高校生遺伝子講座「メンデルが見たエンドウの表現型を遺伝子から 調べよう」募集要項概要 ○ 名称:高校生遺伝子講座「メンデルが見たエンドウの表現型を遺伝子から調べよう」 ○ 開催日時:平成 18 年 7 月 31 日(月)10:00−17:00 8 月 1 日(火)10:00−17:00 2 日(水)10:00−17:00 ○ 会場:広島大学自然科学研究支援開発センター遺伝子実験棟 セミナー室(1F)・P2 実習室(2F) ○ 後援:広島県教育委員会,広島市教育委員会(予定) ○ 趣旨:学校で習うメンデルの遺伝の法則とゲノム解析・遺伝子治療や遺伝子組換え などの先端生命科学技術とのつながりを理解することは、21 世紀の高度科学技術社 会に足を踏み入れる高校生にとって大変重要な基礎知識になります。本講座では、遺 伝の法則を先端生命科学技術を用いた分子レベルの実習で解き明かし、先端生命科学 をより身近に理解する機会にします。 ○ 概要:メンデルの遺伝の法則で有名なエンドウの種子の形態、植物丈の高低など 7 つの形質のうち、すでに幾つかは遺伝子レベルでの解析が行われ、遺伝子の特定と形 質変化の原因が明らかになっています。本講座では、教科書上に記載されたメンデル の研究で用いられたエンドウの遺伝形質を DNA・RNA レベルで理解するための実習 とその解説を行います。 ○ 募集対象者:広島県の高等学校の生徒 ○ 募集人員:15 名程度 ○ 講習料:無料 ○ 内容: 1)エンドウの形態観察 2)エンドウからの DNA 単離 3)RFLP マーカーによる遺伝子型の検定 4)PCR による原因遺伝子の単離 5)塩基配列解析による形質変化にかかわる DNA 配列上の変異の検出 6)RT-PCR による遺伝子発現の確認 7)遺伝子データベースを利用した解析 上記の先端機器と最新手法を用いた実験を行い、解析結果の解釈と遺伝子の役割と の関係を一つずつシステマティックに理解します。さらに、これらの結果と先端生命 科学技術との関係を分かり易く解説します。 ○ 講師:田中伸和 (広島大学自然科学研究支援開発センター 助教授) ○ 本講座は文部科学省科学研究費特例領域研究「新世紀型理数科系教育の展開研究」 における「中等科学教育におけるオーダーメードカリキュラムの開発および形成的 評価法の研究」 (研究代表者 広島大学大学院理学研究科 泉 俊輔)の一環で行い ます。 ○ エンドウの表現型の遺伝子レベルでの解析の教材の開発は、筑波大学遺伝子実験セ ンター助教授小野道之先生との共同研究です。
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