研究・開発の取り組み

NHイムノクロマトシリーズ
「NHイムノクロマトシリーズ」
の検査手順
食品検体を
研究・開発の取り組み
O26
増菌培養
大切に育んだ生命の恵みを有効に活用し、食の安全・安心と食の新たな可能性を追求しています。
医療用素材の研究・開発
ニッポンハムグループ内で厳正な品質管理の
行っています。
日本ハム(株)中央研究所では、豚肉の副産
物である、豚の皮から高品質なコラーゲンを抽
1
O111
日本ハム(株)中央研究所では、食の安全・
O103
安心を守る研究として、食中毒菌簡易検査キッ
VT1/2
トの開発・製造・販売に力を入れています。
食 中 毒 菌 遺 伝 子 検 査 キ ッ ト「GeneLine シ
リステリア
売しています。これらのキットは、従来法(培
養法)に比べ、簡単かつ短時間で判定が可能
カンピロバクター
神経再生誘導
チューブ
事故、
病気による
神経の切断
オー
コントロールライン
陽性
陰性
3
神経の再生過程
となりました。特に、腸管出血性大腸菌 O26、
オー
オー
O111、O103 の検査キットは、日本ハム(株)
が世界で初めて開発・販売しました。
GeneLine
シリーズ
「GeneLine シリーズ」
ベロ毒素
リステリア
モノサイトゲネス
ベロ毒素
神経の治癒
「NHイムノクロマトシリーズ」
リステリア
モノサイトゲネス
4
オー
O157
O26
O111
O103
VT1/2
サルモネラ
リステリア
カンピロバクター
食品検体を
増菌培養
テストラインの
有無を確認
究院の食肉科学研究室は、
「食肉を食べた後の体熱産生
が畜種によってどう変化するか?」など食肉が人体に及
豚皮を医療用
コラーゲンに加工
東洋紡
(株)にて
商品化・販売
「神経再生誘導チューブ」
GeneL
体が温まると古くから言い伝えられているものの科学的
能力が高く、たんぱく質画分が関与していることを明ら
かにしました。さらに、
「鶏肉」は褐色脂肪組織を増加・
日本ハム(株)中央研究所は、アレルギーの研究を行う中で 2,000 株以上の乳酸菌
活性化させ、白色脂肪組織を減少させる可能性を示しま
の中から植物性乳酸菌
「Lactobacillus plantarum HSK201 株」
を選抜しました。この、
した(右グラフ参照)。今後は、ダイエット効果など食肉
「HSK201 株」は日本ハム(株)中央研究所と日本ルナ(株)との共同研究により、胃液、
「HSK201 株」を入れた
植物性乳酸菌飲料
若松 純一氏
唐辛子や生姜と同様に、
「鶏肉」や「羊肉」を食べると
は、
「鶏肉」
「羊肉」が他の食肉と比べて、食後の体熱産生
乳酸菌の研究
47 ニッポンハムグループ 社会・環境レポート 2014
コントロールライン
陽性
陰性
ぼす効果について、共同研究しています。
な実証データはありませんでした。そこで、わたしたち
TOPICS
腸液に対して強い耐性を持ち、生きて腸まで届くことが確認されています。
テストライン
北海道大学大学院
農学研究院
北方生物圏フィールド
科学センター
准教授
の新たな機能性が期待されています。
組織重量
(g /100g 体重)
食肉の処理・加工、
副産物の発生
(豚皮等)
日本ハム
(株)
中央研究所
試料溶液 100μL を滴下
経営の基盤
豚の生産・飼育
日本フードパッカー
(株)
青森工場
吸収パッド
検査キットに
滴下する
日本ハム(株)中央研究所と北海道大学大学院農学研
インターファーム
(株)
横浜農場
(青森県)
NHイム
「NHイムノクロマトシリーズ」の検査手順
大学との共同研究
運動機能等の回復
痛みの解消
神経線維
検索
日本ハム 研究
サルモネラ
リーズ」
(下写真左)や、食中毒菌簡易迅速検
査キット「NH イムノクロマトシリーズ」を販
このコラーゲンは、神経を再生する誘導チュー
神経細胞
吸収パッド
試料溶液 100μL を滴下
筒状に成型したコ
ラーゲン線維で切
れた神経線維を補
填接合し、神経の
再生を誘導する
テストライン
テストラインの2
ブとなって、再生医療の現場で実用化されてい
有無を確認 切断場所へ
ます。
チューブの装着
出し、
「NMP コラーゲン PS」を開発しました。
検査キットの開発・販売
神経再生誘導チューブによる治療過程(模式図)
検査キットに
かすとともに、食肉がヒトの身体にどのように
滴下する
役立つかなど長年にわたり、さまざまな研究を
もとで育てた生物資源を余すことなく有効に活
関連情報はこちら
O157
褐色脂肪組織量の比較
0.3
0.2
0.1
0
鶏肉
牛肉
(北海道大学大学院農学研究院、
日本ハム(株)中央研究所調べ)
ニッポンハムグループ 社会・環境レポート 2014
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