第1 授 業 大学では、授業科目はすべて単位制で行われ、卒業に必要な単位数等は、各学部・学 科で定められている。 この履修案内に示された科目別の配当年次により、所定の科目を履修し必要な単位数 を修得しなければならない。 1 単位 1単位の授業科目は、45 時間の学修(授業時間外の学修を含む。 )を必要とする内 容をもって構成し、当該授業による教育効果、授業時間外に必要な学修等を考慮して、 次の基準により授業科目ごとの単位を算定している。 ●講義・演習……原則として、毎週1時間 15 週の授業を1単位とする。ただし、外 国語は毎週2時間 15 週の授業を1単位とする。 ●実験・実習・実技・講読……原則として、毎週2時間 15 週の授業を1単位とする。 なお、本学の授業では 90 分を2時間とみなす。従って、講義・演習の場合は1コ ース(90 分)15 週(前期又は後期の期間)の授業は2単位と算定する。 2 授業時間 本学の授業時間は、下表のとおり5コース制・各 90 分授業となっている。 コース 時 3 間 1 2 3 4 5 8:50 ↓ 10:20 10:30 ↓ 12:00 12:50 ↓ 14:20 14:30 ↓ 16:00 16:10 ↓ 17:40 気象警報発令及び交通機関の運行停止に伴う休講 暴風警報等の発令及び交通機関の運行が停止したときの授業の取扱いは次のとお りとなる。 休講となった場合は、学内に掲示するほか本学ホームページ(http://www.kpu.ac.jp/) に掲載する。 なお、電話での問い合わせには応じられない。 次のいずれかの一に該当する場合は授業を休講とする。 ① 京都市又は京都市を含む地域に気象等に関する特別警報又は暴風警報が発令さ れた場合 ② 京都市営バス及び地下鉄が全面停止の場合 ③ JR西日本(京都駅発着の在来線) 、阪急電鉄(梅田-河原町間) 、京阪電鉄(淀 屋橋又は中之島-出町柳間)及び近鉄(西大寺-京都間)の4交通機関のうち3 以上の運行が停止の場合 警報解除又は交通機関の運行再開(以下「解除等」という。 )に伴う授業の取扱い ① 午前6時 30 分までに解除等となった場合・・・平常どおり授業を実施 ② 午前 10 時 30 分までに解除等となった場合・・・午後の授業を実施 (京都駅発着の在来線の範囲) ○京都線〔神戸・京都〕○琵琶湖線〔米原・京都〕 ○湖西線〔近江今津・京都〕○嵯峨野線〔園部・京都〕○奈良線〔奈良・京都〕 4 履修の手続き 学年の初めに1年間に履修を希望する全科目(前期、後期、通年)を登録しなけれ ばならない。ただし、教養教育共同化科目の後期開講科目は除く。 登録をしていない科目は、履修者名簿及び採点簿の作成ができないため、単位の修 得はできない。履修登録の手続きについては別途通知する。 5 履修登録の確認 履修するべき科目に正しく登録ができているかどうか、各自で確認をする必要があ る。例年一定の期間に登録科目の確認及び変更を学務課教務担当で受け付けている。 具体的な確認及び変更の期間や方法については、別途通知する。 ただし、教養教育共同化科目については、変更を認めない。 この期間以外には、原則登録の追加、誤りの修正はできないので注意すること。 6 クラス指定(外国語科目) ア 外国語科目の授業は、所属する学科ごとにクラスを指定する。 イ クラス指定で奇数・偶数としているのは、学生証番号の末尾数字である。 ウ 休学・未修得等のやむを得ない理由のため、指定外クラスで履修する場合は、担 当教員の許可を得て、希望するクラスへ履修登録を行うことができる。ただし、履 修者数等の関係で別のクラスへ変更することがある。 なお、英語を再履修する場合には、元の指定クラスで履修することを原則とする。 7 他の大学との単位互換 本学では、大学教育の充実と大学間交流、授業科目の多様な展開を図るうえで有益 な単位互換制度を設けており、本学と(注)単位互換協定を締結している大学、短期 大学の提供科目を履修できる。 平成 19 年度から、京都工芸繊維大学、京都府立医科大学との3大学連携の一環と して、教養教育科目に関する単位互換を実施している。 提供される科目は、毎年度募集ガイド等で示す。所定の手続きをすれば無料で履修 でき、単位が修得できる。ただし、希望者が定員を超過した場合は、選考されること がある。許可された者は、科目提供大学のルールを遵守し、誠実に履修すること。 学部ごとに履修の条件や、卒業に必要な単位として認定される単位数が異なるので、 所属する学部の履修案内に注意すること。 (注)本学が平成 26 年度に単位互換協定を締結している大学等 (1)財団法人大学コンソーシアム京都の単位互換事業に参加する大学 (2)京都工芸繊維大学 (3)京都府立医科大学 8 単位修得 登録した科目を履修し、試験に合格したときは、単位が修得できる。 第2 試 1 験 定期試験 前期と後期の2回、期末に試験が実施され、この試験に合格しないと単位を修得で きない。 試験の結果については、学務課教務担当において試験終了後一定の期間に成績通知 を行う。 通知された成績について、採点の誤記入など、明らかに担当教員の誤りであると思 われる場合には、学務課教務担当へ申し出ることができる。 受験上の注意 (1) 学生証を机上に提示すること。 (忘れたときは、仮学生証の交付を受けなければ受験できない。) (2) 筆記用具以外(許可されたものを除く)は、鞄等にしまい足元に置くこと。 (3) 携帯電話等を持っている者は、電源を切ること。また、これらを時計として使用してはな らない。 (4) テキスト、参考書等の持ち込みが許可されている場合は各自が用意し、教室内での貸借は しないこと。 (5) 答案用紙に(大学) ・学科・学年・氏名・学生証番号を記入する。 (6) 試験開始後 30 分以内は入室を許可する。試験開始後 30 分を超えて遅刻した場合は、その 試験を受験できない。 (7) 試験開始後 30 分を経過しなければ、退室を許可しない。また、試験終了5分前は、退室を 認めない。 (8) 緊急の場合の入退室は、試験監督者の許可を得る必要がある。 (9) 不正行為のないよう、お互いに注意すること。 ◎ 試験中に全学休講となった場合は、試験日等を決定後、掲示により連絡するので 注意すること。 2 追試験 (1) 別表の理由により定期試験を受けることができない場合に限り、追試験を受け ることができる。 (2) 追試験を希望する者は、「追試験願」に必要な証明書等(別表参照)を添付して、当 該科目の定期試験実施までにあらかじめ学務課教務担当まで願い出ること。 ただし、緊急その他やむを得ない事情により事前に「追試験願」を提出することが できない場合には、当該科目の試験開始までに電話等により事情を学務課教務担当 に連絡すること。この場合、「追試験願」は、当該科目の定期試験実施後速やかに提 出すること。 (3) 「追試験願」を学務課教務担当に提出した者は、学務課教務担当から「追試験 願」を受け付けたことを証する「追試験願受付書」を受け取り、当該科目の担当教 員と追試験の実施について、直接相談すること。なお、担当教員が非常勤講師の場 合は、学務課教務担当の指示に従うこと。 別 表 対象事由 疾病又は負傷 必要な証明書類 医師の診断書(定期試験当日に受験できないことが分 かる診断書に限る。) 忌引(3親等内の親族に限 死亡診断書又は会葬案内等 る。) 3 不慮の事故又は災害 事故証明書又は被災証明書 交通機関の延着 交通機関の発行する延着証明書 就職試験 会社又は団体が発行する証明書 その他やむを得ない理由 学務課教務担当が指定する証明書 定期試験における学生の不正行為に係る措置について (1) 不正行為(次の行為をいう。) ・定期試験に関連した内容の紙片等(許可されたものを除く。)を使用又は所持す ること。 ・定期試験に関連した内容を机、筆記用具等に書き込みをすること。 ・他の学生の答案の全部又は一部を書き写すこと。 ・他の学生の答案を故意にのぞき見すること。 ・持込みの許可を受けていない書籍(辞書等を含む。)、電子辞書、IC レコーダー、 ノート等を利用すること。 ・携帯電話等の送受信機その他の通信手段(以下「通信手段」という。)を用いる こと。 ・配布された答案用紙以外の答案用紙を用いること。 ・答案用紙をすり替え、又はすり替えさせること。 ・本人に代わって受験し、又は受験させること。 ・他人の答案作成を助ける目的で、他の学生の自分の答案を見せ、若しくは口伝え し、又は定期試験に関連した内容について紙片等を渡し、若しくは通信手段等で メール、信号等を送信すること。 ・持込みが許可された書籍、電子辞書、ノート等を定期試験時間中に貸し借りする こと。 ・使用が許可された電子機器又は通信機器から不正に情報を引き出し、使用するこ と。 ・他の受験者に答えを教えたりカンニングの手助けをすること。 ・その他試験監督者等の指示に従わないこと。 (2) 処分及び成績評価 不正行為の事実が認められた場合は、懲戒処分その他厳正な措置を行うとともに、 当該学期の全履修科目を不合格とする。 第3 教育課程の概要 1 卒業の要件 本学を卒業するためには、4年以上在学し教養教育科目及び専門教育科目のそれぞ れにわたって、所定の単位を修得しなければならない。 教養教育科目及び専門教育科目の授業科目・履修方法等の細目については、学則第 31 条及び第 32 条に基づいて各学部教授会が決定したものを、「各学部の履修案内」 の項で解説している。 2 3回生の課程に進むための要件 2回生の学年末において、教授会が決定した所定の単位を修得していなければ、3 回生の課程において開講される専門教育科目を履修できない学科がある。入学当初か ら所属する学科で決められた履修条件に注意し、誤りのないようにすること。 3 授業科目 本学では、学部等の専攻に関わる専門的知識と技能をもった人材の育成を図るとと もに、広い視野と深い教養に基礎づけられた総合的な判断力と豊かな人間性を育成す るために、授業科目を教養教育科目と専門教育科目に分けたうえで、両者の有機的関 連に留意して教育課程を編成している。 (授業科目の説明と履修上の留意 次ページのとおり) □科目の種別等(全学部共通) 1 教養教育科目 教養教育では、専門教育の履修のみでは形成することのできない知 識や能力など、現代社会が求める市民的資質の育成をはかります。 教養教育科目は、基盤教育科目、総合教育科目、キャリア教育科目、 展開教育科目、主題研究の5つに区分されている。 ①基盤教育科目 ・基盤教育科目は、本学学生が共通に学ぶ科目群であり、本学学生教 (別表①) 育の共通基盤を形成する基幹科目群である。 ②総合教育科目 ・総合教育科目は、今日の学問の多様化・学際化および学生の幅広い (別表①) 関心に対応して開設する科目群であり、3大学共同化科目を含め9 2科目が用意されている。 ③キャリア教育科 目(別表①) ・キャリア教育科目は、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的 及び職業的自立を図り、調和のとれた働き方・生き方を創造してい くために必要な能力を培うための科目である。 ④展開教育科目 ・各学部で開講される専門教育科目のうち、概論・入門などの専門教 (別表②) 育の基礎的科目や教養教育と関連の深い授業科目が、展開教育科目 として用意されている。 ⑤主題研究 ・主題研究は、主題別履修モデルに沿って学習する中で特に興味を抱 いたテーマを自由に取り上げ、主体的発展的に行う課題探求型学習 である。 2 専門教育科目 ・各学部・学科・専攻の特色を示すものであって、高度の専門教育を 行うための科目である。 ・必修科目と選択科目に分かれているので、それぞれ決められた必要 単位を修得すること。 3 自由科目 ・他の学部、学科、専攻の授業科目を自由科目として履修できる。た だし、卒業単位への認定については、各学部で取扱いが異なるので 注意すること。 4 ・教育課程の充実を図るため、他大学の授業科目を履修できる単位互 換制度を設けている。修得した単位は、各学部、学科で決めた単位 の履修 中 (1)単位互換 在 学 他大学等 の授業科目 び短期大学に限るものとする。 ができる。 科目等履修 ・学部により事前に届けを必要とするので注意すること。 入 学 の認定 ・他大学との単位互換は、本学と単位互換協定を締結している大学及 ・入学後に他の大学等で科目等履修生となって、単位を修得すること (2)他大学での (3)既修得単位 数を卒業単位に含めることができる。 ・本学に入学する前に大学又は短期大学等において、修得した単位(科 目等履修生として修得した単位を含む)を、所定の単位数を超えな い範囲で本学における授業科目の履修により修得したものとみなす 前 ことができる。 ・認定を希望する場合は、入学の年度当初に所定の書類を整え、学務 課に申請すること。 (注)入学前又は在学中に他大学等で修得した単位は学部において有益と認められた場合に限 り併せて 60 単位を超えない範囲で認定される。 5 教職科目 ・教育職員免許状を得ようとする者は、学部で決定された教職科目を 履修し、単位を修得しなければならない。 ・教職科目には、 「教科に関する科目」と「教職に関する科目」及び「教 科又は教職に関する科目」がある。
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