地元広報第2号 銚子市野尻町地区 広域ごみ焼却施設建設計画にあたって 東総地区広域市町村圏事務組合 銚子市・旭市・匝瑳市 事務組合では、地元地域の皆様に広域ごみ焼却施設の具体的な計画を示すため、 4月に「東総地区広域ごみ焼却施設建設計画検討委員会」を立ち上げ、現在、広域 化(3市共同)によるごみ処理計画や新たな施設整備の構想について検討を進めて います。 同検討委員会は、学識経験者のほか、銚子市・旭市・匝瑳市の環境審議会委員 及び環境担当課長、地元対策協議会(基本協定を締結した地元町内会の町内会長・ 副会長により4月に設立)からの選出者を含めた計 11 人で構成され、3市のごみ 処理状況を把握した上で、慎重かつ活発に協議を進めています。 今後、事務組合では検討委員会における協議結果を基に、ごみ処理に係る各種 計画や施設の整備構想を作り上げていき、地元地域の皆様にご理解が得られるよう 取り組んでいきます。 今回は、検討委員会における協議経過などについてお知らせいたします。 ■東総地区広域ごみ焼却施設建設計画検討委員会の役割 銚子市、旭市、匝瑳市のごみ処理の現状を把握した上で、広域化(3市共同)による 効率的なごみ処理を進めるとともに、東総地域にふさわしい広域ごみ焼却施設を整備 計画するため、安全面、環境面、資源・エネルギー面、経済面など、多種多様な見地 から検討することを目的としています。 ■検討委員会の開催状況 4月27日に検討委員会を立ち上げ、その後、毎月定期的に開催しています。 (開催状況) 第1回 = 4月27日(金) 第2回 = 5月25日(金) 第3回 = 6月29日(金) 第4回 = 7月27日(金) 第5回 = 8月24日(金) 平成 24 年 9 月 25 日発行 発行/東総地区広域市町村圏事務組合 施設整備課 1 (銚子市若宮町1番地の1 銚子市役所4階) TEL 0479-24-8101 検討委員会における協議経過をお知らせします (会議概要などを事務組合ホームページで公表しています) 銚子市、旭市、匝瑳市の環境担当者などによる担当課長会議における協議結果に 基づき、事務組合から各種事項について基本方針(素案)を示し、検討委員会におい て協議を進めています。 ■検討委員会における主な協議結果 事務組合の基本方針として、次の事項について了承を得ました。 ①「可燃ごみの処理方法については焼却処理すること」 可燃ごみの処理については、銚子市、旭市、匝瑳市ともに焼却処理しており、 最も安全で一般的な方法です。 このため、事務組合では、広域化(3市共同)で新たに建設を目指す施設に ついても、余熱利用による発電などのエネルギー回収が可能となることから、 「焼却施設」として地元地域の皆様にご説明してまいりましたが、検討委員会に おいてあらためて確認しました。 ②「ごみの分別種類については統一すること」 より効果的な資源化を図る ためにも、分別方法を統一 する必要があります。 市によってごみの分別収集が違う主な品目 構成市 銚子市 旭市 匝瑳市 皮革・ビニール 可燃ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 容器包装以外の プラスチック 可燃ごみ 不燃ごみ 可燃ごみ 布 類 可燃ごみ 資源ごみ 資源ごみ 資源ごみ (拠点回収) 資源ごみ 資源ごみ 資源ごみ 資源ごみ - 資源ごみ 資源ごみ (書類・メモ) 金属類(なべ、やかん等) 不燃ごみ 不燃ごみ 資源ごみ びん以外のガラス 不燃ごみ 不燃ごみ 資源ごみ 金属製スプレー缶 不燃ごみ 資源ごみ 資源ごみ 分別品目 紙パック、白色トレイ 紙製容器包装 雑 紙 資源ごみ (新聞などとは別に分別収集) 2 ③「収集方法及び料金体系については統一すること」 市により指定ごみ袋の種類や値段も少しずつ違います。 地域格差(不均衡)が生じないよう、ごみの収集方法や 指定ごみ袋の値段などの料金体系についても統一する 必要があります。 ごみ処理手数料(指定ごみ袋の値段)の現状 ●銚子市 指定ごみ袋の種類 袋の色 大きさ 手数料 可燃ごみ専用袋(大) 半透明 45リットル相当 300円(10枚1組) 可燃ごみ専用袋(中) 半透明 30リットル相当 200円(10枚1組) 可燃ごみ専用袋(小) 半透明 20リットル相当 150円(10枚1組) 不燃ごみ専用袋 透明 45リットル相当 300円(10枚1組) 資源ごみ専用袋 透明 45リットル相当 100円(10枚1組) 袋の色 大きさ 手数料 可燃用(大) 水色 30リットル相当 450円(10枚入り) 可燃用(小) 薄緑 15リットル相当 250円(10枚入り) 黄 40リットル相当 450円(10枚入り) カン 透明 40リットル相当 250円(10枚入り) ビン 透明 30リットル相当 250円(10枚入り) ペットボトル 透明 45リットル相当 250円(10枚入り) その他プラ 透明 45リットル相当 250円(10枚入り) 袋の色 大きさ 手数料 可燃ごみ(大) 薄緑 30リットル相当 800円(20枚入り) 可燃ごみ(小) 薄緑 15リットル相当 400円(20枚入り) 不燃ごみ 透明 40リットル相当 800円(20枚入り) 資源ごみ 透明 40リットル相当 400円(20枚入り) ●旭 市 指定ごみ袋の種類 不燃用 資源用 ●匝瑳市 指定ごみ袋の種類 ※資源ごみ:紙類には資源ごみシール(20 枚入り/400 円)を貼る。 ④「含水率 70 パーセント以下のし尿処理脱水汚泥については受け入れること」 ざ んさ 各市のし尿処理施設では、し尿などを処理した後に残る残渣として脱水汚泥 などが発生します。現在、この汚泥は焼却処理や埋め立て処分されていますが、 新たな焼却施設で焼却処理することでし尿処理に係る経費の軽減を図ることが 見込まれます。 3 ⑤「プラスチック製容器包装については焼却処理(熱回収)すること」 現在、3市ともに資源ごみとして収集している「プラスチック製容器包装」 について、資源化するために年間約 6,500 万円(3市合計)の多額の経費を 負担しています。また、集められたもののうち、プラスチック製品として リサイクルされるのは約 20%にとどまり、その他は鉄や化学製品をつくる工場 などで原料(燃料)として一過性のリサイクルに利用されているのが現状です。 このような状況をふまえ、新たな焼却施設では、大きな熱量をもつプラス チック製容器包装を焼却することで、熱エネルギー(電力)として回収し、 売電できるメリットが期待できます。 ■検討委員会における今後の主な協議内容 ○「施設の規模について」 人口推計などから、3市における将来のごみ量を予測し、新たな施設に必要な処理 能力について協議していきます。 ○「減量化率・資源化率目標と施策について」 ごみの減量化及び資源化の目標を定め、目標を実現するためのさまざまな取り組みに ついても協議していきます。 ○「中継施設について」 各市のごみステーションから焼却施設への運搬が長距離になる場合、中継施設で 小型車から大型車にごみを積み替えて運搬することで、収集運搬効率を良くするととも に、焼却施設へ出入りする車両の集中を緩和する効果があります。 このため、中継施設の建設や運営にかかる経費面なども含めて、中継施設について 協議していきます。 ○「処理方式の選定について」 処理方式(焼却方式)にはさまざまな種類がありますが、安全面、環境面、経済面 などを考慮し、地域にあった処理方式の選定について協議していきます。 広域ごみ焼却施設建設計画に係る基本協定の締結状況 (9 月 25 日現在) 平成 23 年 12 月 14 日(水) 12 月 27 日(火) 平成 24 年 1 月 13 日(金) 1 月 17 日(火) 1 月 22 日(日) 2 月 4 日(土) 3 月 23 日(金) 4 月 6 日(金) 5 月 31 日(木) 6 月 11 日(月) 野尻町内会、高田町内会、白石町内会、茶畑町内会と協定締結 芦崎町内会と協定締結 小船木町内会と協定締結 猿田町内会と協定締結 正明寺町内会と協定締結 忍町内会と協定締結 三門町内会と協定締結 小長町内会と協定締結 塚本町内会と協定締結 長山町内会と協定締結 4 なお、基本協定を締結していない 町内会にも引き続き理解が得られる よう説明に努め、最終的には 16 町内 会すべてと協定を締結し、地元対策 協議 会に参加 していただけ るよう 取り組んでいきます。
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