イラク戦争 米国防総省従軍取材ガイドライン

二〇 〇 三 年 二月 二 日
米 国防総 省
従軍 取材ガ イド ライ ン
※米 国 防 袷 省 が イ ラ ク戦 争 開 始 前 に政 府 関 係
作 戦 の安 全 と 報 道 機 関 の要 求 のバ ラ
ンスを調整 しな け ればならな い。
や関 連 作 戦 実 行 時 に米 軍 の詳 細 な 報
、
道 を す るた め にあ り 部 隊 の 一部 と
、
、
し て生 活 を 共 に し 作 業 し 移 動 す
、
。
る 指 揮官 と広 報 官 は互 いに協 力 し
各 機 関 にあ て た 従 軍 取 材 に 関 す る指 針 のi
こ
要 部 分 を 編 集 部 で翻 訳 し た
︱ロ ロ 的
従 事 す る 軍隊 への国内 外 の報 道 機 関
、
こ の文 書 は 中 央 軍 司令 部 管 轄 地
の アク セ ス のた め に体 制 を 整 え な け
.︶
れ ば な ら な い これを 遂 行 す るた め
域 にお いて将 来起 こり う る軍事 行 動
、
、
・
ツ
ン
を
に 我 々は 報 道 機 関 を 部 隊 に埋 め
に
開
関
道
機
軍
エ
ベ
展
報
従
︵
、
。
込 む 従 軍 した 報 道 機 関 は 戦 闘 時
ド =埋 め込 み︶ さ せ る にあ た って の
、
手 引 き 方 針 お よび手 続 き を 定 め た
も のであ る。 これ は 必 要 に応 じ て他
。
の統 合 軍管 轄 地 域 にも 適 用 さ れ る
口
2 方針
A 軍事 行 動 の報 道 に関 す る国 防
、
総 省 の方 針 は
従 軍 取 材 により 報 道
、
陸 軍 お よび 海 車
B 報 道 機 関 はす べ て の作 戦 行 動
、
、
を 理解 す るた め に 空 軍 地 上 軍 の
。
部 隊 兵 に従 卓 す る 報 道 機 関 は 可能
機 関 が 米 国 の空 軍
への長 期 お よ び制 限 を 最 小 限 に抑 え
必 要 に応 じ て部 隊 の兵 員 と 同等 の宿
、
、
、
配給 物 医療 情 報 を 提 供 し 要
隊 に残 る こと を 意 味 す る
な 場 合 は作 戦 準 備 段 階 と 任 務 の結 果
を 含 め常 に作 戦 戦 闘 任 務 に アク セ ス
。
でき る
、
C 従 軍 取 材 は 報 道 機 関 の代
、
、
数 週 間 あ る いは数 か 月 間 部
。
指 揮官 は
舎
表が
た アク セ スを 得 ら れ る よう にす る こ
、
と にあ る。 我 々は ほ か の者 が 報 道
機 関 に虚 偽 情 報 や歪 曲 情 報 を 与 え る
、
、
前 に 内 容 が良 く ても 悪 く ても 事
。
実 を 伝 え る必 要 があ る 報 道 機 関 を
軍 隊 な ら び にそ の ニ ュー スに近 づ け
るよう にす る こと が でき る のは指 揮
、
。
官 だ け であ る 我 々は 地 上作 戦 に
求 が あ れ ば 軍 の輸 送 への アク セ スや
い
報 道 内 容 を 送 信 す る通 信 手 段 を 提 供
。
する
、
C l 報 道 機 関 は 従 軍 中 の移 動
に自 己 の乗 り 物 を 使 用 し ては な らな
取 材 や取 材 内 容 の輸
C 2 あ る 特 定 作 戦 行 動 を 取 材
、
す るた め の機 材 の逗般 に 可能 な 範
囲 で弔事 輸 送 の ス ベー スを 利 用 可能
と す る≡ 報 道 機 関 は各 自 の機 材 を 積
≡
み お ろす こと
送 のた め に報 道 機 関 が戦 場 間 の空 輸
手 段 を 優 先 的 に使 用 でき る よう にす
、
、
。
る 戦 地 取 材 のた め に車 両 航 空 機
。
船 舶 の座 席 を 利 用 でき る
、
C 3 部 隊 は 軍 の情 報 を 伝 え
る報 道 素 材 の戦 場 間輸 送 を適 切 な 時
、
。
期 方 法 にお いて支 援 す る 商 用 通
、
信 手 段 が利 用 困 難 な場 合 報 道 機 関
は 軍 の通 信 手 段 に よ って取材 内 容 を
。
伝 達 す る こと が認 めら れ る
C 4 報 道 機 関 によ る通信 設 備 の
。
使 用 は特 に禁 止 さ れ る こと は な い
、
、
た だ し 部 隊 長 は 作 戦 上 の安 全
確 保 の理由 により 電信 を 一時 的 に制
。
限 す る こと も あ る 部 隊 長 あ る いは
部 隊 長指 名 の代 理 人 の指 図 がな い場
、
合 報 道 機 関 は戦 聞 時 の電 子 装 置 の
。
使 用 に つ いて承 認 を 求 め る 伝 達 手
、
段 に ついては 報 道 機 関 が 配 属 さ れ
、
た 部 隊 に到 着 し た 際 十 分 話 し合 う
も のと す る 。
.
3 手続き
A 広 報 担 当 国 防 次 官 補 事 務
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ゆcc oヽす
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、︶ は
ヽ
ヽ
>野 ヌ ム 浮 ∽庁
︶
︻>︶ 報 道 機 関 を
、
官 叫 す るた め の中央 機 関 であ り 報
、
。
道機 関を割 り当 て 従 車 させ る 従
軍取 材 の機 会 は個 々 の記 者 では な く
。
報 道 機 関 ご と に割 り 当 てら れ る ど
の報 道 機 関 の代 表 者 が従 軍取 材 にあ
た れ る か は そ れ ぞ れ に指 定 さ れ た連
。
絡 先 で決 め ら れ る
、
A l 部 隊 の指 揮 官 は 中 央 軍
司 令 部 の 戦 後 通 行 許 可 0 汀 単q
Q8 ヽ
営 骨 ︶ と 所 属 部 隊 の承 認 を 得
、
たう え で 配 備 お よ び 到着 ま で の準
備期 間 中 にそ の地 域 ・地方 報 道 機 関
。
を特 別 に従 軍 さ せ ても よ い 指 揮 官
、
、
は 事 前 に これ ら報 道 機 関 に対 し
す べ て の従 軍 取 材 の許 認 可 は 広 報
、
部隊
担 当 国 防 次 官 補事 務 所 にあ り
が戦 闘 地 域 に到 着 し た後 に こ の特 別
の従 軍取 材 が終 了 す る ことを 通 知 す
。
る これ ら報 道 機 関 は従 軍取 材 の継
、
続 を 広 報 担 当 国防 次 官 補事 務 所 ヘ
、
。
申 し 込 む こと が でき る し か し そ
、
の許 諾 保 証 はな く 報 道 機 関 は各 自
。
で記 者 の帰 路 を 準 備 す る
、
B 展 開中 の部 隊 は 報 道 機 関 と
( 39 )
聞研 究
2003/5(No 622)新
( 07 )
いュ a宣 馳 ヽ
コ瑠 増 ラ ヽ
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挙4Fl圏
蜂 (ZZ9 0N)S/800Z
、
これ ら の基 本 原 則 は 軍事 作 戦 行 動
、
の報 道 の権 利 を 認 め るも のであ り
、
好 ま しく な い 否定 的 な 情 報 の公 表
。
を 防 ぐ た め のも のでは な い 基 本 原
、
則 の いか な る修 正 も 中 央 算 司令 部
・広 報 部 に通 知 し 、 承 認 を 求 め る.
≡
標 準 の基 本 原 則 は次 のと お り
A す べ て の兵 員 へのイ ンタビ ュ
ー は 、 オ ン ・ザ ・レ コー ドと す る。
、
航 空 機 パ イ ロ ット 搭 乗 員 へ のイ
ンタビ ュー 任 務 完 了 後 に許 可 さ れ
は
≡ し し、
か
情 報 の公 表 は こ の基 本
。
る
F l 友 軍勢 力 の概 要 。
F 2 友 軍犠 牲 者 の概 況 c報 道 機
、
関 は 日撃 し た 犠 牲 者 数 を 制 限 の範
。
囲 内 で確 認 でき る
F 3 拘 留 あ る いは捕 獲 さ れた敵
本
軍兵 ■ の確 認 さ れ た 人数
、
F 4 戦開 作 戦行 動 に参 加 した
友 軍 の規 模 は大 ま か な 用語 で公 表 さ
。
れ る 軍 ま た は 部 隊 を 特 定 す る情 報
、
は 安 全 確 保 上 の秘 匿 の必 要 がなく
な った 時 点 で公 表 す る.
標的
F 5 攻 撃 対 象 と な った 軍事 的 な
、
日標 の位 置 と 情 報 c
原 則 によ る
F 6! 航 空 作 戦 行 動 時 の所 属 基
地 な ど そ の拠点 に関す る大 ま か な説
。
明
F 7 通常 の写事 任 務 と 作 戦行 動
、
に関す る 日時 や
の
通報 は
場
所
事
前
、
大 ま かな
域 で実 施 さ れ た 空 中 戦 や偵 容 飛 行 の
c
回数
O
Fl
作 戦 に関与 し た部 隊 の種 類
、
、
、
例 ”防 空 部 隊 歩 兵 部 隊 装 甲隊
︵
海 兵 隊 な ど の区 分 ︶
l
Fl
作 戦 行 動 に参 加 し た 兵 力 の
、
、
種類 ︵
艦 船 航 空 機 地 上部隊 など︶
。
は 指 輝 官 の許 可後 公 表 さ れ る
F S 大 ま か な説 明 に よ る使 用 さ
.
れ た 兵 器 の種 類 に関 す る情 報
F 9 中央 軍 司令 部 の作 戦 行 動 空
任 務 の結 果報 告 と 同 じく
。
用 語 で提 供 さ れ る
B 活 字 ・放 送 によ る報 道 はす べ
て細 則 に従 って発信 地 。日付 を 入 れ
。
る 細 則 は窓 口 であ る中 央 軍 司令 部
。
によ って調整 さ れ る
C 従 軍取 材 す る報 道 機 関 の火 器
。
の所 持 は 認 め ら れな い
D ヵ メ ラ の フラ ッシ ュや テ レビ
ライ トな ど の発 光 体 の使 用 に は制 限
。
が加 え ら れ る 現場 の司 令 官 が事 前
に特 別 に許 可 を 与 え た 場 合 を 除 いて
、
は 夜 間 の作 戦 行 動 中 にカ メ ラ の フ
。
ラ ッシ ュを使 用す る こと は でき な い
、
E 作 戦行 動 の安 全 のた め 解 禁
目 が設定 さ れ る こと が あ る。作 戦 行
動 上 の安 全 の問 題 が あ ると き のみ設
、
、
定 さ れ 問 題 が解 決 し たと き は た
。
だ ち に解 除 さ れ る
F 次 の情 報 は公 表 可 能 と す る。
F2
コー ドネ ー ム
の
︲
作
戦
行
動
3 部 名 と 本 地 。
F︲
隊
拠
F4
︲ 兵 員 の氏 名 と 出 身 地 は本 人
。
の同 意 を 得 た 上 で公表 す る
G 次 の種 類 の情 報 は 報 道 により
作 戦 ・人 命 に危 険 を も た らす 恐 れ が
、
≡
あ る ので 公 表 し ては な らな い
G l 軍 劇 ・海 兵 隊 進 攻 兵 回 よ り
≡
小 規 模 な 部 隊 の共体 的 な 兵 長 軟
G 2 空 軍 進 攻 兵 団と 同 規 模 ま た
は そ れ よ り 小 規 模 な部 隊 の戦 間 機 の
.
具体 的 な 数 字
G 3 そ の他 の設 備 や重 要 補 給 品
、
、
、
例 え ば 火 器 戦 車 上 陸 用舟 艇
︵
、
、
レー ダ ー ト ラ ック 水 な ど ︶ に関
。
す る具体 的 な 数 字
G 4 航 空 母 艦 回 よ り 小 規 模 な 艦
.
隊 の具体 的 な 軍艦 教
G 5 同 防 総 省 や中 央 草 司令 部 に
、
よ る発 表 以 外 の 部 隊 の いる特 定 の
、
、
、
地 名 基 地 名 お よ び 公 表 の許 可
のな いこれ ら の場 所 を 特 定 でき る映
c
像
G 6 将 来 の作 戦 に関 す る情 報 6
、
G 7 明 ら かな 場 合 を 除 いて 基
地 や野 宮 地 にお け る防 衛 策 に関 す る
.
情報
G 8 基 地 や野 営 地 のセキ ュリ テ
ィ レ ベ ルを 示 す 写真 。
G 9 戦 闘 規 則 。
GO
l 情 報 収 集 活 動 に つ いて の情
。
報
l
Gl
作 戦 の効 果 を 最 大 限 に引 き
、
出 す た め 攻 撃 開 始 時 の報 道 には 細
。
心 の注 意 が 求 め ら れ る 第 一陣 の帰
、
還 あ る いは指 揮 官 の許 可 が出 るま
、
で 滑 走 路 や地 上 か ら の生 中 継 は 禁
,
ずる
、
G2
︲ 作 戦 中 の友 軍 の動 き お よ
び 開 に関 す る具 体 的 な 情 報 は作 戦
展
、
。
人 命 に危 険 を も た らす 交
の安 全
戦 中 の情 報 は許 可 が 下り るま で公 表
さ れな い.
3
G︲
作
戦 や 攻 撃 の内 容 に 関 す
る情 報 で は ﹁
低 い﹂ ﹁速 い﹂ な ど の
、
﹀
︶
︵
ヤ
一
︵
一
大 ま か な 用 語 が使 わ れ る可 能 性 が あ
写真
G4
︲ 敵 の電 子 戦 の有 効 性 に つ い
。
て の情 報
5
G︲
作 戦 延期 あ る いは中 止 を 識
.
別 でき る情 報
、
G6
︲ 捜 索 ・故 助 活 動 の計 画 実
、
、
、
行 中 にお け る 行 方 不明 機 撃 墜 機
。
不明 船 舶 に関す る情 報
、
G r 敵 軍 のカ モ フラー ジ ュ 防
、
、
、
御 ご ま か し 日 標 直 接 ・間接 の
、
、
攻 撃 情 報 収 集 セキ ュリ テ ィ対 策
。
の有 効 性 に つ いて の情 報
8 戦 争 虜 の顔 や名 札 な ど 人
G︲
捕
.
物 の特 定 に つな が る映 像 や写真
、
G9
︲ 捕 虜 収 容 作 戦 の映 像
。
や捕 虜 へのイ ンタビ ュー
(41)
聞研 究
o622)新
2003/5 は
( Z7 )
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日? ? 官ワ ■脅 雪 ? 賢 撃 ヽ
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平Y 醜甲 ②夢 勲 平 軍毘 凱 堺 ・ウ留
平差 脅 ?■ 酌理 ? 平 ②♀ い乎 脅学 コ
ュ n賢 準 ・控 迪 平雄 封 ② 貧 ヽ
9脅 平
a 率 引摯 期 ヱ ンと え、
々升ユ車 妥立 翠
引 郵 ・喩 率 脅 妥 コ 引 彰 ヽ ②
母郭 ヽ
︼離 ヽ
コ彰 M 賢準 Z V
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部 ユ ひ▼ 引け 最 掌 激 母 挫 さ / 々 ′乙
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■ ■ 単 回 引 琢 ム T子 ②彰 M 控 油 留平
②部 郭 ←彰 辞晏 選 ヽ
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核幸 引翠 般 ②¥ 暫 ユ ひ? 引身 戦軸 回
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