平成27年度第1回北名古屋市行政改革推進委員会 ○ 会議概要 1 あいさつ 市長あいさつ 2 辞令交付 3 自己紹介 4 5 会議録 会長及び会長職務代理の選出について ・委員の互選により岩崎委員を会長に選出 ・会長が岡島委員を会長職務代理に指名 議題 北名古屋市のまち・ひと・しごと創生に対する進め方について <事務局> 【資料3 まち・ひと・しごと創生法の概要の説明】 【資料4 まち・ひと・しごと創生「長期ビジョン」「総合戦略」の説明】 【資料5 北名古屋市における創生事業の進め方の説明】 【資料6 北名古屋市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本方針の説明】 <会長> まち・ひと・しごと創生法の概要等の説明とともに、北名古屋市において、まち・ ひと・しごと創生事業を進めるにあたり、各分野で活躍されている委員の皆様に、そ れぞれの立場から意見を求めたいとのことでした。本日は第1回目の会議ですので、 委員の皆様お一人ずつ順番に、ご意見を伺いたいと思います。 <委員> 北名古屋市は、毎年人口が増えており、社会増、出生率とも良い。この要因として、 様々な施策が効果を発揮しているように感じている。ただし、日本全体で言うと人口 減少は止められないと思われ、現在は自治体同士で人口の取り合いになってしまって いる。北名古屋市は、今のところ勝ち組と言えるが、今後も勝ち続けるために人口ビ ジョンをどうしていくのかを考えると、雇用の創出が最も重要だと思う。住民が安心 して暮らせるような雇用の場として、競争力のある企業が必要である。このような企 業を、市がフォローすることによって、元気な企業が雇用を創出するだけでなく、北 名古屋市のブランド力の向上にも繋がっていき、人口ビジョンの実現に寄与するもの と考える。 1 <委員> 女性の働き方として、まだまだ出産期に一旦仕事を離れてしまうというM字カーブ が解消されていない。その一方で、保育園や地元のデイサービスなどでも、女性の労 働力が充てにされているが、自分のポリシーを持って、自分のペースで働こうという 意志から起業している人も多いので、そのような仕事の仕方に対して、市が支援して いただけたら良いと思う。 <委員> 北名古屋市は、まさに住むまちになっており、ベットタウン型をめざしてまちづく りをしてこられたという印象を持っている。より住みやすいまちにしていくため、住 民サービス系の産業に需要があると思われるが、きめの細かいサービスが求められる ため、女性の感性を活かした仕事を、市として育てられるような環境が重要でないか と思う。そのような環境が整備されれば、市内には金融機関も多くあるため、新たな 起業に繋げられることによって、働く人が市内に入ってくるという良い循環ができる のではないかと思う。 <委員> ぜひ総合戦略の中で、北名古屋市の強みを見せていただきたいと思う。地方の地域 経済においては、アベノミクスの恩恵を受けられる中小零細企業は多くなく、プレミ アム商品券などの経済対策も一時的な効果であり、持続的な経済効果は少ないと感じ ている。民間企業が、SWOT分析などをやって競争力を高めていくのと同じように、 北名古屋市もキラリと光る強みを見つけてアピールしていく必要がある。他都市でい うと、長久手市は、ある雑誌の住みよさランキングにおいて、快適度が全国一位を獲 得した。長久手市に新しい世代が次々に流入し、人口増という良い循環となっている。 なぜ好循環になったのか、フィールドワークとして参考にして、北名古屋市が勝ち組 である今から対策を立て、強みを伸ばしていく必要があるのではないかと思う。 <委員> 大学として、どのように関わっていくことができるのかを考えると、大学に入学し てから、北名古屋市に根付いて生活をしていく学生をどう増やしていくかが重要だと 感じている。地方創生にどう協力していけるかについては、市とタイアップしてイベ ント等がいろいろできるのではないかと思う。また、社会が求めている発想力や芸術 的感性に関わる子育て発達の分野などにおいて、若い感性を地域や環境にも働きかけ ていくことができるのではないかと考えている。具体的には、住みやすいまちづくり、 より良い環境ができると、学生も根付くと思う。本学には空間デザインの先生も多く いるので、市に明るく美しいカラーというイメージを持たせ、女性が住みたいと思う ような、新しいまちをつくっていくという方向で協力していきたいと思う。 <委員> 2 児童館や児童クラブに自分が関わっている中で、現場で身をもって感じるのは、地 域の中での連携や地域の力による子育てが、一つの核となるように思う。そのために は、地域が連携していくことが大切であり、自治会で子育てに関わる方々と集まり、 地域で何ができるかを模索する中で、連携が取れたものを児童館だけでなく、まちづ くりに発展することができれば、雇用という面でも良い効果が現れると思う。今年か ら放課後子ども教室の推進委員にも携わっているが、学校教育管轄のクラブであるも のの、複数の児童クラブと対象者が重なっているので、どの様にすり合わせていくの か、もう少し整理できるのではないかと思っている。縦割りの行政を変えていくとと もに、指導員になる人の確保にも課題が残る中で、地域のボランティア、教員ボラン ティアに参加していただくと良いのではないかという意見があがっている。 <委員> 地域情報誌の発行をとおして、情報を提供するという役割を担っているが、文字離 れが進む中、我々の新聞は読みやすいように雑誌的な要素も加え今に至っている。新 聞購読者が減っていく中で、スマホやネットでニュースが入ってくるが、電子媒体は 一過性のため頭に残りにくい。そのため、子どもが文字に触れていない傾向が強いだ けでなく、一部の子どもにおいては、新聞が、柔らかい物か硬い物かを分からないと いう場面に驚かされる状況もあった。その家庭の8割が新聞を取っておらず、こうし た環境で子どもはどうやって知識を得ていくのか疑問を感じている。親は、子どもの 勉強を10歳から力を入れていこうとする傾向があるが、小学校に入る前に知識を増 やすことの大切さ、偏差値ではない知的レベル、文化レベルを上げていかないと、ま ちの活性化だけではなく国が衰退してしまうように感じている。マスコミとしては、 読みやすい者を提供すれば、読む機会が向上するのでないかと思っているが、何がで きるのか模索するとともに、協力できることを考えていきたい。 <会長> 幾つかの重要な視点をいただいた。しごとづくりとして、住民向けのサービスやコ ミュニティビジネスなど具体的にお金がからむことで、雇用を創出させることが重要 との視点。また、親世代の経験を、次の世代に伝えようとする民々の支援に繋がると いう視点もあった。しかし、行政の縦割りが阻害要因になっている事もあり、幼稚園 と保育園に代表されるように、教育の場、福祉の場ということで分離して実施してい る事業を、どう統合するのか、いかに住民に分かりやすくしていくのか。子育て環境 は、就学前、そして学校をポイントにすべきであるが、今後の日本、そして北名古屋 市を支えてくれる子どもに、就学前の段階で体力や運動能力を上げていくことも重要 であるとともに、その過程で知力が付いていく環境が必要であると考える。 <委員> 母親世代が仕事を続けながら子育てする中で、知的レベルと体力レベルを上げてい ければと思う。 3 <会長> 今後はお年寄りが増えるので、介護保険に頼ることなく、どのように健康寿命を延 ばし健康長寿を実現するのかが課題である。団塊の世代が、退職後、地域に現れてい ないという話も聞くところであるが、団塊の世代の方は、名古屋芸術大学に学び直し などに来ているか。 <委員> 学びに来ている団塊の世代の方はいるものの、さほど増えていない。 <会長> お年寄りが、地域で生きがいを持って暮らせるように、子育て支援に高齢者が参加 していくことにより、多くのことができる人が地域に入ってくることが期待できる。 例えば、企業で培った経理などを経験した人も、手伝ってくれることが良いと思う。 また、名古屋芸術大学の学生は、消費者という意味において大きな経済効果を持って いる。これを考えると、市として、名古屋芸術大学にもっと支援しても良いのではな いか。学生は、純然たる消費者であって地域への経済効果は非常に高い。さらに、地 域に住む人を、先生にするという発想もあるのではないか。更に、子育て支援が充実 していくことが良いとの認識であるが、俯瞰的な見地から、北名古屋市の強み弱みを、 ここで議論していく必要があると考える。 <事務局> 【資料7 北名古屋市の人口動向の説明】 <会長> 資料7の5ページで、転入転出の推移として、平成18年と平成23年で大幅に転 入超過となっているが、この要因を掴んでいるか。 <事務局> 平成18年は、市施行時期にマンションが多く完成したことが要因と思う。直接的 な要因は掴みきれていないが、名古屋駅との近接性から、名古屋駅への高層ビルが完 成し、就業者が増えたことによる影響の可能性もある。 <事務局> 【参考資料8 市民アンケート調査票の説明】 【参考資料9 企業・事業者アンケート調査票の説明】 【参考資料10 市役所窓口来庁者アンケート調査票の説明】 【参考資料11 名古屋芸術大学生アンケート調査票の説明】 【参考資料12 金融機関アンケート調査票の説明】 【参考資料13 不動産事業者アンケート調査票の説明】 4 <委員> アンケートの回収率は、どの程度を想定しているのか。 <事務局> 現行の総合計画を策定する際に、市民アンケート調査を実施したが、それと同程度 の40パーセント程度を想定している。また、転出入される方に対して1か月実施す る市役所窓口アンケートについては、300件から400件の届出があると想定して いるが、どの程度協力いただけるかは分からず、さらに転出される方からの協力は難 しいように感じている。 <会長> アンケート調査票については、事前に委員の皆様から提出された設問等に対する意 見等を勘案して、事務局で調整した調査表で実施することとする。 <委員同意> <会長> 議題はここまでとする。 6 報告 北名古屋市行政改革の沿革について <事務局> これまでの行政改革の関連事業について説明 <会長> これまでの行政改革推進委員会において、一番の議論になったのは、公共施設に関 する事であった。旧両町の2つある施設を、コンパクトな市域で抱え込んでいるから である。使用料等の相違、昭和40年代に整備された施設の更新時期が重なるなど、 多くの問題を抱えており、適正化を進める必要があるため、今年度議論をしていくが 重要なことだと考えている。 7 その他 <事務局> 次回は、人口ビジョンと総合戦略の骨子案をお示ししたい。開催時期は、8月下旬 を予定しており、日程については後日通知する。 <会長> 意見も出尽くしたようなので、これにて委員会を閉会とする。 【閉会】 5 配布資料 資料1 北名古屋市行政改革推進委員会委員名簿 資料2 北名古屋市行政改革推進委員会条例(抜粋) 資料3 まち・ひと・しごと創生法の概要 資料4 まち・ひと・しごと創生「長期ビジョン」「総合戦略」 資料5 北名古屋市における創生事業の進め方 資料6 北名古屋市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本方針 参考資料7 北名古屋市の人口動向 参考資料8 市民アンケート調査票 参考資料9 企業・事業者アンケート調査票 参考資料10 市役所窓口来庁者アンケート調査票 参考資料11 名古屋芸術大学生アンケート調査票 参考資料12 参考資料13 参考資料14 金融機関アンケート調査票 不動産事業者アンケート調査票 北名古屋市人口ビジョン及び北名古屋市まち・ひと・しご と創生総合戦略策定支援業者の概要 6
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