§08 紳士服と婦人服でボタンが違う理由【Blue】

§08 紳士服と婦人服でボタンが違う理由【Blue】
■ 文法的解析
【表記のルール】
□ [
名詞
],(
形容詞
),
<
副詞
>
,同形の反復部は*, **, ***などで表現する
□ 等位接続詞は
□ 関係代名詞節の欠けにはφをうつ
□ 代名詞の対応関係は# [ ~ ] で示す
Western clothes have buttons on the right <for men>.
This is convenient <because the majority of men are right-handed>.
= most
#[It] is easier #[for them to use the right hand <when buttoning up>].
Why, <then>, do women's clothes have buttons on #[the left], <even though most women are also right-handed>?
Is this a kind of discrimination?
<In fact>, there is a reason ⇐ (why women's buttons are on #[that side]. )
関係副詞
<In the past>, #[buttons] were quite expensive and [only very rich people] could afford #[them].
Women (in such wealthy families) had servants (who φ #dressed them).
=rich
<Therefore>, <to make #[it] easier for the servants>, buttons were put <on the left>.
V
O
C
§08 紳士服と婦人服でボタンが違う理由【Blue】
■ 注意事項
●
On the right for men「男性用では右側に」
●
the majority of ~「大多数の~」≒ most ~(ほとんどの~)
●
when (they are) buttoning up「ボタンをかける時に」
button (up)「ボタンをかける〔留める〕」この button は自動詞で使われている。
●
a kind of ~「一種の~」
●
a reason why S V ...「…する理由」
why はここでは関係副詞。
●
in the past「昔(は)」
ここでは副詞の働きをしている。
●
such wealthy families「そんな裕福な家庭」= very rich families
●
to make it easier for the servants
「召使いにとってそれをやりやすくするために;より簡単に服を着せることができるように」
一般に,"make A(名詞)B(形容詞)"の語順で,
「AをBの状態にさせる(する)」。したがってここでは,
「(召
使いが)服を着せること」を「easier(より簡単な)にさせる」と考える。
■ 日本語訳
西洋の洋服は,男性用では右側にボタンがついている。男性の大多数が右利きであるため,これは都合
がよい。彼らにとって、ボタンをかけるときに右手を使う方が簡単なのだ。それではなぜ,大部分の女性
もまた右利きであるにもかかわらず,女性の衣服は左側にボタンがついているのだろうか。これは,一種
の差別なのだろうか。実際には,女性のボタンが左側にあるのには理由がある。昔は,ボタンは非常に高
価なものでとても裕福な人々だけがそれらを手に入れる余裕があった。そんな裕福な家の女性には,彼女
たちに服を着せる召使いがいた。その結果,召使いにとってそれをやりやすくするために,ボタンが左側
につけられたのである。