下肢静脈瘤に対するレーザー治療開始のご案内(静脈瘤専門外来) (むくみ、だるさ、こぶなど、悩み多い下肢静脈瘤に対するレーザー治療(保険適用)に高い期待) ○下肢静脈瘤をご存知ですか? 下肢静脈瘤は、ひざの裏、ふくらはぎ、太ももの内側を通っている血管(静脈)がうっ血する 病気です。血管(静脈)がぼこぼこと瘤(こぶ)のようにもり上がったり、むくんだり、皮膚が褐色 になったりします。 自覚症状としては、こむらがえりや下肢のだるさなどを感じることが多く、40歳以上の女性 や立ち仕事の男性に多く発症するのが特徴です。 ○下肢静脈瘤治療 これまで下肢静脈瘤治療は、ストッキングによる圧迫療法、ストリッピング手術治療が中 心でしたが、近年5mm程度のキズで身体への負担が非常に少ないレーザー治療が開発さ れました。 ○レーザー治療について レーザー治療とは、体の中にある血管(静脈)に非常に細い管 をいれ病気の箇所にレーザーを当て、熱で血管(静脈)の壁を焼 き、血管(静脈)を閉じる治療を言います。 ○当院の治療について 平成25年12月12日(木)より下肢静脈瘤に対するレーザー治 療を開始しました。 レーザー治療は、局所麻酔による日帰り手術が主流となってい ますが、治療後痛みを訴える患者さんも多くいます。そこで、当院 では2泊3日の入院治療や全身麻酔による3泊4日の入院治療を 基本とします。 キズが小さく身体への負担が少ない治療と治療後の痛みを和 らげることを同時に行うことで患者さんにやさしい治療と考えていま す。 ○特徴 当院は心臓血管外科、形成外科が協力してレーザー治療の体制を整えていることが大き な特徴の一つです。診察・検査をしまして、レーザー治療が難しい場合でも形成外科による 手術治療を行うことも可能です。 心臓血管外科・形成外科、お互いが診療技術を最大限に発揮できることが当院の特徴で すので、下肢静脈瘤の重症度に関係なく患者さんにやさしい、質の高い治療に興味がありま したら、どうぞお気軽にお問合せください。 (心臓血管外科(臨床工学部長) 安藤 敬、形成外科部長 山本 康)
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