ミャンマー現地記事情報配信 2014年5月のまとめ 3rd Fl. 2-30-16 Hatchobori Chuo-ku,Tokyo 104-0032, JAPAN TEL 81(3)6280-3569 FAX 81(3)6280-3569 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ:03-6280-3569 担当:北原・市田 メール:[email protected] 1 概要 本資料の目的 • 全ての記事に目を通す時間の無い方や、ミャンマーへの進出を検討中で大 局的な流れが知りたい方のために、いくつかのテーマに、ひと月の記事を再 整理し、それに関する解釈を示した。 主要なテーマ ① 企業動向 – 企業の進出や、企業による投資の動向に関する記事 ② インフラ整備 – プロジェクトレベルでの国や企業によるインフラ事業への投資等に関する記事 ③ ビジネスのルール – 政府等による許認可の結果や、ビジネスに関するルール導入や変更に関する記事 ④ 不動産と土地 – 不動産や土地に関する売買の動向や価格の動向に関する記事 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ: 03-6280-3569 ※禁無断転載 2 主要なテーマ ①企業動向 今月のまとめ • 日本やタイだけでなく、フィリピンやオーストリアなどの投資が目立ってきている。 • 進出企業の分野も、ITネットワーク系やセメント等含む建設系だけでなく、例えば飲料缶の 製造のような業種の進出も始まり、進出企業の多様化が進んでいる。 • 日本の縫製工場がこれまで取り上げられていない土地に工場を建設するという記事も見ら れた。 • これと並行してか、ミャンマー国内の事業者に知見を与えるセミナーや、貿易活性化のため のワークグループなどの記事も増えつつある。 関連記事 1. 「石炭火力発電所建設のため、Toyo-Thai社がモン州政府と面談」(POPULAR NEWS, 6(17), p. 28) 2. 「Trade Sector Working Groupを結成」(MYANMA ALINN, 53(217), p. 11) 3. 「Telonor社が販売する携帯電話、インターネットの回線速度が向上」(News Watch, 8(42)) 4. 「Ball Corporation 、ミャンマーに飲料缶製造工場を建設予定」(POST GLOBAL, 160, p. B) 5. 「Mikayintaungセメント工場建設計画が合意に到達」(HOT NEWS, 4(190), p. 5) 6. 「縫製工場建設のため、日系企業がNwar Htoe Gyi郡区の土地を購入」(MYANMA ALINN, 53(213), p. 12) 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ: 03-6280-3569 ※禁無断転載 3 主要なテーマ ②インフラ整備 今月のまとめ • 土地の開発が具体的に進みはじめ、ヤンゴン中央駅周辺開発のための入札が始まった。 またショッピングセンター融合型の高級マンションの建設が決まり、開発地区は今後いっそ う活況を呈することになると考えられる。 • そしてこれと並行して、市内の交通も市営バスの運行により利便性が向上しており、経済の 活性化が見込まれる。これは、特にヤンゴンやマンダレーの大都市で顕著な傾向だが、パ ガンなど観光地の記事ではあまり見られない。 • また最近はモン州やラカイン州など、地方の流通経路の開発が目立っているように感じられ る。よくあげられている理由としては、地方産品の流通や産業の活性化がある。 関連記事 1. 「ヤンゴン中央駅とその周辺の開発のため、国内外の企業の入札を公募」(HOT NEWS, 4(189), p. 9) 2. 「ハンターワディ車両売買区域に高層ビル11軒が建設される」(MYANMA ALINN, 53(205), p. 24) 3. 「Moneywa市で小型トラックバスの運営を拡大」(7DAY NEWS, 13(7), p. 11) 4. 「モン州初の農産物買い付けセンターが開設」(MYANMAR POST, 6(19), p. B) 5. 「ミャンマー輸送局が国内企業と共同で市営バスを運行」(NEWS WATCH, 8(48), p. 26) 6. Yay-Phalan Chaung Wa-Kyonekwee道路敷設を雨季までに完成予定(MYANMA ALINN,53(217),P.6) 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ: 03-6280-3569 ※禁無断転載 4 主要なテーマ ③ビジネスのルール 今月のまとめ • 政府からの事業委託が増えており、これに並行し、事業運営ライセンスの確立が進みつつ ある。 • しかしこれと同時に、その手続きは次第に公正化・簡便化されており、例えばティラワ工業 区のライセンスはオンライン申請が始まっている。 • さらに銀行による多くは中小企業向けの貸付制度も進んでおり、現地企業の活性化、さらに は日本企業による提携も本格化すると考えられる。 関連記事 1. 「空港内の免税店は再び新しい事業運営許可を申請する必要がある」(NEWS WATCH, 8(47), p. 4) 2. 「全ての国境貿易ゲートで食料品と薬品を検査するため、小規模な研究所を開設」 (MYANMAR POST GLOBAL,156,p. B) 3. 「ゴミ回収事業を国内外の民間企業に移譲」(MYANMAR POST, 6(19), p. 11) 4. 「工業区内の事業運営ライセンスがオンラインで申請可能に」(INTERNET, 15(19), p. 7) 5. 「中小企業に特別利率で資金貸し付け」(POPULAR NEWS, 6(19), p. 11) 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ: 03-6280-3569 ※禁無断転載 5 主要なテーマ ④不動産と土地 今月のまとめ • 高級住宅建設の記事は継続して出ている。そのような建設地区としては、やはり工業団地 にほど近い地区が顕著である。パティン市の記事も、その例である。 • ヤンゴンの住宅は高額化を続けており、ヤンゴンにて低価格住宅購入権が数回に分けてく じ引きで抽選されている。 関連記事 • • • 「Bo Ba Htoo 低価額住宅の部屋の購入をくじ引きで決定」(MYANMA ALINN, 53(207), p. 24) 「パテイン市で高級住宅計画が実施される」(NEWS WATCH, 8(46), p. 14) 「タンルイン川沿いに建設されたタンルイン・パラダイスホテルがオープン」(POPULAR NEWS, 6(16), p. 22) 告知 • 「ミャンマー現地記事情報配信」の不動産版を、別売りにて今月末頃より月に一度配信いた します(数か月に一度は皆さま一般版購読者様へもお届けできたらと考えております)。ヤ ンゴンの地区・広さごとに価格を整理し、工業団地の価格も加えます! 株式会社EBP (政策基礎研究所) お問い合わせ: 03-6280-3569 ※禁無断転載 6
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