だれ きぼう あい とき はなし 希望のお話 誰よりもあなたを愛し 「イースター」 いっしょ 「どんな時でもわたしは、あなたと一緒にいますよ」 ゆき はな さ い せ かい じゅう やくそく かつどう はる 雪がとけ、花が咲き、生きものがいきいきと活動しはじめる春。 ひと たの ま のぞ ひ みなさんは、世 界 中 の人 びとが楽 しみに待 ち望 んでいる日 が と約束されたイエスさま。 し あることを知っていますか? いっしょ イエスさまと一緒であれば、 から やぶ う ひよこが殻を破って生まれるように、 きぼう み あした むか 希望に満ちた明日を迎えることができるのです。 せかいじゅう ひと よろこ いわ ひ イースター。世界中の人びとがこの 喜 びをお祝いする日。 それはイースターです。 にほん き き ぼ う そのずっと消えることのない希望を、 き ぼ う ふっかつさい ふっかつさい 日本 で は 「 復活祭 」 と い い ま す 。 復活祭 と は 、 イ エ ス ・ い キリストが ふっかつ いわ ひ 生きかえった(復活した)ことをお祝いする日です。 い 「希望のたまご」に入れて かた イ エス・ キリス トとは、 いっ たいど んな方 な のでしょ うか。 い そして、どうしてイエス・キリストが生きかえったことを たいせつ とっても 大切なあなたにおくります。 いわ お祝いするのでしょうか。 1 8 ひ かみ ある日のこと。 ひと おお おお きせき おこな イエスさまは、神さまにしかできない多くの奇跡を 行 って ひと たす すく ささ そうやって多くの人を助け、救い、支えてきた かみ こ イエスさまに、「神さまの子なんてウソだ。ウソにきまっている。 かみ で ひと 神さまにあやまれ」という人たちが出てきました。 すく ひと わたし 人 びとを救 ってきました。そのときは、「この人 こそ、 私 たち すく おく かみ こ よろこ を救うために送られた神さまの子だ。 」と 喜 んでいたのに、 い わす まるでそう言ったことを忘れたかのように「イエスさまはうそつ こえ ひと だれ きではない!」と声をあげる人は誰もいませんでした。 ひと じゅうじか その人たちはイエスさまをつかまえると、十字架にかけ、 かみ こ しょうこ 「神さまの子だというなら、その証拠をみせてみろ」 ころ じぶん じぶん すく 「殺されたくなかったら、自分で自分を救ってみろ。 かみ こ じゅうじか お 神さまの子なら十字架から降りることぐらいはできるだろう。 」 かな かみ ひと じぶん イエスさまは悲しみました。そして、「神さま、この人たちは自分 なに ひと つみ が何をしているのかわかっていません。どうかこの人たちの罪を いの じゅうじか うえ ゆるしてください」と祈り、イエスさまは十字架の上で し 死んでしまいました。 というのです。 し ひと き イエスさまが死んで、人びとはようやく気づきました。 わたし たい せつ ひと うしな 私 た ち は 大 切 な 人 を 失 な いま だれ っ て し ま っ た 。 わたし すく イエスさまが亡くなった今、誰が 私 たちを救ってくれるのだろう。 くらやみ ひと まるでまた暗闇にもどったかのように、人びとはどうしたら いいのかわからなくなりました。 4 5 いま ねん まえ め み め ひと み 今から 2000年も前のことです。目に見えるものから目に見えない よ つく ひとり かみ あか ものまでこの世のすべてを創られた神さまが、一人の赤ちゃんを おく つみ さて、イエスさまが「この人たちの罪をゆるしてください」 つみ といわれた罪とはなんでしょうか。 あか 送られました。この赤ちゃんこそイエスさまです。 あい ひかり かみ とお はな 愛 という 光 でいっぱいの神 さまから遠 く離 れてたところは、 くらやみ ひと あい かみ 暗闇(まっくら)です。そこにいると人は「愛である」神さまを かな い おも 悲しませることをしたり、言ったり、思ったりしてしまうのです。 つみ くらやみ たいせつ それが、罪なのです。暗闇(まっくらなところ)にいると大切な む あ ひと ものがわからなくなってしまいます。向かい合っている人たちの かお じぶん い ほう こう 顔 も 、自分 が ど こ にい る のか も 、行 く 方 向 も わ かり ませ ん 。 ひと あい ひかり まよ で まいご 人はそうして愛の 光 から迷い出て、迷子になってしまったのです。 くる かな あらそ 苦しいことや、悲しいことや、 争 いや、こわいことや、しんぱい くらやみ なか すく わたし かみ あい 私 かみ ち うえ み うえ つみ かみ こ い ち ど かみ あい ひかり なか イエスさまは、それが 私 たちをもう一度神さまの愛の 光 の中に もど おく じぶん が わたし そのために神さまは、この地の上にイエスさまを送られました。 かみ すべ 十字架 の 上 で 身代 わ り に な ら れ ま し た 。 神 さ ま の 子 で あ る あい た ち も ま た 神 さ ま を 愛 す る よ う に 。 かみ つみ イ エ ス さ ま は 、 私 た ち の 罪 を 全 て 自分 が し た 罪 と さ れ て 、 じゅうじか き たちを救うために。そして 私 たちが神さまの愛に気づき、 わたし わたし わたし なことがいっぱいある暗闇 (まっくらなところ)の中 にいる 私 ひと ほうほう し 戻 す た め の た っ た 一 つ の 方法 だ と 知 っ て お ら れ た の で す 。 かみ こ ち おく そのために神さまは、イエスさまをこの地に送られたのです。 イエスさまは、神さまの子だったのです。 7 2 し すうじつ おとな そのことを知っていたイエスさまは、やがて大人になると それから数日たったときのこと。 ひと たい せつ つた 人びとに大切なことを伝えるイエスさまにしかできない はたら お 働 きをするようになりました。 とき いっしょ 「どんな時でもわたしは、あなたたちと一緒にいますよ」 やくそく まも い という約束を守って、イエスさまは生きかえったのです。 い で あ かみ 生きかえったイエスさまと出会ったたくさんの人びとは ほんとう かみ かみ こ 「 イ エ ス さ ま は う そ つ き で は な く 、 本当 に 神 さ ま の 子 よろこ くる いのち あい あた じぶん いっしょ ねが め み 人びとに、これからは目には見えないけれど、 いっしょ 「いつもわたしは、あなたたたちと一緒にいますよ」 やくそく てん かみ あい ほか かんしゃ ひと あい かみ ひと つた イエスさまは、神さまのメッセージを人びとに伝えながら びょうき ひと ひとり ひと 病気の人、一人ぼっちの人、どうしていいのかわからなくて こま ひと すく なぐさ ちから よろこ き ぼう 困っている人を救い、 慰 め、 力 づけて、 喜 びと希望を あた と約束され、イエスさまは天にもどられました。 6 し 自分のことを愛 するように他 の人 のことも愛 しましょうね。 どんな時もイエスさまに一緒にいてほしいと願っていた ひと かな 神 さまはあなたの苦 しみも悲 しみもすべて知っておられます。 命 と愛 を与 えてくださった神 さまに感 謝 しましょうね。 だったのだ」と 喜 びました。 とき あい 神 さまはいつも、あなたのことを愛 しておられますよ。 ひと 与えていったのです。 3
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