犬やねこたちの大切な命 吉木小学校 5年 綾部 颯大 ぼくは、命の教室という本を読んで、犬やねこが捨てられ、動物管理センターに行っ ているのをこの本を読んで初めて知りました。殺処分はそのセンターで行われます。動 物管理センターの保坂さんは以前、保健所で一匹一匹に注しゃをしていましたが、新し い動物管理センターが出来たため、そこに移動になりました。そこでは鉄格子の抑留室 で炭酸ガスを吸わせ一回に大量な犬たちを殺すことができます。殺処分が出来るのは、 一週間に一回の金曜日だけです。だから抑留室せまくなっていくばかりです。殺処分の 時はガスのボタンを押すのが保坂さんはこわくなって体がふるえるのです。最初は犬が 好きで関係ある仕事だからやっていました。でも何回もやめようと思ったそうです。保 坂さんがこの仕事をやめられなかったのは、保坂さんがやめても犬の命が助かるわけで はなかったからです。保坂さんは犬たちの最後をしっかりと見てやりたかったのです。 それから保坂さんは捨て犬やねこの数をへらそうと、出前授業を始めました。出前授 業とは、多くの小学校に行き、命の教室をするのです。その内容は、まずビデオを見て もらった後に、説明があります。その次に犬とふれあってもらいます。その内容で犬を 捨てないようよびかけていくのです。 ある日、県の南部の、ある街の床屋さんから、センターに電話が入り、 「うちの犬小屋に見かけないラブラドールが来ているんですけどどうしたらいいでしょ う か 。」 飼い主は、あらわれないし、とても弱っているみたいでした。迷い犬かもしれないと いうので、センターに連れて帰ることにしました。保坂さんは、その犬の姿にわが目を うたがってしまいました。数えきれないほどの犬をみてきた保坂さんでも、とてもおど ろきました。その犬は前足も後足もちぢめて、腰を低くし、上目づかいでチラチラと人 を見るのです。そしてまず体力を回復させ、しつけし直してみることにしました。体の 毛がこげ茶色のこの犬に保坂さんはチョコという名前をつけました。保坂さんは、ボー ルを投げても取りにいかない、犬の好物にも興味がないチョコを心配しました。やっと 保坂さんは、チョコの好物がわかったのです。それは、ぶたのほねです。チョコの近く に十五センチのぶたのほねをおくとチョコがかじったあとがありました。そしてチョコ は 、保 坂 さ ん に な つ い て い き ま し た 。そ し て チ ョ コ は 、一 般 の 家 族 に 引 き 取 ら れ ま し た 。 ぼくは、この本を読んで、犬やねこがたくさん殺処分されているのを、初めて知りま した。ぼくは、大人になったら、2匹の犬を飼うつもりです。しっかりしつけもして、 捨てたりしないようにしたいです。そして、命を大切にする事を忘れない大人になりま す。
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