人権教育だより 片品中学校 人権教育だより 13号 H25.12.6 25日(月)に行った人権に関わるアクティビティの様子を紹介します。今回は2,3年生で す。 2年生:「権利の熱気球」 2年生では「権利の熱気球」というアクティビティを行いました。「自分だけの寝室を持つ権利」、「お小遣 いをもらえる権利」、「愛し、愛される権利」など10個の権利を、必要のない順に熱気球から捨てていき、気 球が墜落しないようにすすめていきます。そして必要のないと思った理由をグループ内で発表します。この活 動を通して、当たり前なことだと思っていたことも自分たちが持つ権利の1つだということ、またどの権利も 簡単に捨てることのできない大切なものであることを改めて感じることができました。また友だちとの考え方 の違いにも気づかされたようです。 生徒の感想より ○ 生まれた時から色々な権利を持っていることを改めて知ることができました。またその権利を大切に したいと思いました。 ○ 人から色々取り上げたり、奪うことは人権につながっているのが分かった。どれも自分に大切な権利 ということがよく分かった。 ○ 生まれた時からもっているものや、成長するともてるものがあって全部をふくめて人権ということを 知りました。自分と同じものを人も持っているということを考えなければいけないと思いました。 ○ みんなそれぞれ意見がちがった。自分とちがう意見を聞いて納得する部分もあった。 ○ どれも当たり前の権利だけど、これらの権利をもっていない国があることも忘れてはいけないと思っ た。 3年生:「差別は心の中に」 3年生は学年全体でアクティビティを行いました。まず、不公平に思った体験をグループ内で発表し合い、 身近なところにも不公平はあるということを確認しました。その後「多数派・少数派」という、一人一人が配 られた命令カードに従って行動するゲームを行いました。数枚だけ違う命令カードが混ざっているため、 “大多 数の人が同じ行動をしている中に違う行動をしている人がいる”という差別が生まれる状況に気づくことがで きるものです。最後に、「男(女)は○○である。」という文を考え、それを用いて「男は○○である。~くん は男である。だから~くんは○○である。」という三段論法から偏見を持ちやすいことを実感しました。 生徒の感想より 他人が皆のやっている行動と違う行動をしている時に、 「変だなこの人」と今日思いました。しかし、 それは差別になります。だからこれからは「みんな違ってみんないい」ということで、1人1人の行動 を尊重していきたいです。 ○ 1人1人が違う感情を持っていて、それらの先入観から差別が始まるんだなと思いました。僕も先入 観だけで人を決めつけないようにしたいと思います。 ○ 自分も先入観をもってしまっていることに気づいた。先入観をもたずに、実際に話してみて理解し合 うことが必要だと思った。 ○ 少数派と多数派に分かれたとき、私は多数派だったので少し楽しくなってしまいました。少数派の方 だと、とても嫌だと感じたと思います。 ○ ゲームでも嫌な気分になることがあるので、自分でやられて嫌な事は、人にも絶対やらないようにし たいです。 ○
© Copyright 2024 Paperzz