遼寧師範大学語学研修

遼寧師範大学語学研修体験報告書
留学・研修等時の
課程
本学の所属、氏名
学年
留学・研修等の期間
社会福祉教育専攻・コース
氏名 A.K.
2年
年
2014
年
留学・研修等の国、大学名中国
留学・研修等の種類
9月 1 日～
9 月
30 日
遼寧師範大学
交換留学私費留学語学研修インターンシップ
ワーキングホリデー
奨学金名（金額）
留学・研修等の目的・動機言語能力の向上と異文化理解のため
求められた語学力
及び具体的な準備内容
留学・研修等の選考方法
特にないと思う
情報収集方法
中国語の授業を受けているときに先生から案内を頂いた
語学クラスの状況
大きく初級・中級・高級に分かれており、さらに初級中級
（人数、内容等）
は4段階にわかれている。人数に差はあるが、1
クラス10～30人くらい。韓国人が最も多く、次いでロシア
人とロシア周辺国の人が多く、日本人は学生よりも社会人
、退職後の趣味として勉強しに来ている方が多かった。
毎朝8時から11時半まで中国語の授業がある。授業は1科目
90分で、その中にも10分休憩があり、0分休憩2コマ（90分
）を使って１つの科目を勉強する。1日に2つの科
履修科目・内容
口语：会話の授業。
精读：文章を読み進めながら、新出単語や文法を勉強する
。
听力：リスニングの授業。
写作：作文の授業。
その他、学外へ出て活動をしたりもした。
先方大学等の
単位認定状況
本学での単位認定状況
自由単位2単位
学年歴
9月から後期授業が開始される。
（学期・試験・休暇等）
履修に関する留学先大学の 8月まで福岡教育大学に留学していた方に空港でのお出迎
サポート（チューター等）
え手続きなどを手伝ってもらい、生活で困ったことを相談
したりした。
学習環境（図書館等）
空き教室、友達の部屋などを利用。図書館を利用するため
には留学生は特別な手続きが必要なため、短期留学である
ため利用しなかった。
居住環境
○
寮
その他（
ホームステイ
アパート
）
生活費（月額）
食費、住居環境によるが約2000元程度(1元＝約16円)
物価（食費、住居費等
学校周辺で食事をする場合1食7～15元。量が多いため、何
日本の物価と比較して）
人かで分け合ったりすると安くすむ。留学生用のレストラ
ンで食事すればその2，3倍になる。物価は比較的日本より
安い。
留学・研修等の必要総額
約10万円
（渡航費、生活費を含む）
治安状況
特に治安が悪いとは感じはなく、問題なし。ただ、どこか
で落し物、忘れ物をするとほぼ確実に戻って来ることはな
いそうなので危機管理は大切だと思う。
保険
損保ジャパンの海外旅行保険に加入
その他注意すべき事項
食事。屋台など学校周辺のお店でも日本人の体質には合わ
ないものがあり、体調を崩す日本人が多かったので食事に
は気を付けたほうが良いと思う。
留学・語学研修等体験レポート（自由記述）
大連の遼寧師範大学で勉強ができたことは 1か月間というとても短い期間ではあ
ったが、とても良い刺激になりました。実際に中国語で普通に会話をしたことがな
く、大連についてから学校で手続きをするときは全て 8月まで協定留学生として日
本にいた人に手伝ってもらいました。自分一人では、何をしたら良いか分からなか
っただろうし、分からないことを聞くこともできなかったと思います。
二人部屋だったため、ロシア人のルームメイトがいました。ルームメイトの中国
語レベルはとても高く、訛りが強い街の人とも普通に会話ができるほどでした。私
自身が中国語で会話ができるほどのレベルではなかったので、二人での会話は英語
でした。しかし、英語が全く話せない日本人の方とは中国語で会話をしていたので
よく、私、ルームメイト、日本人の友達と 3人でお菓子を食べながら英語中国語を
使い、談話をしていました。授業とは違い、日常的で簡単な中国語の会話を毎日聞
いていると、自然と二人が何を話しているのかがわかるようになってきたり、全く
受け答えができなかったけれど、中国語での会話の返し方などを少しずつ覚えるこ
とができたりと、自分が置かれた環境がとても良い環境だったと思います。
クラスには様々な国籍の人がいて、先生はほとんど中国語しか話しません。稀に
英語を使って説明することがある、といった中で授業が行われとても楽しい授業で
した。日本とは違い、分からないところは分からないと思ったときに聞くことが出
来、誰か答えてくださいと先生が投げかけると、我が我がというようにみんなが発
言をする。初めは恥ずかしい、間違っていたらいやだ、皆が発言するから良いや、
と思っていたけれどだんだん負けたくない、という気持ちがでてきて発言するよう
になりました。一番ショックだったことは、学力別にクラスわけがされているはず
なのに、クラスメイトの多くは中国語が話せて先生とコミュニケーションをとるこ
とができていたということです。なぜ、彼らは中国語がわかるのにこのクラスなの
か、考えてみたらはっきりしたことがあった。彼らは、中国語を音から学び、音で
覚え文字があとからついてくるけれど、日本人である私は、漢字が多少理解するこ
とができるために、文字から覚え、音があとからついてくるという違いがありまし
た。そのために、教科書の理解は私のほうがあるように思えたけれど、先生とうま
く会話ができているのは確実に彼らのほうでした。
遼寧師範大学に学びに来ていた日本人は、学生が少なく定年退職をされた後に趣
味として学びに来られていた方、仕事として中国語を学びに来られていた方など、
様々な年齢の人がいました。日本にいるときは、日本人とばかりいないようにしな
いと留学する意味がない、日本語を話さない環境にいたい、と思っていたけれど、
困った時に相談できたり悩みを共有できたりする人が日本人だったときはとても
心強かったです。今回の留学での人との出会いには本当に恵まれていたと思います
。困ったときに助けてくれる人が必ずいたり、授業外でも中国語を学ぶ機会を作っ
てくれたりと国籍は違うけれど出会った人はみんなとても良い人たちでした。一人
で大連へ行き、心細かったけれど、午前中は授業を受け午後からは誰かと外出し、
夜はルームメイトと課題をする。何もしない日は 1日もなく常に外へ出かけ毎日何
かしらで日本との違いを発見し日本にいるときより 1日がとても充実していました
。
1か月経つのはとても早く、やっと大連での暮らしにも慣れてきたころに帰国と
いう、今回の留学はとても短い留学でしたが、自分にとってとても良い経験になり
ました。中国語の勉強をする上でも、中国という国を少し知る上でも、とても貴重
な経験だったと思います。初めの頃は日本との環境の違いに驚くことや悩むことも
あったけれどいろいろな人に支えられて頑張ることが出来ました。今後、自分がど
のような進路に進むかまだ分かりませんが、留学をするなかで学んだこと、感じた
ことを忘れずに、そして今回留学できた感謝も忘れずに、また何かに挑戦していき
たいです。

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