Mozilla Firefox ver 3.5以上への対応

OpenCms 設定マニュアル
Mozilla Firefox ver 3.5 への対応
株式会社 ジークス
(2010 年 4 月 28 日更新)
1 問題とその
問題とその原因
とその原因
Mozilla Firefox をお使いのユーザーが、アップデートを行い、バージョンを 3.5 以上にすると、
OpenCms の FCKEditor が動作しなくなる現象があります。
OpenCms は、FCKEditor が使えるブラウザかどうかをユーザーエージェントで判断しており、該当
しないユーザーエージェントであった場合は、FCKEditor を出さず、シンプルエディタを表示する仕組
みになっています。
Firefox のバージョンをあげた際、ブラウザのユーザーエージェントが変わってしまい、FCKEditor
の対象ブラウザから外れてしまう為、この問題が発生します。
2 対処方法
FCKEditor の設定を変更し、
Firefox 3.5 以上のユーザーエージェントを対応ブラウザに含める事で、
この問題は解決します。
3 対応手順
まずは、FCKEditor の設定ファイルを開きます。
Administrator の権限でログインして、以下の手順を行ってください。
1.
上段のツールバーの、サイトプルダウンを ”/” に変更してください。
2.
/system/workplace/editors/fckeditor/ までディレクトリを移動してください。
3.
editor_configuration.xml を右クリックして下さい。
4.
表示されたコンテクストメニューから「ソースコード編集」を選択してください。
editor_configuration.xml を開くと、以下のような XML が表示されます。
FCKEditor の許可ブラウザの設定はこのファイルで行っており、ここにユーザーエージェントを追加す
ると、そのブラウザに対して、FCKEditor を表示するようになります。
ユーザーエージェントの指定には、正規表現が利用されています。
では、以下の赤字の 1 行を追加し、
「保存して終了」ボタンをクリックしてください。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>
<editor>
<label>GUI_EDITOR_TITLE_FCKEDITOR_0</label>
<widgeteditor>org.opencms.editors.fckeditor.CmsFCKEditorWidget</widgeteditor>
<resourcetypes>
<type>
<name>xmlpage</name>
<ranking>200</ranking>
</type>
</resourcetypes>
<useragents>
<agent>^Mozilla/4¥.0 ¥(compatible; MSIE [5678]¥.¥d*; .*¥)$</agent>
<agent>^Mozilla/5¥.0 ¥(.* rv:1¥..*¥) Gecko/200¥d* .*$</agent>
<agent>^Mozilla/5¥.0 ¥(.* rv:1¥..*¥) Gecko/201¥d* .*$</agent>
<agent>^Mozilla/5¥.0 ¥(.*¥).*Chrome.*$</agent>
<agent>^Mozilla/5¥.0 ¥(.*¥).* Version/[34].* Safari.*$</agent>
</useragents>
</editor>
保存したら、editor_configuration.xml を右クリックし、コンテクストメニューから「直接発行」を行
ってください。
最後に、ワークプレースの初期化を行います。
1.
上段のツールバーの、表示プルダウンを「管理メニュー」に変更してください。
2.
管理画面が表示されますので、サイドメニューから「ワークプレースツール」を選択して下さい。
3.
「ワークプレースの初期化」アイコンを選択し、次の画面で「OK」ボタンをクリックして下さい。
これで、Firefox 3.5 以上で FCKEditor が起動するようになります。