園だより http://www.asabu-mj.com 1、罪の重さと命 さと命の 重さ 「一人の生命は地球よりも重い」。わたしたちの生き方を糺す名言です。生命の重さは、 生まれながらにして付与されている重さだけではありません。どれほど愛されて生きてきた か。またどれほど多くを赦されて生きてきたか。愛されて赦されて、人の命に新たな重みが 増し加えられていくのではないでしょうか。子どもたちに命の重さをしっかり感じてほしい と切に願います。残念なことですが、現代において数値化される命の重さはしばしば「非聖 書的」であり「非伝統的」です。お年寄りや幼子や病人など、一人ひとりの命の重さを「地 球よりも重い」と真顔で言えるようになりたいですね。 キリスト教会の暦には毎年「受難週」という一週間があります。受難週は、自分自身の罪 について思いを向ける季節です。イエス・キリストが罪びとの救いのために十字架につけら れたという話が、世界中のキリスト教幼稚園で語られています。神さまはイエスさまの命と 引き換えにしてでも、罪びとを救いたいと願っておられます。命の重さは、その人自身の能 力や人気によるばかりではありません。どうかイエスさまのお受けになられた苦しみが、子 どもたちの「命の重さ」の根拠になりますように。2011 年の受難週は 4 月 17 日から 23 日までです。そして 24 日(日)は「復活祭(イースター)」です。9 時からの教会学校では 幼稚園児から高校生までが集まって、イエスさまのよみがえりを祝います。イースター礼拝 では、イースターエッグというゆで卵も配られますよ。ぜひ親子でお出かけください。 2、災害復興と 災害復興と命の 重さ 過日ご家庭にお配りしましたチラシをご覧ください。「東日本大震災復興チャリティーコ ンサート」が 4 月 23 日(土)午後 1 時から麻生明星幼稚園ホールで行われます。出演者 のひとり「吉田聖子さん」とは、普段通園バスの添乗を担当しておられる杉浦しょうこせん せいのことです。しょうこ先生は結婚して杉浦聖子さんになり、暖君(卒園生)のお母さん になりましたが、クラリネット奏者として活躍なさるときはいまでも「吉田聖子さん」なの です。私立幼稚園協会でも、被災地のことが心配されています。廃園のやむなきに至った幼 稚園が少なからずあるとも伺っています。先生たちのお給料は支払えないでしょう。被災地 に留まる子どもたちのために、一日も早い幼稚園再興を応援したいと思います。いま被災地 の子どもたちは見ています。生まれ育った町の痛みを、そして復興の過程を。この数年で見 聞する「命の重さ」は生涯忘れることがないでしょう。わたくしたち微力ながらお支え申し 上げたいと思います。先の募金は北海道私立幼稚園協会を通して、今回コンサートの収益は キリスト教保育連盟災害復興献金を通して寄贈されます。ぜひご協力お願いいたします。
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