世界の建築に学ぶ 建築 ってなんだろう?

2009 年 12 月 14 日 大分県立大分工業高等学校講義 レジュメ(講師:日本文理大学 近藤正一)
世界の建築に学ぶ
フェーズ1
建築 ってなんだろう?
世界の建築に学ぶ
〈この講義で何が学べるのか?〉
○用途 何を作るのか?・・・>計画学
○技術
何が作れるのか?・・>構造力学
○材料 何で作るのか?・・・>材料施工学
○その他、様式の伝播の仕組みなど
・・・>歴史意匠学など
古代1
ピラミッド
風土2
パオ
○世界最古の建築家、イムヘテプ登場
○布とラクダと少しの木
○ピラミッドは墓なのだろうか?
○膜構造と遊牧
○砂岩
+
持ち送り構造
古代2
カルナック神殿
→
巨大建築
○現代のパオ?
宗教1
ハギアソフィア
○オベリスク、神に捧げる建築
○ペンデンティヴドーム
○ヒエログリフ、書籍の建築化=永久性
○キリスト教からイスラム教へ
○蓮とパピルス、柱頭の意匠の始まり
○モザイク画から幾何学装飾へ
古典1
宗教2
パルテノン神殿
ノートルダム寺院
○ancient(古代)と classic(古典)
○ゴシック様式
○order(秩序)の成立
○ポインテッドアーチとリブボールト
→
style(様式)
○建築的創意工夫
○フライングバットレス
古典2
宗教3
コロッセオ
サンピエトロ寺院
○アーチが発明された!
○ルネッサンス様式からバロック様式へ
○citizen(市民)のための建築
○建築の功罪
○civil engineering(土木)と architecture(建築)
○天才ミケランジェロ
風土1
様式1
カッパドキア
ルーブル宮殿
○キリスト教とイスラム教との狭間に
○ルネッサンスからモダニズムまで
○シェルターとしての建築
○ブルボン王朝の遺産を継承
→
地中に棲む
○壁画
○古典とガラスのピラミッド
1
様式2
豫園
現代1
サヴォア邸
○中国庭園
○近代建築の五原則
○龍の建築
○モデュロール
○瓦と壁の色
○住宅作品
様式3
現代2
ロロジョングラン
オペラハウス
○物語る建築
○HPシェル(懸垂曲線)
○持ち送り構造
○一般市民のための開かれた建築
○ヒンズー教、仏教、イスラム教
○もっとも新しい世界文化遺産
近代1
現代3
パームハウス
○鉄骨構造の登場!
○鉄・ガラス
+
○コンピュータによる構造設計
コンクリート・エレベーター
=現代建築
近代2
大英博物館改築
○単層の自由曲面による大スパン構造
○リフォーム、リファインという考え方
聖家族教会
○鉄筋コンクリート構造
○パラボラ(放物線)アーチ
○完成しないということの意味
まとめ
建築 ってなんだろう?
「建築」は人間の営みそのものです。
人間が存在する限り、建築が無くなることはありません。ただし、そのあり方は常に「時代」
に合わせて変化しています。
したがって、「建築学」を学ぶ皆さんが目標や意義を見失わないためには、歴史を踏まえて現
代そして未来の建築がどうあるべきか、そして自分が建築にどう関わっていくのかを常に考えな
がら学んでいくことが大切です。
フェーズ2
活躍する学生たち
〈トピック〉
○資格取得
○サークル活動
○設計競技
○人間力コンペ
○地域貢献
○就職実績
2