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医師の選ぶサプリメントの条件②

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(No.7013)
発行日:2008.8.6
Nutrients for preventive medicine
株式会社ヘルシーパス
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http://www.healthy-pass.co.jp
キーワード
サプリメント , ビタミン・ミネラル
, 天然原料・合成原料
, エビデンス
医師の選ぶサプリメントの条件 ②
医師が患者様の為に選ぶサプリメントに求められる条件
の第2回目です。
原料は天然成分でできているか?
サプリメントの原料には「分子の主要な構造を変化させ
て製造された合成原料」と「野菜、果物、酵母等から抽
出された天然由来の原料」があります。合成原料は安価
で高濃度というメリットがありますが、不要な化学物質
混入のリスクもあります。天然原料は、吸収率や体内で
の働きの面で合成品より優れ、何より食べ物に近いとい
うメリットがありますが、価格が高く、濃度が低いとい
うデメリットもあります。
製品パッケージの原材料表示には、天然原料を使用して
いる場合には、大豆油(ビタミン E 含有)や、酵母(ビ
タミン B1 含有)など、食べ物に近い名称が並ぶことにな
りますが、合成原料を使用した場合には、
「VB1」
「ビタミ
ン B1」など、成分名がダイレクトに表記されます。
原料が天然由来か合成かは、パッケージの表示で判断が
可能です。
加工方法は適切か?
栄養素の多くは「熱」に弱いため、高温や高圧がかかる
製造方法では、栄養素が変性する可能性があります。熱
処理や圧縮の工程のある打錠(タブレット)よりも、ハ
ードカプセル、ソフトカプセルの方が製造中の成分劣化
を防ぐことができます。打錠でも、熱を極力加えない工
夫もありますが、残念なことに、効率を優先してしまう
場合も多いようです。製造法はパッケージからは読み取
ることができないので、製造法や、最終製品での栄養成
分分析を行っているかどうかをメーカーに確認すると安
心です。
また、栄養素の配合がパッケージに書かれていることが
ありますが、最終製品での分析結果が表示されていると
は限らず、メーカーの配合目標値である場合もあります。
ひどい場合には、意図的に過剰に表示している悪質な例
もあるようです。
添加物の割合はどうか?
食品に使用する添加物は安全性が確認されていますが、
組み合わせや量によっては有害性もあり、できる限り摂
らない方が良いことは言うまでもありません。
サプリメントを作る上で、最低限必要な添加物は、
・粉の流動性を上げるもの
・粉を固めるもの
の2つです。それ以外の添加物(増量剤、着色料、甘味
料、香料、保存料など)は、使用しなくてもサプリメン
トは作ることができます。
また、合成の栄養素を原料としたサプリメントの場合、
使用されている添加物の量も製品パッケージを見れば推
測することができます。パッケージには、サプリメント
1 粒当たりの重さや、配合されている栄養素の量が記載
されています。1 粒の重さと栄養素の量を比較してみれ
ば、そのサプリメントの栄養素とそれ以外の添加物の比
率を推測することができます。
世の中には 8 割以上が添加物というサプリメントもあり
ます。
エビデンスはあるのか?
サプリメントなど健康食品は、最終製品としてのエビデ
ンスがある商品はほとんどありません。
しかし、使用している原材料のなかでビタミン、ミネラ
ルに関しては、古くから研究が進み、安全性はもちろん、
効果に関するエビデンスがあります。また、特定の疾患
への効果も証明されているものもあります。
たとえば、アメリカの健康食品業界の団体である「栄養
評議会」が科学的根拠に基づいて「有効である」と栄養
補助を推奨している疾患には次のようなものがあります。
1.骨粗鬆症に対するカルシウム、ビタミン D
2.出産児の神経管閉鎖不全症予防のため適齢女性への葉酸
3.心臓病疾患予防のための葉酸
4.心臓病疾患予防のためのビタミン E
5.高齢者の免疫維持のためのビタミンミネラル
6.白内障予防のための抗酸化栄養素(ビタミン C、E、Βカロテン)
7.網膜黄斑変性症に対するカロテノイド
8.がん予防のための抗酸化栄養素
9.慢性疾患に対する食物繊維
10.心臓疾患に対するオメガ 3 系脂肪酸
参考:栄養補助食品 糸川嘉則著 金芳堂
最近では、40~69 歳の男女約 3 万 7000 人を対象としたコホー
ト研究において、血中のβカロテン濃度が高いグループで胃ガ
ン発生リスクが低くなることを、厚生労働省科学研究班が発表
しました。
(2008 年 8 月)
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