光無線技術ロードマップ ICSA技術部会資料 ここを目指す技術開発 回線速度 ワイヤレスBB環境の実現 ファイバー通信 との協調 WDM 1T 100G-Ether 100G フル光接続 FSO SONET(幹線系) 10G-Ether標準化 10G 1G-Ethernet標準化 FWA 50M (5GHz) 光無線100M(P-MP) FWA 46M (26G) FTTH 100M 10M 1M 100K 光無線10M 光無線LAN (P-MP) FWA 1.5M (22&26G) 映像系(監視、FPU) FWA 10M (22&26G) IEEE802.11b 1.5M ~1995年 ~2000年 11g 11a 12M FTTH 1G Radio on FSO 24M 8M ADSL CATV,携帯基地局 フレッツISDN 2001年 光無線10G (WDM) 光無線1G 1G 光無線100M 光無線2.5G (アイセーフ) 2002年 アナログ光無線 2003年 2004年 2005年 ~2010年 2007年4月現在 本ロードマップは、光無線システムの技術進化の動向と目標を他の通信システムとの関係で示したものです。 光無線システムは、LAN環境におけるEthernetのデファクト化を追いかける形で、90年代始めの10Mbps速度から、 90年代半ばには100Mbpsクラスが実用化された。そして、現在1Gbpsのシステムが実用化されている。 屋内システムである光無線LANも、当初の10Mbps(1997年2月にARIB STD-T50)から2006年12月には1Gbpsを規 定したARIB STD-T50 3.0版が策定された。なお、1Gbps版では、屋内外問わないシステムとして標準化された。図 中では屋内システムは1対N(P-MP)システムの実用化時期を示している。 一方、光無線システムが開発された頃から利用されていた映像伝送に代表されるアナログ伝送系は、2000年代初 頭に短い距離のCATVや携帯電話のラストホップ基地局向けとして実用化された。 技術進化の目標と現在進められている研究開発 技術てきには順調に進展してきた光無線システムではあったが、ファイバ通信とのより密接な協調を確立するため には、速度、対応プロトコル、安全性等の面で限界が見えてきた。 そこで、ファイバと空間をシームレスに接続する技術開発(フル光,RoFSO)が企画され、可能性が示されつつある。 他の通信システムとの対比 図は他の通信システムに対する光無線システムの位置関係を通信速度と実用化の時間軸で示してあります。 ・ファイバ通信(Ethernet)を追いかける形で光無線の技術的向上が図られてきたこと ・無線LANに対し、常に通信速度で1桁以上の優位性を維持していること を協調すべく示しています。
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