定年退職者等高齢者のシニアライフ支援事業 のススメ

定年退職者等高齢者のシニアライフ支援事業
のススメ
∼シニアの地域生活・活動への移行・参加支援への取り組み∼
平成 21 年 10 月/全社協・全国ボランティア活動振興センター
1.シニアライフ支援の必要性
団塊世代の大量定年退職が予想されたいわゆる「2007 年問題」の前後から、「団塊の
世代」を始め、シニア自身が地域での生活を心身ともに充実させ、かつ地域の活性化を
図ることが社会的な課題として指摘されていました。
こうしたシニア世代が、充実した生活を迎えるためには、
「地域生活者」として地域に
根をおろし、豊かな人間関係をつくることなどが大切な条件となります。
また、シニアの生活の質の維持・向上は、個人的な側面だけでなく、高齢社会である
わが国を活性化させる起爆剤として、社会的にも重要な意義をもっています。
これまで会社(職場)中心の生活を送ってきたシニアを、地域で生活することへの気
付きや、地域での具体的な活動につなげていくためには、それを個々人の努力のみに委
ねるのではなく、社会的な支援(後押し)が必要となります。
これまで全社協では、こうしたシニアライフ支援に全国の社協が積極的に取り組むこ
とを提起してきましたが、今後もその必要性を重視し、各都道府県・指定都市社協並び
に市区町村社協において積極的に取り組んでいただくようあらためて提案するものです。
2.全社協のこれまでの取り組み(参考)
①「定年退職後の地域活動支援事例集」の発行(平成 18 年 3 月)
社協のみならず、生涯学習を推進する機関・団体、企業、NPO などが行っている、定
年退職前後のシニアを対象に取り組んでいる事業の事例集を発行しました。
②「シニアライフ支援プラン企画検討委員会」の設置(平成 18∼19 年度)
「会社(職場)から地域へ」大きく生活環境が変化する定年退職者を対象として、健
康で自立した地域生活を社協として支援するためのプログラムを検討し、
「心豊かなシニ
アライフのための地域生活応援プラン」(平成 20 年 4 月)を策定しました。
*『心豊かなシニアライフのための地域生活応援プラン』は次の下記URLからダウンロードでき
ますhttp://www3.shakyo.or.jp/cdvc/shiryo/joho1_v.asp
③「豊かなシニアライフのための地域生活支援プラン」モデル事業の実施(平成 18 年度)
「豊かなシニアライフのための応援プラン」及びその一環である「いきいきシニアラ
イフ応援講座」の実現可能性及び効果を測るため、3 箇所の市町社協でモデル事業を実
施し、全国展開に向けた課題を整理しました。
④テキスト等の開発(平成 19 年度)
平成 19 年 5 月に「応援講座」の総論用テキストである『いきいきシニアライフ∼地域
生活者として生きるヒント∼』と、そのポイントを対談形式で平易に解説したDVDを
発行しました。(テキストは@500 円で有償頒布、DVDは各社協に配布済み)
⑤「定年退職者の地域活動の開発・支援のあり方に関する調査研究事業」の実施(平成 19
年度)
団塊世代を含むシニア世代がかかわる地域活動事例を収集、分析するとともに、新た
な活動プログラム提案を盛り込んだ「退職世代が地域を変える」(平成 20 年 3 月)を発
行しました。
⑥「いきいきシニアライフ応援講座」モニター事業(平成 19∼20 年度)
上記②で提案したプログラム案や共通テキスト(④)のモニター社協として、これま
で 22 箇所が取り組んでいます。
「いきいきシニアライフ応援講座」は、地域生活への「入口」として退職後の地域生
活をどのように描くかを考えるきっかけの提供をめざした講座です。より多くのシニア
の参加を得るため、三大関心事(健康/人生設計/生きがい)についてのテーマや、地
域での具体的な活動をイメージできる参加型のプログラムを提唱するなど、受講者の関
心を高める工夫を施した講座の提案となっています。
3.モニター事業の成果及びシニアライフ支援関連事業の全国的な実施状況
○上記モニター事業については、資料1「モニター事業実施報告」のとおり、さまざまな
成果と課題が指摘されています。モニターとなった社協からは、①受講者から好評で毎
年行いたい、②地域デビューのきっかけづくりとして社協事業の必須メニューである、
③具体の地域課題への結び付けや担い手を確保する上で効果的など、取り組んだ成果が
語られています。
○また、特徴的な取り組み例として、資料2「実践事例①∼③」を紹介します。
○シニアライフ支援として、全国的に、都道府県・指定都市社協や市区町村社協における
多様な取り組みが行われています。実施状況は資料3「実施状況一覧」に示したとおり
です。(「平成 21 年度都道府県・指定都市 VC 所長セミナー事前アンケート」結果より)
4.全社協の今後の取り組み方針
これまでのモニター事業や、各社協での取り組み結果から、地域生活者として主体的な
気づきを得たシニア当事者は、地域社会及び地域活動に主体的かつ積極的にかかわり、少
子高齢社会におけるまちづくりの重要な人材として活動している例が広がっています。
今後も、全社協としては「定年退職者等高齢者のシニアライフ支援事業」に取り組んで
いくとともに、全国に活動が普及・定着するよう、以下の項目にも取り組んでいきます。
○ モニター事業の継続実施(平成 21 年度)
*「モニター事業募集要領」様式は、次の URL からダウンロードできます
http://www3.shakyo.or.jp/cdvc/shiryo/joho1_v.asp
○ モニター実施社協からの報告等をもとにした実践ノウハウの分析
○ 都道府県・指定都市社協調査(各県の取り組み並びに市区町村社協での取り組みの把握)
○ 関係資料、実践事例の収集及び分析
等
資料1
『心豊かなシニアライフのための地域生活応援プラン』
【モニター事業実施報告(平成 19∼20 年度実施社協、要約)】
全社協・全国ボランティア活動振興センター
1.講座プログラム企画について
・ シニア世代の三大関心事(生活設計・健康・生きがい)を取り入れると集客率が高まる。
例えば、
「健康保険・年金講座」
「消費者トラブル」
「相続」
「成年後見制度」
「メンタルヘ
ルス」
「健康管理術」
「栄養学」
「介護予防」
「観光ガイドボランティア」
「まちづくり講座」
「防犯」「環境保護活動」「傾聴ボランティア養成講座」など
・ 短期間でさまざまな内容に触れられることは魅力的であり、時間的に足りないところが
あっても、各自で理解を掘り下げるきっかけにもなるのでよい。また、自分の課題や関
心事への気づきにもなる
・ 早い段階で参加型、体感型(グループワーク、活動報告等)のプログラムを入れると、
受講生の興味を引き、受講者同士の交流も深まる
・ 受講者に講座の企画・運営に関わってもらうことで、より参加意識・意欲が高まる。ま
た、受講対象世代の声を反映させることで集客率も上がり、その後もさまざまな社協事
業の企画・運営に携わってもらう人材の育成につながる
・ 企画の段階で他機関・団体・企業と協働することで魅力的な講座になる
※例えば、企業と連携することで、物品・会場・広報協力が得られる
※NPO 法人・市民団体・ボランティアグループ・施設と連携することで講師派遣や体験
活動が行える
・ 受講生が有職者であることが多いため、平日の夜や土曜日の開催が適当
・ シニア講座(団塊の世代)とすると男性中心となるので女性を取り込む工夫も必要
2.テキスト「いきいきシニアライフ∼
地域生活者
として生きるヒント∼」の活用について
・ 第 1 章を総論としてシニア事業導入時に活用すると理論的に説明できる
・ 第 2 章「セカンドステージ計画書」
、第 3 章「自分史づくり」のワークシート・振り返り
シートを使用することで、退職後を具体化・明確化できる。また、早い段階でグループ
ワーク形式を導入すると、受講生の仲間作りもスムーズに進む
・ 基本的教材に用いない場合でも、受講生に副読本として配布し、活用のポイントを説明
することで理解を深めてもらうことが可能である
・ 「セカンドステージ計画書」の前に「自分史づくり」に取り組むほうが、順番としては
考えやすいように感じた
・ テキストの時間、使い方の目安があるとよい。ダイジェスト版があるとよい
・ 気楽に誰もが手に取れるような形の冊子であれば良い。堅苦しさやとっつきにくさが先
にたち、せっかくの資料を十分に生かせなかった
3.DVD「地域生活者から始める
いきいきシニアライフ」の活用について
・ 初回の講座(総論部分等)にあたるテキスト(第 1 章)の内容を視覚的に捉えられるの
で理解しやすいし、シニア事業のイメージがわく
・ 専門用語を多用せず、共感しやすい話しだった
・ 事務局職員がみると、とてもよくわかる内容になっている。これから始めようという人
には、ちょっと難しい
・ 対談が少し長かったので、具体的な活動の様子や事例紹介を入れると見やすいのではな
いか
4.「心豊かなシニアライフのための地域生活応援プラン」への意見について
・ 講座の企画や運営方法、具体的なプログラム案などもわかりやすく紹介されており、実
施する地域に合わせた内容に作り変えるなど、効果的なプログラム作りに応用できる
・ 「団塊世代講座」とすると、参加世代が限られてしまう印象があるので、ネーミングの検
討が必要である
・ タイトルの「応援講座」ではなく
ススメ
の方がよいのではないか
・ 単に講座を開催するにとどまらず、参加者同士や参加者と社協との関係性をどう構築し
ていくかが重要である
・ グループとして軌道に乗るまで支援したり、自分に合った活動に出会うまでフォローし
続けると、つながりが深くなり、力強い応援団になってくれる人も多い
・ 受講生同士のサークル化が図れた
5.フォローアップ事業について
・ 最初から地域の活動への参加・促進に限定するのではなく、趣味や関心事などシニア世
代自らが楽しめるような活動から始めることも有効である
・ 退職シニアの活動が緩やかに継続していけるように、実際に社協が行っている事業への
協力、講座への参加など、既存のものも利用しながら、その後、シニアが主体的に企画・
運営するなど、モチベーションを保てるように働きかけていく方法も考えられる
・ 退職後は地域の防犯・環境保護活動・自分の趣味を生かして地域活動をしたいという声
が多い(アンケート結果より)。地域と関わりながら生活をしたいという思いはあるが、
何かきっかけがないと難しいと感じているので、きっかけ作りとなる講座や情報提供な
どの後押しが必要である。今回の講座だけで終わらずに、さまざまな活動への参加を呼
びかけるなど繋がりを維持していくことが課題である。次の活動の提案、ネットワーク
づくり(コーディネート役)、参加者からサークル化の動きが出てくるかが鍵となる
・ まずは自由に出入りができて、必要なものを手にすることができる参加型の場づくりが
大切。ボランティアをやる人もやらない人も立ち寄れる場、面白そうと思ったら参加を
決められる場。ふらっと立ち寄れる「まちのステーション」的なものを設置するのもよ
いと思われる。例えば、空き店舗を利用して、仲間づくりと情報提供の場を設置する。
そこに、シニア世代を対象とした、行政・市民団体などのチラシ・パンフレットを収集
し提供する。また、そこでミニ講座を開催したり、毎日喫茶やバーなどができるような
「たまり場」をつくる、など
6.その他
・
行政、企業、既存のサークル活動等の資源を生かすことで、それらとの協働が進む。そ
の後、シニア事業以外でも継続的に連携を図っていくことで社協事業の幅が広がる
・
シニア世代を取り込むことにより、新たなボランティア層ができ、社協の支援・連携領
域が広がり、社協の事業への関心も高まる
・ 「一緒に考える」=「ともに生きる」、社協として培った強みを一層発揮できる
・ 「地域を知ること」=新たな発見、
「仲間づくり」=生きがい・安心、シニア世代にいき
いき生活=「まちの活性化」=社協がめざす「誰もが住みよいまちづくり」につながる
・ シニアへの支援事業において、地元にネットワークを持つ社協の強みを発揮できる
・ 在職中からの働きかけが必要と思う
・ 一人ひとりの思いをヒアリングしながら、それぞれの知識や技術を活かせるよう支援し
たい
・ 県社協レベルで社協職員対象の学習会等を実施し、講座や学習会のもち方(やり方)を
研修し、効果的なテキストの活用をお願いしたい
・ 地域活動の活発化やVO活動の多様化により、活動ニーズも多様化してきていることか
ら、より幅広いプログラムが提供できるよう、社協だけではなく他の機関や団体と協働
して進めることが効果的だと感じる
・ 大規模組織、中小企業と連携で講座を開催していく方法も考えられる
・ 講座終了者には終了証を発行し、市町村 VC への登録を呼びかければよかった
・ 介護体験は評判がよかった
・ 適切な資料を探すことも一苦労である
7.成果と今後の課題について
・ 団塊世代は少なからず、ボランティア・地域活動に興味を持っていることがわかった。
その方々の背中を押すきっかけづくりになった
・ 毎年行うべきとの意見があった
・ 継続するための経費捻出をどうするか
・ 募集の段階で人が集まらず、知り合いに声をかけたり新聞掲載したり、
「団塊」以降の世
代にも声をかけた
・ 一方で、無関心層には、興味を促すような生活に密着した講座や、趣味活動に通じる活
動の場を考えていかなければならない
・ 企業、労働組合等の他組織にも広報の協力を仰ぐ必要がある
資料2
実践事例①
B社会福祉協議会(A県)
「団塊世代講座」−仕事中心の生活から地域中心の生活へ−
○ 「県健康づくりアドバイザー協議会」が共催団体となり、ファイナンシャ
ルプランナーや管理栄養士などの多彩な講師陣により開催した
○ 毎回、話し合いの時間を設け参加者同士の交流を促すとともに、体験活動
を織り交ぜることによって、評価の高い講座を行うことができた
【講座名】
○ 「団塊世代講座」−仕事中心の生活から地域中心の生活へ−
【実施社協】
○ A県B市社会福祉協議会(人口 80,066 人)
(共催:県健康生きがいづくりアドバイザー協議会)
【受講者数】
○ 15 名
【講座内容】
○ 全7回
回
期
1
9月7日
○開講
9:00∼12:00
○私のこれからの人生設計
9 月 21 日
○私のこれからの経済設計
2
日
内
容
・健康生きがいづくりアドバイザー
4
・健康生きがいづくりアドバイザー、
・ファイナンシャルプランナー、
9:00∼12:00
3
講師・協力団体
○調理実習
・管理栄養士
10 月 12 日
○心と体の健康づくり
・健康生きがいづくりアドバイザー
9:00∼12:00
○いきいきヘルス体操
・シルバーリハビリ体操3級指導師
10 月 26 日
○ボランティア活動って?
・社協職員
9:00∼12:00
・ボランティアを始める前に
・ボランティアサークル紹介
5
6
12 月 14 日
○ボランティア活動体験の話し合い
・健康生きがいづくりアドバイザー
9:00∼14:00
○そば打ち体験と試食会
・配食ボランティア
1 月 16 日
○介護保険の仕組みと高齢者への福 ・市役所職員
9:00∼12:00
7
祉サービス
これからどうしよう
・社協職員
1 月 25 日
○さあ
9:00∼12:00
○ボランティアの仲間づくり
・ふとん乾燥サービスボランティア
○ボランティア活動経験者から聞く
・配食ボランティアサークル
・健康生きがいづくりアドバイザー
※
オプション 1:初回∼3回目講座の間に、市内の福祉施設訪問を実施
オプション 2:4回目∼5回目講座の間に、ボランティア活動体験を実施
【事業費】
○ 138,900 円
【取り組みの成果と課題、参加者の感想など】
○ 講義を聞くだけの内容ではなく、人づくりや仲間づくりを目的のひとつとして、今
後の活動のプラスになるように毎回グループの話し合いや体験活動を入れたことが
参加者からの評判が良かった。
○ 受講生は、人生経験の豊富な方だったので、さまざまな生き方を経験されたことと
思う。自分の事を知ってもらい、他の人を理解するという意味では、とてもよい話
し合いだった。
○ 募集の段階で人が集まらずに、知り合いに声をかけたり、新聞記事に載せたり、団
塊の世代を過ぎた方々に声をかけたりして募集を行った。
【モニターとしての意見】
○ 健康づくりアドバイザーの協力により、講師がテキストに添った内容で資料化し、
講義をしていただいた。
○ 講座の構成については、
「応援プラン」を参考にしながら内容を組むことができた。
○ 仲間づくりと地域の現状を理解してもらうことに重点をおき、毎回必ず仲間同士の
話し合いと発表を入れたことはよかったと参加者の声があった。
○ ネーミングを「団塊世代講座」とすると参加できる世代が限られてしまう傾向があ
るので、多くの参加者を求めるのであれば、ネーミングの検討も必要である。
○ 「いきいきシニアライフ」のテキストを中心にして、社協職員対象の学習会を実施
し、効果的なテキストの活用を図ってもらいたい。
○ 社協職員向けに、テキストを基本に講座や学習会の持ち方(やり方)についての研
修会をお願いしたい。
D町社会福祉協議会(C県)
「団塊世代の夢」∼応援プロジェクト事業∼
実践事例②
○ 講座開講にあたり、大学・VC・商工会・VO 協会・町連合自治会・介護
老人保健施設等からなる「実行委員会」を組織し講座を企画、開催後は事
業モニター(反省)をしっかり行い、フォローアップも行った
○ 結果、受講者の評判がとても良く、毎年行うべきとの声も多く聞かれた
【講座名】
○ 「団塊世代の夢」∼応援プロジェクト事業∼
【実施社協】
○ C県D町社会福祉協議会(人口 16,851 人)
【受講者数】
○ 21 名
【講座内容】
○ 全5回
回
期
日
内
容
1
11 月 28 日
○開講
13:30∼15:30
○会社人間から地域人間へ
講師・協力団体
・高齢者大学講師
・セカンドライフの楽しみ方
・定年後の趣味を見つけよう
2
12 月 19 日
10:00∼12:30
3
1 月 16 日
13:30∼15:30
○料理教室
・調理専門学校長
・楽しくクッキング♪
○聞き上手は話し上手
・生涯学習サポート指導部長
・頭の体操
・傾聴ボランティアってな∼に?
4
2 月 20 日
13:30∼15:40
○その人の立場になって考えよう
・学校法人担当課長兼講師
・親の介護、配偶者の介護、
自分の介護
5
3 月 13 日
13:30∼15:30
○地域発見! 自分発見! 自分活用! ・生涯学習サポート理事長
活躍できる分野を見つける
∼地域を見つめなおして∼
※
講座開始前と終了後に実行委員会を開催
【事業費】
○ 231,556 円
【取り組みの成果と課題、参加者の感想など】
○ 受講者の評判がとても良かった。実行委員会でも、毎年行うべきとの意見があった。
○ 委託金がない場合、経費捻出をどうするかが今後の課題である。
【モニターとしての意見】
○ テキストのワークシートは自分を見直すのに良い教材だった。自分では気づかない
ことに気づかされた。
○ 身近なところで何か出来るのではないか、自分に出来るものを見つけて、ボランテ
ィアに登録したい。
○ DVD は事務局職員が見ると、とてもよくわかる内容になっている。今現在、ボラン
ティア活動をしている人にもよくわかるが、これから始めようという人には、ちょ
っと難しいのではないかと思う。
○ 講座参加者のなかから、地域に目を向け、地域の実情に気づかれた方もいる。そん
な方が、地域での活動に踏み出せるように、今後も引き続き開催したい。
○ 中小企業の会社が定年前の方を対象に講座を開講するなど、在職中からの働きかけ
が必要だと思う。
実践事例③
E県社会福祉協議会
シニアライフ支援講座
「地域デビューのすすめ」
○ 地域デビューのヒントとして、元銀行職員、NPO 法人関係者、ボランテ
ィア実践者など、事例を通して
○ 県社協段階での取り組みをふまえ、今後は市町村段階での実施の必要性を
確認した
【講座名】
○ シニアライフ支援講座
「地域デビューのすすめ」
【実施社協】
○ E県社会福祉協議会(人口 1,186,225 人)
【受講者数】
○ 49 名
【講座内容】
○ 2 日間研修
期
日
12 月 5 日
10:00∼15:00
内
容
講師・協力団体
①提案:DVD
「『地域生活者』から始めるいきいきシニ 全国社会福祉協議会
アライフ」
②地域デビューのヒント∼事例から学ぶ∼
・退職後、畑仕事をしながら地域を耕した 元銀行職員
いと思いつつ
・高齢者・障害者の家庭の緑化をお手伝い NPO 法人
・地域福祉は地域の手で
ボランティア
③講演
『農的セカンドライフ』のススメ
12 月 6 日
④くらしのご用心:賢い消費者に
10:30∼15:00
フリーアナウンサー
社団法人全国消費生活相談
員協会
⑤福祉体験:介護のなり手、担い手
【事業費】
○ 289,049 円
【取り組みの成果と課題】
県介護学習センター
○ 今回は県段階での取り組みであったが、今後は市段階でも企画すべきである。
○ 対象者について、50 代の現役の方々が退職後の生活について考えるゆとりがあるだ
ろうか。主対象は実際に退職した方々がいいのではないか。
○ 企業・労働組合等の他の組織にも広報に関して協力してもらうと良いのではないか。
○ 特定の企業と連携して、企業内での研修等でも良いのではないか。
○ 他団体のセミナーに生きがい・ボランティアを盛り込んでいく方法もある。
○ 町村部は広域的・地区別に研修すると気楽に参加できるのではないか。
【モニターとしての意見、参加者の感想など】
○ 60 歳の節目に考えておかなければならないことの参考になった。
○ 疑似体験が大変参考になった。
○ 退職後の過ごし方についてアドバイス的な内容があってよかった。
○ 冊子よりも、映像で見る方法が入門講座の位置づけではわかりやすい。
○ タイトルの「応援講座」ではなく、 ススメ
の方がよいのではないか。
資料3
定年退職者等高齢者の地域活動、ボランティア・市民活動への参加促進 実施状況一覧
(平成21年度都道府県・指定都市社協ボランティア・市民活動センター事業アンケートより)
北海道
本会では、定年退職者に限定していないが、勤労者世代を対象とした研修会を開催している。ま
た、その他、長寿社会推進センターの事業として、高齢者の地域参加、地域活動展開への支援等を
目的とした事業を実施している。
青森県
10月に青い森アリーナを会場に「ふれ愛フェスティバル」を開催し、県内V・市民活動団体の紹
介をし、県民に啓蒙を図る。
昨年は八戸市社協で、地域デビューしませんか?「シニア地域回帰事業講座」を開催、定年退職ア
ドバイザーから『団塊の世代だからできること』等の講演・体験・懇談・施設見学を行った。
岩手県
北上市社協において、退職後の生活を考えるきっかけ作り、地域活動の楽しさを伝えることを目的
に、いきいきセカンドライフ応援講座(全7回)を開催した。県社協としても、これらの事例を広
く他の市町村に周知し、活動を促進する。
宮城県
・定年退職者向けの事業に関しては、各市町村社協で取り組みを計画しているが、まだまだ具体的
な成果は見えていない。
・本センターとしても、県社協内他部署で実施している元気高齢者への取り組みをしている事業と
の連携方法について、具体的方策を検討中である。
秋田県
市町村と共催で講座を開催したものの、退職前や直後の方の参加率が低いほか、生きがい・趣味づ
くりをテーマにしたものへの関心は高くても、地域活動やボランティア活動を前面に出したメ
ニューに対する評価は低い。今後も引き続き継続して開催していく予定はあるものの、地域活動等
に結びつけていくためには、意図的な働きかけが必要となる。
山形県
県社協において「シニアライフ支援講座」を企画し、広く関係者へ広報・周知しながら、事例紹
介、講演、実技等の日程で開催した。事例紹介では、県内で活動している3つの事例から「地域デ
ビューのヒント」を学んだ。
福島県
従来より市町村社協主催でボランティア入門講座やシニアボランティア講座を実施しているが、
団塊の世代のボランティア活動の定着させていくため、県社協では、複数市町村社協の広域事業で
の実施や効果的なプログラムの構築を図っている。
茨城県
・団塊の世代を巻き込むための講座を実施しているが、思うように人が集まらない状況である。本
会においても、市町村社協との共催で、シニアボランティア講座(1か所)、本会でもシニア層を
対象に市民ライター入門講座を実施しており,引き続き団塊・シニア世代の活動参加の促進に努め
ていきたい。
いくつかの社協ボランティアセンターで養成講座を開催し、組織化をしている。
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
ボランティア活動の裾野の拡大を目的に、団塊世代を対象に傾聴ボランティア活動を推進してい
る。
社協担当者の推進講座を1回、県民を対象とした養成講座を3回、先進地区の事例をもとに情報
交換会を1回開催。数町村にて組織化がはじまったところ。
県社協では、平成18・19年度にかけて団塊世代を対象とした取り組みを実施し、市町村社協
などに対して団塊世代の地域への参加促進を図るよう展開を図った。
市町村社協においても、団塊世代を対象とした事業展開や、世代間交流事業などを展開するな
ど、積極的に地域の力として参画を促すよう努力している。
2007年度佐倉市社協「お父さんのためのボランティア講座」の実施。
2008年度シニアボランティア研修を船橋市社協、千葉県ボラ連、船橋市ボラ連、県社協共催で
実施。(出前講座)
*各市町村社協での取り組みなどから、身近なエリアで何回かによる継続講座等を行うことにより
受講者の中から仲間作りが始まる傾向にあることが伺える。
東京都
神奈川県 既存の活動内容のイメージにとらわれず、広く市民活動の新たな担い手と捕らえつつ取り組む。
新潟県
・シニア対象の研修会の開催(9社協)
・シニアの社会活動・ボランティア活動参加支援事業の推進(県社協指定の3社協)
1
資料3
定年退職者等高齢者の地域活動、ボランティア・市民活動への参加促進 実施状況一覧
(平成21年度都道府県・指定都市社協ボランティア・市民活動センター事業アンケートより)
富山県
1.H19年度は、県社協主催のアクティブシニア地域デビュー講座を県内2会場で3日間コースを開催
した。
2.各市町村が「アクティブシニア相談窓口」を設置する。
3.H20年度にアクティブシニア地域デビュー講座を市町村社協と共催で開催したところ、体験メ
ニューは多くできた。
石川県
各市町VCでシニア向けの講座を企画・開催するが、参加者が振るわず、課題となっている。県でも
支援すべく、シニアボランティア獲得のためのイベント開催やVC紹介パンフレットを作成する予定
である。
福井県
・地域住民を対象としたボランティア入門講座は、各社協において積極的に実施されている。しかし、
その内容等が一部マンネリ化している点もあることから、今後は、定年退職者等のより一層の参加促
進・確保に向けたプログラム内容の工夫が課題と思われる。
・県社協においても、シニア層を対象とした研修会や体験ボランティア等の実施、啓発リーフレットを作成してき
たが、今後も、市町社協と連携して退職者等への参加促進に向けた事業展開を図っていく。
山梨県
①小地域福祉活動の推進(分科会・パネル討議・シンポジウム・実践発表・講演等で方向づけ)②
事例集の作成配付
長野県
県社協では団塊世代や定年退職者等高齢者の地域活動やボランティア・市民活動への参加促進を図
るため、市町村社協が取り組む事業に対して財政的な支援などを行っている。佐久市の団塊世代の
男性を対象とした事業などの取り組み例がある。
岐阜県
・シニアボランティア育成事業<高山市>、(団塊世代向き含む)入門講座<美濃市>、お父さん
の野菜づくり講座<美濃加茂市>、などを実施
・各市町村社協において、定年退職者への意識はあるものの、どのようにしたら参加促進を図れる
のか、明確なものがなく模索している様子
・県社協において、年齢別ボランティア活動啓発パンフレット(シニア、学生、現役編)を作成
静岡県
昨年度まで、シニアボランティア団体等育成支援事業として、傾聴ボランティアの養成を行ってき
た。講座の終了者が市町社協の支援のもとグループを作り活動を始めてきており、こうしたグルー
プの要望等もあってか県内市町社協でも独自に講座を開催するようになってきた。
愛知県
県下60市町村中、シニア向け養成講座を開催している地区は16箇所に留まり、ボランティア入
門講座は26箇所、企業向け2箇所と、取り組みが低迷している。団塊の世代の意識として、シニ
アを一律的に捉えることについての抵抗や、シニアとしての自覚がない等の理由から、参加促進を
図るためには企業人の段階から捕らえていくことが重要であるとの認識に立ち、企業との社会貢献
活動の情報収集やイベントへの参画呼びかけを行っていく予定である。
三重県
全体的に、都会と比べて需要が少ないといえる。そんな中、都市部等で団塊・シニア層を対象と
した講座や研修を実施しているところはあるが、そばうち体験や男性料理教室など、具体的かつ単
発で行われている。
本会では、県民対象に「自分力UP講座」と称した団塊世代向け講座を実施。現在報告書兼マニュ
アルを作成中であり、今年度はそのマニュアルを基にした事業をモデル的に実施してもらう社協に
対して年間20万円の助成を行う予定。
滋賀県
本会では、重点事業としては位置づけていないが、本県は京阪神のベットタウンということもあり
新興住宅地が多いため団体世代の大量退職が早くから課題となっていた。このため、講座を開催
し、終了後の立ち上がったグループの活動を支援している市町社協VCがいくつかある。
京都府
・市町村社協と共催でシニア層の参加を促進する事業を展開しているが、必ずしも成功に至ってい
ない。一般的なボランティアを活動を知る講座ではなく、シニア層に参加してもらうため、シニア
向けの活動の具体的内容やプログラムの提示が必要と考える。そのためにも、市町村社協VCが福
祉課題、生活課題、地域課題をしっかりつかみ、それへの対応をシニア層とともに考え、実践する
ことが求められる。
サロン的なレベルでとりあえず「集まれる場」を提供するということからはじめている市町村が多
い。
府社協としてはなかなか具体的支援ができていないのが現状
大阪府
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資料3
定年退職者等高齢者の地域活動、ボランティア・市民活動への参加促進 実施状況一覧
(平成21年度都道府県・指定都市社協ボランティア・市民活動センター事業アンケートより)
兵庫県
○団塊世代等の退職予定者等を中心としたシニア層が地域づくり活動への第一歩を踏み出すため、
セミナーや体験実習等を行うNPO等に補助を行っている。平成20年度実績:NPO法人4団体
に各50万円
奈良県
定年退職者等高齢者だけを対象にした講座等の取り組みを行っている市町村社協は無い状況で、一
般住民を対象にした、ボランティア入門講座・手話講座・要約筆記講座等を開催している社協は9
社協ある。平成21年度から、市町村社協ボランティアセンター連絡会を開催し、市町村社協ボラ
ンティアセンターの課題等の整理を行い、支援施策を検討していく予定である。
和歌山県 本会長寿社会推進部と連携のうえ、取り組みが必要と考える。
鳥取県
○シニアボランティア養成講座の開催
○19年度よりシニアボランティア活動支援検討委員会を設置し、シニア、特に団塊世代への活動
支援策について検討。
○定年退職者の地域活動啓発・活動推進支援プログラムの作成(21年度)
島根県
○平成19年から「団塊世代の参画による市町村社協ボランティアセンター活性化事業」を実施。21
年度末で12ヶ所の社協が実施予定。
岡山県
平成20年度3月に、美作市社会福祉協議会において高齢者に対してボランティア活動の担い手とし
ての養成講座を実施している。本会では長寿社会推進センターが高齢者を対象にボランティア活動
で役立てる内容の研修会を実施しており、修了者には地域の社会福祉協議会VCでのボランティア
登録を紹介している。
広島県
シニア世代を地域参画の場につなぐための活動や事業を市町社協と協働で行ってきた。現在,15市
町においてシニアボランティアサポーターを養成し,更にサポーターの地元での取り組みを支援し
ている。今年度は,「プラチナ世代支援協議会」への参画を通じて,実践者の育成と活動を創出
し,全県的に地域に根ざした実践力を発揮する人材養成を実施していく。
山口県
定年退職者等のボランティア活動の推進については、勤労者マルチライフ支援事業の中で取り組
み、事業終了後も勤労者ボランティア活動の取り組みにおいて、勤労者ボランティア人材バンク登
録者に情報提供、参加募集等行っている。また、県社協の同じ地域福祉部内に中高年の社会参加活
動を進める「生涯現役推進センター」があり、これらの部署との連携、協働による事業展開を図っ
ている。
◆課題◆
団塊の世代を地域できちんと把握できていない地域もある。
また、団塊世代の人をどのようにボランティア活動に興味関心を持ってもらうか。
◆取り組み◆
男性限定料理教室(美馬市)
デジカメ講習会(美馬市)
◆支援◆
市町村との協働事業(予定)
団塊世代のボランティア入門講座の開催
徳島県
香川県
さぬき市社協が、平成18年から男性の定年退職者向けに、「シニアライフ応援講座」開催。
県社協では、平成20年度に「定年退職後の地域福祉活動参加促進プログラム検討会」を開催。平
成21年度には、県社協で、定年退職者向けの講座開催する。企業や労働組合への働きかけを、講
座を通じて、県社協が行う予定。
愛媛県
松山市:「知って得するシニアライフ講座」
新居浜市:「心豊かなシニアライフのための地域生活応援プラン」モニター事業の実施及び事業継
続
県社協としては、上記講座等における講師を承引。
定年退職者等高齢者にターゲットを絞った取組みはしていないが、モデル事業を実施する中で、定
年退職者等高齢者を含む、対象を幅広く捉えたボランティア活動の推進を行っている。
高知県
福岡県
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資料3
定年退職者等高齢者の地域活動、ボランティア・市民活動への参加促進 実施状況一覧
(平成21年度都道府県・指定都市社協ボランティア・市民活動センター事業アンケートより)
佐賀県
県社協ではボランティアセンター機能を強化するため、平成20年度に「地域力推進事業∼ボラン
ティア活動研究会∼」を設置したが、その取り組みから、定年退職者等高齢者はもとより、目的ご
とや技能を有した市民を登録し、住民のボランティアニーズに対応する組織(グループ)の立ち上
げを検討している。
長崎県
特に退職者に限っては、行っていない。退職者で運営をしている現役の会などのNPOや企業との
フィランスロピーネットワークとの連携を強め、企業CSR及びNPOとの協働セミナーのなかや県職員
退職準備者や企業や組合との連携を強化し、退職後のボランティアの推進や理解を広めている。
熊本県
・県内の団塊の世代6万人が定年退職を迎えていることから、この世代の方々や企業の人事担当者
を対象に「セカンドライフ応援セミナー」を開催している。
また、開催に当たっては、NPO・V協働センター(県)やフィランソロピー協会と協働し開催して
いる。
・県社協第2次総合福祉計画の重点推進項目としてかかげ団塊世代の地域活動への参加を促進して
いる。
・中津市では、平成19年度定年退職した男性が中心となってサロンを立ち上げ、地域住民を巻き
込みながら活動を展開している。
・退職後、地域で活動が実践できるよう実地研修を含めた研修会を開催している。
大分県
宮崎県
鹿児島県 シニア層や高齢者を対象に,ボランティア活動参加へのきっかけづくりや地域のボランティアの
掘り起こし,ボランティアリーダーの養成を目的にした講座を開催する市町村社協に対し,経費の
一部助成を行っている。また,当会では,ボランティア活動への参加促進及びシニアリーダーの養
成を目的に連続型(3回程度)のシニアボランティア養成講座を開催する。
沖縄県
・県社協いきいき長寿センターが取組む『長寿大学校』のボランティア講座について企画面で連携
している。H20年度は、受講生のボランティア活動を促進するために、市町村社協VC担当者を講
師に、地域でのボランティア活動について講座を行った。H21年度は市町村社協による講座につい
てさらに一コマ増やす予定である。
札幌市
「シリーズ団塊がゆく!∼退職後の新たなステージへの飛翔のために∼」、「丑年の人が考える退
職後の人生設計」等の研修会を開催することで、定年退職者高齢者等のがボランティア活動に取り
組むきっかけづくりを行っている。
仙台市
特になし。
さいたま 本会として、積極的に展開は行っていない。行政の人材コーディネート機関「シルバーバンク」と
の連携・協働による活動推進を検討していきたい。
市
千葉市
団塊の世代向けボランティア講座、シニアボランティア講座を開催
横浜市
・区社協では「パッピーリタイア」「おとな計画」等、名称や手法を工夫しながら幅広い啓発のた
めの取り組みを実施している。
・市社協としては、事業の周知PRや各区の情報共有の場の設定を行っている。
川崎市
定年退職者に限定した取り組みは行っていない。年齢などの垣根にとらわれず、世代を超えた取り
組みの支援を図る。
新潟市
市ボラセン・・おもちゃ病院(おもちゃドクター養成講座により発足)の展開
中央区、西区と展開を見せ始めている。
静岡市
平成17年より「50代から始めるボランティア講座」の名称で、団塊世代を対象としたボランティア
講座を実施してきた。平成19年からは名称を「シニアボランティア講座」と変更し、より実践的な
内容の講座として実施している。
浜松市
シニア向けのボランティア講座を開催している。
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資料3
定年退職者等高齢者の地域活動、ボランティア・市民活動への参加促進 実施状況一覧
(平成21年度都道府県・指定都市社協ボランティア・市民活動センター事業アンケートより)
名古屋市 本市では、平成20年度より「名古屋市シルバーパワーを活用した地域力再生事業」(名古屋市委託
事業、国庫補助事業)を実施しており、その仕組みにある「ボランティアポイント制」で団塊の世
代やシルバー世代のボランティア活動等参加促進を行い、地域の個別課題に取り組むボランティア
の発掘に努めている。その他、ボランティア啓発イベントや区社協による団塊世代向け講座の開催
なども行っている。団塊世代や定年退職者のボランティア啓発には、独特で具体的な広報、経験を
生かした活動提案などが必要になってくると感じている。
京都市
大阪市
団塊・シニア世代の地域活動参加促進事業を平成19年度から実施し現在9区で取り組み中(24
区実施を目指す)
堺市
堺市セカンドステージ応援団事業として、行政、各種団体、市民との協働で定年退職者等高齢者の
地域活動、ボランティア・市民活動への
参加促進事業を展開。①活動拠点(SSひろば堺東)を月∼土開設 ②SSナビゲーター養成講
座・SS塾等毎月開催 ③(仮称)
シニア市民大学の創設に向けた企画検討作業など
神戸市
定年退職者等高齢者は、地域福祉活動の貴重な担い手であると認識している。
区社協VCでは「団塊の世代」を対象とした講座を実施するなど、地域福祉活動への参加促進に努
めている。
岡山市
・手話講座の開講
・地区社協によるボランティア推進活動
・災害支援ボランティア登録の積極的推進
広島市
定年退職者等高齢者に対象を限定した講座の開催などを行っている区社協(ボランティアセン
ター)もある。(通常の講座参加者、活動希望相談者に、高齢者が比較的多い。)
定年退職後にスムースに地域デビューできるよう、在職中から関心を持ってもらうため、市社協で
「働く人に伝えたい∼ボランティアガイドブック」を作成した。
福岡市
市社協ボランティアセンターがシニアボランティア講座を年1回開催している。講座がきっかけ
となり、受講生のボランティア個人登録、ボランティアグループ結成につながっている。
北九州市 年長者研修大学校研修生等を対象とした、ボランティア市民活動への参加促進のための講演を実
施。
5
FAX
03−3581−7858
全国ボランティア活動振興センター行き
∼
様
式
「いきいきシニアライフ
地域生活者 として生きるヒント∼」
申込書
A4 判
71 項
頒布価格
500 円
発行年月日
2007 年 5 月
資料名
頒布価格
いきいきシニアライフ∼ 地域生活者 として生きるヒント
500 円
部数
合計
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