染毛剤の表示 ・ 広告に関する自主基準について 染毛剤の広告表現

染毛剤 の表示 ・広 告 に関 す る 自主基準 につい て
( i r 成1 2 年1 2 月6 日 日 本 ヘ ア カ ラー エ業 会 ・染 毛剤懇話 会)
染毛剤 の広告 表現 につ い て は, 自 主基 準 を設 定 し, 会 員会社 にその道 守 をはか って きた とこ
ろで あ るが , 設 定 以来1 0 年以上 を経 過 し, 製 品 の 多様化 , 社 会情勢 の 変化 とともに, 改 訂 の必
要力`
あ る と考 え られ ます( ―
会並 びに染毛剤懇話 会 では, 染 毛剤 の 表示 ・広 告 に関す る 白 主基
令臣1 , 日 本 ヘ アカラー 正i 業
準 の 見直 しを行 い , 新 たに 下記 の とお り自上基 準 を制定致 しま した ので , ご 連絡 中 し上げ ます ,
なお , 昭 和5 2 年3 月 1 0 H 「 酸化 染料含有染毛剤 の 自モ規制J
昭和6 0 年3 月 1 3 日 「染 毛剤 の 広告 表示 実現 につ い て」
昭和6 1 年5 月 1 0 日 「染毛剤 の広 告等 の 表現 につ い て」
は, 嘘 [ L いた します,
染毛剤 の 表示 ・広 告 に関す る自主基準
染毛剤 は, 適 切 な使用 方法 に従 って使用 され る必 要 の あ る製 品 で あ り, そ の表示 ・広 告 にあ
た っては, 使 用者 に誤 った情報 を与 える こ との 無 い様 に じゅ うぶ ん な注 意が必要 で あ る。 本 自
主基 準 は, 医 薬部外 品 で あ る染毛剤 に適用 され る。
医薬部外 品 で あ る染毛剤 には , 酸 化染毛剤 , 非 酸化染毛剤 及 び脱 色斉い 悦染剤が含 まれる。
1 . 「 簡便」「手軽J 「安心 」等 の 表現 につ い てっ
医業部外 品 で あ る染毛剤 は承認 された使用 方法 に従 って じゅうぶ ん 注意 して使用 される必
要が あ る。特 に酸 化染毛剤 及 び非酸 化染毛剤 は, 使 用前 に毎 回パ ッチ テ ス トを実施す る必 要
が あ る。 従 って , 医 業 部外 品 で あ る染毛剤 ( 酸化染 毛剤 , 非 酸 化 染 毛剤 及 び脱 色剤 ・脱 染
剤 ) の 表示 ・広告 にお い て, 安 易 に 「簡便 」「手軽」 「
安心 」 と表現 す る こ とは適 当 でない。
しか し, 製 剤 上 の特徴 や容 器等 につい て , 事 実 であ り, か つ 安 全性 の 保証 にな らない範囲
で , 「使用 方法が簡 単」 とい う趣 旨 の表現 は差 し支 えない ぅ
2 「 や さ しい」「マ イル ド」等 の 表現 につ い てっ
医業部外 品 で あ る染毛剤 につ い て , 「や さ しい 」「お だやか 」「マ イル ド」「ソフ ト」 並 びに
これ らの 同義語 は, 安 全性 を保 証す る表現 に該 当す る と考 え られ るので 使用 しない こ と。
ただ し, 「染毛 した 髪 の 色 調 」「剤 型」「使用 感触 」「使用 方法 」 「香 り」 に限定 した範 囲 で
のみ使用が可能 で あ るc
また, 上 記 の 用語以外 につ い て も, 安 全性 を保証 または強調す る表現 を行 わない様 じゆ う
バ んに留 意す る こ とっ
3 配 合成分 に関す る表現 につ い て。
有効成分 以外 の配合成分 につ い て標傍す る場 合, 当 該成分 の特徴 , 配 合 目的につい て, 事 実
で あ り染毛剤 の効 能 ・効 果 につ い て 誤認 を 与え る表現 で なければ差 し支 えない。
ただ し, 製 品 の安 全性 を保 証す る表現 , 並 び に当該成分 の作 用が製 品 の 効 能 ・効 果又 は作 用
で あ る との 誤認 を与 える表現 を行 って はな らない.
1 「 簡使 J 「手軽 」 「
安心」等 の 表現 に関す る事例
不 適 当 とされ る事例
解
簡単 ( 手軽 ) に 染 め られ ます。
簡単 ( 手軽 ) に ブ リー チ ( 脱色 ) で きます ぅ
説
酸化染毛剤 及 び非酸 化染 毛剤 は , 使 用法 に留 意
して使用す る必 要が あ る と共 に, 使 用前 に毎 回
パ ッチテ ス トを行 う必要 の あ る製 品 で あ る.従
って , 「簡単」 「手軽 」等 を標彬 す る こ とは, パ
ッチテ ス トが不要 で あ る等 の 誤認 を与 える恐 れ
があ り, 不 適 当 で あ る.
.
また, 脱 色剤 , 脱 染剤 は , パ ッチ テ ス トの必 要
はないが , 使 用法 に従 っ て注 意 して用 い られ る
必要が あ り, 「簡単J 「手軽 」等 を標傍す る こ と
は, 用 法 につ い て誤 認 を与 える恐 れが あ り, 不
適当 で あ る。
初 めての 方 で も安心 して使用 で き ますっ
医薬部外品 であ る染 毛剤 (酸化 染毛剤 ,非 酸化 │
染毛剤 及 び脱色剤 ・脱染 剤)は ,使 用法 を誤 る │
と毛髪等 の損傷 を まね く恐 れが あ る. ま た, 酸
化染毛剤 及 び非酸化 染毛剤 は前項 で 述 べ た様 に
事前 にパ ッチテス トの必要 のある製品である.
「
安心」等 の標彬 は, 消 費者 に製品の使用 にあ
たって必要な注意事項 について誤認 を与える恐
れが大 きいので、不適当である。
差 し支 え な い 事 例
事
部 分染 めが 簡単
汎
↓
No l
例
使用法 に関す る説 明 で あ り, 安 全性 に 関 して誤
認 を与 える恐 れが無 いの で 差 し支 えな いこ
lブタ ッチ に便 利
1 簡 単 に 使 え る容 器
と
_________―
一―一
同上
容器 に関す る説 明 で あ り,安 全性 に関 して誤認
│を 与 える恐 れが 無 いので 差 し支 えな い (
2 . 「 や さ しい J 「マ イル ド」等 の 表現 に関す る事 例
不 適 当 と され る事例
「Nα
ド上■___
11髪
事
例
説
にや さ しい 債 イル ドな) ヘ ア カラ ー
医業部外 品 で あ る染毛剤 ( 酸化 染毛剤 , 非 酸化
染毛剤 及 び脱色剤 ・脱 染 剤 ) フイ乍用 は , モ 髪 に
対す る影響 を全 く無 い もの とす る こ とは不可 能
と考え られ る。「髪 にや さ しい ( マ イル ド) 」等
と標傍す る こ とは, 消 費者 に毛 髪 に 対す る 影響
が無 い もの との誤 認 を与 える もの と 考え られ 1
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王王革蟹撃:I空
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事
や さ しい 色 に染 め るヘ ア カラ ー
3 1や
さ しい 使用感触 の ヘ ア カラ ー
や さしい」が使用感触 の説明 であ り,安 全性 │
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や さ しい 呑 りの ヘ ア カ ラ ー
Tや さ しい Jが 香 りの 説 明 であ り,安 全性 の 保
証 には該 当 しないの で差 し支えな い
3 ` 配 合成分 に 関す る表現 の事 例
不適 当 と され る事 例
I里 │___
1 1 1ア
事
″」
解
ルカ リフ リーでマ イル ドです〔
説
アルカ リフ リー であ る事実 は , こ髪 に対す る影
響 が少 ない こ と (マ イル ド)を 保証 す る もので
はない. 従 って , ① ① で マ イル ドの 表現 は , 安
︲
打
一
全性 に対 して誤認 を与 える表現 であ り, 安 全1 生
モ髪 保護 成分 〇 〇 ( 成分 名)
ル ドで す。
の 保証 に該 当す る ので 不適 当 で あ る。
マ イ
成分 の 作用が事実 で あ って も, 製 品 の 安 全性 を
す る表現 で あ り, イ く
適 当 であ る。
供れに
︱ ︲
一
一
一
毛髪保護 成分配 合
一
差 し支 えない事例
配合成分 の 作 用 の 説 明 で あ るので差 し支 え な い