永 田 敦 子 - 佐賀大学校友会

様式 4
佐賀大学 交換留学報告書
平成 26年 2月 21日
ナガタ アツコ
ふ り が な
氏 名
学籍
番号
永田 敦子
PCEmail
携帯mail
10112033
電 話
携帯電話
大学:University of Technology, Sydney 学部・学科等:Faculty of Arts and Social Sciences
留学先
国名
現在の所属
学 部: 文化教育
大学院: 留学期間
単位認定
オーストラリア
都市名
シドニー
学 部 国際文化 学科・課程 3 年
研究科 修士課程 専攻 年
博士課程
専攻 年
20 13 年 2 月 ~ 20 13 年 11 月
□ あり ☑ なし 1.留学を開始するまでの準備について教えてください。(準備スケジュール、準備した書類、ビザ、など)
夏の学内留学選考で通過後、11月頃にITLTSを受けました。その後11~12月は、ITLETSのスコアと一緒に入
学書類や佐賀大学での履修科目リスト、UTSで受講予定の科目リストなどをUTSに提出したり、パスポートを更
新したり、ビザ取得の準備に入りました。また、航空券の手配もこの時期にしました。1月には健康診断を受け、
メディカルレポートなども提出しました。(私の場合、健康診断を受けるのがギリギリになってしまったので、早め
に予約し受診することをお勧めします。)
並行して、海外送金のできる口座を開設したり、初めはホームステイをする予定だったので、ネットでホームス
テイを申し込んだりと、生活面に関する準備も行いました。
2.留学先の大学・大学生活について教えてください。(授業、履修科目、雰囲気、サポート体制など)
UTSでは、1学期で科目をだいたい3~4科目履修するのが普通なようで、私も前期、後期3科目ずつ履修しまし
た。前期は留学生向けの授業をとり、オーストラリアの職業や文化、IELTSの対策、プレゼンテーションなどを学
びました。前期のクラスでは日本人の留学生が大半でした。後期では、1科目だけ前期のような留学生向けの
授業をとり、あとの2科目は映画に関する科目と、英語に関する科目を履修しました。また、英語教育に関する
院の授業にも聴講生という形で参加しました。さらに、UTSで行われている日本語の授業にも、学生との話し相
手という立ち位置で参加していました。授業の雰囲気はとても活発で、学生が積極的に発言し、特に院の授業
ではそこからまた授業内容が深まり、先生と学生で授業を作っているという印象を受けました。
UTSの学内には、至る所にコンピューターや勉強スペース、またソファやカフェなどくつろぐスペースがあるの
で、勉強している学生やリラックスしている学生をよく見かけました。
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3.住居について教えてください。(手配方法、形態、家賃など)
初めの2週間は、私はホームステイをしました。UTSのホームページに掲載されていたホームステイ会社を1つ
選び、ネット上で申し込みました。この2週間で次の住まい、シェアハウスを探す予定でしたが、なかなか決めら
れず、結局ホストファミリーやホームステイ会社に頼み、2~3日ほどホームステイ期間を伸ばしてもらいました。
家賃は週270ドル、斡旋料は260ドルでした。朝食、夕飯付きで1人部屋が与えられました。学校まではバス通学
でした。
次のシェアハウスは、jamsやGumtreeというサイトを使って探しました。良い物件があれば、そのオーナーに連
絡し、下見をしてから気に入れば契約します。オーストラリア人と日本人の夫婦の家の1部屋を使いました。私
の他にも2人がシェアハウスとしてそれぞれ部屋を借りていました。夫婦の家だったのでホームステイのような
感覚でしたが、料理など自分のことは自分でします。家賃は週175ドルで、学校まではバス通学でした。約7カ月
お世話になりました。
最後の2カ月は、同様に上記のサイトで探し、ルームシェアをしました。アパートの1ユニットで2部屋あり、1つは
私が済んだ女子4人部屋、もう1つはオーナーともう1人の男の2人部屋で、計6人で生活しました。自分1人の部
屋はありません。家賃は週140ドルで、学校までは徒歩で通学しました。
4.現地での生活について教えてください。(物価、気候など)
シドニーは相当物価が高かったです。私が留学していた期間(2013年)は特にそうなのか分かりませんが、シド
ニーオリンピック後から上昇してきた物価のおかげで、世界でも物価の高い都市にあげられるほどです。 オー
ストラリアにとって水はとても貴重な資源で、飲料水は600ml 3ドルほどで売られていました。同様に家賃など
の値段も上がってきており、家探しは苦労しました。
私が留学していた期間は、2~12月上旬だったので、オーストラリアの夏の終わり頃から次の夏の初めまでを
体験しました。1年を通して、空気は乾燥していて、冬の日でも日差しが強いという印象を受けました。春と秋は
あまり感じられなかったように思います。オーストラリアは暑い国のようなイメージがあるかもしれませんが、雪
は降らないにしても冬はそれなりに寒かったです。 しかし、1年を通して暖かい日が多いので過ごしやすい気候
だと思います。
5.留学にかかった費用を教えてください。また、現地へどういう方法でお金を持っていったのか教えてください。
交換留学なので、授業料は佐賀大学に前期・後期の2学期分を納めました。生活費は、1カ月約10万円ほどか
かりました。ホームステイ、シェアハウス、ルームシェアによってそれぞれ家賃は大きく変わってきますが、だい
たい7万円が家賃、3万円が食事代などです。現地への送金は、クレジット付マネーTグローバルというカードを
作り、送金をしてもらいました。
6.留学を終えての感想や留学を志す後輩へのメッセージなどご自由に記入ください。
留学していた約1年間は、日本にいては味わえないような感覚や経験をすることができました。最初は文化の
違いや言語の壁に戸惑い、自分自身の小ささを改めて実感したり、日本の素晴らしさ、住みやすさを恋しく思っ
たりしました。でも、ちょっとまわりに目を向けると、文化の違いでの面白い発見や、人の温かさなどが見えてき
て、視野が広がったような気がしました。それからは、日本文化とオーストラリア文化を比べて優劣を考えるの
ではなく、どちらも受け入れようと思いました。もちろん交換留学なので、(私はIELTSの点数が普通の授業を受
ける基準を満たしていなかったこともあり)、図書館に通ったりして勉強も必死にしましたが、現地でできた友人
と遊ぶ時間はとても貴重で、そこから学んだことは、勉強で学んだこと以上のものだと思います。
私の学科は国際文化課程なので、わりと留学に興味を持って、留学の情報を集めている人が多いと思います
が、佐賀大学全体で見てみると、留学に関心があっても機会がなくて気付いたらもう卒業だった、という学生は
まだまだたくさんいると思います。もし少しでも興味があるのなら、国際課や留学説明会などを活用して情報を
集め、留学のチャンスをつかんでほしいと思います。
最後に、オーストラリアは他の国々に比べ歴史は浅いですが、たくさんの人種の人が住んでいて、とても新しく
面白い国なので、異文化体験に興味ある人には魅力的な国です!
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