更新日:2005 年 11 月 21 日 週間情報、第 45~46 週(05 年 11 月 18 日) http://www.irc.nl/page/26994 【国際】 ●水道事業:民間部門の参入 イギリス国際開発担当相ヒラリー・ベンは、債務免除の代償として民間企業の活用を推 進するチャリティ活動を主導したとする批判を否定した。 ●水道事業:サービス貿易に関する一般協定(GATS) サービス貿易に関する一般協定(GATS)に基づく、開発途上国政府による水道事業部門 での貿易について議論が行われている。 【今週の発言】 ●マネカ・ガンディ(インド人民党国会議員、インド) これらの企業は、我が国の地下水を汲み上げ、米国から輸入した成分を少しばかり添加 し、 本来は私たちのものである水に 1 本 12 ルピーの価格をつけて、 私たちに販売している。 ●ヘルマン・マイナ(アリッド・ランズ天然資源管理プロジェクト職員、ケニア) 彼らは家畜や野菜に水をやる際に凶暴なワニの襲撃に脅かされており、これが状況をさ らに悪化させている。 【アフリカ:サブサハラ地域】 ●スーダン:紛争・疾病に終止符を打つため、NGO が水を供給 現地の地域密着型組織(Community Based Organization、CBO)である「開発と平和のた めのスーダン女性連合」 (Swidap)は、パクツ・スーダン・カントリー・プログラムと提携 した。同プログラムは、アヨド地区住民に対する水供給のため、スーダン国内の CBO を支 援している非政府組織である。 ●アフリカ:湖沼の縮小により政情不安定化 UNEP の警告によれば、アフリカの湖沼は憂慮すべきペースで縮小しており、水利用に関 する共通合意の強化に向けてさらなる措置を取らない限り、政治的な混乱につながるだろ う。 ●ケニア:慢性的な水不足に対処する新たな政策 多くの地域における慢性的な水不足は、あらゆる人々にとって深刻な懸念をもたらして いる。マーサ・カルーア水・灌漑担当相は、水供給を改善し、適切な水を供給するため の新たな政策をまとめた。 【アジア・太平洋地域】 ●インド:アンドラプラデシ州がトイレ建設するも習慣は変わらず アンドラプラデシ州は、過去 3 年間で衛生改善促進費及び建設補助金として 28 億 1050 万ルピーを投じ、貧しい村落世帯向けに 295 万ヶ所のトイレを建設した。しかし、これら のトイレのうち利用されているものは 50%にすぎない。 ●パキスタン:地震地域で下痢症状が多発 WHO の報告によれば、10 月 8 日に南アジアで発生した地震の後、カシミール地方パキス タン領有地域に作られた仮設キャンプに収容された被災者のうち、数百人が急性の下痢症 状を訴えているという。 ●インド:デリーにおける水供給改善に向けた世銀融資をめぐり意見対立 世界銀行はデリーにおける水供給改善に向けて 6 年間にわたり 1 億 5000 万ドルの融資を 行う計画だが、地元メディアの報道によれば、最近になってこの融資をめぐって意見が対 立し、インド連邦政府による決定は延期された。 ●パキスタン:アメリカ、カナダ地震被災者に対する安全な水の供給を支援 米国際開発庁(USAID)及びプロクター&ギャンブル(P&G)社は、3 ヶ月間にわたり 5 万世帯に安全な飲料水を供給するため、60 万米ドル規模の官民提携による支援を発表した。 P&G は、同社製品である PUR 浄水器を提供する。またカナダの災害支援対応チーム(DART) に参加するカナダ軍兵士は、ムザファラバードの被災者収容キャンプ向けに緊急水供給シ ステムを設置した。 【ラテンアメリカ及びカリブ海沿岸地域】 ●ウルグアイ、ベネズエラ:民間水道会社を公共部門に移行 ウルグアイの国営水道公社 OSE は、民間の水道会社ウラグアの資産を接収し、国内の上 下水道サービスの管理を担うことになる。 ベネズエラでは、 国有産業の持ち株会社 CVG が、 自治体に対する飲料水提供の責任を負っている。 ●メキシコ:静かに進む飲料水事業の民営化、雨水から飲料水へ メキシコ国民の多くが、水道水を飲用可能と考えていないため、ペプシ、ダノン、コカ コーラ、ネスレといった企業が、数百万ドル規模の飲料水事業にこぞって参入している。 これは、政府が本来提供すべきサービスの民営化が静かに進んでいる状況であると認識さ れている。 ●エルサルバドル:水は豊富だが汚染が深刻 汚染された地上水によって、この国では数千名もの死者が出ている。犠牲者のほとんど は子どもである。 【西欧・北米地域】 ●米国:水関連予算をハリケーン被災者救済へ転用--連邦議会が提案 州政府清浄水整備基金(CWSRF)のうち、1 億 6600 万ドルを「カトリーナ」後のハリケ ーン被災者救済のために転用する提案が連邦議会に提出された。 ●イギリス、イタリア:コカインの流れる河川 イタリア人科学者グループによれば、河川中のコカインの存在に関する検査法が、麻薬 濫用を監視する手段の一つとなる可能性がある。テムズ川及びポー川におけるコカインの 存在を検査したところ、公的な推測よりもはるかに高い水準でコカインが使用されている ことが明らかになった。 【著名人関連】 ●WSP 人事異動 さまざまな WSP 事務所で人事異動が行われた。 ●RAIN 財団、オランダ政府から助成金を獲得 10 月、雨水集水実施ネットワーク財団(RAIN 財団、本部アムステルダム)は、マリ、ブ ルキナファソ、セネガルにおける 5 か年プログラムに対して、オランダ外務省から 330 万 ユーロの助成金を獲得した。 ●ユネスコ総会、水関連センターの新設を承認 先日終了した第 33 回ユネスコ総会(パリ、2005 年 10 月 3~21 日)は、ユネスコによる 監督のもとで水関連センター4 ヶ所を新設することを承認した。 ●ペルー:水連合の女性リーダー、解任 水道事業の民営化に反対する著名なペルー人女性活動家ルツ・マリアナ・ロドリケス・ ロハスは、ランベイク水道衛生プラントを解任された。 ●アフリカ水道事業体パートナーシップ(WUP)で新マネジャー就任 アフリカ水道事業者パートナーシップ(WUP)の新任ジェネラル・マネージャーとして、 ババカー・ディエング氏が就任した。 【プロジェクト】 ●ニカラグア:IDB、基本的社会サービスに対して 4500 万ドルの投資を承認 米州開発銀行(IDB)は、ニカラグアに対して 4500 万ドルの無償融資を承認したと発表 した。融資の目的は、貧困層による基本的サービスへのアクセス増進につながるような地 方自治体レベルでの公共社会投資に関して、分権化された参加型のシステムを支援するこ とである。 ●モザンビーク:政府、小規模ダムの建設に関する契約を完了 モザンビーク公共事業省は、ガザ、インハムベーン、ソファラ、マニカ、テトの各州に 20 ヶ所の小規模ダムを建設するプロジェクトの策定に向けて、契約事業者との鉱床を完了 した。これらのダムはいずれも、干ばつ頻発地域における水不足を最小限に抑えることを 目的としたものである。 【欠員募集】 ●水・衛生プロジェクト主任、アグジアベディ(アゼルバイジャン) 募集機関:アクシオン・コントラ・エル・ハンブレ(ACH)、マドリッド(スペイン) 2005 年 11 月 30 日(水)までに応募のこと。 【研修】 ●学校衛生・家庭衛生:持続可能なアプローチの促進 ナイロビ(ケニア) 、2006 年 5 月 8 日~2006 年 5 月 19 日 NETWAS インターナショナル(ケニア)主催の短期講座。 ●都市及び都市周辺地域の水道事業体のための水需要管理:より利用者に近いサービスの ために ナイロビ(ケニア) 、2006 年 4 月 10 日~2006 年 4 月 21 日 NETWAS インターナショナル主催の短期講座。 ●水供給・衛生の分権化 デルフト(オランダ)、2006 年 7 月 10 日~2006 年 7 月 28 日 ユネスコ IHE 水教育研究所が提供する 3 週間の講座。 【新たに得られた教訓】 ●利益にならない水道事業から利益になる水道事業へ ARD 社が作成した、検証のための米国際開発庁の最新の報告書には、8 つの自治体上下水 道事業に関するケーススタディから得られた興味深い教訓が提示されている。これらの自 治体事業は、赤字体質から黒字体質への転換をみごとに果たしてきた。 ●南アフリカにおける貧困層向けサービス提供における教訓 最近発表されたこの論文は、1994 年以降に行われた貧困層向けサービスの成功・失敗を 区別するべく、広範囲から選ばれたケーススタディによる証拠を検討することにより、南 アフリカにおける貧困層向けサービス提供の効果を最大限高める方法についての議論に貢 献している。 【最新テクノロジー情報】 ●手洗い:水不足状況下の容器・給水器 NGO「ブッシュプルーフ」は、特に非常事態における手洗い励行に適した手洗い用容器・ 給水器を開発した。 ●トイレ建設:ガーナに関するウォーターエイドのスライドショー ウォーターエイドは、ガーナにおける家庭用の改良型換気(VIP)トイレの建設に関する ガイドを作成した。 【基金・賞など】 ●コンサルタント募集:アジア開発銀行による水関連融資プログラム(2006~2010 年)の 支援 ADB の水部門協力基金が 2006 年 11 月に終了することを受けて、その後 5 年間の ADB に よる新たな融資プログラムに向けた指針として、本技術支援プロジェクトが 100 万米ドル 規模で行われる。 2006 年 1 月 31 日(火)までに応募のこと。 【資料・新規刊行物】 ●『The experience of condominial water and sewerage systems in Brazil(ブラジル における共同住宅用上下水道システムの経験) 』 この研究は、ブラジルの 3 都市における上下水道網拡大に向けた、共同住宅用モデルの 導入経験について述べたものである。 ●『Workshop on sanitation and wastewater management: the way forward(衛生・排水 管理に関するワークショップ:未来に向けて) 』 2005 年 9 月 19~20 日、マニラで行われた衛生・排水に関する実践的作業部会の報告書。 ●『Water, electricity, and the poor: who benefits from utility subsidies?(水、 電気と貧困層:事業体への補助金で得をするのは誰か)』 本書は、開発途上国において見られる消費者向け補助金の主な形態及びその変化したも の、さらにはそれらの補助金が貧困層にもたらす効果について検証している。 【新着ネット情報】 ●参加型地下水管理 研修モジュールは以下の通り。 「世界的状況」 「水文学」 「国内規制」 「利用拡大」 「小規模 計画」「参加及びモニタリング」「法律の活用」 「認識」 ●都市周辺地域におけるサービス提供の管理 都市管理及び貧困層向けの便益の管理の改善、また低所得世帯によるサービス利用の増 進を狙った 3 年間の研究プロジェクトに関するウェブサイト。 ●ウォーターウィキ--UNDP 「ウォーターウィキ」は、欧州及び CIS 地域の UNDP に参加している水資源管理の実務家 及び協力者のあいだでの協力・知識共有するためのウェブサイトである。 ●村落における水供給に関する共同体管理の拡大 共同体管理による水供給の拡大・集中を柱とする主題研究グループによる、現在進行中 の作業に基づいたウェブサイト。 【会議及びイベント】 ●第 2 回生態系衛生に関する IWA 専門家会議 メリダ(メキシコ) 、2006 年 3 月 7 日~2006 年 3 月 10 日 この会議に集まる専門家グループは、主として源泉分離による栄養素再利用を可能とす る衛生システムに力を注いでいる。高性能メディアからローテクまで、また分権的ソリュ ーションから集約的ソリューションに至るまで、幅広い範囲が対象となる。 ●第 1 回「水と映画」イベント メキシコシティー(メキシコ)、2006 年 3 月 17 日~2006 年 3 月 21 日 第 4 回世界水フォーラムの一環として開催。 ●砒素の発生、化学的特性、毒性、改善 アトランタ(米ジョージア州)、2006 年 3 月 6 日~2006 年 3 月 30 日 このシンポジウムは、環境運命を持つ砒素の毒性的な側面と環境中でのその変転との相 対関係に注目する。バングラデシュなど開発途上国におけるコスト効率の高い改善実践手 法にも重点が置かれるだろう。 ●水資源管理における環境に優しい技術 ガボロン(ボツワナ)、2006 年 9 月 11 日~2006 年 9 月 13 日 主題は以下の通り。 「水供給及び持続可能な利用」 「排水及び雨水管理」 「統合的分水界管 理」 「産業における汚染防止・削減」このほか、環境に優しい技術の実施に関する問題が取 り上げられる。 Updated: Friday 21 November 2005 Source Weekly, 45-46 (18 Nov 05) http://www.irc.nl/page/26994 International Water services: private sector involvement UK International Development Secretary Hilary Benn denies accusations of leading charities of promoting the use of private firms as the price of debt relief. Water services: General Agreement on Trade in Services (GATS) A debate is ongoing on the trade in water services by developing country governments under the General Agreement on Trade in Services (GATS) Quote of the week Maneka Gandhi, BJP Member of Parliament, India These companies take our groundwater, put in a pinch of essence imported from the United States and then sell us our water at a price of Rs 12 per bottle. Herman Maina, officer, Arid Lands Natural Resource Management Project, Kenya They are threatened with rampant crocodile attacks as they water their animals and vegetables, worsening the situation. Africa South of Sahara Sudan: NGOs provide water to end conflict and disease A local Community Based Organisation, Sudanese Women in Development and Peace (Swidap), has teamed up with Pact's Sudan Country Program, a non-governmental organisation supporting local Sudanese CBOs to provide water to the people of Ayod. Africa: Africa's shrinking lakes will cause instability Africa's lakes are shrinking at an alarming rate and will lead to political instability unless more is done to strengthen shared agreements over water use, the UNEP has warned. Kenya: new policies to combat chronic water shortage The chronic water shortage in many areas is causing a serious concern to all. The Minister of Water and Irrigation, Martha Karua, has come up with new policies to improve and provide adequate water. Asia & Pacific India: Andhra Pradesh constructed toilets, but did not change behaviour Andhra Pradesh has constructed 2.95 million toilets for poorer rural households by spending Rs 281.05 crores on sanitation promotion and construction subsidy over the last three years. However, only 50 percent of these latrines are used. Pakistan: Diarrhoea break out in earthquake zone Several hundred survivors of South Asia's Oct. 8 earthquake have come down with acute diarrhea at a makeshift tent camp in Pakistan's portion of Kashmir, WHO reports. India: Delhi water controversy over World Bank loan A recent controversy over a World Bank loan of 150 million dollars, spread over a period of six years to improve Delhi’s water supply is postponing the decision by the Government in New Delhi, local media report. Pakistan: USA and Canada help provide safe water to earthquake victims USAID and Procter & Gamble announced a US$ 600,000 public-private alliance to supply safe drinking water to 50,000 households over three months. P&G is providing its PUR Purifier of Water product. Canadian soldiers of the Disaster Assistance Response Team (DART) have set up an emergency water supply system for camps in Muzzaffarabad. Latin America and the Caribbean Uruguay, Venezuela: transfer private water companies to public sector Uruguay's state water utility OSE will take charge of private water firm Uragua's assets and assuming control of the water and sewerage services in the country. In Venezuela, state-owned industry holding company CVG is obliged to hand potable water services to municipalities. Mexico: silent privatisation of potable water, and, rainwater in bottles As many Mexicans do not consider the water potable, companies like Pepsi, Danone, Coca Cola and Nestlé have all moved into the multi-million dollar bottled water business. This has been perceived as a silent privatisation of a service that the government is obliged to provide. El Salvador: water plentiful, but contaminated Contaminated surface water kills thousands of people every year in the country; most of the victims are children. Western Europe & North America USA: divert water funds to hurricane relief, Congress proposal A proposal has been sent to Congress to divert US$ 166 million from the Clean Water State Revolving Fund (CWSRF) to post-Katrina hurricane relief efforts. UK, Italy: rivers of cocaine A test for the presence of cocaine in rivers could become a tool for monitoring drug abuse, according to group Italian scientists. Their tests for the presence of the drug in the Thames and Po rivers revealed that levels of cocaine use were much higher than official estimates. Names WSP staff changes Staff changes in various WSP offices. RAIN Foundation gets funding from the Dutch Government In October the Rainwater Harvesting Implementation Network (RAIN) Foundation, based in Amsterdam, received a EUR 3.3m grant from the Dutch Ministry of Foreign Affairs for a five year programme in Mali, Burkina Faso and Senegal. UNESCO's General Conference approves establishment of new water-related centres The recently-concluded 33rd session of the UNESCO General Conference (Paris, 3-21 October 2005) has approved the establishment of four new water-related centres under the auspices of UNESCO. Peru: Woman leader of water union dismissed Well known Peruvaia activist against water privatisation Luz Mariana Rodriquez Rojas was dismissed from her job at the Lambayeque water and sanitation plant. New Manager for Water Utilities Partnership (WUP) in Africa Mr. Babacar Dieng has taken over as the new General Manager for the Water Utilities Partnership (WUP) in Africa. Projects Nicaragua: IDB approves $45 million for investment in basic social services The Inter-American Development Bank announced the approval of a $45 million concessional loan to Nicaragua to support a decentralised and participatory system of public social investment in municipalities that will increase access by the poor to basic services. Mozambique: Government finalising contracts for small dams The Mozambican Public Works Ministry is finalising negotiations with contractors to work out projects to build 20 small dams in Gaza, Inhambane, Sofala, Manica and Tete provinces, all to try and minimise the shortage of water in areas prone to drought. Vacancies Head of project water and sanitation, Agjiabedi, Azerbaijan Organisation: Acción Contra el Hambre (ACH), Madrid, Spain Apply before Wednesday 30 November 2005 Training School Sanitation and Household Hygiene: promoting a sustainable approach Nairobi, Kenya, 08 May 06 - 19 May 06 Short course organised by NETWAS International in Kenya. Water Demand Management for Urban and Peri-Urban Utilities: taking services closer to the people Nairobi, Kenya, 10 Apr 06 - 21 Apr 06 Short course organised by NETWAS International. Decentralized Water Supply & Sanitation Delft, Netherlands, 10 Jul 06 - 28 Jul 06 A three-week course offered by the UNESCO-IHE Institute for Water Education. Lessons Learned From unbankable to bankable water utilities A recent report for review by the United States Agency for International Development, prepared by ARD, Inc. provides interesting lessons from case studies of eight municipal water and sewerage utilities that have successfully made the transformation from unbankable to bankable conditions. Lessons in pro-poor service delivery in South Africa This recent paper contributes to the dialogue on how to maximise the impact of pro-poor service delivery in South Africa by considering evidence from a wide selection of case studies to distinguish the successes and failures of post-1994 pro-poor service delivery. Technology Update Handwashing: container/dispenser for water-scarce conditions NGO BushProof has developed a handwashing container and dispenser that is suitable for scaling up handwashing initiatives, especially in emergencies. Latrine construction: WaterAid slideshow for Ghana WaterAid has produced a guide to the construction of household ventilated improved pit (VIP) latrines in Ghana. Funding Consultancy: Supporting ADB's Water Financing Program 2006-2010 As the ADB’s Cooperation Fund for the Water Sector expires in November 2006, this US$ 1 million technical assistance project aims to pilot the Bank’s new financing programme for the following five-year period. Apply before Tuesday 31 January 2006 Source - New Publications The experience of condominial water and sewerage systems in Brazil This study describes the experience of the implementation of the condominial model to expand water and sewerage networks in three Brazilian cities. Workshop on sanitation and wastewater management : the way forward Report of the hands-on working conference focused on sanitation and wastewater, held in Manila, 19 – 20 September 2005. Water, electricity, and the poor : who benefits from utility subsidies? This book reviews the prevalence and variants of consumer subsidies found in the developing world and the effectiveness of these subsidies for the poor. New on the Net Participatory groundwater management Training modules on: global situation; hydrology; local regulation; wide use; micro planning; participatory and monitoring; using laws; and awareness. Service provision governance in peri-urban areas Web site of a three-year research project seeking to improve urban governance and management for the benefit of the poor and to increase the access of low income households. WaterWiki – UNDP WaterWiki is a website for collaboration and knowledge sharing among water governance practitioners and partners in the UNDP Europe and CIS Region. Scaling up community management of rural water supply Web site based on the on-going work of the thematic group around scaling up, focusing on community managed water supply Conferences & Events 2nd IWA Specialised Conference on Ecological Sanitation Mérida, Mexico, 07 Mar 06 - 10 Mar 06 The Specialist Group focuses on sanitation systems enabling nutrient reuse, mainly by source separation. The full range from high- through medium- to low-tech and from decentralised to centralised solutions is covered. First International Water and Film Event Mexico City, Mexico, 17 Mar 06 - 21 Mar 06 Organised as part of the 4th World Water Forum. Occurrence, Chemistry, Toxicity and Remediation of Arsenic Atlanta, Georgia, USA, 26 Mar 06 - 30 Mar 06 This symposium will focus on the correlation between the toxicological aspects of arsenic with its fate and transport in the environment. Attention will be given to cost-effective remediation methods for implementation in developing countries like Bangladesh. Environmentally Sound Technology in Water Resources Management Gaborone, Botswana, 11 Sep 06 - 13 Sep 06 Themes include: water supply and sustainable use; wastewater and storm water management; integrated watershed management; pollution prevention and reduction in industry; and issues in implementing environmentally sound technologies.
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