第2回 装置産業のリスク管理 ミニ・シンポジウム 成功裏

第2回 装置産業のリスク管理 ミニ・シンポジウム 成功裏に終了
原子力発電、石油化学工業、鉄鋼業などのプロ
セス産業の安全推進に携わる中間管理者が約70
名出席して、原子力事業所のリスク低減の実現を
目的として、リスク管理および危機管理について、
論議が行われた。このミニ・シンポジウムは、千葉
科学大学が、名古屋大学と共に東京・四谷で2月2
2日に、主催した。
最初に、赤木靖春学長の挨拶があり、その後、2
件の基調講演と2件の一般講演が行われ、最後
に、講演者と参加者とのパネルデスカッションが
行われた。総合司会を千葉科学大学の王晋民教
授が務めた。基調講演では、米国カーネギー・メ
ロン大学の B. フィッシホッフ教授の「原子力産業
のためのコミュニケーション戦略」および米国テキ
サス A&M 大学の H. パスマン教授の「装置産業
左から赤木学長、フィッシホッフ教授、パスマン教授
の安全:原則と概念;装置の安全を確保する方法」
が講演された。一般講演では、千葉科学大学の
長谷川和俊教授の「東日本大震災、その後のリスク管理」および中央労働災害防止協会 マネジ
メントシステム審査センターの白崎彰久氏の「労働災害防止のためのリスク管理」が講演された。
パネルデスカッションでは、「リスクの定量化に伴
う不確実性」、「リスク管理に役立つ事故調査のあ
り方」、「リスク・コミュニケーションとクライシス・コミ
ュニケーションの違い」など質問、問題点などが
次々に挙がり、熱心に討議が行われた。