2015.5.29 概 要 講 演 ろく ずみ −陸 墨− (土木と建築の違い∼維持管理の時代) 本講演は、日本建設業連合会の発行する月刊紙「ACe 建設業界」に、2014 年 4 月 から 2015 年 2 月まで、隔月に 6 回連載した内容である。講演に当たり、図、表を加 え、多少手を加えて説明する。 発行の母体である日本建設業連合会は、土木と建築の連合会の合併した団体であると 聞いていたので、先ず初めに土木と建築の基本的違いを指摘することにした。土木と建 築は、共に大地を加工する産業であるために、良く一纏めにして議論されている。しか し、実情は相互に交流も少なく、考え方にも組織にも、全く異なるところが多い。そこ で、先ず其の実態についての理解があることが、話題に入る前の前提であると考えたた めである。 次に、建築界は、戦後の社会に大きな誤解を招いたことが二つあると、考えている。 その一つは「設計施工」についてであり、もう一つは、「設計競技」についてである。 そこで、その実態と、実例に触れ、社会と建築界の誤解を解きたいと考えた。 後半は建築現場の現状についての考察で、昨今、ともすると、当面の問題が、余りに 近視眼的で視野の狭い、議論がされているように感じられてならない。そこで、現状の 問題点を時代の経緯の中でとらえ、より広く、より長期的視野の意見を加えたつもりで ある。 建築業界は、戦後の荒廃からの復興という大きな事業に、漸く一段落をつけ、今後は、 ストックを維持しながら、将来の社会の変遷に対応する態勢を立ち上げる時期に入った と考えられる。過去の誤解を拭い、現状を新しい視点で見つめ、長期的で広い視野によ る問題点の把握を促す足がかりとなれば幸いである。 東京大学 名誉教授 内田 祥哉 陸墨 1 徒や閃る爽心り肱声欲奏 線と点の集団 土木と建築の違い 狭椿徒�ぞォと‖占新るゆだ 幸狭寿鴇や鵡願寿鴇 塘籾る閃 点篤 軒中る徒 俄穿 篤楼 荒� 浄嵩 珂嵩 側菟 閃ゃ志先ェオほ鋳\猛ゃゆにもれェれェゆ徒り夙腰 斉史庚溜 閃る路太斉史と�酪 徒る韻不斉史ょゆォ 爽心 閃る競沢ゆ斉奮 徒る疋斉奮 ゅはでゃ先痴ぱオォや疎胎り亀波と悌試ふォ ゅはでょ斉ど師みも\疎模ふォはやるゆだ 軒中課�\沢校�夙恥やびもり吐�エとゆだ 爽心やびもり吐�エと饗だ 点と線は組織の構成要素 閃や徒り伎桂る\道奮り鋳り速汽や初関汽 売閃や満檀亀汽 奮竜やツΠャΓ【ヒ【 ハΠヮΒ【ホ【り痢踊ょ�姻だ 陸墨 2 DEMOSり苓 塙貯寂り琉錠ょ琉もれ 設計施工 日本とフランスの二つの誤解 禰麻やÃ◊�›Ωり送鯉ょ后芥 禰麻ょる尖決視校と冥だ 箭光り軒中課り塙糊 ∞€Ø レflる尖決視校 綜願齢氏ぱケり亙 ∞€Ø レflょる尖決視校と冥だ 綜願齢氏ぱケり亙 箭光り軒中課り塙糊 ∞€Ø レflゃる尖決視校るびゆだ 博剥罫愉や析葡罫愉り姻だ 環声不や 蓑環声不り姻だ 環声不る博剥罫愉 尖決や視校グ糞ねォ磯湊と冥だ 蓑環声不る析葡罫愉 £現麻+聖波%£校飢%£校毘% 析葡罫愉ょる £現麻+聖波%り現つォ禍と俵欲 尖決やる £現麻+聖波%り現つォ禍ゃぞォ 軒中罫愉ょむだも 禰麻ゃり后芥 発注者の立場に立てば 曽穿ぱケ�尖決視校 損嵩青更#軒中課や軒中止& ハΠャΘ�尖決視校 ハΠャΘり視寿やり校示罫愉匠 尾粧仁陸氏£湯佃幸や∫› fiŸやり#軒中罫愉&% 腔互式択り答良�尖決視校 珂析ね煽弥緊�尖決視校 軒中鎧ゃ仇惑ぱオもだォ罫愉萌疾 嘉砂•柿致ゆゅ 塙貯寂り琉錠グ嫌に 塙貯寂り琉錠ょ琉もれ尖決視校と貿�びだ示る嫉免 1 陸墨 3 設計競技 痢廓伎桂り蒐酋でェ‖罫愉�ゃ 設計競技のもう一つの意味 后芥 軒中課りメヒダΠり饗欲 fi≤ツ¬り苓 班苔液道ょ簿商空グ�びも察ェぷほ移グ社枯 痢廓伎桂り沈西 築ェオもだゆだ�ぢ韻むり鑓釜 痢廓伎桂り沈西ょ俵欲ゆ示 伎桂寂疎丑り邸移暫茄 妖嗣とゆだやだぢ須ょる 簿商空 遂猛と彬ねゆだやだぢ須ょる 軒中課り敗諺 べオ��酪ゆだやだぢ須る 社苓 1 紳宰丑 免竺沢葛り苓‥軒中課敗諺\班苔液道り冥庚禍 韻移鱒り邸叱る式願り蝋毘 利害関係の収拾から契約まで 罫愉ょ鎚拳びゆだハΠヴる努浪 罫愉ょ俵欲ゆ殖牽る£聖波%£花樫%£校飢% 社苓 2 レfl≤ツ€Ø レ≥テΩ杵邸移狂杵俸夙≧1970-71∞ レfl≤ツ€Ø レ≥テΩ杵邸移時剛軒尖遵校≧1972,3∞ 社苓 3 鞍嘉夫酷槍祝蛸Ãfl€ºfi™∏ネ 邸移狂杵1973悩8,3 陸墨 4 敷退やだキオほ式択でェ 設備工事の重み 設備工事費の比重 招もる肱賊胎\ 30�グ賃つォ≧1960∞ 佐\尖稗 30�グ賃つォ≧2010∞ 現設�エと日びだ 設嗣治糧り扶椅碇 沢繋 晶繋り檀満亀 ¥⁄Õfi-¿須搾扶尊 Ω Ø∏ネょウォ花樫り娩道 ¥Ω∂⁄-¿- 鰯鹿毘ょ春徒りぞォ廻譲ª-ÀfiΩ 煽弥糞躍り崎糞禍 売閃 売丸 菟琳•菟申•∂fiΩ•浄嵩•鋳嵩•珂嵩 稚鈴謀 椿申•穴放•火斤 栗沈•芳杓•樵稚謀 主火• 尖稗尖決韻亨軒中止り怒脇世 5000須□6000須□9000須 社萄 □3000須≧ゅと -∂-ょ遜ふォ∞ 甘眺謁祖•沢示婿徐グ将にや\酉琉びほ須搾る衿�も松ゆだ 付帯といわれた時代から 秋滅と姻ぢ 幅不り秋滅 蓑芥建ゆ篤路オ校示り芥紹 澱淫立ゃり鎖覧 幅不り授エ代つ CHS≧100悩祝蛸/1980∞ ≧100悩祝蛸/1980∞ £茎り先オ問と\志示り先オ問% 糞略塙貯ょウォ瑕疵雪年り曚鮪ぱ 軒中や尖稗グ辺ょる降つェオゆだウぢょゆみほ 軒中る祝�ほ�り亀蓋 軒中校示と尖稗り敷退校示ょゆォで 2 陸墨 5 部品化と専門業化 部品化と専門業化の流れ リヰΘ萎光 煽弥校示りパヰビフム�禍 箭曽り籾賊軒中 折 嘉砂 塞甘 軒窪 箭曽りRC賊 戟私 色 点痕•点躯 ∫›∏ネÿ- •ªØº≠ 箭光綜に デ【ムΠヂヅ【Θ≧空遜•∫›∏ネÿ- ∞ テΗΠヮミニ萎光 嵩蟹エ 腹労錠\捕徐\拓徐ゆゅりΓュミモ禍 篤路オ校示り芥紹と蓑環 茎り先オ問グ志示り先オ問ょ 1800悩萎光 樵珂畜 だむり願ょで\示婿徐でェ 祝蛸�ゃ 空遜嘉砂 校示り綜ぱでェ-翫壌踊�ゃ 柿致 琵日踊でェ 造侵柿致�ゃ 禾尖 治搾りÿ-フでェ\校示りΗ【フ� 枯錠遂猛 珂析ね遂猛察声示婿徐り声琉 専門業の充実と総合建築業 枯錠慎丑と杷�エグ降つゆにゆェゆだで パヰビフム�り縮社ゃGCる扶踊で 糞略塙貯ゃ粛糞で 煽弥校示緊願り西腰聖ょ扶椅るゆだで 罫愉雪年寂る Architectureグ爽�琉も西腰聖り雪年グ授ォりる端で 陸墨 6 維持管理の時代 建築の長寿命化 1990悩些り禰麻り軒中秋滅る30悩ょ岬ほゆでみほ 1950悩些�ゃり親中軒奮≧籾賊禾軒中∞ ゅ冥だ 軒も代つり珪エ鋪び □1960 1964悩り洋設溜鴇寧 軒も代つェオほ�りと駄だ 柿酷り扶尊びもだほ軒奮 酷ぱ牲股り貼倍 嵩蟹エ尖稗り槻侮禍 椿申伎桂り西稗扶波 洋設溜グ容びもだォ軒奮 洋設溜だみろだり痢踊 疎器栗沈り綬固沈戦�り妬翰 1981悩 親袋諏畿緒り塙庚 2010悩萎刻/ 僻銀軒中秋滅鱒悩梶社ょ深わォ 短寿命部分と社会変化への対応 鰯鹿丸陸り式択ょ寧ォ 輯陸輯祖り式択 肋挙幅不り授エ代つ 峻り売閃 □1980 売丸 PSり賦旧環梁 授エ代つりほ�りΩÕfl-ΩりぞォPS 樵珂売閃 売丸 樵珂畜ªÃfiºΩ√̶り賦旧 尖決とゆだ澱淫立 澱淫Ιフ禍 澱淫り¿fi∏ネ ⁄Ω禍 澱淫る掃ェゆねオれ藍ぽゆだ≧青課黒∞ 泰問校示グ掛伺ふォ親杵 泰問校示り松ゆだ斗鐙肱蜂 泰問校示り慢紹唐琳 茎り先オ問と志示り先オ問 光でェ酪ォ校示と喧願グ膜�ォ≧校示綬叙り姑卒∞ 咋酪肱蜂り現示ゆ校示綬叙 泰問校示グ舐�吹にふ塞甘 3
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