NH321 キリスト教文化論演習1

科目コード/科目名
(Course Code / Course Title)
NH321/キリスト教文化論演習1
(Seminar in Christian Culture 1)
テーマ/サブタイトル等
(Theme / Subtitle)
西洋中世の聖遺物崇拝と美術
担当者(Instructor)
加藤 磨珠枝(KATO MASUE)
学期/単位
(Semester / Credit)
秋学期/2単位
(Fall Semester / 2 Credits)
備考 (Notes)
授業の目標(Course Objectives)
中世キリスト教世界における聖人信仰の興隆を背景
に発展した 「聖遺物崇拝」 をテーマに, その周辺環
境で制作された美術作品の考察を行う。 個々の作品
研究を通じて, 当時の信仰に与えた視覚的意義につ
いて考える。
授業の内容(Course Contents)
初期キリスト教時代のカタコンベに埋葬された聖人
の墓所をはじめとして, 中世の殉教者記念堂や教会
堂にまでおよぶ聖遺物が祀られた空間を中心に取り
上げる。 聖堂建築とその装飾に加えて, 聖遺物を含
む祭壇や聖遺物容器なども対象とする。 前半は講義
形式で進め, 後半は受講生の関心に基づいて割り当
てられた課題論文を読解し, それをもとに発表を行
う。
授業計画(Course Schedule)
1. ガイダンス, 導入講義:聖遺物とはなにか
2. 初期キリスト教時代のカタコンベ
3. 墓地教会の発展
4. 初期中世
5. ロマネスク時代 6. ゴシック時代 7. イコンと聖遺物
8. 演習発表1 ディスカッション
9. 演習発表2 ディスカッション
10. 演習発表3 ディスカッション
11. 演習発表4 ディスカッション
12. 演習発表5 ディスカッション
13. 演習発表6 ディスカッション
14. まとめ
授業時間外(予習・復習等)の学習
(Study Required Outside of Class)
各受講生は与えられた課題論文を精読して, それに
ついての発表準備を授業時間外に行う。
成績評価方法・基準(Evaluation)
最終レポート(Final Report)(40%)/授業への参加・
貢献(30%)/発表内容(30%)
テキスト(Textbooks)
授業時に適宜指示する。
参考文献(Readings)
その他(HP等)(Others(e.g.HP))