業者、諸機関、パリ警視庁、安全なパリのためのパートナー パリは訪問者

報道発表
パリ、2013 年 7 月 6 日
業者、諸機関、パリ警視庁、安全なパリのためのパートナー
パリは訪問者世界一の都市です。この栄光の代償、あらゆる大都市同様に、何百万という訪
問者は犯罪を引き寄せます。パリ観光は最近、ウェブやソーシャルネットワーク上でたゆま
なく流れるビデオで増幅される不安をかきたてる事件の映像によって脅かされています。訪
問者の間での安全への不安感の増加のおそれや訪問を躊躇させるような曇ったパリのイメー
ジは公共関係者と業者の問題意識を加速させました。パリ地方長官庁、パリ市、パリ観光会
議局、関係業者・ホテル経営者、ツアーオペレーター、交通機関(とくにRATPとSNCF)、主
な観光名所の管理者と省庁(商業手工業観光省を含む)を集めたさまざまな会議が行われま
した。これらの協議は、6月7日にパリ警視総監が発表した、観光客の安全のための行動計画
として結実しました。それは警察の存在の強化で、すでに4月から増強されており(市内全
域を200人の警察官がパトロール)、さらにさまざまな観光関係者と警察の間での活発で組
織だったパートナーシップで二重になっています。
訪問者に最も人気のあるエリア(ノートルダム大聖堂・ルーブル美術館、デパートやオペラ
座、モンマルトルの丘、シャンゼリゼ、シャンドマルスとトロカデロ)には警官が常駐し、
徒歩自転車オートバイ自動車での制服や私服の警官のパトロールで補強されています。
人気観光スポット管理者との関係も強化されました。前例のない重要なことですが、予防メ
ッセージを表示配布する一方で、警察官がエッフェル塔の周囲や内部をパトロールします。
またルーブル美術館については、領土安全保障局の安全保障計画に記載されおり、機動隊が
地上とピラミッドの下でチェックを行っています。警察はまた博物館の中でも介入します。
パリと隣接郊外のホテルに関しては、警察が周囲の警戒を強化したホテルのリスト作成とポ
ルトドバニョレ(バニョレと 20 区)、"ミレニアム・マクドナルド"地区(19 区とオーベル
ビリエ)、そしてセーヌサンドニ(ブルジェ、ブランデュメニル、パンタン、サンドニ…
…)とロワシー・パリの軸といった一定の地域における観光客の動きのプランニングが新た
な施策に含まれています。
交通機関において、犯罪防止策は地上では警察、RATP 側では、旅行者の安全のために働く
約 900 人の職員によって行われています。これは、とくにメトロの 1・4・6・7 と 8 号線、
空港からのアクセス、RER ロワシー線、ロワシー·バスとそのパリの停留所などに関係しま
す。また、RATP はすでに 6 つの言語で注意喚起のメッセージを流していますが、これを中
国語と日本語に翻訳します。
もっとも関連深い国々の大使館とのパートナーシップに、訪問者が最高の条件でパリに滞在
できるように、パリ市、パリ観光会議局とパリ警視庁との間で開発されたものが追加されま
す。それは、2013 年 7 月 1 日に出された中国語、日本語、韓国語、英語、スペイン語、ロ
シア語に翻訳されたパリ安全ガイドの新版として具体化されました(観光局はこれらの翻訳
に幅広く協力しました)。
それは、観光局のウエルカムデスクとウェブサイト Parisinfo.com で一般に流布されていま
す。その 2000 の加入者は、すべてパリの観光分野の関係者ですが、彼らもまたお客様への
配布、そして Parisinfo.com の業者向けスペースである http://pro.parisinfo.com から助
言をうけることを奨励されています。観光局は、パリの販促事業の際に海外、とりわけアジ
アで、パリ安全ガイドを配布し、相手に安全に関する指示をひろめています。
最後に、とくに海外のアトゥフランス事務所を通じて、さらに広範囲な配布の対象となりま
す。またパリ警視庁とパリ市のウェブサイトにも掲載されます。
観光地における犯罪対策行動計画の実施により、有意義な結果がすでに得られています。た
とえば、2013 年 4 月と 5 月、2012 年の同時期に比べ、モンマルトルの丘(18 区)周辺では
強盗は 23%近く減少しました。同様に、"スリ"盗難はトロカデロ地区で 33%以上(16 区)
シャンドマルス(7 区)で 10%以上減少しました。今後パリの警察官の仕事の指針となる行
動計画に関連したこれらの有望な数字は、パリ警視庁で開かれた多くの会議の時にパリの主
な観光スポット(ルーブル美術館、エッフェル塔、シャンゼリゼ……)の責任者たち全員か
ら称賛されました。(出典:パリ警視庁週刊パノラマ 2013 年 6 月 26 日付)
では被害者は?被害者は被害届提出の有用性と容易さについてもっと関心を高められるべき
です。警察署には SAVE プログラム(外国人被害者受入れシステム)が装備されています。
16 ヶ国語―日本を含む―利用可能で、各警察官が外国人観光客の届出を受理し、フランス
と母国での期間後の手続きを簡素化するため、その人の国の言葉で受領書を与えることがで
きます。英語、スペイン語、ドイツ語の通訳サービスもまた通常受付時間中にパリ警視庁内
で利用可能です。ルーブル美術館では、訪問者がわざわざ移動しなくてもいいように書簡形
式の被害届が用意されています。また、エッフェル塔でもそれが実施される予定です。
この非常に揃った措置については、公共セクターも業者同様に注意深く見守っており、パ
リの安全の問題についてまとまっています。
プレスコンタクト:Marie-Christine Rabot
[email protected]
Traduction en japonais de l'information presse du 6 juillet 2013