課題 - CoREF

2年
課題
組
番 氏名
~ハーシーとチェイスの実験について~
バクテリオファージ
バクテリオファージが大腸菌に感染する。
と呼ばれるウイル
何かを注入している??
ファージと大腸菌
を分ける。
大量のファージが
大腸菌内から出てき
分 け た は ず の フ ァー ジ
が大腸菌の体内に!
注入された何かが
残っている…
ハーシーとチェイスは、上図のようなバクテリオファージを用いた
実験で、遺伝子の本体が DNA であることを突き止めた。
【課題】彼らはファージを用いた実験で、どうして遺伝子の本体がタンパク質
ではなく、DNA であることがわかったのか??
ポイント①バクテリオファージというウイルスは、どうやって大腸菌で増えて
いるのだろうか?
ポイント②ファージと大腸菌を離した後に、新しいファージが大腸菌内から
出てきたのは何故だろうか?
ポイント③遺伝子の本体はタンパク質か DNA のどちらかということは
わかっている。ではこの実験からどうやってそれを判別できた
のだろうか?
2年
エキスパートA
組
番 氏名
~バクテリオファージの性質とは??~
バクテリオファージの構造図
【バクテリオファージとは】
バクテリオファージは、大腸菌に
感染し、数を増やすウイルスである。
ファージの構造は単純で、タンパク
質でできた外殻と DNA しか持たない。
(←図”Protein”がタンパク質)
【バクテリオファージの性質】
バクテリオファーが大腸菌の細胞膜に
穴をあけ、物質を注入している図
ファージは大腸菌にくっつくと、尾部と呼ば
れる部分(↑図の”Tail”)が大腸菌の細胞膜
(”Plasma membrane”)や細胞壁(”Cell wall”)
に穴を開け、そこから「物質」を注入する。
「物質」を注入し終わった後は、外殻は激し
い振動などが起きると、簡単に大腸菌から外れ
るようになる。
また、「物質」を注入された大腸菌の体内か
らはたくさんのファージがつくられ、やがて大
腸菌の細胞膜を破って外に飛び出していく。
まとめ
(1)バクテリオファージは何でできている?
(2)バクテリオファージが大腸菌にくっついた後、外殻はどうなる?
(3)大腸菌内に注入された「物質」は、どんな性質を持つと推測できるか?
⇒大腸菌に「物質」が注入された後、大腸菌内からファージが現れた。
このことは、注入された「物質」がファージの形質を決める物質(ファージ
をつくる設計図のようなもの)、つまり遺伝子
であると推測できる。
2年
エキスパートB
ミキサーの写真
組
番 氏名
~ファージと大腸菌の分離方法とは??~
ブレンダー(ミキサー)
↑
【攪拌(かくはん)
】
「大腸菌の外側にくっついているファージが、大腸菌
に何らかの影響を及ぼしているか確かめる必要がある」
――そこでハーシーとチェイスは、ブレンダー(日本で
は「ミキサー」という名称が一般的)を使って、大腸菌
からバクテリオファージを引き離した。
↓遠心分離機
遠心分離機の写真
【遠心分離】
「大腸菌からファージを引き離しても、大腸菌とフ
ァージがごちゃごちゃ混ざっている状態では、せっか
く分離した
大腸菌とファージが接することも多く、観察も難し
「バケツの水をぐるぐる振り
い」
回しても水が壊れない」例で
――というわけで彼らは、遠心分離機という機械を使
遠心力のはたらきを説明する
イラスト
い、試験管内の大腸菌とファージを分けることにした。
遠心分離機は遠心力によって物質を分ける機械で、
遠心力は重いものほど強くはたらくため、重いものほ
ど試験管の底にたまる。ちなみにファージの大きさは
25~200nm で、大腸菌の大きさは 1~3μm。
まとめ
(1)なぜ、攪拌をする必要があるのか?
(2)なぜ、遠心分離をする必要があるのか?
(3)遠心分離をした結果、試験管の様子はどうなる??
2年
エキスパートC
組
番 氏名
~タンパク質とDNAの見分け方とは??~
【タンパク質と DNA の違い】
タンパク質と DNA の違いは様々あるが、ハーシーとチェイスが
目をつけたのは、構成している元素の違いである。
どちらも C(炭素)
・H(水素)・O(酸素)・N(窒素)を持って
いるが、タンパク質は他に S(硫黄)を、一方 DNA は P(リン)
を持っている。
↑タンパク質(例)
【放射性同位体】
同じ元素で中性子の数が異なる原子のことを同位体といい、そ
の中で放射能を持つもののことを放射性同位体という。簡単に言
えば、放射能を持つ元素のことだ。
放射性同位体を使えば、特定の元素をマーキング(印をつける)
することによって、マーキングした元素を持つ物質の動きを確認
することができる。ハーシーとチェイスは、この特徴に目をつけ
た。
↑DNA
S を放射性同位体
放射性物質
32
S
物質 A
物質 A
35
S
に変えると、S を
含む物質 A の動き
がわかる!
まとめ
(1)タンパク質と DNA を構成している元素は何か?
(2)放射性同位体を使うメリットは何か?
(3)ハーシーとチェイスは、何の元素の放射性同位体を使ったと考えられるか?
2年
組
番
氏名
エキスパート班:
ジグソー活動
各班で話し合った内容をメモしましょう。
(A)バクテリオファージの性質とは
(B)ファージと大腸菌の分離方法
(C)タンパク質とDNAの見分け方とは
◇課題を解くためのヒント
大腸菌とファージを分離した後、試験管の上澄みからはマーキングされ
た S が、大腸菌内からはマーキングされた P が発見された。この事実は何
を表しているだろうか?
バクテリオファージ
バクテリオファージが大腸菌に感染する。
と呼ばれるウイル
何かを注入している??
ファージと大腸菌
を分ける。
大量のファージが
大腸菌内から出てき
分 け た は ず の フ ァー ジ
が大腸菌の体内に!
注入された何かが
残っている…
◇各エキスパートでわかったことを組み合わせてみよう!
Q.ハーシーとチェイスはファージを用いた実験で、どうして遺伝子の本
体が
タンパク質ではなく、DNA であることがわかったのか??
◇他の班の発表を聞いてメモしましょう。