平成28年4月1日 学校長 平成28年度 寒川町立旭が丘中学校 円道 智 学校経営方針 学校は、生徒の命を預かり、知・徳・体の調和のとれた生徒の育成を目指した教育を行うところであ る。学校は、何よりも生徒のために、公立学校の責務を果たす使命感を持って教育にあたることが求め られている。生徒一人ひとりが、毎日、希望に胸を膨らませ、元気に通えることが一番であり、そのこ とで自分の学校を誇りに思い、自信も持って自分の学校のことを語れる生徒たちでありたい。 そのためには、教職員一人ひとりが教育公務員としての使命感を持ち、相互に磨き合い、高め合うこ とが大切である。 旭が丘中学校の教職員が一つの大きなチームとして、自己の責任を果たし、学校教育目標の達成に向 けて協力して行動することが大切である。 1 目指す学校像 生徒たちが互いにかかわり高め合い、楽しく意欲的に活動し、自分の力を伸ばせる学校 2 学校教育目標 「強く 優しく しなやかに」 ~ 元気いっぱい 夢いっぱい ふるさとはここにあり ~ 強さ 3 優しさ しなやかさ 知 基礎学力 学ぶ姿勢 応用力 徳 精神面の強さ 思いやりの心 コミュニケ―ション能力 体 体力(行動・防衛体力) 体へのいたわり 環境に対する適応力 目指す生徒像 ○深く考える生徒(知) ・自分の考えをはっきり表現できる生徒(知識、技能、表現力) ・筋道を立てて考え、工夫する生徒(思考力、創意工夫) ・自分で計画を立てて、問題を解決する生徒(主体性、課題発見、問題解決能力) ○明るく思いやりのある生徒(徳) ・大きな夢を抱き、夢の実現に向けて頑張れる生徒(向上心) ・決まりを守り、公徳心のある生徒(公共心、社会性、公徳心) ・相手の立場や気持ちを考え、行動する生徒(協調性、福祉の心) ○強くたくましい生徒(健やかな体) ・進んで体を鍛える生徒(体力) ・自分で判断し、行動できる生徒(判断力) ・粘り強く最後までやり抜く生徒(忍耐力、意志力) -1- 4 求められる教師像 ○常に自身の指導力向上を目指し、自己変革できる教師。 ○生徒・保護者からの期待を正面から受け止め、信頼の厚い教師。 ○生徒から「あの先生のようになりたい。」とあこがれの対象となる教師。 5 学校づくりの基本方針 力のある学校づくり ・当たり前のことが当たり前にできる学校 ・一人ひとりの教職員が力をつけ、生徒のため、学校のために力を結集できる学校 ・危機管理、対応が的確・敏速にできる学校 〈校長の経営理念〉 ・ 「すべては生徒たちのために」という気概のもとに、やるべきことをや り、公教育の責任を果たす。 ・地域に信頼される学校づくりに努める。 学校は、何よりも生徒のためにあり、「生徒」を中心軸として学校づくりを進める。学習指導 要領の内容をしっかりと身につけることができるようにすること、一人ひとりの教職員が力をつ け、生徒のため、学校のために力を結集できること、危機管理意識を高く持ち、的確かつ敏速な 対応ができること。つまり、学校として「当たり前のことが当たり前にできる学校」であり、こ のことが生徒、保護者、地域にとっての「力のある学校」になると考える。 6 学校経営の重点 (1) 確かな学力の育成 ・家庭学習の習慣化 全校一斉「家庭学習ノート」の取り組み ・ 「わかった。できた」が実感できる授業づくり。 ※一時間、一時間の授業を大切にする。少人数指導とTTの導入 ・基礎・基本の確実な定着 ※その学年の指導内容はその学年で確実に身につける。(年間を通して検証) ・意欲を高める授業づくり ※めあてカードを全授業等で実践活用(授業の目標を明確に示す) ・思考力・判断力・表現力の育成 ※「言語活動」を取り入れた授業づくり -2- ・学力向上のための6つのアクション 〈アクション1〉補充学習 〈アクション2〉大学生の導入 ・放課後等を利用した補充学習を ・授業等に大学生を学習支援者と 実施します。 して導入し、生徒の学習を支援 〈アクション3〉授業の改善 します。 〈アクション4〉小中連携の推進 ・授業に学び合い活動を取り入れ ・9か年を見通した「学び合い」 ます。 と「学習規律の徹底」に取り組 ・単元ごとに学習状況を把握し、 その後の学習活動に反映させ みます。 ・小学校に先生を派遣し、出前授 ます。 業を実施します。 〈アクション5〉検証 〈アクション6〉家庭学習の充実 ・寒川町基礎力定着度確認問題を ・発達段階に応じた宿題を出しま 活用します。 す。 ・全国学力・学習状況調査を活用 します。 ※学年×10分を合言葉に展 開、リーフレットの活用 (2) 豊かな心の育成 ・生活指導の徹底 基本的な生活習慣を確実に身に着けさせる。「あいさつ・下駄箱(昇降口)・掃除」 あいさつ日本一の学校」運動、下駄箱100点運動 ・いのちを大切にする心を育む教育の推進 ※全校道徳、学年道徳、学級道徳の充実を図り、 「いのち」のかけがえのなさ、夢や希 望をもって生きることの大切さを強調する。 ・一人ひとりのよさを生かした学級経営の充実 ※生徒指導の機能を生かした学級経営を行う。 ・不登校0への挑戦 ※不登校を出さない取り組み強化と、相談指導教室とのタイアップ事業の展開 ・いじめ、偏見、差別を決してさせない指導の徹底 ※「おや」と思うことをそのままにしないで、思いを出し合う。 ・教育相談活動の充実 ※報告・連絡・相談、そして、「実践」 「検証」 ※ホウレンソウは味付けがキーワード -3- (3) 健やかな体の育成 ・意欲を高める部活動の推進 ※顧問間の情報交換、学校上げての応援体制の構築。※交流試合等 ・食に関する指導の充実 ※食育全体計画に、弁当の日を制定する。 ・基本的な生活習慣の定着 ※早寝、早起き、朝ごはん運動を全校的に取り組む。 (4) 支援教育の推進 ・全職員で授業交流 ※教科学習支援交流の実践 ・障がいのていねいな把握と個に応じたきめ細やかな指導を行う。 ・障がいのある生徒の社会参加と自立を目指す教育を推進する。 ・保護者、学校、関係機関との連携を推進する。 (5) 学校防災力の強化 ・学校防災計画の見直し ※「学校防災計画の直し指針」をもとに学校防災計画を見直す。 ・避難所運営マニュアルの策定 ※行政・自治会・学校が連携を深め、避難所運営マニュアルを策定する。 (6) 小・中学校連携強化の推進 ・あいさつ日本一の学校共通行動 ・学区の小学校との連携・交流を深め、9年間の見通した教育活動の検討 ※交流授業(小学校6年生の授業に中学校側からの先生を派遣する。 )部活動の体験等 ・小学校の学校行事への参加(教職員) (7) 地域の活力を取り入れた学校運営の推進 ・ 「地域のせんせい」を授業等へ導入する。 ・大学生を学習ボランティアとして導入する。 7 校内研究 昨年度は、校内研究テーマを「道徳の時間における言語活動の実践」とし、教職員が一体とな って授業公開や研究協議に取り組んできた。こうした取り組みを通して「不登校0への挑戦」や 「命を大切にする心を育む教育の推進」、さらには「一人ひとりのよさを生かした学級経営の充 実」を全教職員で共有しながら、生徒の道徳的実践力の向上に励んできた。 今年は授業公開が大きなテーマだが、更に本格的な実践・検証に取り組み、道徳の時間を中心 とした「豊かな心」の育成に向けた取り組みを研究していきたい。 -4-
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