人に優しく、災害に強い、信頼の絆で結ばれた 福祉のコミュニティづくり 平成26年度 事業計画 社会福祉法人 京都市社会福祉協議会 平成26年度 事業計画 社会福祉法人 京都市社会福祉協議会 平成26年度 ― 事 業 計 画 目 次 ― 第1 社会福祉・地域福祉と社協をめぐる状況・・・・・・・・・・・2 第2 事業推進に当たっての基本方針・・・・・・・・・・・・・・・3 第3 地域福祉推進室 総務部 第4 地域福祉推進室 生活支援部 第5 地域福祉推進室 ボランティア・地域支援部・・・・・・・・9 第6 施設福祉推進室 介護保険事業部 第7 施設福祉推進室 児童館事業部 第8 施設福祉推進室 京都市長寿すこやかセンター 第9 施設福祉推進室 社会福祉研修・介護実習普及センター ・20 第10 施設福祉推進室 ・・・・・・・・・・・・・・・・4 ・・・・・・・・・・・・・・6 ・・・・・・・・・・・12 ・・・・・・・・・・・・14 「ひと・まち交流館 ― 1 ― ・・・・・16 京都」管理部 ・・・23 平成26年度 社会福祉法人 京都市社会福祉協議会 平成26年度 第1 事業計画 事 業 計 画 社会福祉・地域福祉と社協をめぐる状況 国では、持続可能な社会保障制度の確立に向けて、平成25年8月に「社会保障制度改革 国民会議」報告がなされ、年金や医療、介護保険制度、少子化対策などの社会保障の改革に ついての検討が本格化しました。更に12月には「生活困窮者自立支援法」が成立し、生活保 護に至るまでの自立支援策が強化されることとなりました。 介護保険制度については、平成27年度の次期見直しでは、地域支援事業の枠組みのなか で介護予防・日常生活支援総合事業を発展的に見直し、要支援者への予防給付のうち訪問 介護・通所介護について、市町村が地域の実情に応じて多種多様な事業主体の参加による生 活支援サービスが提供される方向で検討が進められます。 また、少子化対策の一環として「子ども・子育て支援新制度」の平成27年度からの本格スタ ートが予定されており、放課後児童クラブの今後の運営にも影響が及ぼすことが考えられます。 一方で、孤立死や引きこもりなどの社会的孤立や、厳しい経済情勢の下で生活困窮の問題 が深刻化する中、災害時の活動も含めて社協の取り組むべき課題は大きくなっており、全社協 ではこれらの課題に対応するため「社協・生活支援活動強化方針」を策定し、全国的に社会福 祉協議会が生活困窮者支援に取り組むよう働きかけるとともに、介護保険制度の見直しにあた って、生活支援サービスのあり方についても検討を開始したところです。 京都市においては、地域福祉計画である「京・地域福祉推進指針 2014」が策定され、コミュニ ティソーシャルワーク機能の充実強化、地域の絆づくりの推進、災害に強い福祉コミュニティづく り等が掲げられました。 本会では近年の地域社会の状況を踏まえ、平成23年8月に「京都市における社協行動指 針」を策定し、市・区・学区の三層の社協の連携により、地域における見守り活動、居場所づくり、 相談事業を柱とする「地域の絆づくり事業」の推進と学区社協の重点目標の設定等地域の取組 の強化をすすめるとともに、宅配事業者と協定を締結し、地域における重層的な見守りを行う企 業等の見守り活動を開始したところです。 また、平成25年度からは生活保護受給者が就労体験を通じて不安解消や社会生活自立に 結びつける「チャレンジ就労体験事業」を公募選定により京都市から受託し、市・ 区社協が 連携して生活困窮者支援の取組を進めています。 更に平成26年度からは既存の制度や地域だけでは対応できない福祉的課題に対して、福 祉事務所や福祉分野以外の行政等からなる関係機関のネットワークの一員として、当事者や関 係者に寄り添いながら支援を行う「地域あんしん支援員」のモデル配置が実現し、個別支援の 取組が一層の前進が図られる基盤が整いました。 このような状況を踏まえ、本会のこれまでの取組と総合力とネットワークを更に強化して市民 の信頼と期待に応えるよう取組を充実させていくことが必要です。 ― 2 ― 平成26年度 第2 事業計画 業務を推進するための基本方針 平成27年度から予定されている介護保険制度の見直し、子ども・子育て支援新制度などの 施策は、今後の地域福祉や社協活動のあり方に大きく影響を及ぼすものであり、平成26年度 はそれらにしっかりと対応していけるよう検討を行い、準備をすすめます。 また、洛西ふれあいの里保養研修センターの廃止に伴い、新たに「ひと・まち交流館 京都」 に設置される社会福祉研修・介護実習普及センター事業を着実に実施するとともに、社会福祉 施設との連携を強化するなど、本会のもつ総合力とネットワークを更に活かした基盤強化と事業 展開を図ります。 1 基盤の強化 (1)組 織 正副会長会議を中心に理事会・評議員会、各委員会による役職員一体となった運営を進め るとともに、「報告」「連絡」「相談」の徹底により円滑な組織運営を行います。 (2)財 政 社会福祉法人新会計基準への移行を円滑に行うとともに、補助金・委託料の趣旨目的を踏 まえた効果的・効率的な業務執行を行います。 (3)人 材 人事考課制度の本格的な運用を柱に、職種間の人事交流や資格取得支援など将来を見据 えた人材育成の取組を積極的に推進します。 2 事業の展開 (1)「京都市における社協行動指針」の見直し 生活困窮者自立支援法の成立、平成27年度の介護保険制度の次期見直しなど、地域福 祉・社会福祉協議会をめぐる制度施策の動向や地域の絆づくり事業の取組や学区重点目標の 設定などによる学区社協の取組は進展しています。また個別支援生活支援の取組強化、生活 支援専門員のモデル配置の実現等本会の取組は大きく動いており、それにあわせて平成23年 8月策定の「京都市における社協行動指針」の見直しを行い、今後の京都市の社協の方向性を 指し示します。 (2)生活支援の充実・強化 福祉的な支援が必要であるにもかかわらず、対応する公的制度がない、または現行の制度 では対応が困難な問題に、寄り添いながら支援し解決を図る地域あんしん支援員設置事業に しっかりと取り組むとともに、新たに受託する住宅支援給付事業、チャレンジ就労体験事業の充 実実施など生活支援・個別支援の充実強化を図るとともに、社会的な孤立防止の基盤となる学 区社協への支援を強化します。 (3)民生委員・児童委員との連携 京都市民生児童委員連盟との共同研修の実施や「地域における見守り活動促進事業」 を活用した要援護者の見守りなど、地域福祉推進の担い手としての民生委員・児童委員 との連携強化を図ります。 ― 3 ― 平成26年度 第3 地域福祉推進室 事業計画 総務部 1 重点課題 (1) 「京都市における社協行動指針」の見直し 地域福祉・社協をめぐる制度施策の動向、地域の絆づくり事業の進展や本会のこれまでの取 組を踏まえ、「京都市における社協行動指針」の改定を行います。 (2) 新会計基準の導入と市区社協間の情報セキュリティの強化 経理処理を区社協も含めて新会計基準に移行させるとともに、VPN(バーチャルプライベー トネットワーク)の構築による市区社協間の情報セキュリティを強化させ、業務の省力化を進めま す。 (3) 戦略的・総合的な人事・労務管理 中長期的視野に立って、職員の資質向上とモチベーションの向上、管理職のマネジメント力 の向上を図るため、人事考課の本格実施や勤怠管理システムの導入をはかるともに、人事交流 の推進や各種研修などを充実していきます。さらに、優秀な人材確保を図るため、きょうと福祉 人材育成認証制度の取得や職員採用試験を早期に実施します。 2 事業概要 (1) 自律的・効率的な組織運営 ア 正副会長会議の開催 イ 理事会・評議員会の開催 ウ 監事会の開催 エ 予算対策委員会の開催 オ 部長会の開催 カ 課題に対応した事務局機構の再編 (社会福祉研修・介護実習普及センターの設置) キ VPN構築による市区社協間の情報セキュリテイ強化【新規】 ク 京都市における社協行動指針の改定 【新規】 (2) 会員、関係機関等との連携 ア 京都市社会福祉大会の開催(京都市との共催) イ 新春福祉のつどいの開催 ウ 社会福祉活動功労者の顕彰 エ 会員入会の促進、会員との連携 オ 福祉の絆づくり基金を活用した「福祉の絆づくり事業」の実施 カ 全社協、指定都市社協、京都府社協との連携 キ 京都市民生児童委員連盟との連携 ク 全国民生委員互助共励事業に関する事務 ケ 実習生の受入調整 (3) 法令遵守の推進 ア 内部監査の実施 イ 情報公開に関する事務 ― 4 ― 平成26年度 ウ エ オ カ キ ク ケ 事業計画 個人情報保護に関する事務 苦情解決に関する事務 公益通報に関する事務 情報管理に関する事務 危機管理に関する事務 法令遵守審査会の開催 苦情解決第三者委員会の開催 (4) 広報の充実 ア 広報紙「福祉のまちづくり」の発行 イ 市区社協共同広報紙の発行 ウ ホームページからの情報発信 エ フリーペーパー・モバイルサイトなど多様なメディアの活用 オ 市社協広報サポーターの活用 (5) 安定的・効果的な財務運営 ア 新会計基準での予算案の編成及び決算案の調製 【新規】 イ 人件費赤字の削減 ウ 補助金・委託料の効果的な執行 エ 引当金の充足 オ 安全な資産運用 カ 広報媒体への広告掲載 (6) 戦略的・総合的な人事管理 ア 職員採用事務の早期実施 イ 多様な人材の登用(職種間転任、管理職の採用) ウ 所属長ヒアリングの実施 エ 人事考課の実施 【新規】 オ 勤怠管理システムの導入 【新規】 カ 組織を担う職員を養成するための階層別研修の実施、組織運営研修の実施 キ 相談援助技術を高めるための課題別研修の実施、福祉事務所との合同研修の実施 ク 社会福祉に関する資格取得の支援 ケ メンタルヘルス対策の充実(相談医の配置、職場復帰プログラムの導入) コ 次世代育成にかかる一般事業主行動計画の推進 サ きょうと福祉人材育成認証制度取得の取組 【新規】 ― 5 ― 平成26年度 第4 地域福祉推進室 事業計画 生活支援部 1 重点課題 【生活支援関連】 (1) 地域あんしん支援員設置事業の推進 市社協に地域あんしん支援員を配置し、モデル3区において行政等の関係機関、地域と連 携し、既存の制度や地域だけでは対応が難しい福祉的課題に対し、当事者や関係者に寄り添 い福祉的な支援に結び付ける等、生活支援・個別支援の取組を強化します。モデル区以外の 区においても、行政等の関係機関、地域と連携し生活支援の取組が推進するよう支援します。 (2) チャレンジ就労体験事業の推進 生活保護受給者の就労による自立や社会生活の自立を支援する京都市公募選定事業「チ ャレンジ就労体験事業」に引き続き応募し委託決定されたことを受け、社協の総合力とネットワ ークを活かし、就労体験先と支援対象者数の拡大をめざすとともに、支援対象者に対しては専 門性に基づき、一人ひとりの自立度に応じたきめ細やかな支援を行い、生活困窮者の自立支 援の取組をさらに進めていきます。 (3) 介護予防・生活支援サービスの実態把握と検討 長寿すこやかセンター、介護保険事業所、老人福祉センター、児童館等、市社協が運営す る事業所と区社協が連携・協働した制度の挟間の方の居場所づくり等の取組みを引き続き支援 していくとともに、27年度の介護保険制度改正に向けて、介護予防・生活支援サービスの実態 把握と、社協の総合力とネットワークを活かした介護予防・生活支援サービスの検討を進めてい きます。 【セーフティネット関連】 (1) 生活福祉資金貸付事業の運営 区社協における貸付から償還までの一体的な実施に取り組むとともに、特に、償還について は、償還促進方針に基づき、福祉事務所や民生委員とも連携しながら、償還状況(滞納状況) の段階に応じた、きめ細やかで的確な償還指導と相談支援に取り組みます。 (2) 住宅支援給付事業の推進 新たに住宅支援給付事業を京都市から受託し、区社協と連携し生活福祉資金貸付事業と一 体的に実施することで、離職により住宅を喪失した、又は喪失する恐れのある生活困窮者に対 する支援の充実に努めます。 (3) 日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)の推進 生活支援員の養成及び研修の充実により、高いスキルを有した生活支援員の確保に努める とともに、関係機関や団体とも連携して、利用待機期間の縮減と困難ケースへの適切な対応に 努めます。 (4) 法人後見事業の推進 日常生活自立支援事業の利用者で、判断能力が著しく低下した人については、京都市成年 後見支援センター等と連携を図りながら、法人として成年後見人を受任する法人後見事業を積 極的に実施します。 ― 6 ― 平成26年度 事業計画 2 事業概要 【生活支援関連】 (1) 委員会の運営 ア 生活支援委員会の開催 イ 障害福祉委員会の開催 (2) 区社協への支援、連絡調整 ア 事務局長会議の開催 イ 担当者会議の開催 (3) 事業の周知・啓発 ア 地域福祉推進セミナーの開催 [ボランティア・地域支援部 共管] イ 地域福祉・ボランティア活動カレッジの開催 [ボランティア・地域支援部 共管] (4) 地域あんしん支援員事業の実施 【新規】 ア モデル配置区社協への助言・指導 イ ケース検討会議の開催(週1回) ウ 事業検討会議(事業検証)の開催(月1回) [市担当者参画] エ 組織内ケース検討会議の開催(随時) オ 地域あんしん支援員基礎・実践研修の実施 カ 市社会福祉審議会への事業進捗報告 (5) チャレンジ就労体験事業の推進 ア 就労体験先の開拓(25年度開拓先と合わせ120箇所) イ 支援対象者の受入(年間120名) ウ 体験終了後の支援対象者の社会的孤立防止に向けた社会資源の把握・開発 【新規】 エ 事業協力者(区社協)、市社協運営施設受入担当者への研修実施 (6) ア イ ウ エ オ 社協の総合力とネットワークを活かした生活支援の推進と検討 市・区社協連携による高齢者等見守り活動企業連携事業の推進 市社協運営事業所と区社協が連携・協働した生活支援の取組支援 健康すこやか学級の実態把握と介護保険制度改正に向けたあり方の検討 【新規】 住民参加型在宅福祉サービス等介護予防・生活支援サービスの実態把握 【新規】 社協の総合力とネットワークを活かした介護予防・生活支援サービスの検討 【新規】 【セーフティネット関連】 (1) 生活福祉資金貸付事業の推進 ア セーフティネット担当者会議の開催(月1回) イ 償還促進方針に基づく償還促進と相談支援の充実 ウ 担当者研修会の開催 エ 福祉事務所、民生委員、ハローワーク等との連携強化 (2) 住宅支援給付事業の推進 【新規】 ア セーフティネット担当者会議の開催(月1回) イ 担当者研修会の開催 ウ 福祉事務所、ハローワーク等との連携強化 ― 7 ― 平成26年度 事業計画 (3) 日常生活自立支援事業(地域福祉権利擁護事業)の推進 ア 契約締結審査会の開催(月1回) イ セーフティネット担当者会議の開催(月1回) ウ 区社協への法的な助言による支援(顧問弁護士による助言)の実施 エ 担当者研修会の開催 オ 実地調査(運営適正化委員会委員同行による調査)の実施 カ 生活支援員募集活動の強化 キ 生活支援員養成研修の実施(年2回) ク 生活支援員現任研修の実施(年2回) ケ 広報・啓発活動の推進 コ 運営適正化委員会、運営監視合議体との連携 サ 福祉事務所、地域包括支援センター、障害者地域生活支援センター等、関係機関・団 体との連携 (4) 法人後見事業の実施 ア 法人後見事業審査会の開催(随時) イ 法人後見制度の利用に係る申立手続への支援 ウ 成年後見人の受任及び後見業務の実施 エ 京都市成年後見支援センターとの連携 オ 家庭裁判所、専門職団体等との連携 ― 8 ― 平成26年度 第5 地域福祉推進室 事業計画 ボランティア・地域支援部 1 重点課題 (1) 京都市福祉ボランティアセンターの運営 市域の福祉ボランティア活動を総合的に支援するセンターとして、各区ボランティアセンター と連携し、ボランティア団体や当事者団体、社会福祉施設、企業、大学、関係団体等とのつな がりを広げることで、ボランティア活動の活性化や人材育成等を進めます。 こうした取組を重点として、次期(平成27年度から)の指定管理申請に臨みます。 (2) 災害対策の推進 市災害ボランティアセンターの円滑な運営に向けて、人材育成や体制整備、企業や大学等 との連携を進めるとともに、災害ボランティアセンターサポーターや当事者団体等と連携した区 災害ボランティアセンター設置運営訓練の全区実施や、「地域における見守り活動促進事業」 を活用した訓練の支援など、要配慮者の視点に立った災害対策の取組を推進します。 (3) 学区社協活動の推進支援 区社協と連携・協働し、学区社協台帳の更新により実態を的確に把握し、重点目標の推進、 社会福祉施設等と連携した活動拠点の確保、研修等による担い手づくりの取組を進め、地域の 絆づくり事業(見守り活動・居場所づくり・相談事業)や健康すこやか学級、災害対策などの学 区社協活動を、車の両輪である民生委員をはじめ、関係団体等との連携により推進し、福祉課 題の早期発見と地域のネットワークによる支援につなげます。 2 事業概要 【福祉ボランティアセンター事業】 (1) 区ボランティアセンターとの連携・協働 ア 「区ボランティアセンター運営事業」の区社協委託と進行管理 イ 区ボランティアセンターとの連携・協働による相談対応、事業の企画実施 ウ ボランティア・地域支援業務担当者会議の開催 (2) 情報収集・発信 ア ホームページからの情報発信 イ メールマガジンの発行(「ボランティア京都(週刊)」、「助成金情報」) ウ 団体・活動情報サーチシステムの管理運営 エ 月刊誌「ボランティアーズ京都」の発行 オ 福祉・ボランティア活動に関する資料・書籍・ビデオ等の集積・提供 カ マスメディアを活用した情報発信 キ チラシ、リーフレット、冊子等の作成・発行 (3) 研修・人材養成 ア ボランティア講座の開催 イ 地域福祉・ボランティア活動カレッジの開催 〔生活支援部との共管〕 ウ ボランティアコーディネーター研修会の開催 ― 9 ― 平成26年度 事業計画 エ 聴覚障害のある学生の情報保障支援講座の開催 (4) 福祉教育・ボランティア学習 ア 教育現場(小・中・高・大学)への福祉教育・ボランティア学習支援 (5) 災害ボランティア活動 ア 災害ボランティア講座(基礎編・応用編)の開催 イ 災害ボランティアセンターサポーターの登録・育成 ウ 災害時の協力に関する企業・大学等との連携 エ 区災害ボランティアセンター設置運営訓練の実施 〔区社協との共催〕 オ 災害時要配慮者支援に関する研修、訓練、情報提供等の実施 (6) 京都市災害ボランティアセンターの協働運営 ア 運営委員会、運営会議の開催 イ 研修、訓練、情報提供等の関連事業の実施 ウ 市・区災害ボランティアセンターの環境整備 エ 他都市被災地に対する後方支援 オ 府災害ボランティアセンター等との連携 (7) 協働・連携・ネットワーク ア 「福祉ボランティア・社協フェスタ」の開催 イ 大学及び大学ボランティアセンターとの連携 ウ 企業・団体等の社会貢献活動との連携 エ 福祉ボランティア関係団体等との連携・協力 オ 京都ボランティア協会との連携 (8) 相談・コーディネート ア ボランティア活動に関する相談(来所、電話、Eメール等) イ 知恵シルバーセンターの利用受付 (9) 活動促進・サポート ア センター施設・設備・備品の貸出 イ 福祉の保険(ボランティア保険、行事保険等)の紹介・取次 ウ 助成に関する支援(情報提供、推薦等) エ 表彰に関する支援(情報提供、推薦等) オ 広報・情報発信に関する支援(情報発信シートの活用等) (10) センターの運営・管理、その他 ア 指定管理の申請 イ 京都市福祉ボランティアセンター運営委員会の開催 ウ 利用登録団体や福祉ボランティアに関わる団体の情報収集 エ 事業に関するアンケート調査等によるセンターの利用促進 オ ボランティアビューローの運営管理 カ パソコンコーナーの運営管理 〔管理部との共管〕 キ 社会福祉・ボランティアに関連する現場実習等の支援 ― 10 ― 平成26年度 事業計画 【地域支援事業】 (1) 区社協支援を通じた学区社協活動の支援 ア 学区社協台帳の更新支援を通じた実態把握及び事業推進支援への活用 イ 学区社協重点目標の推進支援 ウ 地域の絆づくり事業(見守り活動、居場所づくり、相談事業)の推進 エ 京都市の「地域における見守り活動促進事業」を活用した見守り活動の推進支援 オ 社会福祉施設等と連携した居場所づくり・拠点確保の支援 【新規】 カ 民生委員会との連携による相談事業の取組支援 キ 健康すこやか学級の推進及び実績集約 ク 要配慮者の視点に立った安否確認や避難訓練など災害対策の取組支援 (2) 研修・広報の推進、その他 ア 地域福祉推進セミナーの開催 〔生活支援部との共管〕 イ 市・区社協共同広報紙の発行調整 〔総務部所管〕 ウ 民生委員会との共同研修の取組支援 【新規】 エ 学区社協活動実践事例集の作成 オ 高齢者入浴サービス事業への補助 カ 共同募金配分金事業の調整 キ 区社協事務室経費への補助 ― 11 ― 平成26年度 第6 施設福祉推進室 事業計画 介護保険事業部 1 重点課題 (1) 介護保険制度改正を見据えた検討・準備 平成27年度介護保険制度の改正を踏まえつつ、地域福祉を推進する本会らしい今後のデ イサービス事業のあり方を検討し、将来にわたり安定した事業の運営を図ります。また、年々老 朽化する施設設備の修繕、備品購入を計画的にすすめ、効率的・効果的な予算執行と引当金 の確保に努め、持続可能で安定的な財政運営をすすめます。 また地域包括支援センターについては、今後、地域支援事業へ移行される要支援者の支援 について、制度改正の動向を踏まえながら、区社協、組織内の関連部署と協議をすすめます。 (2) 成績(業績・勤務成績)にもとづく処遇制度の確立 業績の向上に努めるとともに、その結果に対しての責任を明確にするために業績にもとづい た評価制度を活用します。また、職員の就労意欲を高めるとともに、将来の介護保険事業の中 核を担える優秀な人材を育成し、公平な処遇を構築するため、勤務成績による評価制度を活 用します。 (3) 安心・安全な事業推進 利用者や家族が安心してサービスを利用でき、地域・社会から信頼されるよう、介護事故や 交通事故を起こさない環境整備に努めます。そのため、職員一人ひとりが法令・規則を厳格に 遵守し、常に高い危機意識を保ちながら業務を遂行するとともに、不測の事態には的確な対応 ができるよう報告・連絡・相談の徹底に努めます。また、研修等を強化して職員の意識向上を図 り、安心・安全な事業を展開します。 (4) 地域福祉的な事業展開 地域の単身高齢者、認知症高齢者や災害時の要援護者の支援に積極的に取り組み、地域 における見守り活動や居場所づくりが効果的に機能するよう区社協・学区社協、組織内の関連 部署、関係機関・団体等との連携強化を図ります。特に災害時の地域における施設の役割や 福祉避難所の運営について、備蓄や要援護者の受入方法などの課題整理をすすめ、適切な 要援護者支援に向けた取組み、協議をすすめます。 また、施設における学区社協の活動拠点の確保に向けた検討をすすめます。 2 事業概要 (1) 介護保険事業の基盤強化 ア 介護保険事業委員会の開催 イ デイサービスの稼働率および長時間(7 時間~9 時間)利用率の向上 ウ ケアプランセンターの事業所間差の是正による業績向上 エ 地域包括支援センターの相談機能および地域支援機能の充実 オ ショートステイの稼働率の向上および相談機能の充実 カ 成果(業績・勤務成績)にもとづく処遇体系の確立 キ 勤怠管理システムの導入による労務管理、業務省力化の推進 ク 設備老朽化に備えた備品購入・修繕計画の確立 ケ 介護事故防止と適正な対応に向けた取組の継続 コ 区・学区社協・組織内事業所等、関係機関との更なる連携強化 ― 12 ― 平成26年度 事業計画 サ 組織内関連部署との次期制度改正を踏まえた事業展開の検討 【新規】 シ 施設における学区社協の活動拠点の確立 【新規】 ス 福祉避難所の運営計画の確立 【新規】 (2) 老人デイサービスセンター事業(17事業所) ア 施設長会議・生活相談員会議・ケアワーカー会議の開催(定例) イ 看護師・調理員会議の開催(随時) ウ 稼働率・長時間利用割合向上に向けた目標設定の実施 エ 認知症型デイへの転換や定員の見直し等に関する検討 オ 次期制度改正を踏まえた事業の見直し 【新規】 カ 地域包括、ケアマネジャー、利用者・家族に対するニーズ調査の実施 【新規】 (3) ケアプランセンター事業(11事業所) ア 特定事業所加算取得に向けた体制強化 イ 介護支援専門員会議の開催(定例) (4) 地域包括支援センター事業(5事業所) ア センター長会議・担当者会議の開催(定例) イ 地域包括ケアシステム推進の中核的機能の構築 ウ 区社協などと連携した「見守り」活動や相談体制の構築 エ 要支援者の地域支援事業移行に向けた対応検討 【新規】 (5) 老人短期入所事業(1 事業所) ア 地域包括ケアシステム推進の補完的機能の構築 イ 長寿すこやかセンターとの相談機能の連携強化 ウ 京都市老人福祉協議会との連携強化 (6) 組織内連携の推進 ア 就労支援事業の利用者受入 イ 地域活動の拠点としての地域貢献の推進 (7) 職員研修の強化 ア 組織内関連部署との連携及び関係団体による職員研修の開催 イ 介護福祉士・社会福祉士の資格取得支援、主任ケアマネの研修受講促進 ウ 交通安全研修の充実・実施 (8) 関係団体・組織との連携、協力 ア 京都市老人福祉施設協議会や京都市地域包括支援センター・在宅介護支援センター 連絡協議会、京都地域密着型サービス事業所協議会、京都府介護支援専門員会、京都 社会福祉士会等との連携強化 (9) 社会福祉に関連する現場実習等への支援 ア 大学との連携による社会福祉士相談援助実習の受入れ ― 13 ― 平成26年度 第7 施設福祉推進室 事業計画 児童館事業部 1 重点課題 (1) 子ども・子育て支援新制度の実施を見据えた検討・準備 国においては、平成27年4月から子ども・子育て支援新制度の実施が予定されています。学 童クラブ事業については、平成24年に児童福祉法の改正により対象範囲が6年生までであるこ とが明確化され、また、平成25年12月に社会保障審議会児童部会専門員委員会から指導員 の資格、員数、専用室の面積等設備・運営に関する基準が報告されました。京都市においても、 平成26年1月から市子ども・子育て会議放課後児童部会で設備・運営基準に係る条例案が検 討されており、本会としても、国や京都市の動向を注視して、迅速な情報収集を行い、新しい制 度に対応していくために必要な準備を進めていきます。 (2) 22館の指定管理申請 単独児童館22館の指定管理申請を行い、27年度から5年間の指定管理による継続した受 託運営を目指します。 平成23年度の第三者評価結果及び24年度に実施した34館利用者共通アンケートから見え た課題について、平成25年度検討を重ね、業務マニュアル、児童館の利用案内や学童クラブ 利用案内、遊びボランティアの手引き、ボランティア受け入れマニュアル、実習生受け入れマニ ュアル、ケース記録様式、事故防止マニュアルの見直し等を行い、各種マニュアルの整備を行 ってきました。26年度は整備したマニュアルに基づき、34館が安心・安全の取組や利用者への サービスの向上をめざし、一層の事業・運営の改善をすすめ、さらに、ポイント制事業の積極的 な推進により、指定管理の受託を目指します。 (3) 児童館の自律的運営と標準化の推進 運営する34館の全職員が本会の一員としての自覚を持つとともに、社協の児童館としての果 たすべき役割を認識し、自律的な運営ができるよう、業務マニュアルや各種規定に沿った確実 な事務処理や利用者対応を行います。 また、報告・連絡・相談を徹底し、組織的対応が必要な場合は、事業部と連携して取り組み、 館長会を通じて課題を共有し、34館で共通の対応を行うことにより、標準化を目指します。 (4) 地域に貢献できる子育て支援の推進 児童館では学区社協、民協、自治会などの地域団体や学校、利用者組織などで構成する運 営協力会の設置を引き続き進め、地域の声を運営に反映させるとともに、積極的に組織内連携 による地域との交流や世代間交流などの地域貢献をすすめます。 また、子育てサロン等運営アドバイザー派遣事業を推進し子育てサロン・サークル等への協 力・支援を積極的に行います。 2 事業概要 (1) 児童館の運営(34館) ア 単独児童館22館の指定管理申請 イ 第三者評価の受診(1館) ウ 各種運営・事務マニュアルの研修及びマニュアルに基づく児童館運営 エ 館長会議の開催 オ 業務改善検討委員会の開催 ― 14 ― 平成26年度 カ キ ク ケ コ 事業計画 職員研修の実施(新任館長、新任職員、事業・事務に係る研修) 児童館事業部及び館業務の効率化の推進 第 3 回利用者共通アンケートの実施 分室運営のあり方の検討 京都市児童館学童連盟との連携 (2) 児童館・学童クラブ事業の実施 ア 地域子育て支援ステーション事業の実施(21 館) イ 中高生と赤ちゃんの交流事業の実施(12 館) ウ 京都市ファミリーサポートセンター支部の事業受託(6 館) エ 障害のある児童のはあとステイ事業の実施(利用申込者の在籍館) オ 子育てサロン等運営アドバイザー派遣事業の実施 カ 多世代交流・地域交流活動の推進 キ ボランティア活動の推進 ク 運営協力会設置・運営及び地域との連携の強化、地域貢献の推進 (3) 組織内連携の推進 ア チャレンジ就労体験事業の児童館での受け入れ イ 地域活動の拠点としての地域貢献の推進(活動場所、施設・備品の提供等) ウ 地域の子育て世代が地域活動に関心を持てるようなつながりづくり ― 15 ― 平成26年度 第8 施設福祉推進室 事業計画 京都市長寿すこやかセンター 1 重点課題 (1) 認知症に関する市民・専門職それぞれに応じた支援の強化 高齢者や介護家族及びその支援に関わる専門職員等からの悩みやニーズに対して、菊浜 老人短期入所施設や社会福祉研修・介護実習普及センターとも協働し、認知症やその他の介 護に関する相談・支援等の事業を推進します。また嘱託医である認知症専門医を交えた認知 症ケース検討会を開催し、認知症ケアの理解の促進や支援の充実、専門職の連携強化を進め ます。さらに、認知症に関わる介護相談及び専門職支援において、市域の専門機関として認知 症疾患医療センターや地域包括支援センター、認知症地域支援推進員等と連携し、地域包括 ケアシステムにおける認知症ケアを重層的に支援します。 また、認知症の正しい理解の促進と認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを目指して 事業の推進・展開を図ってきた「認知症あんしんサポーター講座」に加え、養成された認知症あ んしんサポーターを対象として知識・理解の深まりと地域活動への意欲の維持向上を目的に 「認知症あんしんサポーターアドバンス講座」を継続開催します。 あわせて、生活支援の充実の一環として、本会職員との連携により、認知症の人と介護家族 が住み慣れた地域で生活を送れるよう、認知症本人の居場所として、若年性認知症および初 期認知症の本人交流会と介護家族交流会を実施します。さらに、本会として、認知症カフェ等 へのアドバンスサポーターの活用や認知症の本人を支援するための市民・専門職のネットワー ク形成の支援を行います。 (2) 成年後見支援センターの円滑な運営と高齢者の権利擁護の推進 成年後見支援センターを運営し、成年後見制度の利用に関する相談・支援や市民後見人の 養成、市民後見人の活動支援を行うなど権利擁護事業を推進します。 また、高齢期を迎えても安心して暮らせるよう、講座・研修の実施等による高齢者の権利擁護 に関する市民・専門職向けの啓発を推進するとともに、高齢者虐待事例研究会や専門相談の 見直し・充実などにより高齢者の虐待防止や権利擁護等に関する支援の強化を図ります。 (3) 介護予防、多世代交流、居場所づくりの推進 老人福祉センターにおいては、センター利用者に対して介護予防事業を実施するだけでなく、 体力測定の地域展開、地域の健康づくり推進ボランティアの活動支援等、地域に対しても介護 予防の取組を進めます。 さらに、知恵シルバーセンター事業と連動させながら、高齢者が培ってきた知識や経験を次 世代に伝え、世代間での相互理解と助け合いの心を育み、さらには地域の多様な世代が交流 する機会を提供し、住民相互の理解を醸成します。 また、老人福祉センター事業での実践を活かし高齢者を対象としたレクリエーションプログラ ムの提供(情報や備品提供)を行うことで、地域の高齢者の居場所づくりの取組支援を行うととも に、各区社協と連携し、地域における居場所づくりを進めます。 そして、これらの社会のニーズの変化に対応するため、他都市調査の結果などを参考に、今 後の老人福祉センターのあり方について検討を行います。 2 事業概要 (1) 委員会の運営 ア 京都市長寿すこやかセンター運営委員会の開催 イ 京都市成年後見支援センター運営委員会の開催 ― 16 ― 平成26年度 事業計画 (2) 「高齢者」に関する情報の収集及び提供 ア インターネットを活用した情報の収集及び発信 イ 広報紙「すこやかかわらばん」等の発行 ウ 高齢者の福祉・介護・医療などに関する資料、書籍及びDVD等の収集及び貸出 エ 新聞等の広報媒体を利用した情報の発信 (3) 認知症あんしん京(みやこ)づくり推進事業の実施 ア 認知症あんしんサポートリーダー養成研修及びフォローアップ研修の開催 イ 認知症あんしんサポーター講座の開催、認知症あんしんサポーターアドバンス講座及び アドバンスのサポーターフォローアップ講座の開催 ウ 認知症アドバンスサポーターの活動に関する支援 (4) 認知症高齢者等とその家族に関わる支援事業の推進 ア 若年性認知症等の本人交流会「おれんじサロンひと・まち」の開催 イ 認知症の人の介護家族交流会の開催 ウ 介護者グループ等活動支援事業の実施 エ ホームケアハンドブックの改定・発行 (5) 高齢者介護等に関する相談事業の推進 ア 認知症相談の実施(若年認知症を含む) ・一般相談(看護師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護支援専門員等による相談)の実施 ・専門相談(医師による相談)の実施 イ 法律相談の実施 ・専門相談(弁護士・司法書士による相談)の実施 ウ 成年後見相談の実施 ・一般相談(社会福祉士等による相談)の実施 ・専門相談(弁護士・司法書士等による相談)の実施 エ 専門職への認知症・支援相談の実施 ・一般相談(看護師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護支援専門員等による相談)の実 施 ・専門相談(医師による相談)の実施 ・認知症ケース検討会の実施 オ 介護職メンタルサポート事業の実施 ・メンタルヘルス相談(医師・精神保健福祉士による相談)の実施 カ 自助具相談の実施 ・一般相談(看護師・社会福祉士・介護支援専門員等による相談)の実施 ・専門相談(作業療法士による相談)の実施 ・「京 自助具館」の活動支援 (6) 成年後見支援センター事業の推進 ア 成年後見制度の促進及び利用支援 ・成年後見制度の普及・啓発(成年後見セミナー等) ・成年後見制度利用に関する相談・支援 イ 市民後見人の相談・支援 ・市民後見人養成講座の実施 ・市民後見人候補者名簿登録者研修の実施 ― 17 ― 平成26年度 事業計画 ・市民後見人の受任調整及び活動支援 (7) 高齢者の権利擁護の推進 ア 権利擁護に関する普及・啓発の実施 (一部 (6)-アの項目と重複) ・高齢者権利擁護講演会の開催 ・成年後見セミナーの開催(再掲) イ 権利擁護相談(高齢者110番)の実施 ・一般相談(権利擁護支援相談員・社会福祉士等による相談)の実施 ・専門相談(弁護士・医師による相談)の実施 ・高齢者権利擁護相談の手引き改訂版の発行 ウ 高齢者虐待防止事業の実施 ・高齢者虐待防止講演会の開催 ・虐待防止講座・研修の実施 ・虐待防止啓発パンフレットの発行 ・虐待事例研究会の開催 (8) 高齢者の社会参加事業の推進 ア 高齢者仲間づくり支援事業の実施 ・高齢者サークル等に関する相談及び支援の実施 ・高齢者サークルリーダー養成講座(すこやか体操指導者養成講座)の開催 ・高齢者のサークル等の活動に関する情報の収集及び発信 イ すこやか講座の実施 ・すこやか講座(ひと・まち交流館京都における定例講座) ・市民すこやかフェアへの参加 ウ すこやか体操の普及促進 ・すこやか体操インストラクターフォローアップ講座の開催 ・知恵シルバーセンター事業を活用したインストラクターによるすこやか体操の地域展開 (9) 老人福祉センター事業の推進 ア 老人福祉センターの所管業務 ・第1種老人福祉センターの所管業務 (10センター) ・第2種老人福祉センターの所管業務 (6センター) ・所長会議、業務担当者会議等各種会議の運営(定例) ・業務担当者の重点目標推進チーム会議の調整 ・所管研修の実施及び指定研修の調整 ・老人福祉センターのあり方検討 【新規】 ・事業・業務評価シート改正作業班の調整 【新規】 イ 老人福祉センター事業の推進 ・身近で気軽な相談窓口として相談事業の実施 ・高齢者の社会参加・生きがい対策事業(教養教室事業・教養講座事業・高齢者自主活 動支援事業・一般娯楽事業等)の実施 ・地域介護予防推進センター等関係機関と連携した介護予防事業の実施 ・高齢者と子どもたち等、世代を超えた交流をめざした多世代交流事業の実施 ・社会参加の機会が少ない高齢者の仲間づくり・居場所づくり・介護予防をめざした生きい きサロン事業の実施(第1種老人福祉センター) ・共同事業やサロン事業など、利用者を活動の担い手とした事業展開の促進 ・高齢者のサークル活動やボランティア活動、老人クラブ等地域の高齢者団体の活動支援 ・大学等研究者、地域団体等との連携・協働による介護予防事業、多世代交流事業の実 ― 18 ― 平成26年度 事業計画 施 ウ 組織内連携の推進 ・区社協、児童館、介護保険事業所等、組織内連携を活かした事業展開 ・就労支援事業の受入れ ・地域活動の拠点としての社会貢献の推進 (10) ア イ ウ 知恵シルバーセンター事業の実施 知恵シルバーセンター事務局としてシステム管理及び受付センター支援 各関係所属の会議での登録・活動状況の報告 活動実績の拡大に向けた取組の検討(主体は京都市) ― 19 ― 平成26年度 第9 施設福祉推進室 事業計画 社会福祉研修・介護実習普及センター 1 重点課題 (1) 研修機能の充実 これまで洛西ふれあいの里保養研修センターで行ってきた社会福祉研修事業及び介護実習・ 普及センター事業について、新たにひと・まち交流館京都に社会福祉研修・介護実習普及センタ ーを設置することで利便性を確保にするとともに、長寿すこやかセンターの認知症介護実践研修 等を一体的に行うことなどで研修機能整備・充実を図ります。 (2) 福祉職員キャリアパス対応生涯研修課程の実施 26年度から本格実施するキャリアパス研修では、福祉・介護職員が、自らのキャリアアップの道 筋を描き、それぞれのキャリアの段階に応じて共通に求められる能力を段階的・体系的に習得す ることを支援します。また、京都市社会福祉施設連絡協議会と連携しキャリアパス研修の講師養 成を進めます。 研修体系全体についてはキャリアパスを中心とした見直し、再整備を行い、各研修が有機的な つながりを持つことができるように展開します。 また、研修情報を収集・発信し、人材育成を支援する京・福祉の研修情報ネットがさらに活用さ れるように努めます。 (3) 福祉用具を活用した講座・研修の実施 福祉用具展示コーナーで展示する様々な福祉用具の試用体験、使い方などの相談や情報提 供を行います。また、市民の方に介護の知識や福祉用具を活用した介護技術に関する講座を定 期的に開催します。 介護・福祉・医療職員を対象とした専門職研修は、腰痛予防や福祉用具を活用した安心安全 で質の高い介護サービスの提供を図るための研修を企画実施します。 (4) 認知症介護実践研修の充実 京都市との連携を強化し、認知症介護実践者研修の定員を年間 180 人から 240 人と増員する ことにより、施設等における認知症介護技術を向上させ、介護サービスの充実を図ります。また、 京都市老人福祉施設協議会等各種団体と連携し、認知症介護指導者研修への派遣の拡大を図 ります。 2 事業概要 (1) 諸会議の運営 ア 社会福祉研修・介護実習普及センター事業委員会の開催 イ 福祉用具展示コーナー運営委員会の開催 (2) 京・福祉の研修情報ネット事業 ア ホームページの運営 イ 研修主催者団体、利用者の拡大に向けた普及・促進 (3) 社会福祉研修事業 ア 福祉職員キャリアパス対応生涯研修課程 【新規】 ・初任者コース ・中堅職員コース ― 20 ― 平成26年度 イ ウ エ オ 事業計画 ・チームリーダーコース ・管理者コース ・上級管理者コース 福祉職員人権研修の実施 ・福祉職員人権研修 新任・中堅職員編/指導的・管理的職員編 (京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) 専門課題別研修(援助技術系)の実施 ・社会福祉援助入門講座 ・利用者の声を聴く ・アセスメント・プランニング ・ケース記録の基礎と展開 ・ケースカンファレンス ・アサーション ・スーパービジョン 専門課題別研修(組織運営系)の実施 ・はじめての広報紙づくり(京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) ・広報紙づくりステップアップ講座 ・リスクマネジメント 一般職員編/担当職員編 ・対人援助職のためのコーチング ・問題解決のための思考法 ・職場内研修担当職員研修(京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) ・社会福祉実習担当職員研修(京都児童福祉施設実習教育連絡協議会と共催) ・ファシリテーション ・福祉職場のメンタルヘルスケア ・OJTリーダー育成研修(京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) その他の研修の実施 ・施設長等管理者セミナー(京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) ・その他セミナー(京都市社会福祉施設連絡協議会から受託) ・京都市民間児童福祉施設改善委員会新規採用職員研修(改善委員会と共催) ・京都市新規採用職員研修(京都市人材活性化推進室から受託) ・京都市地域子育て支援ステーション事業指定施設職員研修(京都市児童家庭課から 受託) ・介護支援専門員実務研修受講試験のための受験対策講座(京都府社協・京都社会 福祉士会と共催) ・地域福祉人材育成支援 ・地域福祉・ボランティア活動カレッジの開催(ボラセン、地域支援部、区社協と共催) ・社会福祉研修センター各種会議への出席 (4) 介護実習・普及センター事業 ア 市民講座の開催 ・介護基礎講座 ・介護体験講座 ・介護出張講座 ・はじめての介護講座 ・やさしい介護講座 イ 公開セミナーの開催 ・いきいきライフセミナー ― 21 ― 平成26年度 事業計画 ウ 専門職研修の開催 ・介護研修(初級) ・介護研修(中級) ・介護研修(上級) ・介護スキルアップ研修(菊浜ショートステイと共催) ・介護講演会・介護フォーラム エ 認知症介護実践研修の開催 ・認知症介護実践者研修 ・認知症介護実践リーダー研修 ・認知症介護指導者養成研修への派遣調整 オ 福祉用具展示事業 ・福祉用具展示コーナーの運営(介護ロボット新規展示) ・福祉用具シミュレーション事業 ・介護・福祉用具の相談・情報提供 ・福祉用具検索ホームページの運営 カ 介護実習・普及センター各種連絡会議への出席 (5) 京都市社会福祉施設連絡協議会の事務局運営 ア 正副会長会議・代表者会議・研修委員会等の開催 イ 社会福祉予算対策活動の推進 ウ 社会福祉研修の実施(委託:社会福祉研修・介護実習普及センター) エ 関係機関との連携(ネットワーク会議への委員派遣・協力) ― 22 ― 平成26年度 第10 施設福祉推進室 事業計画 ひと・まち交流館京都管理部 1 重点課題 (1) 館内各団体や地域と連携した取組の推進 これまで交流館管理部では、館全体として推進する課題や取組について、館内各センター・ 団体と連携して検討し取組を推進するとともに、近隣地域の活動が発展するよう地域との連携・ 支援に取組んできました。 今期の指定管理期間が平成26年度末で終了する中で、今後も引続き指定管理者として施 設の運営管理ができるよう、これまでの館内各センター・団体や地域と連携・協働した取組をより 推進・強化していきます。 (2) 居場所としての活用推進と市民の利用サービスの向上 交流館は、地域で孤立しがちな高齢者や子育て中の方々にとって身近な居場所となれるよう、 区社協と連携してその利用の促進に努めていますが、今後もいっそう連携を強化してその利用 を促進させていくことが必要です。 また、本館は、ボランティアや市民活動、福祉活動に取組む市民が会議や研修、交流等を行 うために利用されており、市民のこうした活動がより発展していくためにも、気軽に利用できること が必要です。 そのため、市民の会議室利用希望に対する効率的な申込のあり方について検討し、より利用 しやすい施設となるよう市民サービスの向上を図っていきます。 (3) 防火・防災・災害時のための体制の構築 交流館は、災害に強い耐震性のある建築物ですが、館内には介護施設があり多くの市民が 昼夜利用している施設であるため、地震等の災害が起こった場合、各センター・団体が協力・連 携して迅速に消火活動に取組まなければならないとともに、被介護者をはじめとした市民の 方々を適切・安全に避難できるよう支援・誘導していくことが求められます。 そのため、各センター・団体の役割・分担をより明確にして、交流館の防災や災害時の体制 の強化を図っていきます。 (4) 環境負荷軽減の取組の推進 市社協では、環境保全・省資源を図る取組として、節電、事務用紙・ゴミの削減、エコ用品の 推奨、啓発活動を重点項目に掲げ推進しており、これまで毎年目標値を達成してきました。また、 交流館内の各団体においても、節電をはじめ環境負荷軽減の取組を積極的に推進し、交流館 全体として職員の環境に対する意識も年々浸透してきています。 今後も、環境負荷のいっそうの軽減を目指して、これまでの取組をより推進・強化していきま す。 (5) 桂坂野鳥遊園の円滑な運営 洛西ふれあいの里保養研修センターの閉館に伴い、桂坂野鳥遊園の運営管理を管理部に 移管し、運営委託しているNPO法人和の学校と連携して、ものづくり体験館で実施する講座の 充実やより効果的な管理運営に取組みます。また、施設の整備・保全にしっかり取組むとともに、 地域との連携した事業を推進します。 ― 23 ― 平成26年度 事業計画 2 事業概要 (1) 部会及び委員会の開催 ア 共同管理委員会の開催 イ 共同防火・防災管理に関する会議会の開催 ウ IT会議の開催 (2) 会議室・付属設備等の貸出及び管理運営 ア 会議室貸出予約抽選会の実施 イ 4センターの設置条例に基づく会議室貸出・相談の実施 ウ 会議室・付属設備・駐車場使用料の公金収納受託事務の実施 エ 会議室予約状況のホームページへの掲載及び利用状況に関する統計資料の作成 オ 会議室利用状況の管理及び利用マナー向上のための啓発 カ 駐車場利用者の使用料減免相談の実施 キ 会議室利用申請のあり方に関する検討 【新規】 (3) 交流館の設備保守管理・警備・清掃の実施 ア 設備の保守点検・部品交換・修繕の実施 イ 防災・防犯対策としての警備の実施 ウ 館内・外の清掃の実施 エ 休館日における館内定期清掃及び設備定期点検の実施 (4) 災害対策の推進 ア 災害時における交流館内の体制及び各センター・団体の役割分担の確立 【新規】 イ 地域と連携した災害時活動の推進 ウ 火災・水害対策訓練の実施 エ 下京消防署との連携 (5) 防犯対策の推進 ア 広報活動の推進 イ 下京警察署との連携 (6) 交流館内各センター・団体及び京都市関係課との連絡調整 ア 情報交換及び課題・対応方策の協議 (7) 環境負荷軽減の取組の推進 ア KESステップ2の推進 イ 交流館全体の環境負荷軽減の推進 ウ 交流館内各団体による周辺の一斉清掃の実施 (8) 施設設備の維持 ア 施設設備の経年劣化等に伴う修繕 (9) 地域や区社協との連携 ア 京都市と地域との協定に基づく会議室及びグランドの貸出事務の実施 イ 菊浜防災訓練等、地域各種事業への参加 ウ 地域における古紙回収事業への協力 ― 24 ― 平成26年度 事業計画 エ 区社協と連携した高齢者や子育てのサロンとしての会場提供の促進 オ 福祉ボランティア・社協フェスタの実施協力 (10) ア イ ウ エ オ カ 適切なサービス提供のための取組 設備保守管理・警備・清掃業務委託業者との定例会議の実施 総合受付案内業務委託業者との定例会議・研修の実施 管理部職員定例会議の実施 ご意見箱の設置及び利用者意見の施設運営・管理への反映 交流館ホームページの掲載 会議室使用情報の電光掲示板への表示等、広報活動の推進 (11) ア イ ウ エ オ カ 桂坂野鳥遊園の運営管理 桂坂野鳥遊園地元協議会の運営 地域住民交流事業の実施 遊歩路の整備 森林・池の保全 ものづくり体験館の運営及び一般体験事業・特別体験講座の実施 ホームページによるPRの強化 ― 25 ―
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