岩見沢農業高等学校 SSH 広報部 平成26年度12月24日(水)Web 掲載 岩農 SSH 活動 天使大学訪問研修 目 的 SSH 食品科学科の取り組みとして牛乳・乳製品を主軸とした栄養的な分析,評価,機能性 などを理解する。 日 時 平成 26 年 11 月 18日(火) 対 象 2学年(SSH6 名)1 学年(SSH7 名) 学 科 食品科学科 実施場所 天使大学 内 容 2 年生「リコッタ入りアイスクリームと現アイスクリームのたんぱく質含有の違い」 前回、リコッタを添加することでアイスクリーム中のたんぱく質にどのような違いが見られる か、電気泳動による比較実験を行った。しかし、製品としては、食感に問題があり、製造の改 善を行い、改善されたアイスについて、再度たんぱく質(カゼイン・ホエー)含有の違いを電 気泳動により再度確認を行った。 1 年生「牛乳の栄養成分について理解を深める」 今回天使大学の大久保先生・村尾先生にご教授頂き、電気泳動を用いて、牛乳に含まれるた んぱく質(カゼイン・ホエー)の確認と、乳糖について、糖の還元性を利用したフェーリング 反応を用いた確認を行った。 電気泳動を行う前の試料調整 フェーリング反応の実験 プレートに試料を流す様子 電気泳動ゲルの画像 《生徒の意見・感想》 作業手順が前回と同様なのでスムーズに実験を進めることができたし、電気泳動の仕組みをしっかり理解する ことができた。製造方法を変えた製品の確認を行ったが、タンパク質(カゼイン・ホエー)の含有に大きな変化は 見られなかった。リコッタ入りと通常アイスにはタンパク質おいての違いは無いことが確認され、科学的に検証す ることで製品化に近づいたと思う。 (2M 澤田菜央) 今回のテーマは「牛乳の成分について」ということでタンパク質の違い、糖の存在を確認することができた。特 にフェーリング液に反応させると赤色沈殿を生じ、糖の存在を目で確認することができた。当たり前に食していた 牛乳の成分について、科学的に分析できた経験を次の研究につなげていきたい。 (1M 中村優花)
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