熱中症の症状と応急処置 保健だより 臨時号 熱中症予防

平成28年臨時号
保健だより 臨時号
県立大磯高校 保健室
熱中症予防
体育祭に向けて毎日練習をしている人がいますが、今年は暑くなるのが早いので、体が暑さに慣れる
前に体調不良になる人もでてきています。正しい知識と判断で熱中症の事故を予防しましょう。
熱中症とは・・・
◆
高温や多湿の環境で体の水分や塩分のバランスが崩れて、体温の調節がうまくいかなくなる
状態を熱中症と言います。
◆
進行すると死亡事故につながることがありますが、予防法を知っていれば防ぐことができ、
応急処置を知ることにより他の人を助けることもできます。
熱中症にかかりやすい人
熱中症を防ぐには・・・
◎
発熱や下痢をしている人
▽
◎
体脂肪が高い人
ましょう。喉が渇いたと感じた時は水分が
◎
普段あまり運動をしていない人
不足しています。
◎
食事や水分をとっていない人
◎
衣服を着込み過ぎの人
◎
睡眠不足や疲れがある人
▽
体を動かす前に 200CC 程、水分をとり
体を動かしているときは 30 分に1回は
水分と塩分をとりましょう。
▽
なるべく日陰や涼しいところにいるよう
にしましょう。
★ 急に暑くなったり、湿度が高くて汗がかけない
ときなどは要注意です。
(梅雨明けの蒸し暑い
▽ 熱が逃げやすい涼しい服装にしましょう。
日やテスト明けの日なども注意です。)
▽ 体調が悪いときは早めに申しでましょう。
★ ダッシュやランニングを繰り返すスポーツ
も注意が必要です。
熱中症の症状と応急処置
軽症
処置
中等症
処置
重症
めまい、手足のしびれ、立ちくらみ、筋肉のけいれん(こむら返りなど)、冷や汗など
日陰や冷房があるところに移動して、スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給する。
濡れたタオルなどで体を拭き、あおいで体温を下げる。
頭痛、吐き気、嘔吐、体のだるさ、腹痛など
軽症と同じ処置をする。氷やアイスパックで脇や足の付け根を冷やす。自分で水分をとれないと
きや吐くとき、休養しても回復しないときは病院を受診する。
汗が出なくなり体温が高い、意識がぼんやりしたり反応が鈍い、
呼びかけに応じないなど。
すぐに救急車を要請する。救急車が来るまでに水を
処置
かけて体温を下げる、氷やアイスパックで首や脇、足の付け根を
冷やすなど、体温を下げるようにする。
*参考:文科省啓発資料 「熱中症を予防しよう~知って防ごう熱中症~」