第111号(平成22年5月1日号) 福岡市立こども病院・感染症センター 総務課給食係 発行 口の中の粘膜に炎症が起こった状態を口内炎といいます。痛み、出血、ただれ、口内 の乾燥・腫れといった症状が主なものです。口内炎になると食べものや飲みものがしみ る、味覚が鈍くなるなど日常の食生活に支障をきたすことがあります。 口内炎になる原因は様々で、病気や疲労、睡眠不足などで体力が低下している、口内 の衛生状態がよくない、ストレスなどで胃腸の調子が悪い、栄養バランスが乱れている、 などの全身の健康状態も影響します。 そこで…今回は口内炎を予防する栄養素と、口内炎になってしまった時のお食事につ いて学びましょう☆ ビタミン B 2 ビタミン B 6 ・ナイアシン ビタミン A・ビタミン C 口の中細胞の再生や エネルギー代謝を促します。 たんぱく質や脂質の代謝にかかわり、 皮膚や粘膜の健康を保ちます。 たんぱく質や脂質の代謝にかかわり、 皮膚や粘膜の健康を保ちます。 レバー、豚肉などの肉類、鰻、 鯖などの魚類、牛乳・乳製品、 納豆など 鰹や鮪などの魚類、レバーなどの肉類、 豆類(B6)、種実類(ナイアシン) など ビタミン A : 緑黄色野菜、レバーなど ビタミン C : 果物、野菜など 濃い味つけ 薄い味つけ 酸味の強いもの やわらかく煮る 辛いもの 細かくきざむ 硬いもの とろみをつける 熱いもの 人肌程度に ★ まず主食はサラっとつるっとのど越しがよいうどんやお粥に、副食は芋のあんかけ、冷や奴などやわらかいものを。 (どうしても食べられない場合は、こどもの好きなプリンやアイスクリームなど冷たくてのど越しのよいものから) .. ★ 魚・肉類(豚肉、ささみなど)などパサついた料理 → 細かく刻んで、片栗粉等でとろみをつけたあんをかける、 もしくは肉団子、ハンバーグなどミンチ使用の料理に♪ 参考:「栄養の基本がわかる図解事典」整備堂出版
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