2016年8月8日 (本資料は、ロンドンにて2016年8月3日付で配信した発表資料の参考訳です) スタンダードチャータードPLC 2016年度中間決算報告 当半期決算について、当行グループ最高経営責任者のビル・ウィンターズは以下のように述べています。 「私がスタンダードチャータード銀行に入行して以来、当行グループは着実に前進してきました。外部の環境 と今後の見通しが厳しくなる中でも、当行は収益力を強化し、効率性を高め、将来に向けた投資を行ってい ます。不確実性が強まっている時期に強固な財務体質を維持し自身の変革を遂げることによって、当行グ ループは短期的な変動を乗り越え、負の遺産を解消し、潜在的な事業機会を発掘することができると考えま す。」 11 月に発表された戦略の進捗状況 当行グループは 2015 年 11 月に発表された戦略を順調に実行しています。 法人部門は当上半期に黒字に転じ、リターンの低いリスクアセットのリスク軽減や売却を続けて 130 億 米ドル相当の資産のリターンを最適化しました。同部門はこれまで大きなシェアを獲得できていない産 業の顧客をターゲットにしています。顧客のウォレットシェアを高め、これまでより多様化した抵抗力の 強いビジネスを構築するために、さまざまな計画が策定されています。 リテールバンキング部門は、アフリカ各国における先進的なモバイルおよびオンラインのバンキングプ ラットフォームの提供、シンガポールとマレーシアでのビデオバンキングの開始などを通じて、世界中で 40,000 件を超えるプライオリティ顧客と 300 万人のデジタルバンキング顧客を獲得しました。 コマーシャルバンキング部門は、オペレーショナルリスクとクレジットリスクの管理を強化したうえ、コスト を削減し、取引の実行と新規顧客の受入れ手続きに要する時間を短縮しました。 プライベートバンキング部門は、現在利用しているテクノロジーとコアバンキング業務のプラットフォーム の改良のために 2 億 5,000 万米ドルを投資し、営業担当者の人数を増やすとともに、上半期だけで 500 件近い顧客を獲得しました。 2016 年度上半期業績ハイライト 特別要因調整後の税引き前利益は 9 億 9,400 万米ドルと、2015 年上半期の 18 億米ドルは下回った ものの、2015 年下半期の 9 億 9,000 万米ドルの損失からは飛躍的に改善し、黒字に転じました。 特別要因調整後の収益は第 1 四半期、第 2 四半期ともに安定的に推移し、68 億米ドルを計上しまし た。 特別要因調整後の営業費用は、厳格に管理され前年同期比で規制関連コストを除いて 13%減少、40 億米ドルとなりました。 特別要因調整後のクレジットコスト(減損費用)は 11 億米ドルと、前年同期比、前半期比いずれにおい ても大幅に減少しました。しかしまだコスト増加圧力が解消したわけではなく、当行グループは引き続き 注意を払っていきます。 1 普通株式等 Tier 1(CET1)比率は 13.1% と、当行グループの目標レンジである 12-13%をわずかに上 回っています。 まとめと今後の見通し 当行グループの 2016 年の業績は、引き続き低い水準で推移する見通しです。 経済は減速しており、その見通しは昨年 11 月よりも慎重なものとなっています。 そのため、当行グループが 11 月に示した利益率を達成するためには今少し時間がかかると想定してい ます。 とはいえ、市場には有望な事業機会がございますので、当行グループは、顧客価値と株主価値を創出 するプラットフォームの整備に取り組んでまいります。 詳細につきましては、下記の担当者へご連絡ください。 Jon Tracey Global Head, Communications +44 (0)207 885 7613 [email protected] Sarah Lindgreen Head of Group Media Relations +44 (0)20 7885 8764 [email protected] 日本語でのお問い合わせは下記にて承ります。 スタンダードチャータード銀行 広報部 Tel: 03-5511-1245 / Fax: 03-5511-9312 [email protected] -------------------------------------------------------------------------------スタンダードチャータード スタンダードチャータードはロンドン証券取引所、香港証券取引所、ムンバイ証券取引所、ならびにインド国立証券取引所に 上場し、約84,000名の行員を擁する国際的な金融グループです。世界で最も活力に満ちた市場-アジア・アフリカ・中東地域 において150年以上の歴史を誇り、ダイナミックな投資や貿易、そして資産形成を行うお客様を対象に、ビジネスを展開してい ます。私たちのブランドプロミスである「Here for good」は、このような当行の伝統と企業価値を反映しています。 スタンダードチャータードグループHP(英語)http://www.sc.com スタンダードチャータードグループfacebook(英語)www.facebook.com/standardchartered スタンダードチャータードグループTwitterアカウント@StanChart スタンダードチャータード銀行東京支店HP(日本語)http://www.sc.com/jp 本資料に記載の「今後の見通し」については、現時点での予測・意見、もしくは将来予測されるイベントに基づき作成されたも ので、その適時性・実現性を保証するものではありません。また、本資料には、「予測」「目標」「見通し」「傾向」「計画」「目標」 「評価」「意見」「可能性」他、それに類似する表現が使用されていますが、このような表現を含む各種見解・見通しについては、 今後の経済動向や市場環境等の変化に対応して当行の業績・計画・目標を変更する場合もあり、その正確性もしくは完全性 に関していかなる責任も負わないものとします。また、本資料は、信頼性の高い過去または現在の情報に基づき作成されて いますが、将来における結果を示唆するものではないことをご了解ください。更に、当資料中のコメントは作成日現在の当行 の判断を示したものであり、将来のイベントや情報により内容に変更がある場合にも、当行はそれに対する責任を負わないも のとします。 2
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