キャッサバ生産の収益性のリスク分析による地域間比較

2012-6-2
キャッサバ生産の収益性のリスク分析による地域間比較
亀山宏*・ヌガソムスク・カモル**・伊東正一***・トッドサディ・アリラット****
(*香川大学 **チェンマイ大学 ***九州大学 ****愛媛大学連合農学研究科)
Regional Comparison by Risk Analysis for the profit of Cassava production
(Hiroshi KAMEYAMA, Kamol NGAMSOMSUKE, Shoichi ITO,
Areerat TODSADEE)
年8月に北タイのチェンマイの東のサンサイで1
件,2011年5月に南方車で7時間ほどのカンペンペ
ッチにおいて4件,標準的な作付,混作(野菜),
液肥利用など,計5件のキャッサバ栽培農家を訪問
し聞き取り調査を実施した.2011年に農業省の統計
調査機関に問い合わせにより,粗収益,生産費(労
働,化学肥料,燃料費)などについてデータを収集
した.
I 背景と課題
近年の農業の生産に関わるリスクの分析は,①数
理計画モデルによる農家の作物選択行動(米満・松
下[1]),②危険回避度をカテゴリーデータで扱う順
序ロジットモデル分析(井上・藤栄・佐々木・川崎
・小糸[2]),などである.しかし,これらは,リス
クを間接的に扱ったものである.
ヴォース[3]によれば,リスク分析とは「何らかの
リスクの確率や潜在的な影響の大きさを定性的あ
るいは定量的に明示することを意味する」.そして
,「直面している問題の不確実性や変動を一体的に
取り扱い,問題全体の不確実性を現実的に評価する
生活かつ強力な手法」として,定量リスク分析を提
唱している.農業の経済性分析などについては,
Hardaker, Huirne, Anderson, Lien[4]などのほか多
数の適応事例がある.Ngamsomsuke[5]は,北タイ地
域において,収益性のリスク分析により,様々な作
物についての事例研究を重ねてきた.
経営費指標を用い収益性についてリスク分析を
行う理由は,(1)不確実性が高まるなかで,手元の
情報特に,過去の経験や年別,月別データの活用で
ある.時系列分析では,変動のパターンなどがテー
マの中心となるが,変数ごとに確率分布を特定でき
,不確実性をマネージできる.(2)生産地は,粗収
益,生産費(労働,化学肥料,燃料費)などについ
て,異なる収益)も確率分布が明示できる.これら
を用いて,農業所得(農業純収益)も確率分布が明
示できる.これにより,産地での取り組みの展開も
異なるのではないか.
本稿では,近年,世界の穀物市場において食料需
給が懸念されるなか,世界的な需要の増加に対応し
てアフリカ,アジアにおいて生産,供給が増加して
きているキャッサバを取り上げ,主要な生産地間に
ついて収益性の比較のリスク分析を考察した.
2
調査対象
キャッサバは,食料や製菓などの地域での消費が
多い.さらに,近年,コンスターチ用,タピオカの
原料である.製パンや製麺の輸出原料向けに需要が
増加し栽培面積が増加している.近年,バイオ燃料
原料としての期待もあるが,タイの政策としてエネ
ルギーのリサイクルを進めており,燃料用エタノー
ル生産は今後の課題である(井上[6][7]).政府は廃
油などのリサイクルの研究開発に熱心だったもの
が今後の政策方向の転換は注目される.
キャッサバに含まれる毒素の処理が家庭での消
費の課題となり,工場での加工が安全であった.加
工工場はは東北タイでは盛んに建設されているが,
北タイではなく,ローカルな市場での菓子類などに
用いられてきたが,近年の栽培ブームを受け,増加
傾向にある(加藤・竹中・岡田[8],前田・植田[9])
また,隣国ラオスなどでは,農場開発で開墾した大
規模農場での栽培が問題となりつつある.
3.キャッサバの概略
第 1 表のように,単収を地域別にみると,いずれ
の地域も 1.5 倍に増加してきた.第2図のように作
付面積は全国で変わらず,中央平原,東北地域にお
いて 1990 年代減少傾向にあったが,近年増加.北タ
イでは,徐々に増加してきている.第3図のように,
価格の季節的な変動は,1 年から2年の変動であり,
近年(2007 年から)は1年で変動.但し,収穫は 1
年と 2 年が混在することが考えられる.
II.対象と方法
1 調査方法
キャッサバの生産の概要を把握するために,2010
1
4.00
の作物を植え,キャッサバを栽培した後,10 日後に
コーン,3か月後にカボチャなどを植え付ける.収
穫期は主に 20-24 か月.3年前この農家が化学肥料
を使った.土地が砂質土壌で肥沃でなかったので,
最近では,ほとんどの農民は,焼けた籾殻やカモの
ふんや糖蜜を肥料として使用している.
Whole Country
Northern
Northeastern
Central
3.50
3.00
2.50
第1表 費用の内訳 (2009)
(baht / rai)
項 目
金額
2.00
1.50
1980
1982
1984
1986
1988
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
1.変動費
1-1 労働費
第 1 図 地域別の単収
(ton/作付面積 rai)の推移 1980-2008
資料:タイ農業統計
Northern Region
Northeastern Region
Central Region
Whole Country
-
1980
1982
1984
1986
1988
1990
1992
1994
1996
1998
2000
2002
2004
2006
2008
200
植付け
200
除草
200
収穫
200
肥料
300
2. 固定費
地代
-200
(1+2)
-700
注:B 農家からの聞き取りによる
-1,200
第2図 地域別の作付面積(rai)の推移
1980-2009
資料:第1図と同様
III 農家聞き取り結果
1.農家 A
Klaungkloong District における聞き取りによると、
この村では Nong Bam(高収量でデンプン含有量低い)
と Kiowdok(低収量でデンプン含有量が高い)の2
種類を栽培している.
植え付けの適期は4月で,10~20%が 10-11 月に.
小規模農家は耕耘機で, 大規模農家では4輪トラク
ターで耕作する.植え付けは土壌に直接,砂土壌に.
犂をかけて畝をつくる.植え付けは他の農家の前作
か他の農家や店から購入する.長い茎は 12 か月もの
をカットしたもので,次の植え付けに使ったり,近
隣の農家や店で販売する.1 年目は短期間のサイクル
2
400
300
殺虫剤,化学資材
800
400
0.
1-2 物財費
植え付け資材
800
600
植付け準備
費用合計
1,000
500
3,900
2.農家 B
経営地は 280rai(自作地 180rai,借入地 100rai)
で,キャッサバ,コメ,メイズ,サトウキビを栽培
している.キャッサバは,カセサート大学ブランド
の品種を使っている.他の品種よりは葉が大きく生
育が速く,高くなる.
キャッサバの栽培には,堆肥を使い,トラクター
で畝をおこし,雇用労働で植えつけ,除草,収穫す
る.肥料は有機物と化学肥料を投入する.苗木は,
前年に作物の病気が発生したが,畑で収穫したもの
を使っている.昨年は農業省の支援は一切なかった.
植え付けの苗価格が高かったので,今年は昨年より
も植え付け面積を減らした.土壌の肥沃度を増すた
めに,キャッサバとメイズを輪作する.第1表は支
払われた費用の内訳である.
3.農家 C
立地条件や砂質土譲と水の不足で,作付できる作
物がキャッサバに限られた.植え付けは,病害虫の
発生が高温と低湿度で抑えられる 11 月から 12 月の
雨期の終わりに実施した.この時期は.18 ライの内
3
Kampaengpetch
Uthaithani
Sri-saket
Khon Kaen
Mukdahan
Suphanburi
2.5
2
Nkornsawan
Nakornratchasima
Ubonratchathani
Chaiyaphum
Karnchanaburi
Pitsanulok
Burirum
Karasinth
Nakornphanom
Srakaeow
1.5
1
0
1989Jan
Jul
1990Jan
Jul
1991Jan
Jul
1992Jan
Jul
1993Jan
Jul
1994Jan
Jul
1995Jan
Jul
1996Jan
Jul
1997Jan
Jul
1998Jan
Jul
1999Jan
Jul
2000Jan
Jul
2001Jan
Jul
2002Jan
Jul
2003Jan
Jul
2004Jan
Jul
2005Jan
Jul
2006Jan
Jul
2007Jan
Jul
2008Jan
Jul
2009Jan
Jul
0.5
第3図 地域別のキャッサバの月別価格(バーツ/kg)1999-2009
第2表 費用の内訳
(2007/2008 Kampaengpetch)(bart / rai)
現金費用
項目
総費用
(1)
差
(2)
(2)-
(1)
数量
金額
数量
金額
金額
1. 労働費
8.20
1,236.69
12.11
1,826.64
589.95
2. 物財費
na
834.24
Na
1,342.35
508.11
na
49.37
Na
555.25
505.88
29.35
547.13
29.35
547.93
0.80
農薬,殺虫剤
na
171.02
Na
171.02
0.00
ほか薬剤と土
壌改良剤
na
44.49
Na
44.88
0.39
ガソリン
na
0
Na
0.00
0.00
農業資材
na
21.57
Na
21.57
0.00
維持管理費
na
0.66
Na
1.70
1.04
3. 利子
na
156.01
Na
237.67
81.66
4. 地代
na
132.38
Na
591.16
458.78
5. 諸経費
na
Na
14.14
14.14
ストック
肥料
合 計
0
2,359.32
4,011.96
1,652.64
注:1rai= 0.16 ha,na: not available,1 baht= 2.6円
出典:農業省農業普及センターへ問い合わせによる.
3
数ロジスティック分布が最も適合している
.これを16県について同様に行った.
第4図 Kampaengpetchにおける諸変数
の確率分布のあてはめ
5 ライに Nong Bam, Rayong の 2 種類の品種
を混栽した.
植え付けの前には,堆肥をいれ,ハンド
トラクターで畝立する.1 年もの 2 年ものの
キャッサバを混栽して強風から守る.肥料
にはカエルなどを育てて自然のホルモンを
3か月ごとに散布する.有機肥料だけを使
い,雇用労働はない.ほかのキャッサバ栽
培農家へも配る.ほとんどの品種は成長し
て 11 か月で収穫する.
キャッサバは数年連作すると肥沃度が低
下するため Crotalaria juncea を緑肥とし
て投入する.2008 年以降,キャッサバの価
格はトン当たり約 1,500 バーツと上昇し,
2009 年には 2,500 バーツと徐々に上昇した.
さらに,農業省はキャッサバ栽培農家に人
当たり 25 ライの割り当てを設定し,価格の
上昇を支持した.25 ライ以上を栽培すると
農業省は支持しない.
III
a.収量(作付面積当たりrai)
1980~2009年
地域別の統計データ
不確実要素(入力)として,16県の農業
省・農業普及センターに次の変数について
問い合わせ,入手した.①粗収益に関して
,収量(ライ当たりkg)(1980~2009年の年
別),販売単価(kg当たりバーツ)(1980~2009
年の年別).②経費に関して,賃金(1日当
たりバーツ)(1982~2009年の年別),肥料
価格(kg当たりバーツ)(2003-2009年の月別
).第3図は,1999-2009年の地域別のキャ
ッサバの月別価格(バーツ/kg)である.
生産費の内訳で賃金比率(生産費に占め
る比率),肥料費比率,ガソリン価格(1999
~2009年月別),その他費用.数量と金額(
2007/2008)である(第2表).
IV
b.キャッサバの価格(baht/kg)
注:2007年の価格
c.賃金率(バーツ)
注:2007年の価格
リスク分析の結果と考察
1.確率分布関数のフィット
リスク分析は,モデル作成と①不確実要
素(入力)の定義,②評価指標(出力)の
定義,の順でなされる.
確率分布のあてはめには,Chi-square,
Anderson-Darling, Kolmogorov-Smirnov,統
計量を用いる.
不確実要素(入力)についてヒストグラ
ムを作成し,これに連続型の確率分布を関
数を当てはめる(第4図).Kampaengpetch
において,収量には対数ロジスティック分
布,賃金率には一様分布,肥料価格には対
d.肥料の価格
注:2007年の価格
4
による結果
(Kampaengpetch)
2.感度分析
データをもとに,次のように評価指標と
して「純収益」を定義し,モンテカルロシ
ミュレーション(MC)によって,①純収益
の確率分布,②累積確率分布を求めた.
純収益(profit) = (単収×価格)
―{賃金率×労働係数+肥料価格×肥料係
数+ガソリン価格×ガソリン係数+その他
費用}.
第5図から,Kampaengpetch県では純収益
がプラスで5,000バーツまでとなる確率が
35%であることが示される.
なお,ここまでの計算処理には@riskを
用いた[10] [11].同種のModelRisk[12]など多数
が利用できる.
注:①Kampaengpetch,
②Nakornratchshima,③Karnchanaburi,
④Srakaeow,⑤Karasinth,
⑥Khon Kaen,⑦Chaiyaphum
第6図 モンテカルロ・シミュレーション
による結果 県別の比較
3.地域間の比較
第6図は,出力(純収益)の累積確率分
布を16の県に関して比較し,栽培面積から
主要な7つの県について示した.右に位置
する①Kampaengpetchが全般にプラスの純
収益を達成する確率が高く,②Nakorn
ratchshima,③Karnchanaburi,④Srakaeow
,⑤Karasinth,⑥Khon Kaen,⑦Chaiyaphum
の順に純収益がマイナスとなる確率(リス
ク)が高くなっている.この順は,Nakorn
ratchshima(作付面積で約20%),Kampaeng
petch(6%),以下その他の地区(4~5%
)に符合している.
Nakornratchshimaでは純収益がプラスで
5000バーツまで獲得する確率は11.3%と先
のKampaeng petchと比較して低いことが示
された.
こうしたことは,感度分析の結果からも
いえる(3表).Nakon rachasimaでは肥料
価格と賃金率の係数が小さく,単収の貢献
度が大きい.一方,Kohn Kaenでは肥料価格
,特に賃金率の影響が大きい.市街化の影
響が表れているとみられる.
第5図
第3表
県
Kampaeng
petch
Nakorn
ratchasima
Karnchana
buri
Srakaeow
Karasinth
Khon Kaen
Chaiya
phum
感度分析の結果
県別比較
肥料
賃金
価格
率
価格
単収
078
0.53
-0.26
-0.11
0.78
0.57
-0.09
-0.06
0.88
0.38
-0.20
-0.17
0.91
0.82
0.76
0.38
0.50
0.50
-0.08
-0.09
-0.34
-0.06
-0.07
-0.13
0.69
0.53
-0.43
-0.08
V.考察
タイにおいては,東北タイ地域では,微
地形のため灌漑が困難で畑作地域が多く,
畑作物を加工する工場が多数整備されてい
る.北タイ地域では灌漑に適した地形から
伝統的な稲作が主で,畑作物のキャッサバ
は稲作と比較してウェイトが低く,その消
費はローカルに限られてきている.その違
いが市場の形成そして,生産者の直面する
リスクの違いに現れていると考えられる.
以上の分析結果から,①土壌条件(砂質
土壌など)がキャッサバ以外の作物に適さ
ない地域において,純収益がマイナスにな
るリスクは少ない.キャッサバのような労
モンテカルロ・シミュレーション
5
[5]Ngamsomsuke K., B. Ekasingh and G.
Taungngarm,(2008): Rice and maize
production farmer under risk in Phayao
and Lampang Province. (in Thai), 140-159,
予稿集,The National Symposium on
Agricultural System, 第 4 回, 2008.
働利用粗放的の土地利用型作物であっても
,②経済立地からみて他の作物の栽培にも
適する地域,市街地に近く労働の機会費用
が高くなる地域においては,雇用労働の活
用や労働節約的な機械技術の導入により購
入物財費への支払い費用が増加し,純収益
がマイナスとなるリスクが高まり,より収
益性の高い作物生産への土地利用の転換が
徐々に進むといえる.
今回の分析は,リスク分析を主要な生産
地についての収益性の比較検討であったが
,キャッサバ生産者農民の所得にかかわる
不確実性を検討するにあたって,生産物市
場,投入要素市場,それぞれの価格の変動
に現れている不確実性を確率分布関数など
によって明示化し,リスクに着目する方法
は有効である.
今後の課題として,①収穫などの機械化
による規模の経済性などは農場によって異
なり,機械化の費用,減価償却費などの固
定費は地域別に提示が困難である.また,
中部のNakornratchasimaでは,20haほどで
スプリンクラーと点滴チューブにより灌漑
して高い単収を達成している地区などもあ
る[8].②灌漑水の利用可能性による飛躍的
な単収の増加と収穫逓減の状況も異なるな
ど,小規模家族的経営から大規模農場経営
までの技術的な相違点を組み込んだ分析を
することである.
[6]井上荘太朗(2010):「第 2 章 カント
リーレポート:タイ」,第 13 号,平成 21
年度カントリーレポート:韓国,タイ,ベ
トナム,
http://www.maff.go.jp/primaff/koho/seika/p
roject/pdf/nikokukan13-2.pdf
[7]井上荘太朗(2012):「第 1 章 カント
リーレポート:タイ ~政治変動とコメ政
策~」,行政対応特別研究[主要国横断]
研究資料,第 2 号 平成 23 年度カントリー
レポート:タイ,ベトナム(2012.3)
[8] 加藤信夫・竹中憲一・岡田美乃里(2010)
:「我が国のでん粉需要に大きな影響を与
えているタイにおけるタピオカ産業の現状
について(1)~バイオ燃料の利用推進政策
の下で,キャッサバのエタノール生産利用
が増加~」農畜産業振興機構(
http://www.alic.go.jp/starch/world/rep
ort/200710-05-01.htm).
[9] 前田昌宏・植田彩(2012):「タイのキ
ャッサバをめぐる情勢~生産量は回復も,
新制度の運用が課題か~」農畜産業振興機
構(
http://www.alic.go.jp/joho-d/joho08_00
0133.html).
[10]Palisade Corporation(1997): Guide to
using Bestfit. Palisade Corporation,
(http://www.palisade.com/risk/jp/).
[11]Palisade Corporation(2002): @Risk:
Advanced Risk Analysis for Spreadsheet,
Palisade Corporation,
(http://www.palisade.com/risk/jp/).
[12]VoseSoftware(2012):(www.vosesoftwa
re.com/
[引用文献]
[1]米満彩・松下秀介(2011):「マラウィに
おける小農の作物選択行動~土地生産性と
信用リスクに注目した経営計画モデルによ
る接近~」,2011 年度日本農業経済学会個
別報告ポスター報告.
[2]井上憲一・藤栄剛・佐々木宏樹・川崎賢
太郎・小糸健太郎(2010):「農家経済活動
の多角化とリスク態度-中山間地域を対象
として-」『食農資源経済論集』61(1),pp.
95–105.
[3]デビッド ヴォース(長谷川 専・堤 盛
人訳)(2003):『入門リスク分析―基礎
から実践』, 勁草書房.
[4]Hardaker J. B., Huirne R. B. M.,
Anderson J. R. and G. Lien,(2004):
Stochastic Simulation, Coping with Risk
in Agriculture, CABI Publishing, pp.
157-180.
6