ラテン語のアクセント位置の規則 a) 2 音節の単語のアクセントは、最初の

ラテン語のアクセント位置の規則
Bari ざびゑる
・ラテン語の性質上、辞書をひかないと判断できない場合もございますが、ご容赦下さい。
・例で取り上げる単語は、どちりなきりしたんのⅣ、Ⅴで其々出てくるものです。
・音節の扱いについては、英語とほぼ同じです。
a) 2 音節の単語のアクセントは、最初の音節にある。
例.Ⅳ…lumen,Tantum,Laus など
Ⅴ…Corpus,natum,latus など
b) 3 音節以上の単語のアクセントは、後ろから 2 番目の音節の長短で決まる。
【長い場合】その音節にアクセントがある。
例.Ⅳ…jubilatio,laudatio など
Ⅴ…Maria,immolatum など
【短い場合】後ろから 3 番目の音節にアクセントがある。
例.Ⅳ…ambulat,Genitori
Ⅴ…homine
c) 母音の次に子音が 2 つ続く場合、
その母音は文法上では長母音とみなされる。
すなわち、それが後ろから 2 番目の音節内にあるならば、短母音でもそこが
アクセントとなる。
例.Ⅳ…tenebris,Sacramentum,defectui など
Ⅴ…passum,mortis など(左記の 2 単語は、a の規則にも当てはまります。)
d) 語尾に前倚辞(「ぜんいじ」と読む。語尾に結びつき単語に意味を加える。)
がある場合、前倚辞の前の音節がアクセントとなる。
例.Ⅳ…Genitoque (que が前倚辞。and の意味を加える。)
参考:
『ラテン語入門』 著.松本悦治 駿河台出版社