、アルバイトに精を出す者も居ます。しかしながら、 平成10年度の新入生につきましてはすでにご存知かとも 思いますが、129名が入学いたしました。内訳は、商船学科 伸び伸びと自主的に進んでいる姿は、まずは健全な素朴な内 39(4)、電子機械工学科42(5)、情報工学科44(25)で合計125 面を有していると言ってよいかと思います。 名でした。また、留学生もフィリピンとマレーシアから2名 ○体育系活動について……。 (男子、女子各1名)を迎えました。この他、情報工学科の4年 高専の看板である「高専体育大会」、剣道部の活躍目覚ま 生として久しぶりに工業高校から編入学生を迎えました。 新任教官ですが、商船学科は古賀英司教官(46)が日本郵 しいものがありました。中国地区大会団体優勝。そして東京 船(株)機関長から大島丸一等機関士として、電子機械工学 武道館における全国高専大会で準優勝、昨年の全国大会出場 科は松井美香教官(27)がオムロン(株)より同学科助手とし に続いて、大島ここに在りの名を轟かせました。他に個人戦 て着任されました。お二人とも大島商船高専出身者であり、 は、剣道部=馬場君M4;中国優勝、全国3位/浜崎君S 今後のご活躍を期待しております。 5;中国3位、全国1回戦。バドミントン部=重本さんI 来年度の入試に向けて、10月18日(日)は一日学校見学会が 5・原井さんM4組;ダブルス中国優勝、全国2回戦/重本 行われます。多くの中学生に本校の様子を少しでも多く知っ さんI5;シングルス中国優勝、全国2回戦/河合さんM てもらえるよう、各学科とも公開授業、実験室公開、大島丸 4;中国3位。ソフトテニス部=横田君I4・伊藤君S2 体験乗船などを計画しております。また、今月末から学校見 組;中国3位、全国1回戦。水泳部=奥原君I3中国100M 学会とあわせて中学校訪問も始まります。これは商船学科の 平泳2位/200M平泳3位、全国予選敗退、とそれぞれ活躍 教官を中心として全体で14名が当たります。何かと気苦労も しました また、今年は8月「西日本地区高専空手道大会」が本校主 多くて大変な面もありますが、快く協力してもらっておりま 管で行われ、見事総合優勝を成し遂げました。大変嬉しいこ すから喜んでおります。 とです。後藤君S4、和田君S3、和田さんM1等の活躍が 目立ちました。「全国高校野球山口県予選」は1回戦徳山高 校と対戦しました。5ー3で負けたとはいえ大健闘で、逆転 寸前の、最後まで手に汗を握る展開でした。 ○文化系活動について……。 プログラミングコンテスト(全国大会・明石市)が10月 13 大島商船高専同窓会 キャンパスだより に、そしてロボットコンテスト(中国大会・竹原市/全国大 た事を思い出す。私はギヤランテーエンジニアとしても広島 会・東京)が10ー11月に、それぞれ行われます。共に全 迄同乗しそこで最後の別れを惜しんだ事が昨日のようだ。代 国一に輝いたことがあり活躍中だけに、今年も期待されます。 船新大島丸(3代目)は平成5年12月三菱下関造船所で建 8月にはユネスコ徳山英語弁論大会が行われ、清水さんI2 造、小型船ながらも近代化船パイオニアシップの対応すべく が高校の部で3位に入賞し、努力が報われました。また、今 その設備機器搭載は正しくハイテク練習船の機能を有してい 年は大島郡国際交流青少年海外派遣者として、大川さんI3 る。本校も今年で創立百周年を迎え学生には伝統ある大島商 と徳川さんS3がハワイ・カウアイ島へ行き、ホームステイ 船高専の校風樹立と人格識見の向上に努力される事を希望し 経験をする等、交流を深めてきました。更にロータリークラ ます。永い間ありがとうございました。本校の御発展を祈り ブ事業による日米交流親善大使として、竹村さんI4がアメ ます。 リカで貴重な体験をしてきました。年々積極的に応募、選考 されて国際舞台に出ていくことも新しい傾向で、喜ばしいこ とです。今後ますます意欲的な学生の増えることを期待して 去るにあたって います。 [退官教官挨拶] 電子機械工学科 去るにあたり 塩崎 雄二郎 皆さん、私はこの三月で定年退官することになりました。 本校に着任して以来、11年が経過したことになります。私 は幸運にも着任した年に本校は90周年を祝い、さらに去年 の秋には100周年の祝典が催されました。あたかも私の着 任と退任に合わせたかのようで、よい想い出となりました。 大島丸一等機関士 この間、楽しく教官生活を送ることが出来たことは、関係す 末廣 操 る歴代の教職員の方々や学生諸君のおかげであり、深く感謝 する次第です。 日本海運界の景気が、今日のような不況下でなかった昭和 44年当時、船主と海員組合間に2年契約の派遣制度が施行 さて、皆さんは間もなく幕開けとなる21世紀は、どのよ され、本校にも5、6名の派遣教員が赴任されていた。その うな時代となるのでしょうか。私は予言者ではありませんが、 交代者も2年毎で若くて潮気の多い教官に人気があったよう 次のことは必然性があると思います。すなわち、次の時代を だ。私は大島丸(2代目)に派遣以来28年6ヶ月、この3 動かす種子は、現在すでに宿されているということです。仏 月末で定年を迎えますが在職中多くの方々にお世話になり感 陀も言っています:”未来の果を知らんと欲すれば、現在の 謝の念で一杯です。 因をみよ”と。思うに、その種子の1つは、コンピュータと 社船を含め今日迄を振り返って見ますと多くの事柄が走馬 コミュニケーションの技術による情報革命であり、世界の一 灯のごとく懐かしく思い出されます。本校での各学年の泊を 角の出来事は瞬時に国境を越え、全世界に影響を与えるグロ 伴う大島丸実習は船舶職員の資質を養う厳格さと規律ある行 ーバル化現象を引き起こすのです。こうなると地球上の全人 動に渋顔の学生もいたが、全寮制からの解放感と環境変化の 類は、程度の差こそあれ、同一の歴史事象を連鎖的に、ある 船内生活そして見学先での上陸が楽しみのようだった。昭和 いは同時並立的に共有することになります。真の意味での世 50年代の4年に於ける実習は長崎、津島等、特に現在撤去 界史の始まりといえるでしょう。そこでは、国内とか国外の された津島のオメガ、アンテナ基地見学での帰航路は大時化 とかの区別はあまり意味がなく、世界に通用する実力と人間 に遭遇し苦労した事が思い出される。又大島丸の経済性、有 性が要求されるでしょう。幸い、皆さんは本校において、こ 効性の利用度から研究航海は沖縄、種子島方面への航海も懐 れからの発展に対応できる技術の基礎を学ぶことができま かしい。一方国際交流の一端、昭和63年には韓国の郡山水 す。人は生涯を通して学ばねばなりませんが、若いときにし 産専門大学親善訪問等、多くの活躍をした大島丸も24年の か学べないこともあるのです。いま、皆さんが学んでいる事 老朽化には勝てず代船建造の計画となった。大島丸との別れ 柄もその類です。それらは、すべて皆さんの将来の糧となる は淋しさもひとしおで本校桟橋から別れの汽笛に胸を打たれ ものばかりですが、その機を逸したら生涯二度と学べる機会 14 大島商船高専同窓会 キャンパスだより はないでしょう。本校は、風光明媚で温暖な瀬戸内海にあり、 本校に入学して 平和で人情豊かな土地柄にあります。このすばらしい環境で 皆さんが貴重な青春の5年間を学業に打ち込めることは、な んと幸せなことではありませんか。どうか皆さん、21世紀 に向けて情熱を持って学業に励むとともに友情を深め、自己 中心ではなく、他者を認める寛容な人間となるよう努力をし てください。そのような人こそが、21世紀の世界を担うに 電子機械工学科1年 ふさわしい人材といえるでしょう。皆さんの健闘を祈ります。 山元 春香 私は電子機械工学科の第14期生として本校に入学しまし た。電子機械工学科では、専門科目として情報処理、設計製 図、そして工作実習などがあります。私は入学する前、この [学生寄稿] 学科で具体的にどのようなことをするのか知りませんでし た。コンピューター(情報処理)も製図も中学のとき多少習 本校に入学して っていましたが、本校ではもっと具体的に習い、やりがいを 感じています。 それと同時にやりがいを感じているものが1つあります。 それは「部活」です。私は入学してすぐ、剣道部へ入部しま した。練習はきびしいです。5つも離れた上級生と練習する のは怖かったです。でも、練習熱心で勇ましい上級生が本気 商船学科1年 で指導して下さるので、今では楽しく部活に臨んでいます。 吉本 佳奈子 試合にも数回参加し、負けて悔し涙を流したこともありま 私が本校に入学して、もう半年が過ぎました。その間にも、 す。負けて悔しいから、練習にも力が入ります。もっともっ 私は、たくさんの経験をし、いろいろな面で成長してきてい とがんばろうと思います。 るように思います。 勉強と部活、両立できるように両方に力を入れてがんばり 私が商船学科を選んだのは、「船に乗りたい」と思ったこ たいです。 とと、「普通の高校ではできない体験がした」と思ったから です。しかし、入学当初、慣れない学校生活や、初めての大 島丸実習で船酔いしたことなどから、5年半やっていける自 本校に入学して 信がなくなったり、前途多難な出発でしたが、今ではようや く、学校生活にも慣れ、9月には大島丸で別府まで行き、船 上で働くことの厳しさやチームワークの大切さなどを学ぶこ とができました。また、大島丸は乗組員の方たちの力が一つ になって動いているということを実感することが出来まし た。 情報工学科1年 箱 真美子 卒業まであと5年。長い道のりだと思いますが、たくさん の経験をし、自分自身を向上させながら夢に向け一歩一歩、 大島商船高等専門学校情報工学科第11期生として4月に 前進していきたいと思います。 入学してからもう半年が過ぎました。今、ふり返ってみると 良き思い出が浮かんでくるばかりです。6月の下旬、皆で行 った徳地少年自然の家での集団宿泊訓練。まだ、クラスとし ての色がまとまっていない状態でした。お互いの事もあまり 分からなかったなかで、この徳地という大自然を満喫するこ とが出来てよかったと思います。夜は、キャンプファイヤー があり、その時に出す“出し物”を女子全員で考えて、練習 した事はとてもよく覚えています。男子も各班でいろいろな “出し物”を考え、アイディアを出し合っていたようです。 他にもたくさんの思い出があるけれど、その一つとしてこの 15 大島商船高専同窓会 キャンパスだより “出し物”は、皆が気づかないうちに、話し合いをしていく 最後に、剣道部の活動に対しご支援、ご協力を下さった多 うちに、お互いを知り合い、うちとけていける所があったも くの方にお礼を申し上げるとともに、今後の活動に対しても のだと思います。 ご支援ご協力をお願い申し上げます。 まだ、1年生ははじまったばかりです。他にもたくさんの 思い出をつくって、忘れることの出来ない友達を沢山つくれ たらいいなと思います。 「この夏のすべて」 [課外活動報告] 商船学科5年 全国高専体育大会準優勝 剣道部主将 杉村 昌規 昨年、大庭武彦主将のもと大島商船剣道部は中国地区高専 大会で5年ぶりの団体戦優勝を果たし、全国大会に出場した 商船学科(校内理事) が惜しくも予選リーグ敗退に終わった。全国大会終了後、私 剣道部顧問 E E 8 3 は大庭さんから主将を引き継いだ。後輩達がどんどん実力を 兼重 明宏 つけている中、私は部の中においてずば抜けた技量があるわ kanesige @ s . oshima -k . ac .jp けでもなく、団体戦のメンバーに入れるかどうか難しい状態 体育関係の部活動の最大のイベントは高専体育大会であ であった。そんな私が主将として34人もいる部員をまとめ、 る。この夏、本校剣道部は中国地区大会で2年連続団体優勝、 全国大会に出場できるチームに導くことができるのかといっ 男子個人戦においても、M4馬場君が優勝、S5濱崎君が3 た不安や多くの人たちの期待など様々なプレッシャーがあっ 位に入賞し、東京都足立区綾瀬にある東京武道館で開催され た。私は、昼休みの自主練習の実施、部活中大きな声で号令 た全国大会に地区代表として出場しました。全国大会におい をかけること、部活後のランニング&筋力トレーニングなど、 ても各地区代表校を破り、決勝に進出しました。決勝戦では、 主将として、また選手として自分に何が出来るのかを常に考 鈴鹿高専と2勝2敗同本数で引き分け、代表者戦で惜しくも えながらこの一年間を過ごした。 7月18日、第34回中国地区高専大会を迎えた。大会初 敗退しました。また、個人戦においても、M4の馬場君が3 位に入賞しましたが、どちらともあと一歩というところで、 日の開会式も無事に終わり、大会2日目、朝からの雨で気温 最高のメダルを手にすることはできませんでした。今後の活 も上がらず、例年のような暑さの中での戦いではなかった。 躍に期待したいものです。 結果は、7戦全勝という成績で去年に引き続いて団体優勝を 剣道部は、現在、部員34名(男子23名、女子9名、マ することが出来た。私自身も団体戦のメンバーではなかった ネージャー3名)で、部訓「不撓不屈」を掲げ、文武両道、 が、選手だけでなく応援の部員一人一人が持っている力を出 全国高専でNo.1を目標に部活動に取り組んできました。今回 すことができた結果だと思う。そして3日目の個人戦。私は、 の結果は、その成果だと思います。 苦戦しながらもベスト8まで残り、あと1回勝てば全国大会 剣道という競技のみをとると勝負は時の運、また、勝ち負 に出場できるというところまで勝ち上がっていた。準々決勝 けを言うと辛く、日頃の練習が必ずしも反映されるものでは の対戦相手は1年生から団体戦のメンバーとして活躍し、良 ありません。5年間の高専生活を充実させ実りのあるものに き友でありライバルであった同級生の濱崎君だった。私は最 するには、目標をもち、その目標にどれだけ自分を高めてい 善を尽くしたが彼を追い越すことはできなかった。そして、 けるかが必要なことだと思います。 ここで私の高専での選手生活は終わった。試合終了後、しば らく平気だったのだが、面を取り一人でいたらいろんな思い 剣道部部員は部活動の部分ではそれが達成できたのです。 この経験を勉学や社会に出たときに生かしてくれることを希 出が頭に浮かんできて涙が止まらなかった。本校は個人戦の 望し、また今後の部活動についても新たな目標を掲げ頑張っ 結果も、M4馬場君が優勝し、S5濱崎君が3位と好成績を て欲しいものです。 残し、中国地区高専大会は終わった。 その後、全国大会に向けての合宿を2度行い、体調を整え、 また、剣道部はOB会組織を10年前から発足させ、年に 8月8日全国大会に向け出発した。 一度11月の初旬に会を開き、同窓生の親睦と在校生との交 9日、東京綾瀬にある東京武道館で第33回全国高等専門 流を深めています。 16 キャンパスだより 大島商船高専同窓会 学校体育大会剣道競技が行われた。私は団体戦のメンバーで [電子機械工学科・情報工学科卒業式] はなかったが練習に防具をつけて立ち会い、主将として最後 の仕事を終えた。この日、団体戦のメンバーは、体調、ムー 3月11日、電子機械工学科9期(37名)、情報工学科 ド共に良く、もしかしたら良い結果が出せるかも?と思った。 6期生(42名)の卒業証書授与式が本校第1体育館で挙行 予選リーグで、航空高専、久留米高専を破り、決勝トーナ されました。卒業生の皆さん、ご家族の皆さん、本当におめ メントで前年度2位の金沢高専を下し決勝まで勝ち進んだ。 でとうございます。 決勝戦の対戦相手は昨年私達の目の前で優勝をした鈴鹿高専 <就職状況> だった。みんながそれぞれ持っている力以上のものを出し、 電子機械工学科卒業生:大学進学 代表戦になるまで鈴鹿を追い込んだがあと一歩及ばなかっ 7名 就職 30名 た。試合後悔しくてみんな泣いていた。私は主将としてみん なを励まさなければならないと思っていたが、このメンバー 情 報 工 学 科 卒 業 生:大学進学 6名 と今まで一緒に練習してきたことを思うと悔しくて、私も涙 就職 35名 が止まらず励ます言葉が浮かんではこなかった。 その他 1名 私は大島商船で4年半剣道をして、個人的に良い成績を残 すことは出来ませんでした。それでも、この学校で剣道をや って良かったと思っています。良い上級生や、下級生、良い 友人に出会えたことは私にとって一生の宝物です。最後にな りましたが、私に剣道を続ける力を与えてくれた多くの人た ちに心から感謝します。本当にありがとうございました。 [商船学科 27期生卒業式] 9月25日、秋晴れのもと商船学科27期生(通期97期 生、航海コース13名、機関コース13名)の卒業証書授与 式が本校第1体育館で挙行されました。卒業生の皆さん、ご 家族の皆さん、本当におめでとうございます。 商船学科卒業生:大学進学(予定): 4名 就 職(予定):22名 17 大島商船高専同窓会 キャンパスだより [教官人事異動] ○退 官 ○着 任 ・塩崎雄二郎 教官 電子機械工学科 教授 ・松井美香 教官 オムロン(株)より電子機械工学科 ・末広 操 教官 大島丸 一等機関士 助手に着任 ・古賀英司 教官 日本郵船(株)より大島丸 一等機関 士に着任 [各種大会成績] ○第80回全国高等学校野球選手権大会 ○第33回全国高等専門学校体育大会 山口県予選(7月20日 徳山市民球場) (8月8日∼8月11日 関東信越地区) ※ソフトテニス(開催校−木更津高専) 1回戦 本校 3―5 徳山高校 男子ダブルス ○第4回西日本地区高等専門学校空手道大会 1回戦敗退 I4 横田 太陽 (8月2日 本校) S2 伊藤 隆之 組 ※剣 道(開催校−都立航空高専) [男子] 形団体戦 2位 団体戦 2位 形個人戦 3位 S3 和田 優作 個人戦 3位 M4 馬場 政則 組手団体戦 1位 組手個人戦 1位 S3 和田 優作 1回戦敗退 S5 濱崎 元英 ※水 泳(開催校−茨城高専) 2位 S4 後藤 善規 総合 優勝 200M平泳ぎ 予選敗退 I3 奥原 崇 [女子] 100M平泳ぎ 予選敗退 I3 奥原 崇 組手個人戦 1位 M1 和田 寿子 ※バドミントン(開催校−東京高専) 女子ダブルス ベスト8 I5 重本加奈恵 M4 原井 綾子 組 女子シングルス ベスト8 I5 重本加奈恵 1回戦敗退 M4 原井 綾子 ○山口県高等学校1年生剣道錬成大会(8月25日 徳山市体育館) 男子団体戦 3位 ○第15回ユネスコ英語弁論大会 高校の部 優良賞 I2 清水 絵美 ○第33回全国商船高専漕艇大会(11月4日∼6日 広島商船高専) カッターの部 A 予選リーグ敗退 B 3位 ヨットの部 4位 18 大島商船高専同窓会 キャンパスだより [各種大会成績] ○第34回中国地区高等専門学校体育大会(夏期大会:7月18日∼7月20日 松江・津山高専会場) 種 目 団 体 戦 陸 上 競 技 8 位 個 人 成 績 [男子] 4×100Mリレー5位 走高跳 4位 M4 鮎 川 孝 裕 砲丸投げ 6位 M1 原 裕太朗 やり投げ 4位 S3 一 木 恵 介 [女子] 100M 4位 M3 山 根 祐 子 走幅跳 6位 M3 山 根 祐 子 バスケットボール 4 位 バレーボール 予選敗退 ソフトテニス 予選敗退 [男子] ダブルス 3位 I4 横 田 太 陽 S2 伊 藤 隆 之 組 [女子] ダブルス 4位 M5 弘 中 三由岐 I4 中 本 直 美 組 卓 球 予選敗退 剣 道 1 位 [男子] 個人戦 1位 M4 馬 場 政 則 3位 S5 濱 崎 元 英 水 泳 7 位 [男子] 4×100Mメドレーリレー 6位 200M平泳ぎ 3位 I3 奥 原 崇 6位 S3 島 崎 昭 彦 100M平泳ぎ 2位 I3 奥 原 崇 5位 S3 島 崎 昭 彦 硬 式 野 球 1回戦敗退 本 校 11−18 呉高専 サ ッ カ ー 1回戦敗退 本 校 0− 5 徳山高専 バドミントン [女子] シングルス 1位 I5 重 本 加奈恵 2位 M4 原 井 綾 子 3位 M4 河 井 久美子 ダブルス 1位 I5 重 本 加奈恵 M4 原 井 綾 子 組 ○第34回中国地区高等専門学校体育大会(冬期大会:11月13日∼15日 松江高専会場) 種 目 団 体 戦 ラ グ ビ ー 1回戦敗退 成 績 本 校 0−24 津山高専 19 大島商船高専同窓会 同窓会案内・編集後記 *同窓会案内* 同窓会会則2条にある通り、大島商船高専同窓会では、全国に13の小松会支部を置き、活動しています。奮って活動にご 参加下さるよう切望します。なお、活動の詳細につきましては、各支部会長にお問い合わせ下さい。連絡先がわからない方は、 本部事務局までご連絡下さい。 ●ホームページアドレス● ( http : // www .oshima -k. ac .jp / ∼ dousou / ) 周南小松会 函館小松会 阪神小松会 山陰小松会 岩国・広島小松会 山口・宇部小松会 関門小松会 京浜小松会 博多小松会 鹿児島小松会 中京小松会 大島柳井小松会 大分小松会 *新入生に対する同窓会リーフレット作成* *編集後記* 本年度より、新入生より入会金を徴収することになり、新 同窓会活動を広く知っていただこうとがんばっています。 入生の保護者に同窓会活動を知って頂くために次のようなリ 特に本年度より年会費制、入学生より入会金を徴収すること ーフレットを作成しました。 になり、改めて広報の必要性を痛感しています。“目にみえ る活動”を掲げ、同窓生、在校生の情報提供と交換の会報に したいと考えています。このことから、紙面をA4判に変更、 内容も一新しました。また、会報を綴じて保存していただく ために、綴じ孔をあけることにしました。 同窓会会報への寄稿等、以下の項目について募集しており ます。 ・広報への寄稿 ・教育研究 ・クラス会だより ・広報の名前 (例えば“小松” ) ・広報表紙の写真 ・その他 同窓会事務局まで、郵送または電子メールでご応募くださ い。お待ちしております。 (広報担当 兼重・市村) *母校訪問見学* 大島商船高専同窓会事務局 〒742 - 2193 山口県大島郡大島町小松1091 -1 大島商船高等専門学校内 現在、同窓生にとって学校の様子を知るには、年に一度の 商船祭くらいか、恩師の先生を訪ねるくらいだと思われます。 TEL / FAX 08207(4)5492[山下 事務局長] 恩師の先生も退官され、クラス会などで学校の近くに来たけ TEL / FAX 08207(4)5498[古藤 会計担当] れども、学校に入ることに抵抗があるという方もおられるで E - mail:dousou @ oshima -k.ac. jp しょう。そういう方で学校訪問を希望される方は、お気軽に URL:http :// is1 . oshima -k. ac .jp / ∼dousou / 同窓会事務局にご連絡下さい。ご案内致します。 20 =表紙写真= 100 周年記念事業で来訪した日本丸と大島大橋(撮影:本校事務官 藤元美晴氏) =裏表紙写真= 徳山市野球場で行われた高校野球山口県予選 本校 対 徳山高校(提供:N46 河田高弌氏)
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