第3回:訴求力の高い画像の選び方 写真がもたらす効果について 訴求力

みんビズ制作講座:デザインカスタマイズ(全10回)
第3回:訴求力の高い画像の選び方
執筆:志鎌 真奈美(Shikama.net代表)
「デザインカスタマイズ」の第3回目は「訴求力の高い画像の選び方」です。写真選びは、ホームページを構成する上でと
ても大切な要素です。
写真がもたらす効果について
ホームページを運営するのであれば、やはり「お問い合わせ」や「購買」に結び付けたいもの。訪問者を「この商品が欲し
い」「詳しく話を聞いてみたい」という気持ちにさせ、アクションを起こしてもらうために、重要となるのが「写真」です。
文字での説明をたくさん並べるよりも、一枚の写真の方が伝わるというケースも多いですし、一枚の写真がネットショッ
プの売り上げを左右するということも現実にあるのです。次項からは、選ぶ際のコツを解説します。
訴求力の高い写真の選び方 -5大原則-
写真の選び方には、さまざまな考え方がありますが、ここでは代表的な5つをピックアップしました。
1. 清涼感 爽やかな自然や美しい景観の写真は、サイトの滞在時間を長くします。
2. 高揚感 「楽しさ」や「喜び」を喚起する画像は、共感が得られやすくなります。
3. 躍動感 スポーツや乗り物等、スピード感や力強さの表現には欠かせない要素です。
4. 幸福感 家族写真などを通して、じわっと伝わってくる幸せを表現します。
5. 五感への刺激 「美味しそう!」「食べたい!」という五感への刺激は、飲食店・フード系ネットショップでは不可欠です。
3Bの法則
一般的にBeaty(美人)、Baby(赤ちゃん)、Beast(動物)の3種類は、訴求力が高いといわれています。各単語の
頭文字をとって「3Bの法則」と呼ばれます。
人物は目線にも注意!
人物写真は、目線が正面に来ている方が訴求力が高くなりますが、自然な雰囲気で使いたい場合には、あえて目線が
はずれているものを使用します。
写真は費用対効果の高い投資
クオリティの高い写真を掲載するためには、
1. あらかじめプロが撮影した写真素材(有償・無償)を使用する
2. プロに撮影を依頼する
のどちらかになります。
いずれにしても、写真に関してはある程度予算を取って、品質の良いものを使用することをおすすめします。特に飲食店
や店舗などは、素材集などで代替がききませんので、「2. プロに撮影を依頼する」が必須になるでしょう。
仮に、プロのカメラマンに出張撮影を依頼して5万円かかったとします。その写真をそのまま3年間使用すると仮定した
場合
1日あたり45円程度の投資です。この費用で高品質な写真が毎日使え、売り上げやお問い合わせに繋がる確率がアッ
プすると考えると、費用対効果が高いと言えるのではないでしょうか。
みんビズの写真の使い方は3種類
みんビズの写真機能は、3種類あります。場面や目的に合わせて、効果的に使用しましょう。
※各機能の操作方法については、別の章でご紹介する予定です。
1. 写真付き文章 写真の横に文章を配置し、説明文などをつけたいときに使用する機能です。
2. フォトギャラリー 小さな写真をたくさん並べて表示したいときに使用します。スライドショーとの切替が可能です。
3. 写真 一枚の写真を横幅いっぱいに配置することが可能なので、迫力のある演出ができます。
次回、第4回目「方向性にあわせた文字とスタイルの設定」では、デザインの雰囲気に合わせたフォント選び方と設定に
ついて解説します。
次回のコラムを見る »
志鎌 真奈美(しかま・まなみ)
Shikama.net 代表/JimdoExpert
http://www.shikama.net/
http://www.web-supporter.jp/
北海道函館市生まれ。北海道教育大学函館校卒業。千葉県市川市在住。
1997年よりWeb制作を始める。ソフトウェア会社のWeb制作部門に5年間勤めた後、2002年4月に独立。We
b制作・企画・制作、システム構築などに従事。
講師として、Webマーケティングやデザインのセミナー活動も行っている。
著書にWebデザイナーのためのJimdoスタイルブック』(共著、マイナビ)、『Web文章の「書き方」入門教室~5
つのステップで「読まれる→伝わる」文章が書ける!』(技術評論社)。
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