たなか事務所だより - 司法書士法人たなか事務所

2014 年
11 月 号
相 続 放 棄 の期 間 伸 長
遺 言 書 がない
⇒遺 産 分 割 協 議 書 作 成
被相続人である親が莫大な借金
残して亡くなった場合、相続人は
の莫大な借金を相続することにな
てしまいます。
このようなときのために、相続
棄という制度があります。
ただし、相続放棄は、自分のた
に相続の開始があったことを知っ
ときから三か月以内に家庭裁判所
相続放棄の申述をしなければいけ
せん。
生前に親と疎遠であったため親
プラス財産とマイナス財産が把握
きていない場合、あっという間に
か月が過ぎてしまいます。
このように三か月以内に相続放
すべきかどうか判断できないとき
は「相続放棄の期間伸長」の手続
をすることができます。
相続放棄の期間伸長は、裁判所
相続関係を証する戸籍等を添付し
申立書を提出することによってで
ます。
申立にかかる費用は、収入印紙
00円と連絡用の切手です。
を
親
っ
放
め
た
に
ま
の
で
三
棄
に
き
に
て
き
8
相 続 が発 生 した場 合 に、
土 地 建 物 や自 動 車 の名 義 変 更 などには
遺 産 分 割 協 議 書 が必 要 です。
亡 くなった方 の出 生 から死 亡 までの
連 続 した戸 籍 を集 め、相 続 人 を確 定 させ
ることが必 要 で す。
本 籍 を一 度 も移 動 していない方 は簡 単
に書 類 を集 めることができますが、養 子 、
結 婚 、離 婚 、住 所 の変 わるたびに戸 籍 も
移 動 していた方 は大 変 で、中 には6カ所 の
市 町 村 で取 得 したりすることもあります。
相 続 人 全 員 が納 得 する形 の合 意 がで
きると遺 産 分 割 協 議 書 をようやく作 ること
ができます。
相 続 人 全 員 が署 名 と押 印 (実 印 )(印
鑑 証 明 書 添 付 )をすれば完 成 となります。
認 知 症 の方 や行 方 不 明 の方 が相 続 人
の中 にいると署 名 押 印 ができないという不
都 合 が生 じます。
(行政書士&ファイナンシャル
(司法書士
小司隆信)
プランナー山﨑真一郎)
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