【2012 年8月21 日 PV 連絡会作成】 伊勢志摩国立公園パークボランティアによる自然歩道の調査 調査日・調査人数 2012年 8月20日(月) 10:00~14:00 天候:晴れ (調査人数:5名) コース名 松下~池の浦 今回の調査区間 民話の駅蘇民---(10 分)---あぜ道入口(小屋)---(45 分)---海水浴場 (一般の人が歩いた目安です) ---(15 分)---粟皇子神社---(40 分)---池の浦バス停 トイレ ・民話の駅 蘇民 屋外・・・男・女(洋式有) 、多目的 館内・・・男・女(洋式有) 、多目的 駐車場 ・民話の駅 蘇民(30台程度) 標識等の案内整備 特になし。 ( 「海の蝶」から粟皇子神社への道中は、道標や看板がある。 ) 危険箇所 ・海水浴場へ抜ける手前は、芦原のぬかるみに敷かれた木の板の上を歩 く必要がある。 ・各分岐に道標なし。 動植物 植物:ノアザミ、センリョウ、イタドリ、ヤツデ、ヒノキ、スギ など 開花中・・・ハマゴウ、ハマカンゾウ、クサギ、ウツギ、ミゾハギ、ミ ズヒキ(赤)、アキノタムラソウ、ハス、スイレン 当日出会った動物:アサギマダラ、モンキアゲハ、アオスジアゲハ、ハ グロトンボ、イトトンボ、ショウジョウトンボ など 難易度 初心者向け:全体を通して舗装された道を通るので、歩きやすい。 ただし、芦原のぬかるみを歩く箇所があるので汚れても良い靴で。 パークボランティア ・ 「民話の駅 蘇民」のハスが見事だった。見頃は8月上旬。隣には、わ からひとこと! ずかだがスイレンもきれいに咲いていた。 ・海水浴場からの景観は見事。3つ並んだ飛島がよく見える。 ・ “足場の悪い岩場”部分で昼食。吹き抜ける風が心地良く、眺めも最高。 ・ 125 社巡りの1つ、粟皇子神社への参拝もオススメ。 ・粟皇子神社奥には、 「おしん」の撮影に使われたという浜がある。 この浜は、コアマモの群生地で、三重大学・海の蝶が作った解説板が建 てられている。様々な生きものが見られ、磯遊びが面白い。 ・松下漁港付近の前浜では、広大な干潟が見られる。 ◎粟皇子神社 皇大神宮摂社。度会郡二見町大字松下、現在小字鳥取の海辺に鎮座。 祭神 淡海子神(あはみこのかみ) 。皇大神宮儀式帳には、須佐乃乎命御玉道主命(すさ のをのみことのみたまみちぬしのみこと)を祀るとある。垂仁天王の御宇~倭姫命の皇 大神を奉載して御遷幸の時、淡海子神が御贄を奉った功により、この社を定めたと伝え られている。伊気浦(いけのうら)の海岸鎮護の神を御祭したもの。 元々この神社は松下になかった神社である。当初池の浦の中にある中之島にあったとい われている。元禄5年(1692)に、この中之島では神社は建てられないということで、 中之島が間近に見える鳥取の浜辺へ社地六間四方を定めて再興した。 (この地は鳥取古墳 群の真中付近海岸よりと推定されている。 ) これ以後の記録は松下に文書が残されてお り、正徳2年(1712)に宮地が波打際まで八間ぐらいで高潮の被害を受けたので、現在 の宮地に移転したものである。 (資料:二見町史、神宮摂末社巡拝・猿田彦神社)
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