ほけんだより卒業おめでとう号第三中学校保健室畠山卒業おめでとうございます第三中学校で過ごした３年間はどうでしたか？みなさんと過ごした時間は２年間でしたが、みなさんの心とからだの成長を見守ることができうれしく思います。保健室で語り合ったこともありましたね。身体測定でお話をすると、手作り教材に反応してくれて、とってもうれしかったです。そして性教育での素直で暖かい気持ちにさせてくれる感想。クールに見えた３年生がとてもかわいく見えました。そんなみなさんが卒業するのは本当にさみしいです。でも、素敵な大人になったみなさんとどこかで会えることを楽しみに、みなさんの卒業をお祝いしたいと思います。卒業おめでとう。心も成長しましたが、からだも成長しましたみなさんのからだの成長の様子を記録した「健康の記録」をお返しします。測定では身長や体重の増え方に一喜一憂し大騒ぎでしたが、自分のからだを見つめる良い機会になったと思います。「健康の記録」の中に小学校１年生から中学３年生までの身長・体重の伸びを記録してあります。また、結んであるリボンは、義務教育の間に伸びた身長の長さになっています。お家の方と一緒に自分の成長の様子をみてください。「健康の記録」は中学時代の成長の様子がわかるものです。大人になるまで大切にしまっておいてもらえるとうれしいです。自分の人生だからー自分らしく、楽しく生きてくださいーみなさんは今思春期のまっただ中にいます。なぜ思春期というのでしょうか？それは、人生の春の時期に思いを深くしていくということなのです。中学時代たくさんの悩みや不安がみなさんの中にあったと思います。でもそれは、大人になるために思いを深くしていたからなんです。悩みや不安を乗り越えてみなさんは素敵な人間に成長しました。（自分では気づいていない人もいるかもしれません。でも先生はみんなが成長したことをちゃんと知っています）よく性教育の授業で使われる「おとなに近づく日々」という本の中に素敵な文章があったので紹介します。「子どもの体から、おとなの体へと変化していくことは、冷たい風にさらされて固く閉じていたつぼみが、だんだん花開いていく春のようです。花にはサクラやユリの花もあり、そしてタンポポやムラサキツユクサのような花もあります。それぞれの持ち味があり、ちょっと見のがしてしまいそうな花でも、よく見ると、とても美しかったりかわいかったりするものです。人間も同じことが言えます。一人ひとりが二人とない存在であり、かけがえのない命をもっています。あなたの中に咲かせるあなただけの花はどんな花でしょう。どんな花になるかわからなかったあなたのつぼみが、今思春期を迎えて開き始めています。花が開いていくと同時に思いを深くしていくのです。それは自分のまわりの人や物に対してやさしい心をはたらかせることができるようになるということではないでしょうか。」さあこれから、世界にたった一つしかない自分だけの美しい花を咲かせてください。自分のいいところをどんどん伸ばし、自分のやりたいことにどんどん挑戦して、自分の人生を楽しんでください。私はいつでもみなさんを応援しています。＜お家の方へ＞お子さんのご卒業おめでとうございます。中学生という時期は今まで何でも話してくれた小学生の頃と違って、お家の方にはなかなか話をしてくれない時期でもあるので、何かと心配されたかと思います。でも言葉にしない分、心の中ではいろいろ悩み考えおとなになる準備をしていたのだと思います。卒業式での子ども達の姿を見ていただければどれだけ成長したのかわかると思います。中学校のほけんだよりもこれが最後となりました。ありがとうございました。 -1-