第8回 12/15(木) 開催 設計開発型ものづくり支援コース Exc e l を 使 った演習付 ”乾燥”は工業、農業、水産業など多くの分野で行われて いますが、対象の材質、形状が多種多様であるため、それ に応じた乾燥方法、乾燥機を用いる必要があります。これ らの技術を専門に学ぶ機会は少なく、乾燥不足、変形、エ ネルギー関連まで幅広い問題を生じるおそれもあります。 本セミナーでは、Excelによる演習を交えて、乾燥の基礎 からトラブル対策まで体系的に学びます。 対象者: <<<予定内容です>>> 1.乾燥は、どのように進むか 《乾燥の基礎》 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 乾燥による重量と温度の変化 乾き基準含水率と湿り基準含水率 ★ 乾き基準含水率を使うのは、なぜか 定率乾燥期間と減率乾燥期間 乾燥特性曲線 ― 乾燥速度と含水率の関係 限界含水率と平衡含水率 ― 温度と相対湿度の影響 定率乾燥速度の表し方 定率乾燥速度は材料によらない ― 外的要因で決まる 定率乾燥期間があるのは、なぜか ― 湿り材料内の水分移動 2.湿った物質は、なぜ乾くか 《湿度の話》 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ 湿度とは何か ― 相対湿度と絶対湿度 空気に含まれる水蒸気には限界がある 飽和水蒸気圧の求め方 ★ 相対湿度(関係湿度) ★ 絶対湿度 ★ 湿度図表 ― 絶対湿度と相対湿度の関係 ★ 湿球温度と断熱冷却線(等湿球温度線) ★ 湿度図表を使って湿球温度を読みとる 湿球温度を計算によって求める ★ 露点 ★ 3.湿った物質を早く乾かすには 《乾燥速度の話》 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 定率乾燥速度を早くする ― どういう対策が考えられるか 熱風の風速を上げて乾燥を速める ★ 熱風の温度を上げて乾燥を速める ★ 材料を小さく砕いて乾燥を速める ★ むやみに早く乾かすのは、問題だ ― 限界含水率が大きくなる 早く乾かすと限界含水率が大きくなる理由 ★ 材料によって限界含水率が異なる理由 ★ 粉粒体の熱風乾燥 ― 粉粒体に特有な問題 松江市北陵町1番地 TEL 0852-60-5115 松江駅からバスで約15分 参加費:3,000円 お支払方法は、連絡者あてに後日連絡いたします 定員:20名(先着順) ただし、県内受講者優先です。 (受講の決定は、お申込書に記載の連絡者あて 通知をいたします。) 申込方法:裏面の申込書に記載のうえFAX、 または、Eメールにてお申し込みください。 申込締切:12月8日(木) 携行品:ExcelがインストールされているノートPC (当日、CD-Rを配布します) 主催:(公財)しまね産業振興財団 協力機関:島根県産業技術センター 設計、開発、生産技術、製造、品質管理 セミナー開催概要 日時: 2016/12/15(木) 10:15-17:00 会場:テクノアークしまね 中会議室 4.乾燥の事例と乾燥機の選び方 《乾燥機の話》 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ 乾燥操作の種類と乾燥機の選び方 液状材料の乾燥 ★ ★ :【Excelによる演習】 粉粒状材料の乾燥 ★ 熱に弱い材料の乾燥 固有形状材料の乾燥 ★ シート状・塗装・塗布物の乾燥 ★ スラリー状・泥状材料の乾燥 特殊な乾燥方法 空気の乾燥(除湿) 5.省エネルギー・トラブル・安全対策 《乾燥機のトラブル対策の話》 ① ② ③ ④ ⑤ 乾燥前の省エネルギー対策 乾燥機の省エネルギー対策 ★ 乾燥機のトラブル対策 乾燥機の安全対策 乾燥にかかわる災害 6.乾燥機の性能評価と設計 《乾燥機の設計の話》 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ 乾燥機の熱収支(簡易法) 乾燥に必要な熱量の概略値 ★ 材料に伝わる熱量の概略値 伝熱容量係数の概略値 回分式乾燥機の性能評価 ★ 連続式乾燥機の性能評価 ★ 回分式乾燥機の設計(簡易法) ★ 連続式乾燥機の設計(簡易法) ★ 液滴の蒸発 ― 湿球温度 ★ 湿り材料の非定常熱・物質移動の解析 ― 水膜の乾燥 ★ 湿り材料の非定常熱・物質移動の解析 ― 乾燥解析の基礎 ★ 中村 正秋 講師: (なかむら まさあき)先生 <工学博士> 中村正秋技術事務所 所長 http://ntechx.com/ 副読本として、講師著書の 【はじめての乾燥技術 】 (日刊工業新聞社)を使用 します。 ※本書は参加費に含まれて います。 [略歴] 1965年 名古屋大学卒業(工学部化学工学科) 1970年 名古屋大学大学院博士課程満了 (工学研究科化学工学専攻) 1982年8月~1984年3月 Research Associate, National Research Council, Canada 1994年 名古屋大学教授(工学部分子化学工学科) 1997年 名古屋大学大学院教授 (工学研究科分子化学工学専攻) 2004年 名古屋大学大学院教授(工学研究科化学・生物工学専攻 分子化学工学分野) 2006年 名古屋大学名誉教授 2006年5月 中村正秋技術事務所 所長 専門は化学工学(伝熱工学、反応装置工学、資源・環境学) [主な著書] 初歩から学ぶ乾燥技術(共著)、分離技術ハンドブック(共著)、セラミックマシナリーハンドブック(共著)、化学工学ハンド ブック(共著)、粉体工学ハンドブック(共著)、化学反応操作(共著)、移動層工学(共編、共著)
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