メールニュース No.24

-------------------------------------------------------------------------------------------------■ さろん|Mail News 2013/5/1|# 24■
(*Bcc でお送りしています)
これまで「さろん」にお申込・ご参加された方にご案内しています。
ご案内不要の方はお手数ですがこのメールにそのままご返信ください。
-------------------------------------------------------------------------------------------------哲学カフェ及び関連イベント情報をお送りします。
みなさんの興味・関心の一助としていただくとともに、
今後とも「さろん」を応援いただければ幸いです。
なお、このメールニュース掲載のコラムは運営者側の個人的な考えを表したものです。
会の、また専門領域における統一見解や事象を扱っているものではありません。
予めご了承ください。
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==========Vol.24 2013 年 5 月 1 日(水)================
さ┃ろ┃ん┃
━┛━┛━┛
M┃ a┃ i┃ l┃ N┃e┃ w┃ s┃
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http://salon-tetsugaku.g.hatena.ne.jp/
(バックナンバーは HP からご覧いただけます)
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┏━━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃【1】予約受付中:5/19 さろん哲学 第 33 回 テーマ:
「ギブアンドテーク」
┃【2】予約受付中:5/9
朝さろん〈23〉
『パーク・ライフ』/〈人とつながってる?(2)
〉
┃【3】開催準備中:未定 さろん工房 お題:準備中
┃【4】議事録公開:4/21 さろん哲学 第 32 回テーマ:
(当日募集)
┃【5】コラム/エッセイ
┃
◇『ニューヨーク再び』
┃
◇『With the lights out ―Dialogue in the dark, at work―』
┃
◇『セロリ』
┃【6】特別企画のおしらせ
┃【告知】さろんラボが OPEN しました!
┃【7】関連イベント情報
┃ 編集後記
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┏━━━━━━┓
┃CONTENTS ───────────────────────────────────
┗━━━━━━┛
━━【1】さろん哲学━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第 33 回 テーマ:
「ギブアンドテーク」
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第 33 回さろん哲学を「ギブアンドテーク」のテーマで開催します。
日 時:2013 年 5 月 19 日(日)15:00~17:00
テーマ:
「ギブアンドテーク」
進 行:野田
場 所:リリオ品川
定 員:16 名程度
▽司会から:
ギブアンドテークを切り口に、他者との関係のある側面について考えます。
ご予約受付け中です。
[email protected]
詳細はこちらをご覧ください。
http://salon-tetsugaku.g.hatena.ne.jp/
--------------------------------------------------------------━━【2】朝さろん━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈23〉吉田修一『パーク・ライフ』/テーマ:
〈人とつながってる?(2)
〉
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4 月の『かけら』の回では 9 名の方にご参加頂きました。
どうもありがとうございました。
テーマ〈人とつながってる?〉の2回目で、
映画「横道世之介」
「悪人」でおなじみの吉田修一の芥川賞受賞作です。
お気軽にご参加ください。
過去の詳細は朝さろん HP の本棚からご覧いただけます。
【23rd morning】
テーマ:
〈人とつながってる?(2)
〉
本 :吉田修一「パーク・ライフ」
(文春文庫)※表題作のみ
日 時:2013 年 5 月 9 日(木)am6:50~8:00 頃
場 所:渋谷駅近く(ご予約頂いた方にご連絡します)
定 員:8 名程度(要予約)
バリスタ(進行)
:芹澤
ご予約・ご質問:[email protected] (担当:芹澤)
【24th morning】
テーマ:
〈人とつながってる?(3)完〉
本 :村上春樹「七番目の男」※『レキシントンの幽霊』(文春文庫)所収
日 時:2013 年 6 月 13 日(木)am6:50~8:00 頃
場 所:渋谷駅近く(ご予約頂いた方にご連絡します)
定 員:8 名程度(要予約)
バリスタ(進行)
:芹澤
ご予約・ご質問:[email protected] (担当:芹澤)
【夜さろん】 第7夜
《スクラップ・ミュージアム》
(仮)
●A3 用紙 1~2 枚程度で、新聞や雑誌記事等の切り抜きを好きなように貼って、
スクラップペーパーを作成してください。
自由な解釈で鑑賞&合評会をしようとおもいます。
●ブック交換会をおこないます。
交換してもいい本を一冊ご用意ください(自宅にあるもので OK)
。
日 時:2013 年 6 月 21 日(金)19:30~21:30 頃
場 所:青山近辺(ご連絡頂いた方にご案内します)
定 員:12 名程度(要予約)
バリスタ(進行)
:芹澤
ご質問・ご予約:[email protected](担当:芹澤)
以上、ご予約受付け中です。
[email protected] (担当:芹澤)
詳細はこちらをご覧ください。
http://kono-lamp.com/asa-salon/
(近日中に HP の「本棚」を更新します。ご覧ください)
【開催概要】
《朝さろん》原則、毎月第 2 木曜日(但し 1 月は第 3 木曜日)
《夜さろん》原則、四半期ごとの第 3 金曜日(但し 12 月は第 2 金曜日)
--------------------------------------------------------------━━【3】さろん工房━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お題:準備中
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工房ではいつも何かしらのお題(レシピ)を用意しています。
みんなと一緒に、何かを作ってみたい方。
作ることを通じて、じっくりと考えてみたい方。
お申し込み・お問い合わせ、お待ちしております。
現在次のお題で参加者を募集中です。
12 月から時間をかけて準備した「命題写真展:拡散するコミュニティ」を、
3 月 24 日(日)に開催しました。
桜咲き盛る阿佐ヶ谷住宅や善福寺川公園に、たくさんの方にご参加いただきました。
現在、次のお題を準備中です。
じっくり取り組むのに相応しい内容をデザイン中です。
もうしばらくお待ちください。
決まり次第、メールニュース及び HP でご案内します。
さろん工房は、いつでも参加募集中です。
専門的な知識や技術は必要ありません。どなたでもご参加いただけます。
ご予約、お待ちしてます。
「やってみたい」お題やアイデアも募集しています。
お申込み、これまでの活動の詳細はこちらをご覧ください。
http://kono-lamp.com/salonkoubou/
--------------------------------------------------------------━━【4】さろん哲学━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第 32 回 テーマ:
「当日募集」
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第 32 回さろん哲学を開催しました。テーマは当日募集しました。
日 時:2013 年 4 月 21 日(日)15:00-17:00
テーマ:当日募集
進 行:芹澤
場 所:青山カフェ ALBA
参加者:22 名
▽司会から
当日は「家族ってなんだろう」
「誰もが美しいと思うものはあるか」など
出していただいた中から、 わたしたちがコミュニケーションしている時、
いったいそこでは何が起こっているのかということを話し合いました。
たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
近日中に HP に議事録を公開します。
詳細はこちらからご覧ください。
http://salon-tetsugaku.g.hatena.ne.jp/
--------------------------------------------------------------━━【5】コラム/エッセイ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽【ニューヨーク再び】
聖理
▽【With the lights out ―Dialogue in the dark, at work―】 山羊
▽【セロリ】
セリ
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▽【ニューヨーク再び】
聖理
どんな旅にも発見がある。娘とのニューヨーク二人旅は傍目からは弥次喜多道中に映った
かもしれないが、私にとっては日頃全く気付かなかった娘の「かけら」*1 に溢れていた。
かけらとは、それまでは気付かなかった小さな発見のことである。例えば、彼女の好きな
もの。ジンジャーエール、鶏肉料理、マークジェイコブス。他にも、英会話学校の元先生
で現在ブルックリンに住む友人との昼食、ショッピング、そして彼が寸暇を惜しむように
私達と一緒のひと時を愉しみ没頭する様子もかけらであり、長く記憶に残るはずである。
これらは、私にとって一種の異文化であったのかもしれない。今月号は、朝さろんで取り
挙げてきた2つの小説を題材に、旅、特に海外旅行の意味について改めて考えてみたい。
池澤夏樹氏は、自著の小説において登場人物に次のように語らせている*2。
「われわれに
とって外国とはなんだろうか。言葉、日々の習慣、互いに見ている顔つき、食べているも
の、着ているもの、町の風景、自然の風景、社会の慣習や制度や法律……要するに普段の
生活の土台となっているものの多くが異なる場所、である。それ以上に、外国とは、ここ
は自分の国ではないという意識を常に持って、一種の緊張のうちに過ごすところだ。自分
の常識は通用しないという覚悟がいるところ。あなたはそこではお客様であり、場所によ
っては邪魔者であり、異物である。追い出される可能性のある場所。あらゆる意味で仮の
生活の場」
。
堀江敏幸氏も同様に登場人物に語らせている*3。
「哲学に現存という言い方があります。
難しくてうまく説明できないのですが、原語のあたまについている、ex の二文字は、出口
や外部や過剰や、そんな意味の単語の先についているものです。だから私たちが生きてい
ること、現実にこの世にあることは、つまるところ、外に身を置いていることと同義なの
でしょう。内側だけに目をむけていては生きていけないのです。群れの外にいて、自分と
群れの双方をながめること、それだけが生存の、現存の条件なのです。内側しか感知でき
ない人間は、だから現存していないと言ってもいいのでしょう。そして、外側への眼を育
てることを怠った結果が無意味な排斥や戦につながっているのです」
。
日常の生活を送っているとそこにどっぷりと浸り切ってしまうために、
「外側への眼」を
持つことは極めて難しい。海外旅行に意味があるとすれば、
「自分の常識は通用しないと
いう覚悟がいるところ」にあえて身を置くことによって、哲学で語られる「現存」の条件
を満たしてくれる「群れの外にいて、自分と群れの双方をながめる」ということを容易に
体験できることにもあるはずだ。普段は娘と意見が衝突ばかりしているが、
『旅行という
のはそこで関わった人達との思い出へと収斂していく』という点で一致をした。それは、
より考えを進めると、旅先で関わった人達が共通して持つ、
「自分にとっての異文化性を
通じて自分を外からながめ、省みる」ということに繋がっている。
*1:青山七恵著:
「かけら」
*2:池澤夏樹著:
「すばらしい新世界」
*3:堀江敏幸著:
「河岸忘日渉」
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▽【With the lights out ―Dialogue in the dark, at work―】
山羊
3 月が過ぎ、4 月が過ぎました。この時期になると、思い出す言葉があります。2 年前の 3 月、
私の職場のある街は計画停電の対象地域でした。会社で、初めて電気が止まった日のこと
です。停電開始の時刻が近づき、パソコンをシャットダウンしてそわそわした気持ちで待
ちました。でも予定時刻が過ぎても、電気は点いたままでした。すこし拍子抜けしつつも
安心し、
「今日の停電は中止になったのかもね」と言いかけた時、いきなり電灯が消えま
した。日中の、窓の多いオフィスの中でさえ、思っていた以上に暗くなりました。パソコ
ンも電話も使えません。ビルのエレベーターももちろん停止。仕事にならない状態のまま、
電気が戻るまで職場内での待機を命じられました。いつもは電話やコピー機の音に囲まれ
て忙しく働いている職場で、突然与えられた空白の時間。最初こそは皆手もち無沙汰な様
子でしたが、やがてあちこちで小さなグループが形成され、会話が始まりました。それは、
普段の昼休みの賑やかなお喋りと違って、落ち着いた穏やかなものに見えました。蛍光灯
の明かりが消えた薄闇が、皆をゆったりとした気持ちにさせたのかもしれません。
ふとオフィスを見渡すと、同僚のA君が持参の iPad で YouTube を観ていました。
「山羊さんも一緒に観ませんか?」
誘われるまま、ニルヴァーナ (*1)の最後の録音曲を小さな音で聴きました。
「…この曲聴くと俺、いっつも泣きそうになるんです」
A君が、自身の感情についてあまりにも率直に語ったので、私はすこし戸惑いました。で
もいつの間にか、彼の無防備な言葉につられていました。
「ねえ、A君」
「なんですか?」
「あの地震が起きるまでは、私はいつ死んだって構わない、って思いながら生きてたんだ。
でも今、私は原発のことが心配でたまらない。余震のたびに怖くてしょうがない。これ
って矛盾してるかな…」
。
彼は私の顔を見て、しばらく何も言いませんでした。その沈黙が、とても長く感じられま
した。
(もしかして私の発言、中二病丸出しだった?大人になれない痛い奴だと思われち
ゃった?)と私が心配になり始めた頃、A君は、呟くように言いました。
「…俺その気持ち、すっげーわかります」
。
先月 21 日に開かれたさろん哲学のつどいでは、
「コミュニケーションしている時、私達は
何をしているのか」ということがテーマになりました。私は、コミュニケーションに含ま
れる行為として、言語化という作業を挙げました。すぐに他の参加者から「言葉以外にも
やりとりされているものが(コミュニケーションには)あるはず」という意見が出たのが
印象的でした。
「
(その気持ち)わかるよ」という言葉を誰かに向かって発する時に、私
達がその人に伝えようとしていることは何でしょうか。その言葉は本当に、相手の気持ち
がどういうものか分かる、という理解を意味するのでしょうか。それとも、自分も同じ気
持ちを感じる/感じたことがある、という共感の表現なのでしょうか。
「わかるよ」という言葉は、相手を理解しようとする意思それ自身の発露かもしれない、
と私は思います。自分とは違う人間だから分からない部分もあるけれど、分かる部分もき
っとある筈だと信じ、他者に向かって歩み寄る姿勢がそこには感じられます。そんな、相
手に対する受容こそが「わかるよ」という言葉を通して本当に伝えたいことなのではない
でしょうか。
ニルヴァーナのあまりにも有名な曲“Smells Like Teen Spirit”の終わりで、カート・
コバーンは同じ言葉を 9 回もくり返します。彼が選んだのは、
“denial”
(拒絶)という
言葉でした。
*1):ニルヴァーナは US のロックバンド。カート・コバーン(Kurt Donald Cobain、
1967 年 2 月 20 日‐1994 年 4 月 5 日)はボーカリスト/ギタリスト。
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▽【セロリ】
セリ
育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない。否めないことではあるが、だからといっ
て否めないということは理解されないということを意味しない。恣意的な例で恐縮だけど、
村上春樹の新刊が百万部以上売り上げているニュースを聴くと、ムラカミに象徴されるあ
る種の世界観に共感を持っている多彩な個人の姿を想像することができる。老いも若きも。
男も女も。邦人も外国人も。だけど現実生活における不和や対立の喫緊性にくらべれば、
好きな世界観の違いなんて茫とした問題だろう。まして同じ作家を敬愛する同士が、自分
たちの愛する作家がなにを信じているのかを確認し合うことなんておよそないに違いない。
なぜならそれは、よく眼をこらさないと見えない類のことだから。
WSJ でこんな記事を読んだ。
「映画スターと言えばかつては派手なカネ遣いで知られてい
た。その映画スターの多くが来週、生活費を切り詰める。しかも大幅に。世界の貧困に対
する意識向上のため、1 日 1 ドル 50 セント(約 150 円)の食費で 5 日間生活するためだ。この
「Live Below the Line(標準以下の生活)
」と題したキャンペーンは、極貧に生きる世
界の 14 億人の人たちがいかに困難な生活を送っているかについて、人々の関心を高めるこ
とを目的としている」(*1)。生活レベルを極端に落として貧乏に身をやつし明らかに栄養
不良な食事をすることが(しかも限定された時間の話だ)
、問題提起として色々な声が上
がることには価値がある。キャンペーン効果とは別に、体験者ひとりひとりに公共性の涵
養効果があるだろう。でも、よく耳を澄まさなければいけない。切実に呼ぶ声が上がって
いるのはハリウッドではなく、この世界の別のところだろうから。
育つ環境の違い。自分の環境を振返ると、生まれてからずっと 5 月の GW は田植えだった。
学校の休みに、両親は仕事の休みに、天気予報と首っ引きになりながら家を挙げて田植え
に追われていた。祖父母が亡くなって自家で田植えをすることはなくなり、今は縁者がそ
の田で稲を育てている。田を田として絶やさないこと。百姓として育った祖母の願いによ
る(らしい)
。田植えに触れたブログ記事を読んで百姓仕事についてあらためて思いを馳
せた。
「何故米作農家は米を作り続けるのであろうか?飽く迄個人的な想像であるが、5 月
に田植えをし、9 月に稲刈りをする事で農地の認定を受け、固定資産税を少なくした上で、
やがて子供に相続させたいと希望しているのではないだろうか?(略)要は米作で一家が
食べているというよりも、作った米と田んぼの隣の畑の野菜を食べているという事。余っ
た米は農協に売るが、農協で買った肥料、農薬、農機具の支払いで大半が消えると良く聞
く。流石に 21 世紀の日本に、こういった「田んぼありき」の価値観、社会システム、政治
システムは如何なものか?と疑問を呈さざるを得ない」(*2)。元記事の論旨はいたって明
快だ。発展につながる分野を開拓すればその果実は沢山の人間が享受できる。それ以前の
問題としていまの経済水準を維持するためにも成長は欠かせない。だから「
「田んぼあり
き」の価値観」を刷新することは喫緊の、極めて実際的な問題なのだ、と。でも本当に難
しいのは、論旨の是非をどう判断するかではない。こうした見解も田んぼに象徴される価
値観を構成する多様な意見のひとつ、政策的一側面という点を理解することだ。
こんな経験はないだろうか。同じ土俵にたっているようで、実はまったく違う場所にいる
こと。同じものに遭遇しながら、見ている世界が違うという困難。それゆえ話がすれ違う
時には、コトバではないものが鍵になる。米作農家がコメを作るのは、なにも考えていな
い(ように見える)からかもしれないし、野良仕事や「土いじり」それ自体がもたらす充
実感というものもあるだろうし、天気や土壌の影響を感じながら共生している(ように見
える)世界像に安心を覚えるひともいるだろう。価値観の問題は、結局は、信じる世界観
の違いなのだ。漠としてカタチを取りづらく、眼にうつらないだけにわかりにくいことは
否めないが、理解し合えないこととイコールではない。
つまるところ、わかり合うためには共感が欠かせない のだ。共感のために想像力の翼を使
おう。共感のできる範囲、想像可能な境界、その境界線上から一人ひとりの公共性が問わ
れる。多様性のなかから共通性を探るために。だからこそ、他者と出会ってよく話を聞き、
交流しているのではないだろうか。哲学カフェはこういう試みへの実践的回答のひとつだ。
「すべては想像力の問題なのだ。ぼくらの責任は想像力の中から始まる」(*3)。眼を凝ら
そう。耳を澄まそう。そして深呼吸しよう。そんな連休ってなかなか素敵じゃないか。
*1):〈B アフレック「1 日 150 円」の耐乏生活は景気にマイナス?〉
(WSJ 電子版 4 月 25 日)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324289404578443720484545656.html
*2):〈
「田んぼ」から「都市空間」へ!〉山口巌
(アゴラ 4 月 21 日)
http://agora-web.jp/archives/1531223.html
*3):「海辺のカフカ」村上春樹(新潮社、2002)
--------------------------------------------------------------━━【6】特別企画のおしらせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
前号でご案内した「さろん 初夏の特別イベント」ですが、
諸事情により中止となりました。
楽しみにしてくださっていた方々、すみません。
また次の企画をお待ちいただければと思います。
今後も特別企画のお知らせは随時メールニュースでご案内の予定です。
引続きご期待いただければ幸いです。
さろん
スタッフ一同 より
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【告知】 さろんラボが OPEN しました!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
名称:
【さろんラボ】
コーディネーター:
【大村】
さろんラボが OPEN します。
このさろんラボではみなさんの「やってみたい」を核に、
「さろん」を触媒にして、
どんな化学変化が起きるかを試みる場所です。
さろんラボは当面継続して設けていきます。
ご興味のある方は、下記宛にご連絡下さい。
詳細についてご案内いたします。
みなさんとの新しい化学変化を楽しみにしています。
▽詳細はこちらまで
[email protected] (担当:大村)
--------------------------------------------------------------━━【7】関連イベント情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
哲学カフェ関連イベントやおもしろスポット、その他おすすめ情報をご紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▽首都圏哲学関連イベントまとめサイト
首都圏(東京近郊)で開催される哲学に関連する非営利の、一般向けのイベントに関するネッ
ト情報をまとめました。このサイトでは取り上げておりませんが、この他に、大学やカルルチ
ャーセンターの哲学に関連する有料の講義、研究者向けの学会、特定の哲学者の哲学に関する
研究会、SNS 発での哲学関連イベントなどが開催されているようです。
http://tokyotetsugakumatome.g.hatena.ne.jp/
▽野外読書イベント『読書のフェス 2013 春』
新しい本の読み方を提案する野外イベント
『読書のフェス 2013 春』が、5 月 26 日に東京
・上野恩賜公園野外ステージで開催。
青山のブックショップ UTRECHT のオーナー・江口宏志と
BACH 代表・ブックディレクターの幅允孝、オツタヤミカ
による実行委員会は同イベントについて「テキストではなく、
声帯から発する言葉を、観客が自身の耳で聞く。脳よりも先に、
からだへと言葉を入れる、より原初的な本読み。私たちは、
とかく『個人的な問題』になりがちな読書行為を、もういちど
日常のテーブルに乗せてみたいのです。そして、直接その場で
顔を合わせながら、本を読むということについてみなで考える
イベントをつくりたいと思っています」とコメント
日時:2013 年 5 月 26 日(日)OPEN 12:30 / START 13:00
会場:東京都 上野恩賜公園野外ステージ
出演:温又柔、高木正勝、宮沢章夫、近藤良平(コンドルズ)
高橋久美子、and more
料金:前売 2,500 円 当日 3,000 円
※6 歳以下無料
※雨天決行、荒天中止
http://www.dokushono.info/
▽「哲学カフェ」
日ごろ気になるあの問い・この問いを、対話を通じて
じっくり考えてみませんか。哲学史の知識は必要あり
ません。
日時:5 月 25(土)15:00-17:00
場所:Cafe Clein Blue(神保町)
進行:寺田俊郎(カフェフィロ)
テーマ:
「エコ」
参加人数:15 人程度
参加費:無料
申込み:[email protected](寺田)
http://www.cafephilo.jp/news/news_2.html#0525
▽第 21 回 コミュニケーション・アゴラ「幸福と人間関係」
テーマ:
「幸福と人間関係」
進行:島内明文(哲学カフェ「コミュニケーション・アゴラ」
)
15:00-15:30 レクチャー「人間関係:社交と社会」
様々な人間関係の中でも、社交・社会(society)ということを
めぐる哲学の議論の一部を紹介します。
15:30-17:30 フリートーク「どのような人間関係が幸福にとって必要か」
幸福と人間関係にはどのようなつながりがあるのか、
様々な角度から、参加者でフリートークをします。
日時:2013 年 5 月 26 日(日) 15:00-17:30
場所:喫茶室ルノアール巣鴨駅前店マイスペース 2 号室
住所:東京都豊島区巣鴨 1-15-1 宮田ビル 2 階
電話:03-3942-9349
http://standard.navitime.biz/renoir/Spot.act?dnvSpt=S0107.2104
参加費:飲食費のみ実費負担をお願いします。
http://d.hatena.ne.jp/communication-agora/
▽人文カフェ
人文カフェでは、哲学にかぎらず、人文科学のさまざまな領域から知恵を持ちよって、
それらを突き合わせ、対話という形の吟味にさらすことで、
「生きる(ために必要で役
立つ)知恵」を生み出すことを目指します。境界を超えるというテーマのもとに、コス
モポリタニズムとナショナリズムという国境にまつわる主題について、文学と哲学とい
う人文科学の異なる領域からそれぞれ話題を提供します。そして、人文学の知識を参加
者の対話という吟味のフィルターにかけることで、生活の実感に根ざした生き方の方向
性を模索してみたいと思います。
日 時:2013 年 5 月 12 日(日) 14:30-17:30
場 所:喫茶室ルノアール巣鴨駅前店マイスペース 1 号室
参加費:無料(飲食費実費のみご負担ください)
テーマ:
「境界を超える」
話題提供:島内明文(倫理学・公共哲学)
「ナショナリズム論」
芹澤幸雄(近現代日本文学)
「コスモポリタニズム論」
司会進行:吉田修馬
申込み先:[email protected](島内)
▽湯山玲子 presents 爆クラ「坂本龍一の子ども部屋」
今回の爆クラは、その教授の心の奥底に横たわっている地層探検。
幼い頃から多感な 10 代全般まで、坂本さんはいったいどんな曲を、
どんな風に感じながら聴いていたのか? 「schola 坂本龍一音楽の学校」
でも行われていない、坂本さんの極私的な音楽体験を音と一緒にタイム
トラベルしていきます。
日時:5 月 11 日(土)
講演:湯山玲子 presents 爆クラ<第 22 夜>
「坂本龍一の子ども部屋」
席亭:湯山玲子
ゲスト:坂本龍一
料金:¥4,000+ドリンクオーダー
¥2,000+ドリンクオーダー(学割)
http://shinsekai9.jp/2013/05/11/bakukura22/
▽十和田市現代美術館 開館 5 周年記念展 vol.1『flowers』
同展では、人々の心をとらえる美しさと多様な生命を育む力強さを
併せもった「花」をテーマに、同館に常設作品を展示している作家
に加え、多彩な作家による花の作品を紹介。出展作家には、青山悟、
安斉研究所、大庭大介、大巻伸嗣、草間彌生、工藤麻紀子、須田悦弘、
高橋匡太、チェ・ジョンファ、チームラボ、奈良美智、蜷川実花、
藤森八十郎、山本修路が名を連ねている。
会期:2013 年 4 月 27 日(土)~9 月 8 日(日)
会場:青森県 十和田市現代美術館、中心商店街ほか
時間:9:00~17:00(入場は閉館の 30 分前まで)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合はその翌日、4 月 30 日(火)
、
5 月 1 日(水)
、8 月 5 日(月)
、8 月 12 日(月)は開館)
料金:企画展+常設展セット券 1,000 円
企画展のみ一般 600 円
常設展のみ一般 500 円
※高校生以下無料
http://towadaartcenter.com/web/exhibition_flowers.html
▽梅佳代展"UMEKAYO"
梅佳代の作品は、ストリートスナップから、家族や身近な隣人たちを
とらえたポートレイトまで、多岐に渡ります。本展では、日々生み出
されるそれら夥しい数のショットから、未発表を含む作品約 570 点を厳
選し、6 つのセクションによって紹介します。
期間:2013 年 4 月 13 日[土]─ 6 月 23 日[日]
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
開館時間:11:00 ─ 19:00 (金・土は 20:00 まで/最終入場は閉館の 30 分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日、ただし 4 月 30 日[火]は開館)
入場料:一般 1000[800]円、大・高生 800[600]円、中・小生 600[400]円
http://www.operacity.jp/ag/exh151/
https://ja-jp.facebook.com/kamakuraphilosophycafe
▽東京 Cafe 読書会
東京 Cafe 読書会は2012年4月に設立して以来、
200名以上の方にご参加いただいております。
・本を通しての交流会です。
・初めての方でも参加しやすい会です。
・少人数制ですので深く交流できます。
・紹介する本のジャンルは自由。
・共に学びあい、刺激しあえるコミュニティ作りを目指しています。
開催日:平日の夜 or 土日祝の朝
参加費:500 円+ご飲食代
定 員:6名
場 所:サクラカフェ池袋 池袋駅 C6 出口から徒歩 3 分
カフェ・ド・クリエサンシャイン通り店 池袋駅東口から徒歩3分
http://www.dokushokai.com/index.html
▽Core Talk Cafe 第 25 回「自由」
日時:5 月 4 日土曜日、14 時オープン・14 時半スタート~17 時頃
場所:喫茶茶会記
http://sakaiki.modalbeats.com/
料金:1000 円ワンドリンク付き
参加方法:facebook イベントページにて参加ボタン
[email protected] にメール(お名前のみでけっこうです)
http://www.facebook.com/coretalkcafe
▽鎌倉哲学カフェ vol.7 「なぜ日本人はそうするのか?」
古都鎌倉で哲学対話するカフェ。
「ゆっくりと考え、聞く。そして、変わる」
日時: 2013 年 6 月 1 日 14:00〜17:00
場所: 古民家スタジオ・イシワタリ 2F
神奈川県鎌倉長谷 1-1-6
http://hoian.sakura.ne.jp/
https://ja-jp.facebook.com/kamakuraphilosophycafe
▽図書館が舞台の音楽イベント『リゾームライブラリーII』
音楽イベント『リゾームライブラリーII』が、5 月 4 日に愛知の
岡崎市図書館交流プラザ Libra で開催される。図書館を核とす
る複合施設が舞台の同イベント。昨年に続く第 2 回目となる今
回の出演者は、トクマルシューゴ、oono yuuki、ジョンのサン、
cero、王舟、THE ACT WE ACT の 6 組。
日時:2013 年 5 月 4 日(土)OPEN 13:00 / START 14:00
会場:愛知県 岡崎市図書館交流プラザ Libra
料金:前売 4,000 円
http://www.jelly-fish.org/rhizome-library/
▽『日本写真の 1968』展
1960 年代後半の写真にスポットをあてる写真展『日本写真の 1968』が、
5 月 11 日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。戦争や革
命などを背景に、世界中の様々な地域、領域でこれまでの枠組みに対す
る根源的な問いかけが行われた 1960 年代後半。同展では、写真展『写真
100 年―日本人による写真表現の歴史展』の開催や『カメラ毎日』での
「コンポラ写真」特集の掲載、さらに安保闘争の過激化など、日本にお
ける写真表現の枠組みを考える上で重要な出来事が集中して現れた 1968
年を中心に、1966 年から 1974 年の間で日本における「写真」の枠組みの
変容を紹介しながら、日本や写真、また近代とは何かを問い直していく。
日時:2013 年 5 月 11 日(土)~7 月 15 日(月・祝)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 2 階展示室
時間:10:00~18:00(木、金曜は 20:00 まで、入館は閉館の 30 分前)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜休館)
料金:一般 600 円 学生 500 円 中高生・65 歳以上 400 円
●シンポジウム『日本写真の 1968(仮題)
』
日時:2013 年 6 月 15 日(土)14:00~17:00(開場 13:30)
会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館 1 階ホール
出演:倉石信乃(明治大学教授)
金子隆一(東京都写真美術館専門調査員)ほか
定員:190 名(事前予約不要)
料金:無料
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1870.html
▽生きるための編集デザイン
第 8 回表現アートセラピーとデザイン
"design me" 自己をデザインするワークショップ
表現アートセラピーという自己を紐解くメソッドと、デザインとの
融合をテーマに、自己の生き方をリデザインするプロセスワークシ
ョップをご案内します。表現アートセラピーは、絵を描いたり、粘
土をこねたり、身体を動かしたり、時には作文や詩、ドラマの世界
を通して自分を見つめる表現療法です。
18:30 開場
19:00〜21:30 ワークショップ
講師:吉田エリ
定員:20 人
入場料:4,500 円
会場:amu
主催:amu(AZ ホールディングス)
http://www.a-m-u.jp/event/2013/05/design-me.html
▽哲学/倫理学セミナー 第 90 回研究例会
構想発表:「ルソーと和辻の非リベラル寛容論(仮)
」中野裕孝
発表:「ラカンと集合論(仮)
」荒谷大輔
日時:2013 年 5 月 25 日(土)13:30~16:40
場所:アカデミー湯島視聴覚室
参加:無料
※事前連絡は不要です。皆様ご自由にご参加ください。
問合せ:[email protected]
http://peseminar.web.fc2.com/90.html
▽高校生からの哲学雑誌『哲楽』
『哲楽』は、若手哲学研究者が集結して、哲学の知を広く共有できるように、
高校生以上の読者にわかりやすい文体で書き上げた雑誌です。読者が生のイン
タビュー音声を聞きながら理解を深められる構成になっています。最新号は、
雑誌のオンライン書店 Fujisan.co.jp やジュンク堂池袋本店、西千葉の各店にて
発売中です。詳しくは こちらのページをご覧下さい。
http://philosophy-zoo.com/tetsugaku-magazine
https://www.facebook.com/tetsugaku.magazine
▽「Cat's ISSUE Exhibition」
東京・渋谷にある SUNDAY ISSUE にて、猫をテーマにした展覧会
「Cat’s ISSUE」が開催されます。 小説や言葉の中に潜む猫たちを、
「しおり」というカタチでアーティストが表現。展覧会期間中にはミ
ュージシャン・坂本美雨さんによる「ネコ LIVE」も。また、猫好きク
リエイター達による新聞発刊プロジェクト「The Cat’s Whiskers vo
l.0」も発足するとか。猫好きにはたまらない、猫づくしのイベントに
ぜひ参加してみては。
日時:2013 年 5 月 2 日 (木) 〜 5 月 12 日(日)
オープニングパーティー:5 月 2 日(木)19-22 時
時間:平日:13-20 時 土日:12-19 時
ブックセレクター:石井芳征(KANZAN)
、川上洋平(book pick orchestra)
山口博之(BACH)
●SPECIAL EVENT
「ネコ LIVE」5 月 4 日(土)/19:00 〜 22:00
エントランス:¥2500(1 ドリンク+ネコシール付き)
出演:坂本美雨(歌・ネコ吸い)+友森昭一(ギター・ネコなで)
http://ilove.cat/ja/7652
http://www.sunday-issue.com/schedule/gallery/2922/
▽『PAVILION 展』岡本太郎×Chim↑Pom
僕たちは太郎も敏子も見たことがない
その事実を行き来すべく
生の香りたつ思い出の家と
ゴミのように死を埋めたてた安息の墓場を
往復し続けてきた
両方に散らばる余計なもの全て
拾い上げては捨てていくために
それらが現代を汚す
しかし言葉を生み出すモチベーションのような
頷きたい人には社会問題のような
つまり芸術の糧であったとは思いもよらず
時間:10:00 - 18:00 (火曜日休館)
期間:2013 年 3 月 30 日(土)~7 月 28 日(日)
会場:岡本太郎記念館(青山)
http://www.taro-okamoto.or.jp/exhibition.html
▽女子大生でも分かる、3 年間の育児休暇が最悪な結果をもたらす理由。
http://agora-web.jp/archives/1531724.html
▽大宮エリー的『言葉の力』
「ときには裏切られたり、人を傷つけたりもする。それでも、私は信じたい。
」
六本木アートカレッジ/
コピーライター、エッセイスト、ラジオパーソナリティー、映画監督……。
肩書きにとらわれずボーダーレスに活躍するクリエイター、大宮エリーさ
ん。彼女が信じてやまない「言葉の力」とは? 一流ファッション誌を経
て独立し、ファッションやアートなどさまざまな分野で先駆けとなるトピ
ックを集めているジャーナリストの生駒芳子さんが迫ります。
第 1 章 「思い」を伝えるために、まずは自分の心を覗いてみよう
第 2 章 エネルギーをチャージすることって?
第 3 章 拙い一言が、誰かの人生を変えることもある
第 4 章 直感や五感に直接飛び込んでくる、思い
第 5 章 言葉は怖い。でも、言葉の力を信じたい
第 6 章 悩んだら、自分でアクションを起こしてみよう
http://ht.ly/gURvd
▽天然酵母パン教室
「天然酵母パン ひよこ」では、国産小麦、オーガニックドライフルーツ、
オーガニックスパイス、有機豆乳、北海道産甜菜等、なたねサラダ油、天
然海塩、ホシノ酵母を使って、カラダにやさしく、心にも届く、美味しい
パンづくりを心がけています。
毎月第 3 土曜日は、天然酵母パン教室を開催(3 ヶ月ショートクラス)
。
少人数制(6 人定員)でビギナーの方にもやさしく、わかりやすく指導します。
(毎月 2 種類のパンを焼成、生地を捏ねてお持ち帰りしていただきます)
。
数年先には、天然酵母パンや砂糖、卵、乳製品を使わない焼き菓子の販売とと
もに、カフェを併設したリアルショップカフェもオープンする予定。
http://www.hiyoko-bio.jp/apple1/
▽おとなの自然塾「土窯でピザを焼く-手作り里山ライフを訪ねる-」
Be-Pal 等でもおなじみのクラフト作家・長野修平さんの里山ライフを
訪ねます。庭の土窯で焼くピザづくりの他、長野さん手作りのアトリ
エ探訪、周辺の沢での自然散策など、自然の中での手作りの暮らしを
丸一日かけてたっぷりお楽しみ下さい。
日時:2013 年 5 月 19 日(日) 10:00~16:30
場所:東京都・上恩方
定員:16 名
料金:9,000 円(税込)
講師:長野修平(ネイチャークラフト作家)
ナビゲーター:帖佐仁美
http://www.be-nature.jp/program/2013/schedule_field-2.php
▽雑司ヶ谷「手創り市」
4 月雨天順延になった企画『季節のおくりもの』のセットをご用意します。
日時:2013 年 5 月 6 日(月・祝) 9:00~16:00
※雨天中止
場所:鬼子母神 東京都豊島区雑司ヶ谷 3-15-20
http://www.tezukuriichi.com/
▽d-labo コミュニケーションスペース
●2013 年 5 月 14 日(火) 19:00~21:00
「電子書籍で読書はもっとクリエイティブになる!」
講師:倉園佳三(IT コンサルタント、執筆家、音楽家)
昨年末から今年にかけて、日本で多くの電子書籍サービスが立て続きに
開始し、日本にも本格的な電子書籍の波が押し寄せています。おそらく、
多くの方が「書籍が電子化されるとなにが変わるの?」という素朴な疑
問をお持ちではないでしょうか。電子書籍には、自分の好みに合った本
を見つけられる、引用や読書メモを手軽に残せる、他の読者と簡単に意
見交換ができるだけでなく、もっとクリエイティブな読書ができる可能
性を秘めています。今回は、電子書籍を使ったクリエイティブ読書術を
提案している倉園氏にお話いただきます。本好きの方はもちろん、いま
まであまり本を読んでこなかったという方も、この機会にぜひ、クリエ
イティブな読書について学んでみませんか。
●2013 年 5 月 17 日(金) 19:00~21:00
「誰でもカンタン「辞書引き学習」の教え方」
講師:深谷圭助(中部大学准教授)
子どもの学習意欲の低下や学力低下といった問題を打開する確かな指導
法として、教育界で注目を集めている「辞書引き学習法」
。2006 年に開
校した立命館小学校において、子どもの自ら学ぶ学習意欲と語彙力、言
語活用能力、読解力を短期間で圧倒的に高める革新的な教育方法として
実践され全国に知られるようになった。その効果の高さから国内の教育
現場はもちろん、シンガポールなど海外でも導入されはじめている。今
回のセミナーではこの革新的な学習方法の提唱者である深谷氏をお招き
し、開発までの過程、効果、そして子どもたちへの正しい指導方法など
についてお話しいただく。
(どちらも共通)
定員:80 名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。
料金:無料
主催:d-labo
会場:東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウン・タワー7F
http://www.d-laboweb.jp/event/
▽公開対談「知の広場とみんなの家」
本などの保存・貸出し機関としての役割をこえた、町や社会にとっての
図書館スペースの可能性をテーマに、これからの公共空間を考える。
講演:アントネッラ・アンニョリ(元サン・ジョバンニ図書館長)
伊藤豊雄(建築家)
司会:多木陽介(演出家・アーティスト)
日時:5 月 25 日(土)14:00-16:00
会場:せんだいメディアテーク 1f オープンスクエア
料金:入場無料
問合せ:せんだいメディアテーク(022-713-4483)
http://www.smt.jp/
▽第 21 回「考えるテーブル てつがくカフェ」
(要約筆記つき)
テーマ:震災を問い続けること
日 時:2013 年 5 月 6 日(月曜日・休日) 15:00~17:00
場 所:せんだいメディアテーク 1 階 オープンスクエア
ファシリテータ:房内まどか(てつがくカフェ@せんだい)
事前申込み:不要(直接会場にお越しください)
問い合わせ先:E-mail [email protected] (西村まで)
主催:せんだいメディアテーク、てつがくカフェ@せんだい
◇震災を問い続けること◇
2011 年 3 月 11 日以降、
「考えるテーブル てつがくカフェ」では、震災という
〈出来事〉を〈対話〉という営みをとおして自分たちのことばで語り直す場
を拓いてきました。毎回多くの方にご参加いただき、
「てつがくカフェ」は
今回で 21 回目を迎えます。
http://tetsugaku.masa-mune.jp/
▽震災以降のてつがくカフェ@せんだいの活動
"World Association for Medical Law"にエッセイを掲載
"World Association for Medical Law" の[Newsletter_Volume4]に、震災
以降のてつがくカフェ@せんだいの活動を紹介したエッセイが掲載されました。
タイトルは、
“The Earthquake Disaster is Trying Us : Thinking About the
Disaster, Within the Disaster”です。5-7 頁をご覧ください。
http://wafml.memberlodge.org/Resources/Documents/WAML_Newsletter_Volume4_Issue12.d
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編 集 後 記 ┠──────────────────────────────┤
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メールニュース第 24 号をお届けします。
5 月の連休をいかがお過ごしですか。
前半と後半の中休み、お仕事の方も、後半の休みをおもって
どこか夢うつつだったりするのではないでしょうか。
まとまった休みだと「予定を入れなきゃ」と思うんですが、
あわてて入れる予定ほど後で後悔しがちだったり。
とても全部はこなせないけど、まわってみたら楽しいだろうな
というイベントを幾つか掲載してみました。
よければご参考にしてください。
メールニュースは今号で 24 号、2 年を数えるようになりました。
みなさんとさろんをつなぐメディアとして一定の認知をして
もらえるようになってきたかなと感じています。こうして毎号
発行できるのもみなさんのご参加と応援あっての賜物です。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ご意見ご感想は随時お受けしています。お気軽にお寄せ下さい。
みなさまよい連休をお過ごしください。
たまにはこんなの見たりしながら...。
(映像チーム「augment5」の cool な日本紹介映像)
http://www.aokiu.com/2013/01/30/movie_augment5/
それではまた次号でお会いしましょう。
編集:(せ)
さろん|Mail News 2013/5/1
⇒次号(6 月 1 日発行予定)
*Mail News のバックナンバーは HP からご覧いただけます。
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さろん哲学
〜あたまのピクニック〜
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◇「さろん哲学」Web サイト http://salon-tetsugaku.g.hatena.ne.jp/
「朝さろん」 Web サイト http://kono-lamp.com/asa-salon/
「さろん工房」Web サイト http://kono-lamp.com/salonkoubou/
◇ 編集・発行:
「さろん」
"copyright (c) 2011−2013 さろん. All rights reserved."
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