業務仕様書 1 業務の目的 吉井川流域の観光資源である「片鉄ロマン街道」を核に、周辺の観光施設と協調しつつ市内 観光施設、飲食店等に観光客を誘客するため、サイクリングを通じた周遊・滞在・滞留・体験 型の観光モデルツアーを実施するとともに、その魅力を訪日外国人や国内旅行関係者、関連メ ディア等に効果的に発信する。 2 委託期間 契約締結の日から平成 29 年3月31日までとする。 3 業務名 吉井川流域広域観光連携事業・片鉄ロマン街道プロモーションツアー(赤磐)企画運営業務 4 業務の対象範囲 本業務の対象範囲は、片鉄ロマン街道とその沿線のうち赤磐市を中心とした範囲とし、業務 の目的を達成するため必要に応じて備前市、和気町、美咲町の範囲を含むことができる(以下、 片鉄ロマン街道沿線という)。 5 委託業務内容 (1)片鉄ロマン街道サイクリングツアーの企画・運営 片鉄ロマン街道沿線において、以下の実施方針を基本としたサイクリングツアーを企画・ 運営する。 ① 目的 サイクリングにより、片鉄ロマン街道や吉井川流域の観光資源の魅力を実体験させ、 その魅力や地域の情報等をSNS等拡散力のある方法で発信し、国内外からのサイクリン グ観光の誘客及び地域活性化につなげる。 ② 開催時期 平成29年3月の土・日 ③ 1泊2日 ※18日∼19日が望ましい 開催場所 片鉄ロマン街道沿線 ④ 企画・運営内容 片鉄ロマン街道沿線におけるサイクリングツアー イ 片鉄ロマン街道上の休憩施設(赤磐市備前福田駅)の環境整備への参加 ⑤ ア ツアー参加者 SNSによる情報発信力を有する成人女性サイクリスト25名程度とし、香港又は台湾 等の複数名の外国人を含む。 【企画提案時の留意点】 ・片鉄ロマン街道やその沿線の環境や資源を踏まえ、魅力的な情報発信が可能となる行程 を提案すること。 1 ・ツアー企画について、ツアー参加者募集エリア、掲載・告知媒体、参加費の設定等を具 体的に提案すること。なお、参加費を設定した場合は、参加費の全てをツアーの運営経 費に充てること。 ・ツアーの行程計画(昼食、宿泊、休憩その他)においては、サイクリングを通じた地域 の活性化を促すため、片鉄ロマン街道沿線の観光関連事業者・団体等の参加や関係づく りを含む提案とすること。また、行程には休憩施設の環境整備の時間を組み込むこと。 なお、環境整備は、別途進める片鉄ロマン街道「備前福田駅」周辺の休憩所新設及び既 存ベンチ・テーブルの修繕工事のうちの軽作業(1.5時間程度)を想定している。 ・必要に応じて、行程上の移動手段、必要なサイン・ボード類、警備計画等を提案するこ と。 ・本ツアー企画への協賛企業・団体を募集し、協賛金等を得ることは可とするが、協賛金 の全額をツアーの運営に充てること。ただし、協賛企業・団体、協賛内容、協賛金の額 等については、契約後、委託者と協議し承認を得ること。 ・雨天時等サイクリングが実施できない場合の代替行程を提案すること。 (2)サイクリスト向けプロモーションの実施 ① サイクリングツアー参加者が、ツアーの体験談や魅力ある画像を国内外のサイクリス トやメディア等に対してSNS等を活用し発信する。 ② サイクリングツアーの実施を通じて、周遊・滞在・滞留・体験型のサイクリングコー スとしての有効性や更なるニーズを把握し・整理する。 (3)その他 ・本業務において実施するプロモーションツアーは、受託者が運営責任を負うこととし、 受託者において参加者の安全確保等について、万全の現場体制を確保すること。 ・本業務の履行に関しては、関係法令を遵守し、履行にあたって許認可等の処分を必要と する業務が生じる場合は、必要に応じた手続きを行うこと。 (4)事業費 3,500,000円(消費税を含む)を上限とする。 (5)成果品 ① 業務報告書(SNS等の発信実績を含む) ② 業務関連データ ※ 具体的な内容・数量に関しては受託者と協議の上、定めるものとする。 6 業務に関する条件 (1)受託者は、本業務の遂行にあたっては責任者及び担当者を置き、委託者の指示に迅速に 対応できる業務体制を組むこと。 (2)本業務における成果品及び業務上の作成資料等については、全て委託者に帰属するもの とし、指定する期限までに速やかに引き渡すこと。また、委託者の許可なく複製、公表又 2 は第三者に提供してはならない。 (3)受託者は、業務実施過程で疑義が生じた場合は、すみやかに委託者に報告又は協議を行 い、その指示を受けること。 (4)業務に関わる条件に違反したとき又は業務を完了する見込みのないときは、契約を解除 し、損害が生じた場合はその損害を賠償させる場合がある。 (5)受託者は、業務の一部を第三者に委託することができる。その場合は、再委託先ごとの 業務内容、再委託先の概要及びその体制と責任者を明記の上、事前に書面にて報告し、発 注者の承諾を得なければならない。 (6)委託者は、業務実施過程で本仕様書記載の内容に変更の必要が生じた場合は、受託者に 協議を申し出る場合がある。この場合、受託者は委託料の範囲内で、できる限り仕様の変 更に応じること。 7 個人情報の取扱い 受託者は、本業務(再委託した場合を含む。)を通じて知り得た情報を機密情報として扱い、 契約の目的以外に利用し、又は第三者に提供してはならない。また、本業務に関して知り得た 情報の漏えい、滅失、棄損の防止、その他適正な管理のために必要な措置を講じなければなら ない。契約終了後もまた同様とする。 3
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