平成26年重点目標推進結果報告書

平成26年重点目標推進結果報告書
【重点目標】
組織犯罪対策の推進
【推進結果】
○ 薬物事犯の検挙人員は前年に比べて60人(+3.5%)増加し、検挙件数は75件(+2.9%)増加しま
した。
○ 外国人犯罪の検挙件数は前年に比べて22件(+3.4%)増加しました。
○ 犯罪収益の剥奪による組織的犯罪処罰法の適用件数は41件で、前年に比べて9件(+28.1%)増加
しました。
【推進状況】
1 組織の壊滅に向けた暴力団対策の推進
暴力団の弱体化・壊滅に向けて、山口組直系組長4人を検挙し、複数の組織を壊滅に追い
込むとともに、暴力団排除条例等を効果的に適用する等、暴力団排除活動を推進しました。
2 外国人犯罪対策の推進
外国人犯罪組織を根付かせないために、偽装結婚事件をはじめとして、不法就労助長事件及び
インターネットバンキング不正送金に係る窃盗事件等、犯罪インフラ事犯の検挙・摘発を推進
しました。
3 薬物犯罪対策の推進
あいりん地区を中心とした薬物密売組織の壊滅、薬物乱用者の徹底検挙、サイバー空間から
の薬物密売事犯の取締り及び危険ドラッグに係る諸対策を強化するとともに、関係機関等と
連携して、薬物事犯の根絶に向けた広報啓発活動を推進しました。
4 特殊詐欺対策の推進
取締活動の徹底及び助長犯罪の取締りによる犯行ツールの流通の遮断を強化するとともに、
金融機関等と連携した水際阻止対策等の予防活動及び主たる被害者層である高齢者に対する
被害防止に向けた広報啓発活動を推進しました。
5 犯罪インフラ対策の推進
あらゆる分野からの情報の収集・分析による犯罪インフラの実態解明及び各部門が連携し、
組織総合力を発揮した犯罪インフラ事犯の取締りを強化するとともに、歓楽街総合対策をはじめ、
関係機関等と連携した犯罪インフラを生まない環境づくり等、諸対策を推進しました。
【具体的事例】
〇 山口組傘下組織組長等による自動車詐欺事件の検挙及び同組織の壊滅
自動 車販売会社 から普通乗 用自動車を 騙し取った、山口組傘下組織組長等4人を詐欺
事件で検挙し、同組織を壊滅させました。
〇 大手飲食チェーン店に係る不法就労助長等事件の検挙
大手飲食チェーン店で調理人として稼働していた外国人7人を入管法違反(資格外活動等)で
検挙するとともに、雇用していた経営者等4人を不法就労助長罪等で検挙しました。
〇 出会い系サイトに係る架空請求詐欺事件の検挙
出会い系サイトの正会員登録名目に現金を騙し取った詐欺事件のメンバー20人を検挙しま
した。
【参考指標】
(人/件)
6,000
(人/件)
1,000
暴力団犯罪
H25
H26
800
4,000
2,000
600
4,542
3,218
4,474
2,969
638
635
654
676
0
検挙人員
検挙件数
検挙人員
(人/件)
薬物事犯
200
H25
H26
150
2,000
1,000
400
200
0
(人/件)
3,000
外国人犯罪
H25
H26
2,566
1,713
2,641
1,773
検挙件数
特殊詐欺
H25
H26
100
180
50
0
82
55
54
0
検挙人員
検挙件数
検挙人員
検挙件数