『顕浄土真実教行証文類』の復刻について

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御自釈を施した文類の形式をとってい
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なり、初めに総序をおき、信文類に別序、
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生 1の
って示され、
救も
鎌
宗門長期振興計画の重点項目⑤﹁時代に即応する教学の振興﹂の
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JL 教驚行
J 教学伝道研究センターでは、
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崇、実
ヒ主すとしんじつおとよ内Lきょうしょっ JO
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宣は真
大遠忌法要を機縁として、
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上＝土
きにわたり本願寺に相伝され尊ばれてきました、重要文化財
をエー略信
1
︵教行信証︶について
民高jf
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文if
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浄土真実教行証文類﹂を復刻することとなりました。
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浄
顕浄土真実教行証文類
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重要文化財本願寺蔵﹃
顕浄土真実教行証文類﹄の復刻について
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論
宗報 2
0
1
1年 5月号
2
新たな始まり
とされます。
も、すべて阿弥陀仏の本願力回向による
撰述されたといわれています。この元仁
聖人五十二歳の元仁元年︵一二二四︶に
や七行、九行書きで記されていますが、
ものかはわかりません。本文も半葉八行
−「
2 主申 it；~雪
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可、；のの如化
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て町ん申実般2土
冗年をもって立教開宗の年とされている
のは、こうした理由によります。
④伝道態勢の整備
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干元壬1 勘~ H
寸が
しかし、親鷲聖人の唯一の自筆本であ
③協賛行事
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ほん
②記念行事等の推進
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~t 寸~下ソ＂ニ士空にイ言
二
壬疋
定日年みをA 言と
耳目
る真宗大谷派所蔵の﹃教行信証﹄︵坂東
①法要の修行
3
:i－＝~ わ五の」
本︶などの綿密な研究により、さまざま
［重点項目］
年︵一二五六︶前後の八十四、五歳のと
構築とみ教えに生きる「人」の育成
な説が出されるようになりました。﹁坂
0現代社会に応える教学伝道態勢の
きに書き改められたものです。しかも八
0親鷺聖人7
5
0回大遠忌法要の修行
東本﹂には、聖人の他の著述のように撰
｛目標］
二千一百七十三歳なり﹂︵﹃註釈版聖典﹂
∼明日の宗門の基盤作り∼
行書きの部分の書き直しがあまりないこ
0 『新たな始まり J
述年紀などの奥書がなく、何時書一かれた
｛基本的な考え方（コンセブト）｝
一般に親驚
宗門長期振興計画
四一七頁︶とあることから、
親鷲聖人7
5
0回大遠忌
詳Xよ穆！
＇i
呈ね文
1存
り王f繋2
類
｜⑤時代に即応する教学の振興｜
．
①新たな門徒の誕生（教線の拡充）
⑦国際伝道の推進
③寺院の活性化対策
⑨過疎・過密対策
⑪地域社会との受流
。現代社会への貢献
⑫人材育成の新規対策
⑬既存の人材育成施策の強化
⑪宗務機能の点検と拡充
⑬境内地等の整借
3
宗報 2
0
1
1年 5月号
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片手信上主査
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元ら高歳所
宗門長期振興計画の現状
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二
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綱~ i
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そ
視されています。
︵高田本︶があり、鎌倉三本として重要
時を勘案したところの元仁元年も、法然
を執筆されたと考えられる正像末の
このうち真宗大谷派に所蔵のものは、
時の
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聖人の十三回忌に当たるのと軌を一にし
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親鷲聖人の真筆本で、関東の坂東報思寺
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に伝来したことから﹁坂東本﹂とも称さ
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とから、初稿本ではなく転写本であるこ
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﹁教行信証﹂を書写していますので、こ
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のころには一応の完成をみたと推察する
」
また、高田派専修寺に所蔵の高田本も
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別
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云：の如八
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ことができます。これらのことから、聖
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れていますが、そこに﹁弘安十年春秋十
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勺戸弘
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代がありました。しかし、今日では専海
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ったとされる
も知られ、西本願寺本の外題は蓮如上人
の筆とされています。このように西本願
寺本は法義が相伝されていく過程を探る
，、
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宗亨
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足
止も
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洛
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の書写本をさらに書写した真仏上人の筆
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であることが筆跡の研究から判明してい
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ます。
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考
示
言
そして西本願寺本ですが、これも古来
品
に
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より宗祖の真筆と伝来してきたもので、
親
坂東本が﹁草稿本﹂と称されるのに対し
2
て﹁清書本﹂と呼ばれるほどの整然とし
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えu し
まよ
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た体裁を持っています。奥書などから文
のを
と、編
窺：集
寺ヒる年す
奏 fこはる
人が京都に帰られてから後に書かれたと
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冗仁元年起筆説などが出されています
人：坂
書東
写本
が、いまだ決定的な説をみるには至って
り
いません。
真上空
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ム
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上1
3
西本願寺本とは
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永十二年︵一二七五︶の書写と考えられ、
壬
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込
店1
7
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宗派
この﹃教行信証﹄には、鎌倉時代に撰
→＋で
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﹂の年は親鷲聖人の十三回忌の翌年に当
刀て
述、書写された本として、本派本願寺に
:
:
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i
:
:
たることから、十三回忌を機に﹁坂東本﹂
修茎
所蔵される西本願寺本、上記の聖人自筆
高本
田で
派あ
専る
宗報 2
0
1
1年 5月号
4
ー
−
，
新たな始約
LEうおう
上で重要な意味を含んでおり、正応四
われてきた西本願寺本については、復刻
施されています。それにも増して重要な
となっていて、また分かりゃすく改行が
のみとなっています。特に昭和の復刻本
一年︵一九七六︶に三色刷が刊行された
︵モノクロ︶が刊行された後、昭和五十
本は大正十二年︵一九二三︶に一色刷
ことは、宣︵筆本の﹁坂東本﹂は冒頭部分
は、限定三百部とごく限られた部数であ
の﹃教行信証﹄開版の底
西本願寺本全体を見渡してみますと、
である﹁総序﹂や﹁教文類﹂に大きな消
三五平
元版成
d
をの
U、刊各
ふさわ
しょヲしん
﹁清書本﹂と呼ばれるに相応しく経論釈
ー．
ところがその一方で、﹁清書本﹂とい
広く世に知られています。
にあるというのが現状です。
超高精細カラl印刷とは
そこで、このたびの親驚聖人七百五十
回大遠忌法要では、こうした思いを体し
て、大本に立ち返り、立教開宗の根本聖
の西本願寺本を超高精細カラi印刷によ
鷲聖人大遠忌を機縁として、重要文化財
典である﹁教行信証﹂を中心とした研究
に主和
願寺本だけは拝読することが難しい状況
ったことから、多くの方々が見ることな
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珂
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昭和の時代に復刻本と写真版との両本が
示価ヵ昭
事業を展開するなか、五十年に一度の親
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多数発刊されており、その体裁や内容が
すの本
復は
ま刻
た本大
高
正
このような鎌倉三本でありますが、そ
復刻本の歴史
写本でもあります。
失部分があり、同じく﹁真仏土文類﹂
のか
区も
別内
の引文や御自釈の箇所に改行が施されて
文iし
く、今日に至っています。それに加えて
やり
｛
島 iす
﹁化身土文類﹂にも欠落箇所があること
回じっ
写真版は一度も刊行されていません。で
巴
：
：
−
？＿て
イ
r；お
で、これが西本願寺本ですべて確認でき
4モ
シよ
すから、いわば大正年間に刊行されて爾
年︵一二九
Z五
上京
るということです。また現行の﹁正信
悉与し
来、実に九十年近く経た今もなお、西本
童文『
顕浄土真実教行証文類j （本願寺蔵）
偶﹂本文が確認できる鎌倉期の唯一の書
葬
品
手
淳
一
昔F
S
4
本を探る上でも注目される本でありま
Lた
た体
ま数東
5
事
宗報 2
0
1
1年 5月号
5
容整
を然
知ちと
行時の
し代う
てにち
い複坂
す
宗門長期振興計画の現状
り復刻することとなりました。
一色刷︵モノク
す。
リアルに再現することが可能となりま
なりました。この本願寺蔵版の﹁
御本典﹄
いうことで﹃
御本典﹂を授与することに
せいち
のもととなった本は西本願寺本ですか
ひむと
ら、この大遠忌を機縁として、精綾に書
とて
存親
じ鷲
写された西本願寺本の復刻本を直接繕い
ます。
いし
︵教学伝道研究センター︶
た拝
だ読
きを
た通
これまでの復刻本は、
であるといえます。
いの
ロ︶のコロタイプ版に人為的に色指定を
は、現在の最新技術による超高精細カラ
l印刷︵六色︶によって再現するもので
す。つまり、高画質フルカラl ・デジタ
ル写真撮影に基づく印刷となりますか
ら、色調をはじめ原本の状態をそのまま
じ
相伝されてきた貴重な書写本
こうして西本願寺本は、本願寺に相伝
記し
てそ
してカラ l印刷風に見せた二色刷、また
う技法は、平版印刷の一種で、写真印画
されてきた貴重な書写本であり、﹁
教行
と
も
をだ
感き
は三色刷でありました。コロタイプとい
と同様の効果が得られるきめの細かい印
信証﹄を知る上で極めて重要な位置づけ
lil.•
刷技術で、主として高級美術印刷などに
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であることがわかりますが、これを原本
示に
用いられてきました。ですから、本物さ
瓦
す
カる
の状態で復刻するのですから、これは各
扶宝
耳
目
と
ながらのリアル感を醸し出すことができ
さ塑
十1
る優れた技術である反面、コストがかか
っ
教えを、本願力回向の宗義として﹁教行
ることと一版から数百枚しか刷れないと
選t~＇
択？あ
本 2と
願主い
のえ
町断；字を願
た
いというデメリットがありました。また、
。の
法寺
中
心
に
し
な
か
信証﹄に余すところなく開顕されたその
ろ色
コロタイプの二色︵三色︶印刷では、人
で彩
すに
。な
ら
内容は、まさに私たちにとって根本聖典
とり
為的な色指定ミスが起きたりと、必ずし
この
しかし、このたびの西本願寺本の復刻
め実
な物
い通
聖て
人ご
の覧
息いい
吹2た
6
ま寺
す院
そ御ご九間寺
れ書 k代違でも
以」宗え得t
と
後を主て度ども
たは授本店はをと
今盲与知 I~ い受明
仏宗す上けけ治
生のる人なる時
活僧こ m いに代
を侶と著と際の
送はがさ？し中
る『恒れ 2
頃
の教例た γ 真ま
が行で「、宗で
肝士信し御ご γ のは
要
f証
込
；安f
だ』た裁t
心i本
とを
否2も
6
宗報 2
0
1
1年 5月号

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