4月行事 足立区立第十中学校 学校だより 平成27年度 な で し こ 最終号 組 織 で 勝 つ 「成長を実感すること」 第69回 卒業式 足立区立第十中学校 校長 早乙女 雄一郎 3月18日(金)、春の到来を思わせるやわらかな天候の中、本校第69回 卒業式が行われました。多数のご来賓の方々をお迎えし、保護者、在校生、教 職員が見守る中、盛大な中にも厳粛な雰囲気で行われました。 9時57分、ご来賓の入場が完了し、卒業生それぞれが3年間の思いを胸に 入場しました。開会の言葉が告げられ、国歌斉唱、区歌斉唱、学事報告の後、 卒業証書授与となりました。卒業生の氏名が読み上げられ、一人ずつ壇上で校 長より卒業証書を受け取りました。卒業証書を受け取る立派な態度に、さらに一回り大きく成長したよう にも感じました。その姿に涙ぐむ方もたくさんいらっしゃいました。 学校長式辞、足立区教育委員会告辞、開かれた学校づくり協議会会長の戸田耕太朗 様、PTA会長の木村政弘様よりご祝辞をいただき、ご来賓の皆様のご紹介、祝電披 露の後、在校生の山田ゆうかさん、八重樫陸くん、鑪日菜子さん、佐藤大輔くんによ り送る言葉が述べられました。行事や部活動での先輩との思い出やお世話になったお 礼や今度は自分たちが、良き伝統を受け継いでいくことをしっかりとした態度で述べ ていました。そして卒業生の鈴木愛佳莉さん、山﨑一儀くん、 田隼介くん、神田菜々 美さんから巣立ちの言葉が述べられると3年間の思い出が溢れだして、大半の卒業生 が涙ぐんでいました。エールの交換の後の式歌では卒業生と在校生が一緒に「歓喜の 歌」をドイツ語の力強い混声合唱でみごとに歌い上げ、さらに「青春の1ページ」で は卒業生との思いを乗せて素晴らしい合唱が会場全体に響き渡りました。 校歌を斉唱した後、閉会の言葉が告げられ、ご来賓や保護者の方々、在校生、教職 員に見守られるなか卒業生が退場しました。第十中学校での生活が終わることへの寂 しさを感じながらも、新たな旅立ちへと期待を膨らませ、さわやかに、今後の生活に ついて決意を新たにしているように見えました。各教室に戻り,中学校生活最後の学 活が行われました。卒業生たちはお互いの門出を祝いつつ、卒業の喜びを分かち合う 姿が数多く見られました。卒業生は最後まで名残を惜しんでいました。 当日はお忙しい中多くのご来賓、保護者の皆さまにご出席いただき、温かい励まし の言葉を頂戴いたしましたこと誠にありがとうございました。教職員一同、卒業生の 今後の活躍を心より願っております。 日 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 曜 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 行 3月18日(金)、3年生達はここ十中を巣立っていきました。下級生の皆さんや先生方にしっかりと 準備して頂いたおかげで、本当に素晴らしい卒業式を行うことができました。ありがとうございました。 卒業生たちもここ数週間、彼らなりにまじめに「卒業」という現実に向き合い、準備を進めてきました。 準備の過程で、彼らは中学校で過ごした3年間を振り返り、かつ今後の生き方についても考えてきました。 卒業生全員でコメントを出し合い、作成した「卒業生の言葉」にはそういった気持ちがぎっしり詰まって いたように思います。中でも、後輩である下級生たちに向けた、「これからも十中の良さを守って、十中 を大いに盛り上げてほしい」という言葉には力がこもっていたように感じられました。ぜひ、下級生の皆 さんには彼らのこうした気持ちを受け継いでもらいたいと願っています。 最後に、これまで学校教育を支えてくださった保護者の皆様に心より感謝申し上げます。教職員一同、 卒業生達の今後の益々の御成長を心より祈念してやみません。本当にありがとうございました。ご卒業、 おめでとうございます。 給食 職員会議 朝学習始、始業式、入学式準備 職員打合(午後)、小学校入学式(午後) ▲ 入学式(10:00 開式) ▲ 給食始、保護者会(PTA 委員選出後、学級懇談会)14:00~、顔写真、教科書配布、安全指導 × × ○ ⑥部活動説明会(1)、②~④聴力検査(3) ②~⑥聴力検査(1) 区中研一斉部会、 正規時間割始、避難訓練 区学力調査 各種委員会 土曜授業● ○ ○ ○ ○ ○ × ▲ 生徒朝礼、セーフティ教室 全国学力調査(3) 小中連携の日 歯科健診(3) 家庭訪問1日目、⑥カット 家庭訪問2日目、⑥カット ○ ○ ○ ○ ○ 家庭訪問3日目、⑥カット 家庭訪問4日目、⑥カット、 職員会議、歯科健診(2)8:35~ 離任式14:40~15:30、⑤カット 昭和の日 ○ ○ ○ ○ 表 第3学年 学年主任 泉 昌史 事 新入生入学前指導(9:00~12:00、テスト、入学式練習) ◇産業教育奨励賞 野田航希(3-4) 卒業式を終えて ▲部活動なし 春原未来(3-2) ◇体育優良生徒 大平眞太郎(3-4) ◇サッカー部 彰 田口あすか(3-1) 平成 27 年度 第5支部 1 年生大会 第1位 ◇ソフトテニス部 足立区ジュニアスポーツ大会 1 年生の部 第3位 齋藤みちる(1-4) 横塚えり(1-2) 2年生の部 第3位 伊賀ひなな(2-1) 城所美月(2-5) ◇ペットボトルキャップの回収協力のお礼(右参照) 足立区長近藤やよい様よりペットボトルキャップの回収に協力したとい うことでお礼状をいただきました。今回は 74 ㎏、約 31820 個でポリオ ワクチン 55.2 人分でした。次回もご協力お願いいたします。 ▲ 3年生校外学習「ウェストサイド物語」 3月3日(木) 校外学習担当 山中和子 3 月 3 日、都立高校一次入試発表の翌日に 3 年生の校外学習が行われました。今回は、 芸術鑑賞の学習の一環として劇団四季のミュージカルを鑑賞することにいたしました。いく つかの候補のうち、社会的な問題を取り上げていることから、『ウェストサイド物語』を選 びましたが、ミュージカルを見るのは初めてという生徒も多いことから、ミュージカルを映 画化したDVDを見ることを事前学習として行いました。 当日は、午前中に体育館でDVDを鑑賞し、給食後、班行動でJR浜松町の四季劇場『秋』 に集合しました。どの班も集合時刻に集まることができ、他の一般客や団体客に交じって鑑 賞しました。 事後の生徒のアンケートを見ると、あらかじめDVDを見てし まったため、興味が失われてしまったという感想もありましたが、ストーリーがわかっ ていたため、細かいところをじっくり見ることができたと ストーリーがわかっていたため、細かいところをじっくり見ることができたとか、 映画と は違う、本物の歌やダンスの持つ迫力に圧倒されたなどの感想も多くみられました。今後、 別のミュージカルを見てみたいなどの感想もあり、生徒にとって芸術に触れる良い経験に なったものと思われます。 2学年 校外学習 3月4日(金) 2学年主任 松森由美子 3 月 4 日、2 年生は東京・上野方面に校外学習に行ってきました。上野方面には生徒達は 小学校の頃もあまり行ったことがなく、また、鎌倉は長谷の大仏が改修中ということもあり、 今年は上野公園界隈で文化に触れようということになりました。 国立博物館で、館内見学と来年の修学旅行の事前学習として、「しあたび」鑑賞をしまし た。重厚な建物と国宝の数々、この重みを生徒たちはどう感じたことでしょう。また、大画 面をナビゲーター付き案内で京都・奈良の様子を鑑賞し、その迫力と臨場感は何よりの事前 学習になりました。 東京都美術館では「ボッティチェリ展」、西洋美術館では「カラヴァッジョ展」が開催さ れており、世界レベルの名画を鑑賞できました。どちらもかなりの混みようで、文化を追究 する人々の多さを生徒は直に体験していました。上野動物園では中学生対 象の観察プログラムを体験させていただきました。 天候にも恵まれ、お弁当をひろげた上野公園の噴水がまぶしく、まさに 春を感じた一日でした。班行動の大切さ、文化の素晴らしさを学んだ有意 義な一日となりました。 あだちこども百人一首大会 3月5日(月) 国語科 安彦 和美 3月5日(土)、島根小学校を会場に、第7回あだちこども百人一首大会が開催され、本校からは団体戦1年鑪 日菜子さん、宇田川朊香さん、比田井優羽さん、個人戦1年相沢かりんさんの4名が参加しました。「こども」と 銘打っていますが、第7回ともなると内容は高度で、百首覚えているのは当たり前、下の句を見て上の句が浮かぶ ようでないと、とても太刀打ちできません。そんな中、個人戦では決勝戦まで進んで白星。勝ち抜けの早さで4位 となり、敢闘賞を取りました。団体戦は一回戦で強豪の十三中(一昨年度優勝、昨年度三位)と当たり、ぎりぎり まで接戦を続けて善戦しましたが、僅差で敗退。非常に惜しい戦いでした。4人とも、場のどこに自分の得意な取 り札が置いてあるかをその場で暗記して、上の句の最初でさっと手が伸びる、競技かるたさながらの白熱戦を繰り 広げていました。代表の校内選考は2月15日、1年の百人一首大会が行われた日に希望者を集めて行いました。 2年生百人一首大会 3月10日(木) 2学年主任 松森由美子 学年最後のクラス行事として行なった百人一首大会。今年は昨年 の経験を活かし、準備を学級委員会が行ないました。チーム分け、 札の準備、当日の準備まで男子の応援も指示しながら、時間までに しっかりとできました。授業では 1 時間しかできませんでしたが、 相変わらず上の句で堂々と取れる生徒もいたり、苦手ながらもクラ スのため、チームのために間際まで一首でも多く覚えようと努力す る生徒もいて、成長を感じました。結果は 2 組が優勝でしたが、他 のクラスも僅差の結果でした。日本の伝統文化の一つでもある百人 一首にこれからも挑戦していってほしいと思います。 1、2年生足立区保健師による特別授業 3月11日(金) 大谷和平 3月11日(金)、1・2年生を対象に足立区の保健師さんによる講演がありました。 題目は、「自分を大切にしよう!」でした。講演では、日本の80%を超える中学生が 悩みを抱えているという統計データが示され、悩みとの向き合い方が具体的に紹介され ました。深呼吸をしたり、適度な運動をしたり、気持ちを文章に表してみたりすること がつらい気持ちを落ち着ける行動の例として挙げられました。そして、情緒の安定に最 も効果が高いものとして「信頼できる人に話すこと」が紹介されました。信頼できる人 が誮だかわからない時は複数名に相談してみることが提案されました。「あなたに問題 がある」という批判や「もっとがんばれ」と無条件に応援をする人ではなく、「そうな がある」という批判や「もっとがんばれ」と無条件に応援をする人ではなく、「そうなんだ、つらかったね」と 受け止めてくれた人が、より信頼できる人であると言えるそうです。いじめの話にも触れながら、『自分を大切 にできることで、初めて相手を大切にすることができる。』というメッセージのこもった講演となりました。講 演の最後には、内閣府「いのちを支えるプロジェクト」キャンペーンソングである「あかり」という曲が流され ました。講演後の感想文には、「悩みを抱える中学生が自分だけでないということがわかりほっとした」「具体 的なストレス解消法がわかってよかった」「今の悩みを誮かに話してみようと思った」「最後の曲と動画がよか ったので家で検索したい」という前向きな気持ちが書かれていました。今後も個を大切にする指導を継続してい きたいと思います。 避難訓練 3月15日(火) 道下 翼 3月15日(火)に避難訓練が行われました。地震が発生したと想定し、机下避難 を行いました。その後決められた避難経路を通り、上履きのまま校庭へ避難しました。 今回の避難訓練で避難開始の合図から、避難を完了するまでにかかった時間は3分4 2秒でした。(同じ条件下で行った2月の訓練は3分37秒でした。)今回の避難訓 練をもって今年度の避難訓練は最後になりました。来年度も安全に避難行動が行える よう様々な場面を想定して訓練を実施していきます。 朝礼講話 3月7日(月) 校長 早乙女 雄一郎 おはようございます。後期も残りあとわずかになりました。 先週は都立高校の 1 次試験の発表があり、3年生の皆さんは明暗を分ける結果に喜んだ人、悲しんだ人、 様々でした。残念な結果になってしまった人は、これから行われる分割後期や二次募集にむけてしっかりと 取り組んでください。 また、1、2年生の皆さんはいずれは自分に来ることです。将来、自分が進むべき道をしっかりと考えら れるようにしておいてください。 さて、ここ何日間かテレビの世界卓球に夢中で、昨日も決勝戦を見ていました。 特に印象に残っているのは、日本の女子チームには皆さんと同じ中学生が入っていることです。伊藤美誠 さんといい、中学3年生です。伊藤さんは世界ランキング12位、18歳以下では世界1位です。驚くのは 卓球の技術だけでなく、彼女の精神力がすばらしいことです。あの大舞台でプレッシャーに押しつぶされる こともなく点の取り合いの中で粘りを見せ、しっかりと自分の持つ力を発揮していました。決勝戦で中国に 敗れたものの世界ランキング1位の中国の丁寧選手から1ゲームを取った時は圧巻でした。 もう一つは、男子の水谷選手が準決勝戦でイングランドと戦ったとき2ゲームを先取され、3 ゲームは取 ったものの、4ゲーム目も10-6とあと1ポイント取られれば終了というところから見事逆転し、決勝戦 に駒を進めた試合です。水谷選手の気持ちの強さを見ることが出来ました。 みなさんはどうでしょうか。スポーツの試合だけでなく、コンクールやコンテスト、試験などに参加する 自分をあてはめてみてください。緊張せず、自分の力を遺憾なく発揮できているでしょうか。 昨日の卓球の女子の決勝戦で2番手に出場した、石川佳純選手は2ゲーム先取したあと3ゲーム目を僅差 で落とし、そこから4ゲーム5ゲームを落とし敗れてしまいました。とても悔しそうな顔をしていたのが印 象的でした。悔しさは飛躍へのバネ! 石川選手はさらに強くなってオリンピックに臨むことでしょう。 以前に、電車内の液晶テレビ「トレインチャンネル」で「人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら 終わりなのだ。」という言葉を見かけました。リチャード・ニクソンという人の言葉です。 リチャード・ニクソンという人は、アメリカ合衆国第 37 代大統領で、ベトナム戦争の終結や、 米中の国 交正常化等の輝かしい功績を残した人です。 この言葉は、大統領選挙でケネディに僅差で敗れた時に残した言葉だそうです。そして、後にアメリカの 大統領に就任することになります。 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という有名なセリフもあります。スラムダンクという漫画に登場す る安西監督のセリフです。 皆さんはこれからの人生の中で、つらいことや苦しいこと、嫌なこと、その場から适げ出したくなるよう なことに出くわすことがあるでしょう。でも、适げ出したら終わりです。あきらめたら終わりです。 皆さんの人生は皆さんのものです。皆さんの将来は皆さんが考え、行動することで決まります。保護者の 方々や先生方は応援者です。皆さんの代わりはできません。しかし、皆さんが必要なときに力を貸してくれ ます。同じ中学生が世界を相手に戦っています。皆さんも負けずに頑張って欲しいと思います。 保護者の皆様へ 今年度、第十中学校へのご支援とご協力をいただきありがとうございました。来年度も、教職員一同、全力 で指導にあたってまいります。今後も、本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
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