RECYCLE ART 2010 神奈川県立湘南台高等学校 RECYCLE ART とは 2008 年 8 月、オランダのデルフト市において「ゴミ、リサイクル品を使用し、 既成概念にとらわれない個性的な芸術作品を作る」イベントが開催されました。 主催者は芸術団体 WORLD ART DELFT(WAD)で、単に芸 術家の制作活動を振興するだけでなく、教育現場とのコラボレーションを視野 に入れたユニークな団体です。 http://www.worldartdelft.nl/ 湘南台高校ではWADと提携し、この新しい発想の環境教育活動に昨年度か ら取り組んできました。今年は 3 年生 20 人が「総合的な学習の時間」を利用し て、個性的な芸術品を制作しました。9 月の文化祭ではグループに分かれて制作 した作品を発表し、その後その作品をさらにリサイクルして「エコプロダクツ」 用の作品を作り上げました。 「環境問題」からは一番遠いところにあると思われがちな「芸術」視点から ゴミを眺めた時、ゴミはゴミでなく当たり前のアートの素材となります。2009 年神奈川県主催「高校生のエコライフコンクール」で最優秀賞を受賞した際の プレゼンテーションで、生徒たちは「ゴミをゴミたらしめているのは私たちの 主観であり、作品制作の時点でゴミはゴミではなくなった」と言い切りました。 多くの教育現場でこの活動を取り入れ、リサイクルアートの輪を広げていた だきたいと思っています。 神奈川県立湘南台高等学校 http://www.shonandai-h.pen-kanagawa.ed.jp/ 2010 年度の活動 4 月 活動の説明、校内ゴミ置き場等で素材を探す、制作開始 7 月 制作完成 9 月上旬 文化祭で作品発表 9 月下旬 作品の解体、素材をリサイクルし、個人作品の制作開始 11 月下旬 作品完成 授業終了 12 月 エコプロダクツ参加 9 月 湘風祭で発表 「SABANNA@co.jp」 電子機器をどこまで破壊するか、二人で苦悩しながら決めました。また、ワープロの周 りや中をどのように装飾すると雰囲気が出るか、二人で意見しながら良いものにできま した。現代社会は自然破壊が進んでいます。今もしこの時点で人類が滅亡したら、使わ れることのなくなった電子機器たちは数年後どのような状態に陥るのでしょうか・・・ 「niar」 本来、雨は傘の上に降るものだ が、この作品では傘の下に降らせ ている(rainが逆さまになっ ている) 。また、一人でさすもの である傘を二人で繋がってさす。 相合傘のように同じ傘を共有す るのでなく、あくまで近いだけ (niar) 。 「PPS」 なるべく着色をせず、自然体なイメージで造った。骨格をイメージしているが、 信じるか信じないかはあなた次第です。 タイトルの意味は、パンパース。特に意味は無いが、話せば長くなる。 着色などをせずに表現するのは苦労しましたが!! 「schola」 板どうしをボンドでくっ付けた ら学校みたいになったので学校 にしました。 タイトルのsholaはギリシ ア語で‘ひま’‘学校’という意 味なので、CDや傘などを張り付 けて‘ひま’な感じを出しました。 「どんぶら子2010」 浮きます 進みます 頑張ります 乗れます 実は沈みます 「Blue Spring Summer」 少年の心を思い出すために、ボク らは立ち上がった。 置いてきた思い出は・・・・ 「すいかとかけまして、冷蔵庫と 説きます。その心は・・・」 楽な仕事じゃなかったゼ 9 月~11 月 携帯ストラップ作り
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