スタディーチャージ

2011年度 3年生第1回
英
語
スタディーチャージ解答・解説
英語
語 彙(問題冊子p.2∼p.4)
½ 「その赤ん坊は実に母親に似ている。」
下線部のtakes after∼は「∼に似ている」の意
味で,同じ意味を示すのは③のresemblesである。
なお,look after∼は「∼の面倒を見る」の意で
1
ある。take after∼と混同しないこと。
¸
④
¹
②
º
①
»
②
¼
②
½
③
¾
④
¿
③
À
④
Á
①
¾ 「あなたは私が秘密を守ることを当てにして
よい。
」
下線部のrely on∼は「∼を当てにする」の意
味で,④のtrustがそれと同じ意味を表す。
¿ 「交通信号では,赤は『止まれ』を表す。
」
¸ 「私の医者はケーキや甘いものを食べるのを
やめるようにと言った。」
下線部のgive upは後ろに動名詞を伴って「∼
するのをやめる」という意味を示す。④のstopが
それと同じ意味を表す。
¹ 「時がたつにつれて,議論は白熱していっ
た。
」
go byは「(時が)経過する,(人や車が)通り
下線部のstands for∼は「∼を表す」の意味
で,③のrepresentsがそれと同じ意味を表す。
À 「その規則は廃止されるべきだと思いますか。
」
下線部のdo away with∼は「∼を廃止する」
の意味で,④abolish(∼を廃止する)が同じ意
味。①carry outは「∼を実行する」,②followは
「∼に従う」,③decideは「∼を決定する」という
意味で,ここでは不適当。
過ぎる」という意味なので,②passedが正解。
Á 「彼の子供たちは育ちがよいから行儀作法が
º 「私たちは招待状を送って,だれが来るのか
身についている。」
確かめるつもりだ。」
下線部のturn upは「現れる」の意味で,①の
appearがそれと同じ意味を表す。②happenは「起
こる」,③stopは「止まる」,④waitは「待つ」の
意味で,いずれも「現れる」の意味にはならない。
下線部のbrought upは,bring up「∼を育てる」
の過去分詞形。raise(∼を育てる)の過去分詞
形の①raisedが同じ意味を表す。
2
» 「私たちは彼が貧しいからといって,彼を見
下すべきではない。」
look down on∼は「(人)を見下す,軽べつ
¸
②
¹
③
º
②
»
③
¼
②
½
④
¾
④
¿
④
À
①
Á
①
する」という意味で,②despiseが正解。
¼ 「どうして彼が学校をやめることになったの
ですか。
」
下線部のcome aboutは「起こる」の意味で,
②happenが同じ意味を表す。
1143018E
¸ 「彼女は新しい冷蔵庫を買うつもりだと私に
言った。」
that節を用いて,「∼と(人)に言った」を英
1
語で書く場合,伝達文が平叙文であるときは,
〈said to+人+that∼〉か〈told+人+that∼〉
のいずれかを用いる。①にはtoが必要である。こ
こでは後ろにmeがあるので②のtoldが正解。
¹ 「彼女は自分の部屋の明かりをつけた。」
3
¸
④
¹
③
º
③
»
④
¼
①
½
③
¾
①
¿
①
À
①
Á
④
turn on∼で「(ラジオ・テレビ・明かりなど)
をつける」の意味を表すので③が正解。②turn
overは「(ページ)をめくる,ひっくり返す」の
意。
º 「私が今帰宅することをお許しください。」
動詞allowは〈allow+人+to不定詞〉の構文
で「(人)が∼するのを許す」という意味になる
ので,②me toが正解。この場合allowは他動詞な
ので直後には目的語meが必要であり,④for me
toとはならないことに注意。
» 「ケーキの焼き方を私に説明してくれませんか。
」
explainは「(人)に説明する」の意味の場合,
前置詞toが必要であり,〈explain+to 人+wh−
節〔that節,wh−句,how to∼〕〉の形になる。
¼ 「その時,彼は私の肩に手を置いた。」
①layは「∼を置く」という意味で,その過去
形および過去分詞形は②laid。lieは「横になる,
∼がある」という意味の自動詞だが,この動詞の
過去形の①layや過去分詞形の④lainと混同しな
いように注意しよう。
½ 「私の友人たちは私に,私たちがその計画を
断念するよう提案するだろう。」
suggest(提案する)は目的語を1つしかとれ
ないので,「人に」の部分を〈to+人〉の形で表
さなければならない。
¾ 「この規則は18歳未満の人だけに適用される。
」
applyは,apply to∼で「∼に適用される」とい
う意味を表す。したがって正解は④。なお,①の
apply for∼には「∼を申し込む」の意味がある。
¿ 「彼女は彼が遅刻したといって非難した。」
④〈accuse+人+of∼〉は「∼のことで(人)
を非難する〔責める〕」という意味だ。
À 「私はあなたに多額の借金がある。」
oweは,owe A Bで「AにBを借りている」の
意味を表す。
Á 「このカメラは300ドルした。」
動詞costは〈cost+人+金額〉の形で,「(人)
に(金額)がかかる」という意味で使われる他動
詞である。
¸ 「一日中ひどい雨が降った。」
「ひどい〔激しい〕雨」にはheavyという形容詞
を使い,heavy rainと表現する。④が正解。
¹ 「この本は読みやすい。」
正解は③のeasy。①②④はいずれも意味をな
さない。なお,このように主語が意味のうえでto
不定詞の目的語となる例として,次のようなもの
もある。例)The river is dangerous to swim in.
「この川は泳ぐと危険です。」
º 「夜一人で子供が外出するのは危険です。」
人の性格に関する形容詞のあとでは,④のよう
に〈of+人〉を用いるが,ここでは「夜に一人で
出歩く行為」が「危険」といっているのであって,
このdangerousは「人の性格」を示しているので
はない。したがって③が正解。
» 「番号を間違えていると思います。こちらは
06−123−4567です。」
have the wrong numberは「(電話で)番号を
間違えている」という意味。wrongは「間違った」
の意味。
¼ 「8時までにそこに着くことはできないだろう。
」
①S be unable to∼は「Sが∼できない」とい
う意味を表す。③incapableにはofが続くことに
注意しよう。
½ 「これらの大きな車は,すべて私の叔父のも
のだ。
」
名詞に2つ以上の形容詞がつく場合,原則的に
冠詞または形容詞用法の代名詞〔代名形容詞〕の
後は「数量」,「性質を表すもの」の順番で表現す
るが,allはすべてのものの前につく。よって正
解は③All these big。
¾ 「その式典には多くの人が出席していた。」
本問ではa lot ofとpresentの用法を押さえよう。
a lot of=lots ofだが,いずれも群形容詞といって
3語あるいは2語からなる形容詞であり,③のよ
うにa lot ofの中に別の形容詞をはさむことはない。
次にpresentだが「参加して,出席して」の意味で
は名詞を後置修飾する。②や④のようにpresent
peopleの語順にはならない。
2
¿ 「このレコードは大変珍しいので,少なくと
〈∼is worth+名詞...〉は「∼は…の価値がある」と
いう意味。worthは名詞,動名詞を目的語にとる。
À 「彼らは非常に似ているのでどちらがどちら
英
語
文 法(問題冊子p.5∼p.9)
も100ポンドの価値はあるにちがいない。」
1
か区別するのが難しい。」
①∼④の中で「似ている」という意味を表すのは
¸
③
¹
④
º
③
①alikeと③resembleだが,
〈so∼that...〉のsoの後
½
④
¾
②
¿
②
»
④
¼
②
には形容詞か副詞しかこないので正解は①alike。
Á 「スミス氏はわずかな給料で一生懸命働いて
いる。」
¸ 「毎月誕生日があればいいのになあ。」
salary(給料)やincome(収入)とともに用いら
正解は③could have。誕生日は年に1度しかな
れ,その多い・少ないを表す形容詞は,large
いので,毎月誕生日があるということは現実には
〔high〕やsmall〔low〕である。
あり得ないことである。このように現在の実現不
可能な願望を表すとき,〈S+wish+S′
+仮定法
過去〉を使う。
¹ 「もしあなたが来ることを彼が知っていたな
ら,彼は外出しなかっただろうに。」
現実には「彼はあなたが来ることを知らなかっ
たので,外出してしまった。
」である。過去の事実
とは反対のことを仮定する仮定法過去完了を使う。
º 「私は今週とても忙しい。そうでなければ,
金曜日のきみのパーティーに行くのだが。」
otherwise(そうでなければ)はif I were not busy
(忙しくなかったら)という意味で,現在(あるい
は未来)の事実に反する仮定である。
いなか
» 「もし田舎に住んでいれば,私はずっと健康
だろうに。」
主節にwould be「∼だろうに」がきているこ
とから,if節は「もし私が(都会ではなく)田舎
に住んでいれば」という仮定の意味であることが
わかる。したがって正解は④。
¼ 「頭のいい人だったら,そんなばかげたこと
は言わなかっただろう。」
主語のA clever manに条件の意味が含まれた
仮定法過去完了の形になっている。〈助動詞+
have+過去分詞〉と考え,②が正解となる。
½ 「100年前なら,彼は偉大な科学者だと考えら
れていただろうに。」
本問ではA hundred years ago,が「もし100年
前だったら」という仮定を表している。実際には
100年前にさかのぼることは不可能なのだから,
仮定法を用いる。また100年前という過去だから,
仮定法過去完了形の④が正しい。
¾ 「もしその列車に乗り遅れていたら,今ごろ
そこで待っているだろう。」
3
If 節の「もしその列車に乗り遅れていたら」は,
過去の事実に反する仮定であるから,If I had
missed the trainのように動詞は仮定法過去完了に
なっている。一方,主節の「今ごろそこで待って
に帰れた。
」
接続詞を用いて表すと,Because〔As, Since〕I had
done my work, … となる。接続詞及び主語を省略し,
〈having+過去分詞〉で過去(完了)の意味を表す完
いるだろう」は,現在の事実に反する事柄である
了形の分詞構文を用いた③が正解。
から,仮定法過去のwould be waitingが正しい。
¾ 「時間を十分に与えられれば,私は自分の部屋を
¿ 「宿題を始める時間ですよ。」
きれいにできるでしょう。
」
It is(high)time(that)∼ のあとでは仮定
法過去を用いる。したがって正解は②。これは
〈条件〉を表す分詞構文。文の後半から考えると,
ここでは「十分な時間が与えられれば」という受け身
「もう∼するはずの時間なのに∼していないのは
の意味にするのが自然。受動態の分詞構文は
どういうことか」という,仮定法から発展してき
〈being+過去分詞〉となるがbeingは文頭にくると省
略されるのが普通。したがって,正解は③。
た表現である。
¿ 「彼女は親切にも私が宿題を終わらせるのを手伝
2
ってくれた。
」
〈help+O+原型〔to〕不定詞〉で「Oが∼するのを
③
¹
③
º
②
½ ③
¾
③
¿
①
¸
»
④
¼
④
手伝う」で,Oに目的格を用いた①が正解。意味上,
〈O+原型〔to〕不定詞〉が〈S+V〉の関係になって
いる。
¸ 「あなたはテレビゲームをするのをやめましたか。
」
give up「∼をやめる,あきらめる」は動名詞を
目的語にとり,to不定詞は目的語にとらない。し
たがって,正解は③。
¹ 「エンジンをかけっぱなしにしてはいけない。
」
〈leave+O+C〉は「OをCのままにしておく」
の意味である。Cには過去分詞がくることもある
が,本問ではthe engineとrunは「エンジンがか
かっている」(The engine is running)の関係な
ので,現在分詞を用いた③が正解。
º 「私たちは上司にこれらの事実を知らせた。」
〈get+O+C〉は「OをCにする」という意味
で用いる。OとCの関係が「Oが∼される」とい
う意味の場合,Cは過去分詞になる。したがって
正解は②。
» 「私はその歌が英語で歌われるのを聞いたこ
とがある。
」
正解は④sung。〈hear+O+過去分詞〉で,
「Oが∼されるのを聞く」という意味。ここで重
要なことは,「Oが∼される」という受け身の関
係にあるときは,現在分詞でなく過去分詞(この
場合sung)を使うということである。
¼ 「初めてヨーロッパに行ったとき,アルプス
を見たことを私は決して忘れないだろう。」
正解は④seeing。「(過去に)∼したことを忘れ
る」は〈forget+動名詞〉で表す。
½ 「仕事を終わらせてしまったので,私はやっと家
4
3
4
¸
②
¹
②
º
④
½
①
¾
②
¿
④
»
①
¼
②
英
語
¸
①
¹
①
º
①
½
③
¾
④
¿
②
»
②
¼
④
¸ 「次の月曜日までにその本を図書館に返すの
¸ 「この人が私の母を助けたと私が思った男性
を忘れるな。」
だ。
」
ここでは「∼までには返す」という行為の完了
期限を示している。
「∼までに(は)
」という期限
先行詞the man「男性」を受けるので,関係代
名詞whoを選ぶ。直後のI thoughtは挿入節で,
を表す前置詞はby。
関係代名詞whoはsave my motherの主語として
¹ 「きみはこんなに寒い夜に外出すべきではな
の役割(主格)である。したがって正解は①。
い。
」
¹ 「彼がここを去った理由は誰も知らない。」
「夜に,晩に」はat nightと表現するが,特定
の日の朝・午後・夜を表す場合は,前置詞はon
関係副詞whyはreason(s)を先行詞として「∼
する理由」という表現に使われる。なお,
「理由」
を用いることに注意しよう。
を表す場合the reason(s)または whyのどちらか
º 「あなたは彼の計画に賛成ですか,それとも
一方を省略する場合もある。
反対ですか。」
º 「彼は待合室にやってきた最初の人でした。」
orがあるので,後ろの「∼に反対して」against
He was the first man. とHe(=The first man)
との対比の語が入ると考える。ここでは,〈擁
came to the waiting room.の2文を結びつけた文。
護・支持〉を表す「∼の側に」の意味のforが入
先行詞は,the first manで,後半の主語の働き
る。したがって,正解は④。
をしているので,主格の関係代名詞whoまたは
» 「驚いたことに,その小さな少女は彼女のお
thatが入る。先行詞にthe first やthe onlyなど限
じの家までの道を歩くことができた。」
定を表す語句がつく場合thatを用いることが多
to my surpriseで「驚いたことに」の意味。し
い。したがって,正解は①。
» 「私はきみが必要なものは何でもあげるよ。」
たがって,正解は①。
¼ 「私はもうこれ以上あなたを待てません。急
複合関係代名詞whateverはここでは「∼する
ものは何でも」という意味で,関係代名詞what
いでいるんです。」
in a hurryはin haste(文語的)と同意表現で,
「急いで」の意味。この前置詞inは「∼の状態で」
の意味を表す。hurry1「急ぐこと,大慌て」は
の強調形である。①however「どんなに∼でも」
③whenever「∼する時はいつでも」④wherever
「∼するところならどこでも」はここでは不適。
①at ③for ④on のようなin以外の前置詞とはつ
¼ 「あなたはどちらでも好きなほうをもらえま
ながらない。
すよ。」
½ 「この服装は若者たちに人気がある。」
amongは「(3人〔3つ〕以上の人〔もの〕)の
whicheverは「∼するものはどれ〔どちら〕で
も」という意味。先行詞をとらず名詞節を導く。
間に」の意味を表す前置詞。②into ③of ④to の
①thatと②whichは先行詞が必要なので,ここで
前置詞はいずれもpopular
は使えない。③whetherは「∼かどうか」という
の後につながらない
ため不適。
意味で,意味が通じない。
¾ 「丁寧に扱うのなら,このかばんを使っても
½ 「母は私に,脚の折れたいすを持ってくるよ
いいですよ。」
うに言った。」
〈条件〉を表す「∼する限りは,∼しさえすれば」
My mother told me to bring the chair.とIts
はas long as∼で表す。したがって正解は②。
leg was broken.の2文を結びつけた文。このitsに
¿ 「彼女はこの歌が好きだろうかと思う。」
相当する関係代名詞は,所有格の働きをする
I wonder whether〔if〕で「∼だろうかと思う」
の意味。したがって,正解は④。
whoseが適切。whoseは先行詞が「人」でも「物」
でも用いられ,直後に必ず名詞を伴う。したがっ
5
て,正解は③。
toは前置詞であるから後ろには代名詞の目的格
がくるべきなので,④to herが正解。
¾ 「パリはぜひ訪れるべき場所だ。」
関係代名詞thatはここでは目的格,すなわち後
¼ 「彼の家は私の家よりずっと大きい。」
に続く節の中でvisitの目的語となるべきplaceと
普通の形の形容詞を強めるときにはveryが用い
いう名詞を受けている。関係副詞whereも場所を
られるが,比較級にはつけることはできないので
表す名詞に続いて用いられるが,副詞句を受ける
①は間違い。比較級の形容詞・副詞を強めるには
場合である。したがって,正解は④。
much,still,far,evenが用いられる。したが
¿ 「これは昨年の夏に私が滞在したホテルだ。」
って②が正解。
This is the hotel.とI stayed at the hotel(at
which) last summer.の2文を結びつけた文と考え
る。<前置詞+関係代名詞>は副詞句の働きをし
½ 「私はその少年が正直なので,いっそう彼の
ことが好きだ。」
〈the+比較級+for∼〉の形で,「∼のためにそ
ているので,先行詞が「場所」の関係副詞where
れだけますます…」の意味を表す。
〈the+比較級〉
に言い換えることができる。①は場所を表す前置
の前に強調のためallがくることがある。したが
詞atが必要,③thatは<前置詞+関係代名詞>の
って正解は①。
形で用いることはできないので,いずれも不適。
¾ 「トムは彼の兄ほど賢くない。」
wiseの比較級は,wiserとなるので,①も②も
5
不適当。lessが「より∼でない」という比較級の
意味を持つ副詞なので,ここでは④が正解とな
¸
③
¹
②
º
③
½
①
¾
④
¿
②
» ④
¼
②
る。
¿ 「このバッグは2つのうちでよい方だ。」
普通,比較級には冠詞theはつかないが,
「2つ
のもののうちでより∼」は,最上級と同じように
¸ 「彼は彼女の無実を信じるほど愚かではない。
」
know better than to∼で「∼しないくらい
の分別がある,∼するほど愚かではない」という
意味を表すので,③が正解。
¹ 「その姉妹は日本でますます有名になった。」
「ますます∼」という表現は,普通longer and
longer(ますます長く)のように〈比較級+and+
比較級〉や〈more and more+形容詞〔副詞〕
の原級〉の形で表現する。したがって正解は②。
º 「健康ほど貴重なものは何もない。」
最上級を用いないで,最上級の意味を表す文に
なっている。〈Nothing is so 原級 as A.〉(Aほ
ど∼なものは何もない。)が「Aが一番∼だ。」と
いう意味になり,最上級とほぼ同じ内容を表す。
〈as 原級 as A〉(Aと同じぐらい∼だ)にnotが
加わって否定文になったときに,副詞である最初
のasの代用としてsoが用いられることが多い。
〈not so 原級 as A〉(Aほど∼でない)のnotの
意味が,この問題では否定主語のNothingの中に
吸収されたものと考える。正解は③。
» 「私は数学では彼女より劣っている。」
superior(より優れている);inferior(より
劣っている)などは比較級形容詞。これらはto∼
をつけて比較の対象を表す。
6
「これが一番∼」という限定されたものになるか
ら,比較級でもtheがつく。したがって,〈the+
比較級〉の形の②が正解。
文 構 成(問題冊子p.10∼p.11)
chance of ∼ingの形で「∼する機会」という意
味になる。本文では「テニスをする機会」となる。
º 「これは私が今まで経験したなかで最も興奮
した試合だ。」
1
まず英文がThis isで始まっているので,補語
としてgameがくると考えよう。the mostは本問
The boy(was)
(lying)on(the)
(bed)
¸
(reading)a(novel).
We(had)
(no)
(chance)
(of)
(playing)
¹
(tennis)while we were in America.
This is(the most)(exciting)(game)
º
(that)
(I’
ve)(ever)experienced.
The population of China(is)(ten)
»
(times)as(large)
(as)
(that)of Japan.
I’
m(not)
(sure)
(where)
(he)
(has)
¼
(gone).
の選択肢中ではexcitingの前にしかつく可能性は
なく,ここまででThis is the most exciting
gameができあがる。残った選択肢からthat以下
を組み合わせることができるであろう。
最上級の後に〈that S have(ever)+過去分詞〉
がくると「∼したなかで最も…」の意味になる。
» 「中国の人口は日本の人口の10倍です。」
A is ∼ times as large as Bは「AはBの∼倍
の大きさである」の意味。thatはthe population
を指す代名詞であることに注意しよう。
My son was (preparing ) ( for )
「 ...の X倍 で あ る 」 は , 一 般 に 倍 数 表 現 〈 X
(tomorrow’
s)(class)(listening)(to)
times as ∼ as...〉で表すが,「2倍」の場合は
½
the radio.
¾
It is difficult(to)(decide)(whether)
(we)(should)(go)or stay.
¿
No one can(deny)
(the)
(fact)
(that)
(you)
(are)guilty.
À
Mr. Yamashita is said to have(read)
(no)(less)(than)(twenty)(books)
this month.
Á
Even in winter it is(not)(so)(cold)
(around here)(as)(in)Sapporo.
twice as ∼ as...で表すことも覚えておこう。
¼ 「彼がどこに行ったのか私は知りません。」
I’
mで英文が始まっているので,語群から続く
可能性があるのはgoneとsureである。I’
m gone
だと「私は行ってしまった」あるいは「私は死ん
でしまった」の意味となり,あとが続かない。し
たがってsureが続くことになる。〈I’
m sure+節〉
の形で「私は∼を確信している」の意味となる。
接続詞の働きをする語はwhereだけなので,残
った主語と動詞を考えるとwhere he has goneと
なり,残ったnotは意味を考えてI’
mのあとに置
けば,文意が成り立つ。
¸ 「その少年は小説を読みながらベッドに寝そ
½ 「私の息子はラジオを聞きながら,明日の授
べっていた。」
業の予習をしていた。」
選択肢を見ると,二つの∼ing形があるのに,
英文の終わりがthe radioとなっていることか
be動詞は一つだけである。したがってここでは
ら,直前がlistening toであると推測できる。さ
付帯状況の分詞構文が使われているのではないか
らに語群中の名詞がclassであることから,この
と推測して解いてみる。するとThe boy was
名詞classを修飾するのではなく,「∼しながら」
lying on the bedができ,残りのreading a novel
という意味の付帯状況の分詞構文であると考えて
を文末につけて完成する。
解いていこう。
¹ 「我々はアメリカにいる間,テニスをする機
¾ 「行くべきかとどまるべきかを決めるのは難
会がなかった。」
しい。」
文頭にWeが与えられているので次は動詞がく
It is difficultで英文が始まっているので,選択
る 。 そ れ に 目 的 語 を 続 け る と , We had no
肢から続く可能性があるのはto不定詞とwhether
chanceとなる。またそれとは別にplaying tennis
節である。〈It is difficult whether S+V〉にする
のかたまりを作ることもできる。
と「Sが∼するかどうかは難しい。」となり,意
そのchanceと動名詞のplayingとをつなぐのが
味的にも語数的にも無理がある。したがってto
前置詞ofである。このofは「同格」を意味し,the
decideを持ってくる。そのあとはwhether節を並
7
英
語
べかえれば完成である。
読 解(問題冊子p.12∼p.16)
¿ 「あなたが有罪だという事実をだれも否定で
きない。」
No one canの後に続くのは動詞の原形なので
deny(否定する)しかない。「何を否定できない
か」というと,目的語には名詞(節)しかくるこ
1
問1
③
that節をdenyの直後に持ってくるとthe,factが
問2
だれもわざと悪をなす者はいない。
余るし,語数的に無理。the fact that∼(∼とい
問3
Socrates
とができないので,thatかthe factだとわかる。
問4
② 問5
③
う事実)が本問の最大のポイントだ。thatは接
続詞で同格を表す用法である。
À 「ヤマシタ氏は今月20冊も本を読んだそうだ。
」
問1
①「彼は約70年生きた。」は,第2文のHe
与えられた英文がis said to haveになっている
was born in Athens around 469 B.C. and died
ことと,語群にreadがあることに着目し,have
there in 399 B.C.に一致する。②「彼は教師とし
のあとに過去分詞readを置く。このような〈to
て大変尊敬されていた。」は,第3文のSocrates
have+過去分詞〉は完了不定詞と呼ばれ,述語
was a highly respected teacher.に一致する。③
動詞よりも以前の時を表す。
の「彼は学校を建てそこで教えた。」は,第4文
to have readのあとにもポイントがある。それ
にHe taught in the streets and markets.とあり,
はno less than∼だ。これはあとに数詞を伴う
学校を建てて教えたのではないから本文に一致し
ことが多く,その場合に「∼ほども多くの」とい
ない。④「彼は何が本当でよいことなのかを知ろ
う意味になる。
うとした。」は,第6文のHe devoted himself to
Á 「冬でさえ,このあたりは札幌ほど寒くあり
seeking truth and goodness.に一致する。
ません。」
問2 knowinglyを省くと,No man does evil.とい
as ∼ asの比較がso ∼ asになる場合,soの前
う第3文型で,do evilは「悪をなす」の意味だか
に否定語がくるのが普通だ。したがってnot so
ら,「だれも悪いことをしない。
」という意味にな
cold ∼ asのかたまりを作ろう。残った語群から
る。knowinglyは「知ったかぶりで;わざと」と
around hereと「札幌」とを比較していると考え
いう意味の副詞であることを確認しておこう。し
ら れ る の で not so cold around here as in
たがって文全体は「だれもわざと悪をなす者はい
(Sapporo)となる。
ない。
」という意味になる。
問3
第3段落の冒頭からの文脈を押さえよう。
第1文で「アテネの若者たちは熱心にソクラテス
に従った。」と述べ,第2文で「プラトンも彼の
生徒の一人だった。」とソクラテスに従った弟子
たちのうち,最も高名なプラトンを例に出してい
る。そして問題の第3文で,「しかし一般大衆は
彼を好まなかった。」と述べているのである。こ
の文脈をつかめばhimがPlatoではなくSocrates
であることがわかるはずだ。
さらに,下線部に続く第4文が第3文の言い直
し的記述であるということも判断の重要な手がか
りになる。
問4 His noble life and courageous death(彼
の気高い人生と勇敢な死)とは,大衆や支配者に
迎合することなく真理や善を追求し続け,裁判に
かけられたときも逃げも隠れもせずに堂々と弁明
し,潔く死んだことを表している。
8
各選択肢の意味は,
落させたと彼を非難した。彼らはまた,ソクラテ
① 「ソクラテスは真理と善を探し求めることに
スは彼らの宗教的伝統に不敬を示したと言った。
没頭した。」,② 「ソクラテスは有罪だとされ,
ソクラテスは裁判にかけられた。彼は勇敢にそ
死刑を宣告された。」,③ 「ソクラテスは監獄か
して雄弁に自己を弁護した。しかし,彼は有罪だ
ら逃げ出す機会があったが,それを拒んだ。
」,④
とされ,死刑を宣告された。ソクラテスは監獄か
「ソクラテスは穏やかに1杯の毒を飲み,自らの
ら逃げ出す機会があったが,それを拒んだ。死刑
手で死刑を執行した。」
の時が来たとき,彼は穏やかに1杯の毒を飲み,
である。②のみがHis noble lifeにもcourageous
自らの手で死刑を執行した。彼の気高い人生と勇
deathにも合わない。
敢な死によって,彼は西洋の歴史上最も賞賛され
問5
①第2段落第3文に,Knowledge leads
る人物の一人となった。
出典:Jason L. Saunders, Socrates
man onto the right path,「知識は人を正しい道
に導き」とあるから,「知識を得ると悪い行いを
する」が本文と一致しない。
2
②第3段落第3文に,the general public did not
like him「一般大衆は彼を〔him=Socrates(問
問1 ③ 問2
3の解説参照)
〕嫌った」とあるから,
「一般の人
問3 “I’
m not so sure.”
①
には好かれたが,…」が本文と一致しない。
問4 ② 問5
③
③第3段落第6文の,They (=Influential
Athenians) also said that Socrates showed
設問のQuestionの意味は「
“How are you ?”
disrespect for their religious traditions.に合致
問1
する。
はなぜとても変わった質問なのか。」
④問4の解説でも見たように,第4段落ではソク
第2段落前半は,“How are you ?”と尋ねた
ラテスは裁判で自分を弁護したのだし,毒薬を自
人は,相手が本当に体の調子を具体的に答えるこ
分の手で飲んで死んだのだから,「裁判を受ける
とを期待しておらず,実際は調子が悪くても
のを拒み」や「毒殺された」は本文とくい違う。
“Fine,”と答えることを期待しているのだという
内容である。
【全文訳例】
ソクラテスはギリシャの哲学者であり教師であっ
①「質問者は相手が自分の状態を詳しく説明する
ことを期待しているから。」
これは本文と全く
た。彼は紀元前469年ごろアテネで生まれ,紀元前
逆の記述である。
399年にそこで死んだ。ソクラテスは非常に尊敬さ
②「質問者は質問する前から相手が元気だと知っ
れた教師だった。彼は通りや市場で教えた。彼の主
ているから。」
な関心は人々が善良になることを助けることだっ
た。彼は真理と善を探し求めることに没頭した。
ソクラテスは人はその本性によって正しく振
相手が元気であってもなくても
“Fine,”と答えることを期待しているとあるだけ
で,質問者が初めから相手が元気だと知っている
という記述はない。
る舞うように導かれると信じていた。人間の邪
③「答える人は,たとえ自分が元気でなくても,
悪さと誤った行為は無知から生じるのである。
“Fine,”としか答えないことになっているから。
」
知識が人を正しい道に導くのであり,真理は人
本文の主旨に合っており,これが正解。
生の正しい行いには不可欠であるのだ。ソクラ
④「答える人は質問者に同じ質問をすることを許
テスは「(ア)だれもわざと悪をなす者はいない。」
されないから。
」 こういう記述は本文中にはない。
と言った。
問2 (
a
)を含む第2段落の最後の文は,
アテネの若者たちは熱心にソクラテスに従っ
問1の解説で述べた第1段落から第2段落前半の
た。西洋のもう一人の偉大な哲学者であるプラト
まとめで,その直前で“How are you ?”は本当
ンも彼の生徒の一人だった。しかし,一般の人々
は質問ではなく,“Fine”も本当は答えではない
は彼が好きではなかった。彼らにとってソクラテ
と述べている。そのうえで,They are simply
スはやっかい者にすぎなかった。アテネの指導者
ways of greeting people「それらは人々にあいさ
層の人々はソクラテスを憎み,アテネの若者を堕
つをする方法にすぎない」と述べている。したが
9
英
語
って空所にもgreeting peopleと同じような内容
②「ほかのだれかと違った意見を持っていれば,
のものが入るはずだ。
それをはっきりと表明すべきだ。」
段落の内容に対応するが,第3文にはit isn’
t
各選択肢を見てみよう。
①「『こんにちは』と言う」
これは第3
これはまさに単な
very polite to disagree so strongly「あまり強く
るあいさつで,主旨に合う。これが正解。
反対するのはそれほど礼儀正しくない」とあるか
②「『さようなら』と言う」
ら,これも合わない。
“So long.”は
「さようなら。
」の意味で,出会いのあいさつとし
③「礼儀正しく弁解をするのは言語というゲーム
ては用いられないので,ここには不適当。
の一部だ。」
③「お願いをする」
単なるあいさつではないか
は第4段落で,弁解をすることは礼儀正しいとあ
ら,ここでは不適当。
る。そして第5段落最終文にit’
s all part of the
④「道を尋ねる」
これも単なるあいさつではな
game of language !とあり,その意味は「それ
いので不適当。
問3
設問のQuestionの意味は「あなたがだれ
excuse(弁解)の話が出てくるの
(=思っている通りのことを言わないこと)はす
べて言語というゲームの一部なのだ。」なので,
かに不賛成なとき,何が礼儀正しく適切な答え
これが正解。
か。」である。
④「あいさつをしようとしているのか,ある意見
人の意見に不賛成なときのことは第3段落第2
について話そうとしているのかをはっきりさせる
文以下に出てくる。第3文から第4文に書かれて
べきではない。」
いるように,“I’
m not so sure.”「よくわかりま
られていない。
このような内容は本文に述べ
せん。」とはっきり返事をしないのがa nicer way
なのだ。
【全文訳例】
第4段落は会話を打ち切りたいときにもは
“How are you ?”はすばらしい質問である。
っきりとはそう言わないことを,電話を切るとき
それはアメリカ合衆国の人々が互いにあいさつを
の弁解の例を挙げて説明している部分。
交わす友好的な方法である。しかし“How are
問4
“I’
ve got to go now.”「私はもう行かなければ
ならない。」や“Someone’
s at the door.”「だれ
you ?”はとても変わった質問でもある。それは
しばしば答えのない質問である。
かが玄関に来ている。」,“I’
ve got to put the
ある人が通りで友人に出会い,“How are you
groceries away.”「食料品を片づけなければなら
?”と尋ねるとき,その人は「実は自分のどこが
ない。
」
,
“Something is burning on the cooking
調子悪いのかわからないのです。アレルギーだと
stove !”「コンロの上で何かが焦げている!」は
思ってある薬を飲んだのですが,あまり効果はあ
すべてその弁解の例。第4段落の最後から2文目
りませんでした。それで医者の予約を取ったので
に,the person who wants to hang up simply
す。」というような答えを聞くことを本当は期待
doesn’
t want to talk any more「電話を切りたい
してはいない。“How are you ?”と尋ねる人は,
人は単にもうそれ以上話したくないだけなのだ」
たとえ相手が元気でなくても“Fine”という答
とあり,but it isn’
t very polite to say that「し
えを聞くことを期待しているのだ。なぜかと言う
かしそう言ってしまうのはあまり礼儀正しくな
と,“How are you ?”は実は質問ではなく,
い」とあるから,②の「私はもう電話を切りたい。」
“Fine”も実は答えではない。それらは人々にあ
と直接的に言ってしまうのはThe excuseの例に
いさつをし,「こんにちは」と言う方法にすぎな
はならない。したがって正解は②。
いのだ。
問5
①「“How are you ?”はあなたが病気の
人 に 出 会 っ た と き に だ け 尋 ね る 質 問 だ 。」
ときには,人々は思っていることをはっきりと
言わないこともある。例えば,だれかが「賛成で
“How are you ?”については第1,第2段落に
すか。」と尋ねたとき,相手の人は「いや,反対
書かれているが,そのまとめは第2段落最後の
だ。あなたは間違っていると思う。」と考えてい
「“How are you ?”は実は質問ではなく単なるあ
るかもしれない。しかし,あまり強く反対するの
いさつだ。」という点にあり,“How are you ?”
はそれほど礼儀正しくない。それで相手は「よく
はあいさつにも用いられるので,①はこれに合わ
わかりません。」と言うかもしれない。それは,
ない。
だれかの意見に賛成でないことを言うのによりよ
10
い方法である。
英
語
人々はまたほかの人々との会話を終えるとき,
自分が考えていることをはっきりとは言わない
こともある。例えば,電話での会話の多くは,
一方の人が「私はもう行かなければならない。」
と言ったときに終わる。電話を切りたい人は,
しばしば「だれかが玄関に来ている。」「食料品
を片づけなければならない。」「コンロの上で何
かが焦げている!」というような弁解をする。
その弁解は本当かもしれないし,本当でないか
もしれない。たぶん電話を切りたい人は単にも
うそれ以上話したくないだけなのだが,そう言
ってしまうのはあまり礼儀正しくない。弁解の
ほうが礼儀正しいし,相手の感情を傷つけない
のだ。
互いにあいさつを交わしているのであれ,あ
る意見について話しているのであれ,あるいは
会話を終えようとしているのであれ,人々はし
ばしば思っている通りのことを言わない。それ
は人々が互いに対してきちんとしようとする重
要な方法であり,それはすべて言語というゲー
ムの一部なのだ。
出典:Steven J. Molinsky and Bill Bliss,
The Game of Language
11
数学
数学Ⅰ(問題冊子 p.18 ∼ p.21)
2
+a−2
y = 2x2 − 4x + a = 2(x − 1)
¼
より,0 ≦ x ≦ 3 において,y は,x = 1 のとき最
小値 a − 2 をとる。
したがって,a − 2 = 1 より,a = 3
1
また,y は,x = 3 のとき最大となり,最大値は
冑6− 2 冑6+ 2
¸ x + y = 冑
+ 冑
6+2
6−2
2・32 − 4・3 + 3 = 9
(冑6− 2)2
(冑6+ 2)2
= 冑
+ 冑
冑

( 6 + 2)
( 6 − 2) ( 6 + 2)
(冑6− 2)
y
9
6 − 4冑6+ 4
6 + 4冑6+ 4
=
+
6−4
6−4
1
= 10
O 1 3
冑6− 2 冑6+ 2
xy = 冑
・
=1
6 + 2 冑6− 2
よって,x2 − 7xy + y2 =(x + y)2 − 9xy
½
= 102 − 9・1
x
y = x2 +
(a − 3)
x − 2a + 3 のグラフが x 軸と共
有点をもたないので,
= 91
2
(a − 3)
− 4・1・
(− 2a + 3)
<0
a2 + 2a − 3 < 0
5x − 2a + 1 > 3x + 7
¹
(a + 3)
(a − 1)< 0
よって x > a + 3 ……①
2x + 3a
>x−5
4
2x + 3a > 4x − 20
a+3
3a + 20
よって,x <
……②
2
よって,− 3 < a < 1
3a+20
2
x
¾
1
cos2θ=10
①,②が共通範囲をもつためには
3a + 20
a+3<
2
ここで,0쎶<θ< 180쎶において,tanθ< 0 だから,
cosθ< 0
よって,cosθ=−
2a + 6 < 3a + 20
よって,a >− 14
¿
2 次方程式 3x +(k + 2)x + k + 2 = 0 が重解
2
º
をもつとき
(k + 2)2 − 4・3・
(k + 2)= 0
k − 8k − 20 = 0
2
(k + 2)
(k − 10)= 0
k > 0 より,k = 10
»
1
= 1 + tan2θ= 1 +(− 3)2 = 10 より,
cos2θ
10
AB = c とおくと,余弦定理より,
72 = c2 + 32 − 2・c・3 cos 60쎶
c2 − 3c − 40 = 0
(c + 5)
(c − 8)
=0
c > 0 より,c = 8
よって,AB = 8
8
7
また,正弦定理より,
=
sinC sin60쎶
8 冑3 4 3
したがって,sin C = 7・ 2 = 7
2
y = x2 − 4x + a =
(x − 2)
+a−4
A
より,グラフの頂点は(2,a − 4)
c
この点が,直線 y =− x − 4 上にあるので,
a − 4 =− 2 − 4
12
1
=− 10
冑
10
a =− 2
B
7
60쎶
3
C
冑2
1
1
△ ABC = 2・4・2・sin135쎶= 2・4・2・ 2 = 2 2
À
また,AD = x とすると,
1
△ ABD = 2・4・x・sin45쎶
4
B
冑2
1

= 2・4・x・ 2 = 冑2x
(イ)放物線①が− 2 < x < 0 の範囲で x 軸と
接するとき
⎫ 2
⎪ a −(
4 3a − 5)
= 0 ……②
⎬
⎪ − 2 <− a < 0 ……③
⎭
2
A
2
45˚x 135˚
D
C
②より,a = 2,10
よって,a = 2
冑2x
 + x = 2冑2
2 冑2
冑 冑
よって,x =
冑2+ 1 = 2 2( 2 − 1)= 4 − 2 2
2
¸
−2
−
a
2
x
O
f = 0 の解のとき
(ii)x =− 2 が(x)
쎿
① より 4 − 2a + 3a − 5 = 0 よって a = 1
f =
このとき (x)
(x+2)
(x−1)
となるからグ
ラフは−2<x<0の範囲でx軸と交わらない。
f = 0 の解のとき
(iii)x = 0 が(x)
5
①쎿より 3a − 5 = 0 よって a = 3
放物線①は,点(− 3,4)を通るので,
(
2
4=
(− 3)
+ a・
(− 3)
+b
)
5
f =x x+ となるからグラフは
このとき (x)
3
よって,b = 3a − 5
¹
3a−5
③より,0 < a < 4
1
∠ CAD = 90쎶より,△ ACD = 2・2・x = x
ここで,△ ABD +△ ACD =△ ABC だから,
数
学
y
(
5
− 2 < x < 0 の範囲で x 軸と 1 点 − 3 ,0
を共有する。
放物線①が x 軸と異なる 2 点で交わるので,
a2 − 4・1・b > 0
)
よって,条件に適する。
(3a − 5)
>0
¸より,a2 − 4
したがって,( i ),
(ii),
(iii)より求める a の
a2 − 12a + 20 > 0
値の範囲は
5
1 < a ≦ 3 ,a = 2
(a − 2)
(a − 10)> 0
よって,a < 2,10 < a
このとき,放物線①と x 軸との交点の x 座標は,
x2 + ax + 3a − 5 = 0 を解いて,
a2−12a+20
−a±冑
x=
2
a2−12a+20
よって,AB = 冑
3
¸
AB = 2 のとき,AB2 = 4 より,
余弦定理より,
CA2 + AB2 − BC2
cos A =
2・CA・AB
1
52 + 82 − 72
=2
2・5・8
よって,∠ A = 60쎶
=
a − 12a + 20 = 4
2
a2 − 12a + 16 = 0
また,
a = 6 ± 2冑5
1
△ ABC = 2 CA・AB sin 60쎶
これは,a < 2,10 < a に適する。
したがって,a = 6 ± 2 5
冑3
1
= 2・5・8・ 2
= 10冑3
f = x2 + ax + 3a − 5 ……①쎿とおく。
º (x)
f = 0 の解でないとき
(i)x =− 2,0 が(x)
したがって,△ ABC = 10 3
− 2 < x < 0 において,放物線①が x 軸と 1
点のみを共有するのは,次の 2 通りである。
点で交わるとき
f
f < 0 より
(−
2)
・(0)
(a − 1)
(3a − 5)
<0
5
よって,1 < a < 3
内接円の半径を r とすると,
¹
(ア)放物線①が− 2 < x < 0 の範囲で x 軸と 1
y
△ ABC =△ IAB +△ IBC +△ ICA だから,
1
1
1
10冑3 = 2・8・r + 2・7・r + 2・5・r
= 10r
よって,r = 冑3 したがって,IH = 3
a−1
−2
x
O
3a−5
また,AI は∠ A の二等分線だから,
∠ IAH = 30쎶
13
よって,∠ AIH = 60쎶
数学 A(問題冊子 p.22 ∼ p.25)
ゆえに,
AH = 冑3 tan 60쎶
したがって,AH = 3
1
C
30쎶
A
十の位の数字は,4 通り
30쎶 H
一の位の数字は,3 通り
B
º (外接円の半径)
= OA だから,正弦定理より,
7
7
OA =
=
2 sin 60쎶 冑3
7 3
よって,OA =
3
O から辺 AB に垂線 OM を引くと,OM は辺 AB
の垂直二等分線上にあるから,AM = 4
OA2−AM2
OM = 冑
=
百の位の数字は,4 通り
¸
I
3
60쎶 冑
よって,求める個数は,4 × 4 × 3 = 48(個)
隣り合う男子 3 人の並び方は,3!= 6(通り)
¹
男子 3 人の 1 組と女子 4 人の並び方は,
5!= 120(通り)
よって,求める並び方は,
6 × 120 = 720(通り)
6 個の玉から 3 個の玉を取り出す方法は,
º
C3 = 20(通り)
1
7冑
3
4
冑
( )
3 − = 冑3
2
6
2
したがって,OM =
また,白玉 2 個,赤玉 1 個の選び方は
C2 × 2C1 = 6 × 2 = 12(通り)
12
3
よって,求める確率は, 20 = 5
3
3
4
C
取り出した 3 個の玉が同じ色であるという事象
3 O
7冑
3
A
4
7 個の玉から 3 個を取り出す方法は,7C3 通り
»
7
は,
A : 3 個とも白玉 B : 3 個とも赤玉
B
M
という 2 つの事象 A,B の和事象 A ∪ B で表され
る。
次に,O から IH に垂線 OP を引くと,
OP2+IP2
OI = 冑
HM2+IP2
= 冑
(
冑
3
2
3−
= (4−3)+ 冑
3
4
1
4C3
3C3
ここで,P
(A)
= C = 35 ,P(B)
= C = 35
7 3
7 3
A と B は互いに排反であるから,求める確率は,
P(A ∪ B)
= P(A)
+ P(B)
4
1
= 35 + 35
)
2
1
=7
7
3
=
21
3
よって,OI =
I
冑
3
P
A
3
4
H
DP = x とすると,
¼
方べきの定理より,
冑
3
3
PA・PB = PC・PD
5・2 = 3・x
10
x= 3
O
M
10
よって,PD = 3
½
14
3
A
PC = x とすると,PD = x + 2
方べきの定理より,
2
C
5
P x
B
D
( i )線分の長さが 2 となるような,2 つの頂点の
PA・PB = PC・PD
(7 + 8)
・8 = x・
(x + 2)
x + 2x − 120 = 0
2
組は,
A
(x + 12)
(x − 10)= 0
x > 0 より,x = 10
よって,PC = 10
7
2
D C
(1,4),(2,5)
,(3,6)
B
の場合の3通りある。
8
x
目の出る順序を考えると,求める確率は,
1
3 × 2!
=6
62
P
1
2
7!
7・6・5・4・3・2・1
3!2!2! = 3・2・1 × 2・1 × 2・1 = 210(通り)
¸
2,2,3,3 の 4 個の数字の並べ方は,
4!
4・3・2・1
2!2! = 2・1 × 2・1 = 6(通り)
¹
6
3
5
4
(ii)線分の長さが 冑3 となるような,2 つの頂点
の組は,
2,2,3,3 の 4 個の数字の並べ方のうち,両端
(1,3),(2,4)
,(3,5),
とそれぞれの数字の間の 5 ヶ所のうちの 2 ヶ所
(4,6),(5,1)
,(6,2)
に,1,11 を並べればよいので,5P2 = 5・4 = 20
の場合の 6 通りある。
(通り)
目の出る順序を考えると,求める確率は,
1
6 × 2!
=3
62
よって,20 × 6 = 120(通り)
2,2,3,3 の 4 個の数字の並べ方で場合分け
º
2
1
すると,
( i)2,2,3,3 と並べるとき,
2
6
3
5
2 と 2 の間と 3 と 3 の間にそれぞれ 1 を並べ,2
と 3 の間と両端の 3 ヶ所のうち 1 ヶ所に 1 を並
べるとよいので,3(通り)
4
(ii)3,3,2,2 と並べるとき,
( i) と 同 様 に 3( 通 り )
(iii)2 , 3, 3, 2 と 並 べ る と き ,
3と3の間に1を並べ,2と3,3と2の間と両端
の 4 ヶ所のうち 2 ヶ所に 1 を並べるとよいので,
4・3
= 6(通り)
4C2 =
2・1
(iv)3,2,2,3 と並べるとき,
(iii) と同 様に 6 ( 通 り )
(v)2,3,2,3 または 3,2,3,2 と並べると
¹
すべての目の出方は,63 通り
( i )三角形ができるのは,3 回とも異なる目が
出るときであり,目の出方は,6P3 通り
よって,三角形ができない確率は,
4
6・5・4
6P3
1− 3 =1−
=9
63
6
(ii)直角三角形の斜辺となるような 2 つの頂点
の組は,
(1,4),(2,5)
,(3,6)
き,2 と 3,または,3 と 2 の間と両端の 5 ヶ
の 3 通りがあり,そのそれぞれについて,残
所のうち 3 ヶ所に 1 を並べるとよいので,
5・4・3
× 2 = 20(通り)
5C3 × 2 =
3・2・1
よって,目の出る順序も考えると,求める確
( i)∼(v)より
3 + 3 + 6 + 6 + 20 = 38(通り)
りの頂点の選び方が 4 通りある。
率は,
1
3 × 4 × 3!
=3
63
3
¸
すべての目の出方は,62 通り
15
数
学
数学Ⅱ(問題冊子 p.26 ∼ p.31)
2(1 − 2sin2θ)+ 11sinθ+ 1 = 0
4sin2θ− 11sinθ− 3 = 0
(4sinθ+ 1)
(sinθ− 3)= 0
1
− 1 ≦ sin θ≦ 1 より sinθ− 3 ≠ 0
2 次方程式 2x 2 − 5x + 3 = 0 の 2 つの解がα,
¸
2cos2θ+ 11sinθ+ 1 = 0 より,
¼
よって,4sinθ+ 1 = 0
1
sinθ=− 4
βだから
α+β=−
5
3
−5
= 2 ,αβ= 2
2
32x + 1 +5・3x −2= 0において,t=3x とおくと,
½
よって
α3 +β3 =(α+β)3 − 3αβ(α+β)
5 3
3 5
= 2 − 3・2・2
( )
3t2 + 5t − 2 = 0
(t + 2)
(3t − 1)= 0
1
t > 0 であるから,t = 3
1
よって,3x = 3 = 3 − 1
ゆえに,x =− 1
35
= 8
P(x)= x3 − 5x2 + 4x + 10 とおくと
¹
2
(− 1)
+ 4・
(− 1)+ 10 = 0
P
(− 1)=(− 1)3 − 5・
よって,P
(x)は x + 1 を因数にもつ。
P(x)=(x + 1)
(x2 − 6x + 10)
P(x)= 0 とすると,
x + 1 = 0,x2 − 6x + 10 = 0
ゆえに,x =− 1,3 ± i
x2−6x+10
x +x
3
9
10)4 + log3 4 − log352
= log(
3 冑
9
100 × 4
= log3
25
= log332 = 2
■別解■
x+1 x −5x +4x+10
3
9
10 + log3 4 − 2log35
4log3冑
¾
2
9
10 + log3 4 − 2log35
4log3冑
1
= 4・2(log32 + log35)
+ 2log33 − 2log32 − 2log35
= 2log33 = 2
2
−6x2+4x
−6x −6x
2
10x+10
10x+10
0
f = x3 − 3x2 − 9x + 5 とおくと,
¿ (x)
f(x)
쎿 = 3x2 − 6x − 9 = 3(x + 1)
(x − 3)
直線 x + my − 4 = 0 と円 x2 + y2 = 2 が接する
から,
앚 1・0+m・0−4 앚
= 冑2
冑
12+m2
2(1+m2)
4 = 冑
f(x)
쎿 = 0 とすると,x =− 1,3
f の増減表は,次のようになる。
(x)
→
f
(x)
16 = 2(1 + m2)
よって,m =± 7
À
条件を満たす点 P の座標を(x,y)とおくと,
PA − PB = 39 より,
⎫
⎬
⎭
2
2⎫
⎬
⎭
…
3
…
0
−
0
+
極小
極大
よって,x = 3 のとき,
f
極小値(3)
= 33 − 3・32 − 9・3 + 5 =− 22
m2 = 7
2
−1
→
f쎿
(x) +
両辺とも正だから,2 乗して,
»
…
x
→
º
⎫
⎬
⎭
2⎫
⎬
⎭
2
(y − 9) − (x − 6)
+y
x2 +
x2 − 3x =− 2x + 2
x2 − x − 2 = 0 よって,x = 2,− 1
= 39
これを整理すると,求める軌跡の方程式は,
直線 2x − 3y + 1 = 0
放物線と直線の交点の x 座標は,
− 1 ≦ x ≦ 2 において,− 2x + 2 ≧ x2 − 3x より,
求める面積は,
2⎫
⎬
⎭
−1
⎫
(− 2x + 2)
−
(x2 − 3x)⎬⎭ dx
[
]
2
2
1
1
9
=− (x2 −x−2)
dx=− 3 x3 − 2 x2−2x = 2
−
1
1
−
16
とき,D 上の点で原点からの距離が最大である
2
領域 D は,下の図の斜線部分(ただし,境界
¸
を含む)となり,3 点 A(− 1,2),B(2,0),C
点 C が E に含まれればよい。
2
2
よって,(− 2)
+
(− 2)
≦ a より,a ≧ 8
冑
a
部を表す。
2
2
+(−2−0)
(−2−2)
BC = 冑
= 2冑5
A
A
−2
D
2
2x+3y−4=0
B
2 x
x−2y−2=0
−2
4x−y+6=0
x − y = k とおくと,y = x 2 − k ……①は,y
軸を軸とする下に凸の放物線を表す。これが領
域 D と共有点をもつときを考える。
k が最大となるのは,①の y 切片− k が最小と
なるときで,このとき①は C
(− 2,− 2)を通る。
(− 2)
= 6 より,最大値は 6
よって,k =
(− 2)−
2
k が最小となるのは,①の y 切片− k が最大と
なるときで,このとき①は直線 AB :
2x + 3y − 4 = 0 ……②と接する。
(3k + 4)
=0
①,②より,2 次方程式 3x2 + 2x −
が重解をもつときを考えて,
⎫
⎫
13
(3k + 4)⎬⎭ = 0 より,k =− 9
22 − 4・3・⎬⎭−
(
1
14
このとき,接点は − 3 , 9
AB 上にあるから適する。
13
よって,最小値は− 9
A
)となり,辺
y
D
O
B
x
y=x2−k
−k
º
3
1
1
3
sin 2θ+ 2 cos 2θ+ 2
2
と変形でき,さらに,
π
π
1
f )
(θ
= sin 2θcos 6 + cos2θsin 6 + 2
=
1
π
= sin(2θ+ 6 )
+2
と変形できる。
f )
¹ (θ
= k より,
π
1
sin(2θ+ 6 )
=k− 2
π
π
2θ+ 6 =βとおくと,0 <θ< 2 より,
7
π
6 <β< 6 π
1
よって,関数y = sinβのグラフと直線 y = k− 2
7
π
が, 6 <β< 6 πの範囲で異なる 2 つの共有点を
もつような k の値の範囲を求めればよいから,
下の図より,
1
1
2 < k − 2 <1
3
したがって,1 < k < 2
C
x + y ≦ a で表される領域を E とすると,E
2
−冑
a
2 倍角の公式と半角の公式より,
1
1 − cos2θ
sinθcosθ= 2 sin 2θ,sin2θ=
2
だから,
f )
(θ
= 冑3 sinθcosθ− sin2θ+ 1
 1 sin 2θ− 1 − cos2θ + 1
= 冑3・
2
2
2
¹
冑
a
x
¸
−1 O
C
B
C
d=
y
E
D
O
−冑
a
点 A と直線 BC : x − 2y − 2 = 0 との距離 d は,
앚 1・
(−1)−2・2−2 앚
7
=
冑
冑5 より,
12+(−2)2
1
 7 =7
領域 D の面積は, 2 ・2冑5・
冑5
数
学
y
(− 2,− 2)を頂点とする△ ABC の周および内
2
は,a > 0 のとき,原点を中心とする半径 冑a の
円周および内部を表す。
D が E に含まれるとき題意を満たすので,この
y
1
1
2
O
y=k−
π
6
−
π
2
1
2
π
7π
6
1
2
β
y=sinβ
17
したがって,①の異なる
4
実数解が3個となるのは,
f と y = a が,
y =(t)
t = 2x + 2 − x の両辺を3乗すると,
¸
3
2
x
2
3
(2x)
+ 3・
(2x)
・2 − x+ 3・2・
(2 − x)
+
(2 − x)
t3 =
= 8 + 3(2 + 2
x
−x
x
)
+8
点(2,14)と他の1点を
共有するときだから,
−x
a = 14
よって,8x + 8 − x = t3 − 3t
また,4
x+1
+4
−x+1
= 4(4 + 4
x
−x
={
4(2 + 2
x
また,①の異なる実数解が4個となるのは,
)
f と y = a が,点(2,14)を除く異なる2
y =(t)
)− 2}
−x 2
点を共有するときだから,上の図より,
= 4(t2 − 2)
2
x+4
+2
−x+4
= 2(2 + 2
4
x
−x
= t − 12t + 45t − 36
3
a = 18
)
= 16t
f は,
したがって,①の左辺 (t)
3
f
(t)=(t − 3t)− 3・4(t2 − 2)+ 3・16t − 60
2
5
f は 2x − 3 の不定積分の 1 つであるから,
¸ (x)
f = (2x − 3)dx
(x)
相加・相乗平均の関係から,
2x> 0,2 − x>0より,
x
−x
x
−x
冑
2 + 2 ≧ 2 2・2 = 2
¹
= x2 − 3x + C(C は積分定数)
f は点(1,3)を通ることより,
y =(x)
よって,t ≧ 2
3 = 12 − 3・1 + C
(i)t = 2
(等号成立)のとき,2x = 2 − x より x = 0
これより,C = 5
f = x2 − 3x + 5
よって,(x)
x
(ii)t > 2 のとき,2x + 2 − x = t の両辺に 2(>
0)
を掛けて,
2
+ 1 = t・2 x
(2 x )
2
(2 x )
− t・2 x + 1 = 0
t±冑
t −4
2
2
2x =
f
点(a,(a)
)における接線 l の方程式は,
¹
y−
(a2 − 3a + 5)
=
(2a − 3)
(x − a)
したがって,l : y =
(2a − 3)x − a2 + 5
t > 2 より,これは異なる2つの正の数を表す
これが点(− 1,0)を通るので,
0=
(2a − 3)
・
(− 1)
− a2 + 5
から,
x = log2
a2 + 2a − 8 = 0
t±冑
t −4
2
2
(a + 4)
(a − 2)
=0
よって,a =− 4,2
t2−4 )− log22
= log2(t±冑
t2−4 ) − 1 ……②
= log2 (t±冑
f =a について考える。
①を変形して得た方程式(t)
f(t)
쎿 = 3t2 − 24t + 45
º
=3
(t − 3)
(t − 5)
f の増減表は
であるから,t ≧ 2 における関数 (t)
下のようになる。
↑
↑
↑
t 2 … 3 … 5 …
f(t)
쎿
+ 0 − 0 +
f
(t)
14
18
14
f と
方程式①が実数解をもつとき,曲線 y =(t)
º
a = 2 のとき,接点の座標は(2,3),接線 l の
方程式は y = x + 1 となる。
f と接線 l は図のようになり,
よって,曲線 y =(x)
求める面積は,
0
2⎫
⎬
⎭
⎫
x2 − 3x + 5 −
(x + 1)⎬⎭ dx
2
dx
= (x2 − 4x + 4)
0
[ 3x − 2x + 4x]
=
3
2
2
0
8
8
= 3 −8+8= 3
y
y=x2−3x+5
直線 y = a が t ≧ 2 の範囲で共有点をもつ。
ここで,t の値1つに対応する x の個数は,
t > 2 のとき,②より,2個
3
t = 2 のとき,x = 0 の1個
1
である。
18
5
O
y=x+1
2
x
数学 B(問題冊子 p.32 ∼ p.35)
点 D は辺 BC を 1 : 2 に内分するので,
−→ −→
−−→ 2AB+AC
2 −−→ 1 −−→
= AB + AC
AD = 1+2
3
3
−−−→ −−−→ −−→
また, DM = AM − AD
¼
1
an = 80 +
(n − 1)
(− 7)
=− 7n + 87
an ≧ 0 を満たす最大の自然数 n は,n = 12 だから,
M
n = 1 のとき,a1 = S1 = 13 + 1 = 2
B ① D
また,n ≧ 2 のとき,
an = Sn − Sn − 1
⎫
⎫
3
= n3 + 1 − ⎬⎭(n − 1)
+ 1 ⎬⎭
= 3n2 − 3n + 1
an + 1 − an = 6n は,数列{an}の階差数列の一
º
般項が 6n であることを示すので,n ≧ 2 のとき,
n−1
1
an = 2 + ∑ 6k = 2 + 6・ n(n − 1)
2
k=1
よって,an = 3n2 − 3n + 2 ……①
ここで,①において,n = 1 とすると,
C
→ → → →
1
a ・ b =앚 a 앚앚 b 앚cos 45쎶= 3・冑2・冑 = 3
2
→
→2 →2
→ →
→
また,앚 a − 2 b 앚 =앚 a 앚 − 4 a ・b + 4앚 b 앚2
2
= 32 − 4・3 + 4・
(冑2 )
=5
→
→
→
→
앚 a − 2 b 앚≧ 0 より,앚 a − 2 b 앚= 5
( )
→ → → →
1
a ・ b =앚 a 앚앚 b 앚cos 120쎶= 1・2・ − 2 =− 1
→
→ →
a と t a + b が垂直のとき,
→ → →
(t a + b )
=0
a・
→2 → →
t앚 a 앚 + a・b = 0
¾
また,条件より,a1 = 2
したがって,①は n = 1 のときにも成り立つの
(− 1)
=0
t・12 +
で,すべての自然数 n について,
よって,t = 1
an = 3n2 − 3n + 2
正六角形 ABCDEF の中心を O とする。
−−→
−−→
−−→ −−→
AD = 2 AO = 2( AB + AF )
−−→
−−→
= 2 AB + 2 AF
−−→ −−→
−−→ −−→
−−→
AE = AB + 2 BO = AB + 2 AF
よって,
−→ −→
−−→
AD+AE
1 −−→ 1 −−→
= AD + AE
AG =
2
2
2
−−→
−−→ −−→
1
1 −−→
= ・2( AB + AF )
+ ( AB + 2 AF )
2
2
¸
数列{an}の初項を a,公差を d とすると,
⎫
⎪
⎬
⎪
⎭
a3 = a + 2d = 8
a8 = a + 7d = 23
だから,a = 2,d = 3
よって,an = 2 +
(n − 1)
・3
したがって,an = 3n − 1
また,n ≧ 2 のとき,
bn = Sn − Sn − 1
⎫
2
=
(n2 + 2n)
− ⎬⎭(n − 1)
+(
2 n − 1)⎬⎭
= 2n + 1 ……①
A
ここで,①において,n = 1 とすると,
B
F
b1 = 2・1 + 1 = 3
一方,b 1 = S 1 = 1 2 + 2・1 = 3 で,①は n = 1 の
O
●
D
2
⎫
−−→
3 −−→
= AB + 2 AF
2
C
②
½
a1 = 3・12 − 3・1 + 2 = 2
»
)
A
Sn は,n = 12 のとき最大となり,最大値は,
⎫
12 ⎫
⎬
(12 − 1)
(− 7)=
498
S12 = 2 ⎬⎭ 2・80 +
⎭
¹
(
1 −−→
2 −−→ 1 −−→
AC −
AB + AC
2
3
3
→
→
2 −−
1 −−
=− AB + AC
3
6
=
与えられた等差数列の第 n 項を an とすると,
¸
数
学
G
E
ときにも成り立つので,すべての自然数 n につ
いて,
bn = 2n + 1
19
¹ {an}:2,⃝
5 ,8,⃝
11,14,⃝
17,20,
−−→ 2 −−→ 1 − 3k −−→
よって, CD = 3 OA + 3
OB
23,26,……
⃝
{b }: 3,⃝
5 ,7,9,⃝
11,13,15,⃝
17,
19,21,⃝
23,……
B
n
1−k
E
C
これより,
D
k
{cn}: 5,11,17,23,……
数列{c n }は,初項 c 1 = 5,公差 6 の等差数列だ
A
O
から,
cn = 5 +
(n − 1)
・6
したがって,cn = 6n − 1
■別解■
数列{a n },
{b n }に共通して現れる数を m とし,
ap = b(ただし,p,q
は自然数)とすると,
q
m = 3p − 1 = 2q + 1
3p − 1 = 2q + 1 は,3p = (
2 q + 1)と変形できる
ので,p は 2 の倍数より,p = 2k(k は自然数)と
おくと,
m = 3・2k − 1 = 6k − 1
よって,初項 c1 = 5,cn = 6n − 1
100 以下の数のうち,数列{an}の項であるも
º
のの総和をS1,数列{bn}の項であるものの総和を
S2,数列{cn}の項であるものの総和をS3 とする。
an ≦ 100 より,n ≦ 33 だから,
33
S1 = ∑(3k − 1)
k=1
1
= 3・2・33・34 − 33 = 1650
bn ≦ 100 より,n ≦ 49 だから,
49
S2 = ∑( 2k + 1)
k=1
1
= 2・2・49・50 + 49 = 2499
cn ≦ 100 より,n ≦ 16 だから,
16
S3 = ∑(6k − 1)
k=1
1
= 6・2・16・17 − 16 = 800
よって,求める総和は,
S1 + S2 − S3 = 3349
3
¸
20
−−→ −−→ −−→
CD = OD − OC
−→ −→
2OA+OB
−−→
=
− k OB
3
−−→ −−→
CD・OE = 0 より,
¹
(
−→
−→
2 −−→ 1 − 3k −−→ OA+2OB
+
・
=0
OA
OB
3
3
3
)
−−→
−−→
−−→ −−→
앚OB앚2 =0
(5 −3k)OA・OB +2
(1 −3k)
2앚OA앚2 +
−−→
−−→
ここで,앚OA앚= 2,앚OB앚= 3 であり,
−−→ −−→
OA・OB = 2・3cos ∠ AOB = 2
……①
だから,これらを①に代入して,
8 + 2(5 − 3k)
+ 18
(1 − 3k)
=0
3
したがって,k = 5
º ¹ より,
−−→ 3 −−→ −−→ 2 −−→
−−→
OC = OB , CD = OA − 4 OB
5
3
15
−−→
−−→
点 P が直線 CD 上にあるとき, CP = m CD
(m は実数)とおけるから,
−−→ −−→ −−→
OP = OC + CP
−→
4 −−→
− 15 OB )
( 23 −OA
3 −−→
= 5 OB + m
2m −−→ 9 − 4m −−→
= 3 OA + 15 OB
→
−−→ −−→
OA , OB はともに 0 でなく,互いに平行でな
いから,これと
−−→
−−→
−−→
OP = s OA + t OB より,
2m
9 − 4m
s = 3 ,t = 15
2 式より m を消去して,2s + 5t = 3
À
﹁
革
新
﹂
は
﹁
こ
れ
ま
で
の
組
織
や
制
度
な
ど
を
改
近
﹂
は
﹁
通
俗
的
で
あ
る
様
子
﹂
。
¿
﹁
高
遠
﹂
は
﹁
程
度
が
高
く
、
遠
大
な
様
子
﹂
。
﹁
卑
は
﹁
物
事
を
成
り
立
た
せ
て
い
る
実
質
﹂
。
21
第
Ü ・ ・
段 生 実 ジ
落 活 空 ョ
を 間 ン
機 と
能 実
と 体
合 的
理 な
性 事
に 物
準 に
拠 つ
さ い
せ て
る の
美 秩
的 序
形 の
式 創
設
¾
﹁
形
式
﹂
は
﹁
外
か
ら
見
た
形
・
外
形
﹂
。
﹁
内
容
﹂
½ ﹁
こ 立 一 ﹁ 斬
と っ 的 理 新
﹂
。 た に 論 ﹂
原 説
﹂ は
則 明
﹁
的 す は 新
な る ﹁ し
考 た 個 く
え め 々 て
﹂ に の め
。
﹁ 組 事 ず
実 み 象 ら
践 立 ・ し
﹂ て 現 い
は ら 象 こ
﹁ れ を と
実 た 法 ﹂
際 、 則 。
に 筋 的
行 道 ・
う の 統
¼
º
»
¹ ﹁ ¸ し 1
と ﹁
は
幻
﹁ ﹂ 拙 ﹁ ﹂ ﹁ ﹁ ﹁ 必 ﹁ っ 対
か
仮
陳 。 劣 巧 。
す 特 然 偶 り 義
﹁
﹂ 妙 実 象 べ 殊 ﹂ 然 確 語
腐
は ﹂ 在 ﹂ て ﹂ は ﹂ 認 を
﹂
﹁ は ﹂ は に は ﹁ は し 覚
は
で ﹁ は ﹁ 共 ﹁ 必 ﹁ て え
﹁
き 人 ﹁ 仮 通 ふ ず 思 お る
あ
ば 並 現 の す つ そ い こ 際
り
え み 実 姿 る う う が う に
き
が は に ・ こ と な け 。 は
た
る
客
ま
、
り
ず 存 観 と 異 こ な
ず
そ
﹂ な
在
で
れ
く
。
と
く
の
す 的
る ﹂ そ
古
て
て
意
る 実
。
こ
く
う
劣 上 こ 在
味
と
さ
手
な
っ
と 性
も
﹂
い
る
。
て な ﹂ を
合
﹁
こ
こ
い こ 。 欠
わ
普
と
と
る と
い
せ
遍
﹂
﹂
﹂
こ
た
て
。
。
﹂
。
第 の は 以 る で ザ 能 代 時 表 て Ü 問
・ Û 特 、 上 デ 説 イ ﹂ の 代 面 い 段 一
た 段 色 第 か ザ 明 ン へ デ と か た 落 ﹁
し 落 が Û ら イ さ と と ザ さ ら こ の 第
つ 段 、 ン れ 機 転 イ れ ∼ と 冒 一
か
か 落 ﹁ が て 能 換 ン て 装 を 頭 機
な
め と 第 ﹁ お と し ﹂ い 飾 指 で 械
世
る 第 一 第 り の た は る 的 摘 ﹁ 時
界
。 Ü 機 一 、 結 も ﹁ 。 形 し 機 代
と
要 段 械 機 第 び の 装 こ 態 た 能 の
あ
点 落 時 械 Û つ だ 飾 の を 後 ﹂ デ
た
を の 代 時 段 き と 的 説 洗 、 が ザ
ら
確 要 の 代 落 に い 形 明 い ﹁ そ イ
し
認 点 デ の で つ う 態 か 流 よ れ ン
い
し を ザ デ 取 い こ ﹂ ら す う な ﹂
時
て 押 イ ザ り て と か 、 こ や り に
代
お さ ン イ 上 は が ら ﹁ と く の つ
に
こ え ﹂ ン げ 、 わ 脱 第 が 物 水 い
対
ら 第 か し 一 で や 準 て
う れ に ﹂
す
に
。 ば つ な れ Û る 、 機 き 空 に は
る
、 い
て 段 。 ﹁ 械 た 間 達 、
ヴ
そ て る い 落 デ 機 時
の し 第
ィ
。
﹂
3
Á ¾ »
開 喜 ほ
ぞ
¿ ¼
放
さ
れ
て
、
多
様
な
か
た
ち
や
色
を
持
つ
¸ À ¼ ¸ À ¼ ¸
⑪
Á
⑤
½
⑧
¹
触
º
②
Â
④
¾
⑦ 正 理 特
º
¾ º
虚 痛 虚 ⑫
心 勢 Ã
⑩
¿
⑥
»
朱
À
琴
½
① ③ ⑨
形
態
が
使
用
目
的
に
適
応
す
る
こ
と
か
ら
解
③
問
四
1
叫
¹
問 問 問
五 三 一
よ
う
に
な
っ
た
と
い
う
こ
と
。
︵
45
字
︶
2
④
問
二
④ ①
現
代
文
・
評
論
読
解
︵
問
題
冊
子
P.
54
∼
P.
51
︶
革
Á
新
½
式
¿
現
代
文
・
知
識
︵
問
題
冊
子
P.
56
∼
P.
55
︶
必
¹
実
»
国
語
卑 巧
の
う
ち
、
正
し
い
系
統
・
血
統
の
こ
と
﹂
。
る
こ
と
﹂
。
﹁
正
統
﹂
は
﹁
い
く
つ
か
に
分
か
れ
た
も
の
と
さ
れ
る
信
仰
や
思
想
・
学
説
な
ど
か
ら
は
ず
れ
て
い
Á
﹁
異
端
﹂
は
﹁
あ
る
社
会
や
時
代
に
お
い
て
、
正
統
う
と
は
し
な
い
態
度
﹂
。
を
守
り
、
物
事
・
考
え
方
・
風
習
な
ど
を
急
に
改
め
よ
め
て
新
し
く
す
る
こ
と
﹂
。
﹁
保
守
﹂
は
﹁
旧
来
の
伝
統
国
語
22
現
が
得
ら
れ
る
。
﹁
現
代
の
デ
ザ
イ
ン
﹂
で
あ
り
、
﹁
そ
れ
が
準
拠
す
べ
き
決
を
さ
し
て
い
る
﹂
。
こ
れ
ら
か
ら
﹁
多
様
な
か
た
ち
や
も
の
で
あ
る
。
こ
の
﹁
準
拠
す
べ
き
決
め
手
﹂
と
は
、
何
用
す
る
事
物
に
、
美
的
性
格
を
あ
た
え
る
多
様
な
活
動
ン
は
準
拠
す
べ
き
決
め
手
を
も
た
な
い
﹂
を
置
き
換
え
た
は
第
ß
段
落
﹁
デ
ザ
イ
ン
と
は
⋮
わ
れ
わ
れ
が
日
常
使
ま
ず
、
﹁
ゼ
ロ
﹂
と
は
、
傍
線
部
C
の
前
の
﹁
デ
ザ
イ
た
ち
も
色
も
自
在
で
、
遊
戯
的
に
な
っ
た
﹂
。
さ
ら
に
本
文
箇
所
を
探
し
て
み
よ
う
。
い
。
こ
こ
で
も
第
Ý
段
落
の
表
現
が
役
に
立
つ
。
﹁
か
な
っ
た
﹂
こ
と
で
あ
る
。
そ
れ
ぞ
れ
の
説
明
に
該
当
す
る
は
用
い
な
い
と
い
う
ぐ
ら
い
の
態
度
で
臨
ん
で
欲
し
界
で
形
成
さ
れ
る
﹂
、
第
二
は
﹁
デ
ザ
イ
ン
が
ゲ
ー
ム
に
き
る
。
第
一
は
﹁
デ
ザ
イ
ン
が
ゼ
ロ
の
上
で
成
り
立
つ
世
波
線
部
の
説
明
問
題
で
は
原
則
と
し
て
波
線
部
の
言
葉
②
﹁
自
在
な
形
態
﹂
も
き
ち
ん
と
言
い
換
え
て
お
こ
う
。
問 ﹁
兆
三 候 例
的 の
傍 な ﹁
線 記 オ
部 号 ブ
C ﹂ ジ
は だ ェ
内 っ ﹂
容 た と
上 の は
、 で 、
二 あ こ
つ る れ
に 。 ら
分
a
け
∼
る
d
こ
の
と
こ
が
と
で
の
は
自
由
に
作
ら
れ
る
よ
う
に
な
っ
た
、
と
い
う
こ
と
だ
。
っ
た
、
し
か
し
今
や
そ
の
拘
束
か
ら
解
放
さ
れ
文
房
具
目
的
に
適
応
し
な
く
て
は
な
ら
な
い
と
い
う
拘
束
が
あ
っ
て
い
る
。
解
放
さ
れ
る
﹂
と
い
う
こ
と
。
そ
れ
ま
で
形
態
が
使
用
む
﹂
こ
う
し
た
現
象
を
﹁
美
的
強
迫
観
念
﹂
と
言
る
﹂
は
第
Ý
段
落
の
言
葉
を
用
い
れ
ば
、
﹁
拘
束
か
ら
d c
﹁ ﹁
そ 過
の 剰
過 な
剰 美
消 の
費 消
が 費
ま ﹂
た
あ
ら
た
な
デ
ザ
イ
ン
を
生
と
な
の
で
あ
る
。
﹁
機
能
的
還
元
を
超
え
る
﹂
の
﹁
超
え
﹁
形
態
﹂
を
そ
の
﹁
使
用
目
的
に
適
応
﹂
さ
せ
て
い
く
こ
直
後
で
﹁
無
限
の
か
た
ち
の
戯
れ
﹂
と
言
っ
て
い
る
。
つ
ま
り
﹁
機
能
的
還
元
﹂
と
は
文
房
具
な
ら
文
房
具
の
a 整 線 の デ ﹁ あ る 明 る ﹁ て 問
b
理 部 後 ザ 現 る 。 さ 。 フ い 二
﹁
﹁
し B で イ 代
さ れ こ ィ る
る
か 。 理 を 代
機 て で 説 ン の こ ら て
の リ 。 傍
性
の
こ
も
と
た
能 お 述 明 ﹂ デ
に
い
﹁ ッ ﹁ 線
を
れ
デ
た
か
ザ
ち
性
こ
べ
さ
に
、 た オ プ そ 部
基 な ザ に
も
も う よ れ つ イ ら 傍 ﹁ ブ ・ れ B
準
つ
イ
い
、
ン
色
と ﹂ ン い 合 。 う て い ﹂ 傍 線 現 ジ ス ﹂ は
も
理
と
い
て
し
て
﹂
と
線 部 代 ェ タ と 、
自
性
し る は の 部 B の ﹂ ル は 直
な
は
に
あ
在
た の 、 こ B の デ は ク 、 前
く る 関 、 も
で
不
こ で 傍 と の 後 ザ 、 の 傍 の
な
第
し
こ
、
確
と 、 線 を ﹁ に イ 前 オ 線 指
っ と て à
遊
実
が 要 部 指 現 ﹁ ン の ブ 部 示
た
段
﹁
か
戯
な
つ 点 A し 代 こ ﹂ 段 ジ
語
﹂
落
準
ら
的
も
か を の て の う の 落 ェ B ﹁
こ
拠
の
、
に
め 押 後 い 兆 し 例 の ﹂ の そ
と ﹁ す 終 の
な
機 べ わ に
る さ と る 候 た に 終 を 前 れ
を
っ
な
能
。 え 傍 。
﹁ ﹂ 戯 な わ 指 の ﹂
言
き り
た
性 決 で っ
内 れ 線 現 と れ っ り し 具 を
っ
﹂
容 ば 部 代 は ﹂ て で て 体 受
て や め ﹁ た
を 傍 B の
と い 説 い 例 け
い 合 手 現 ﹂
、
っ
た
﹂
と
い
う
一
文
に
着
目
し
な
け
れ
ば
い
け
な
い
。
﹁
機
能
と
は
形
態
が
使
用
目
的
に
適
応
す
る
こ
と
で
あ
と
に
戻
す
と
か
の
意
味
で
あ
る
。
そ
し
て
第
Ü
段
落
の
①
﹁
還
元
﹂
は
根
元
的
な
も
の
に
戻
す
と
か
、
単
に
も
か
。
大
き
く
こ
の
2
ポ
イ
ン
ト
を
説
明
す
る
と
考
え
る
。
②
﹁
自
在
な
形
態
が
あ
た
え
ら
れ
る
﹂
と
は
ど
う
い
う
こ
と
場
合
①
﹁
機
能
的
還
元
を
超
え
た
﹂
と
は
ど
う
い
う
こ
と
か
、
説
明
す
べ
き
内
容
を
考
え
な
く
て
は
い
け
な
い
。
本
問
の
線
部
を
説
明
す
る
の
だ
か
ら
、
波
線
部
を
し
っ
か
り
見
て
い
。
﹁
波
線
部
∼
は
ど
う
い
う
こ
と
か
﹂
と
い
う
設
問
は
波
問 応 問
五 し 四
て
記 い ④
述 る は
問 。 第
ß
題
段
の
落
解
の
法
初
を
め
し
で
っ
述
か
べ
り
て
身
い
に
る
つ
こ
け
と
て
に
欲
対
し
と
い
う
流
れ
の
と
こ
ろ
で
あ
る
。
れ う
﹁
過 生
剰 産
な 力
美 ﹂
の に
消 対
費 応
す
あ る
ら 箇
た 所
な は
デ 、
ザ 第
イ Þ
ン 段
を 落
生 の
﹁
む 戯
﹂
→
色
を
持
つ
よ
う
に
な
っ
た
﹂
と
い
う
よ
う
な
解
答
の
表
の
こ
と
だ
っ
た
の
だ
ろ
う
か
。
こ
こ
で
の
デ
ザ
イ
ン
が
→
こ
れ
を
整
理
す
る
と
め
手
を
も
た
な
い
﹂
の
だ
か
ら
、
﹁
準
拠
す
べ
き
決
め
手
﹂
→
①
a
﹁
機
能
︵
的
還
元
︶
﹂
の
説
明
=
形
態
が
使
用
目
と
は
、
﹁
第
一
機
械
時
代
の
デ
ザ
イ
ン
﹂
の
﹁
機
能
性
や
よ
う
と
し
た
も
の
で
あ
る
。
→
的
に
適
応
す
る
こ
と
合
理
性
﹂
の
こ
と
で
あ
る
。
し
た
が
っ
て
、
﹁
デ
ザ
イ
ン
→
が
ゼ
ロ
の
上
で
成
り
立
つ
世
界
で
形
成
さ
れ
る
﹂
と
は
、
て
、
ゲ
ー
ム
︵
戯
れ
︶
に
な
っ
た
こ
と
か
ら
、
こ
こ
で
い
な
い
﹂
と
あ
る
。
デ
ザ
イ
ン
は
ゼ
ロ
と
な
る
こ
と
に
よ
っ
ロ
が
生
産
力
を
も
つ
こ
と
を
わ
れ
わ
れ
に
教
え
る
も
の
は
さ
ら
に
、
﹁
ゼ
ロ
﹂
に
つ
い
て
は
、
﹁
デ
ザ
イ
ン
ほ
ど
ゼ
合
理
性
を
基
準
と
し
て
、
生
活
に
新
し
い
秩
序
を
創
造
し
と
は
、
従
来
の
装
飾
中
心
の
あ
り
方
か
ら
脱
し
、
機
能
や
れ
は
﹁
か
た
ち
や
色
の
遊
戯
﹂
の
こ
と
で
あ
っ
た
。
ば
、
第
Ý
段
落
の
﹁
遊
戯
﹂
﹁
戯
れ
﹂
が
見
つ
か
る
。
こ
こ
う
し
た
点
か
ら
、
﹁
第
一
機
械
時
代
の
デ
ザ
イ
ン
﹂
次
に
、
﹁
ゲ
ー
ム
﹂
に
対
応
す
る
本
文
の
表
現
を
探
せ
・
生
産
中
心
主
義
に
見
合
う
・
物
や
空
間
の
表
面
か
ら
装
飾
的
形
態
を
洗
い
流
す
も
の
を
失
っ
た
﹂
と
い
う
こ
と
で
あ
る
。
﹁
デ
ザ
イ
ン
が
機
能
性
や
合
理
性
と
い
っ
た
基
準
と
な
る
に
微
笑
す
る
。
し
か
し
こ
の
微
笑
が
﹁
不
可
解
な
微
﹁
そ
の
中
に
は
﹂
と
し
て
、
が
、
夫
に
﹁
何
だ
い
?
﹂
と
聞
か
れ
て
、
例
の
よ
う
23
説
明
さ
れ
て
い
る
。
﹁
不
安
の
よ
う
な
も
の
﹂
を
受
け
て
、
・
彼
女
は
、
﹁
少
し
話
し
た
い
こ
と
が
あ
る
﹂
と
言
う
ま
ず
傍
線
部
B
の
前
の
状
況
を
確
認
し
て
お
こ
う
。
の
二
人
の
会
話
に
着
目
す
る
こ
と
が
カ
ギ
に
な
る
。
問 ″対
四 彼 し
の
て
傍 不 ﹁
線 屈 自
部 の 己
D 精 の
の 神
﹁ ″ 存
不 を 在
安 表 を
の し 主
よ て 張
う い す
な る る
も 。 も
の
の
﹂
﹂
、
は
つ
直
ま
後
で
り
問
二 以
上
妻 の
の 内
心 容
情 を
を 制
把 限
握 字
す 数
る 内
に に
は ま
、 と
傍 め
線 る
部 。
B
の
前
後
彼
の
姿
″
で
も
あ
る
の
で
あ
る
。
そ
れ
は
厳
し
い
状
況
に
②
自
分
が
芸
術
家
で
あ
る
と
い
う
自
覚
は つ
す ま
っ り
く 、
と ﹁
立 威
っ 圧
て す
い る
る 暗
﹂ 黒
樹 の
は 天
、 に
″向
芸 か
術 っ
家 て
と 、
し 幹
て だ
の け
①
家
庭
と
い
う
も
の
の
中
に
あ
る
幸
福
な
い
で
い
る
﹁
彼
﹂
の
置
か
れ
て
い
る
状
況
に
重
な
る
。
ン
ト
を
押
さ
え
て
お
き
た
い
。
か
れ
て
い
る
厳
し
い
状
況
は
、
芸
術
家
と
し
て
成
功
で
き
ば
よ
い
。
﹁
幸
福
﹂
の
説
明
と
し
て
以
下
の
二
つ
の
ポ
イ
を
描
こ
う
と
し
て
い
る
こ
と
を
考
え
る
と
、
こ
の
樹
の
置
も
の
で
あ
る
こ
と
が
わ
か
る
だ
ろ
う
。
そ
の
こ
と
を
記
せ
今
感
じ
て
い
る
﹁
幸
福
﹂
が
破
壊
さ
れ
る
︵
損
な
わ
れ
る
︶
る ﹁
。 黙
﹁ 然
彼 と
﹂ 立
が っ
こ て
の 自
樹 己
の の
﹁ 存
幹 在
﹂ を
に 主
心 張
を す
惹ひ る
か も
れ の
、 ﹂
そ で
れ あ
か
ら
、
妻
の
﹁
話
﹂
の
﹁
内
容
﹂
と
し
て
は
、
﹁
彼
﹂
が
こ
の
銀
杏
の
樹
の
あ
り
さ
ま
は
、
﹁
彼
﹂
に
と
っ
て
て
い
る
こ
と
を
彼
に
教
え
な
か
っ
た
か
ら
﹂
と
い
う
箇
所
っ
て
、
幹
だ
け
は
す
っ
く
と
立
っ
て
い
る
。
を
知
ら
ず
、
信
子
は
微
笑
し
て
こ
の
時
間
が
既
に
変
色
し
雨
に
打
た
れ
な
が
ら
、
威
圧
す
る
暗
黒
の
天
に
向
か
の 覚
晩 を
は も
ま
、同
だ
、時
幸 に
福 感
だ じ
っ る
た こ
。 と
な の
ぜ 出
な 来
ら る
ば 幸
彼 福
は だ
ま っ
だ た
そ 。
れ そ
・
散
っ
た
葉
が
靴
に
踏
ま
れ
、
寒
々
と
し
た
夜
の
中
で
、
ひ
ね
こ
び
て
育
っ
て
い
る
。
も
の
の
中
に
あ
り
、
し
か
も
自
分
は
芸
術
家
だ
と
い
う
自
・
都
会
の
道
路
の
端
に
、
邪
魔
物
扱
い
を
さ
れ
な
が
ら
、
が
、
そ
の
最
初
の
段
落
の
﹁
そ
れ
は
幸
福
、
家
庭
と
い
う
の
具
体
的
な
描
写
が
続
く
。
﹁
枝
々
。
﹂
で
始
ま
る
段
落
が
五
つ
、
並
列
さ
れ
て
い
る
存
在
を
主
張
す
る
も
の
﹂
を
感
じ
て
い
る
。
そ
し
て
、
そ
成
は
始
ま
る
。
ま
ず
﹁
彼
﹂
は
、
こ
の
樹
に
﹁
黙
然
と
立
っ
て
自
己
の
れ
て
い
る
。
そ
の
箇
所
に
着
目
す
る
こ
と
か
ら
解
答
の
作
描
写
の
内
容
を
確
認
し
て
お
こ
う
。
問
一
妻
の
信
子
の
﹁
話
﹂
の
内
容
は
、
後
ろ
で
説
明
さ
問 て を
三 い 控
る え
傍 か て
線 ら 最
部 で 後
C あ の
の っ 一
後 た 枚
の 。 の
銀
仕
杏
上
の
げ
樹
に
に
取
つ
り
い
か
て
か
の
ろ
説
う
明
と
・
し
問 問
四 二
②
問
五
③
問
三
う
よ
う
な
内
容
。
④ ① ︵
40
字
︶
話
す
こ
と
を
や
め
て
し
ま
う
。
そ
れ
は
夫
が
明
日
の
個
展
か
し
、
彼
女
は
﹁
微
笑
し
て
﹂
こ
の
重
大
な
決
心
を
夫
に
問
一
る
、
今
の
幸
福
な
家
庭
を
根
本
か
ら
損
な
現
︵
問 代
題
冊 文
子
P.・
50 小
∼
P.説
47
︶ 読
解
自
分
は
芸
術
家
だ
と
い
う
自
覚
と
と
も
に
あ
の 女
の 波
″
︵ 決 線 え
″
離 心 部 な
婚 ″ に か
の で 着 っ
決 あ 目 た
﹂
心 り す
、 れ
″ そ
ば
と
推 れ 、
測 は 大″
で 家″事
き 庭 な
る の 話
︶ 幸
で 福 ″
と
あ を は
る 壊 、
。 す ″
し も 彼
る
︵
=
幸
福
で
な
く
な
っ
て
い
る
︶
こ
と
を
彼
に
教
・
﹁
信
子
は
微
笑
し
て
こ
の
時
間
が
既
に
変
色
し
て
い
出
典
多た
木き
浩こ
う
二じ
﹃
都
市
の
政
治
学
﹄
︵
岩
波
書
店
︶
﹁
と
枝 そ
・ 々 れ そ な
心 ﹁ 。 を こ る
に 個
解 で 。
導 展
く 、
い の ﹂ ヒ こ
た 始 の ン の
か ま
ト ″
を る と は 大
こ
知 前 ろ 、 事
る の に 後 な
こ 晩
話
と に あ の ″
る 方
だ 、 。
と
に
っ 何
は
出
た が
何
て
﹂ 彼
で
く
女
あ
る
を
ろ
最
そ
う
初
の
か
の
決
。
︱
に
休
む
。
以
上
の
内
容
を
制
限
字
数
内
に
ま
と
め
る
こ
と
に
な
る
。
な
か
た
ち
や
色
を
も
つ
よ
う
に
な
る
こ
と
あ
な
た
は
ま
だ
お
仕
事
で
し
ょ
う
?
﹂
と
言
っ
て
先
て
、
彼
女
は
﹁
え
え
、
で
も
明
日
に
し
ま
し
ょ
う
。
②
﹁
自
在
な
形
態
が
あ
た
え
ら
れ
る
﹂
の
説
明
=
多
様
・
夫
が
﹁
何
か
大
事
な
こ
と
?
﹂
と
尋
ね
た
の
に
対
し
放
さ
れ
る
︶
こ
と
そ
し
て
、
こ
の
後
で
は
、
b
﹁
超
え
た
﹂
の
説
明
=
a
か
ら
自
由
に
な
る
︵
解
笑
﹂
で
あ
っ
た
と
説
明
さ
れ
て
い
る
。
国
語
24
65
À ¼ ¸ A
④ ③ ④ ④
Á ½ ¹ B
③ ② ④ ④
¾ º
か
ら
こ
ろ
も
︵
か
ら
ご
ろ
も
︶
あ
ら
た
ま
の
ひ
さ
か
た
の
年
・
月
・
日
・
春
天
・
空
・
月
・
光
・
雨
・
雲
¼ ¸ ¼ ¸ ¸ ¸
②
½
⑤ ⑤ ① ⑤ ①
¹
¹ ¹ ¹
①
¾
②
º
①
»
② ④
»
① ①
⑤
ぬ
ば
た
ま
の
︵
む
黒 ば
・ た
闇や
みま
・ の
夜 ・
・ う
夢 ば
・ た
月 ま
の
︶
︱︱︱
あ
し
ひ
き
の
︵
あ
旅 母 山 し
・ ・ ・ び
ゆ 親 峰 き
ふ
・ の
・
尾を ︶
仮か
の
り
・
上へ
む
す
ぶ
く
さ
ま
く
ら
出
典
321
た
ら
ち
ね
の
︱︱︱
⑥
º
③
º
︵
問
題
冊
子
P.
46
∼
P.
44
︶
古
文
・
知
識
③
º
② ② ②
»
福ふ
く
永な
が
武た
け
彦ひ
こ
﹃
樹
﹄
︵
新
潮
社
︶
③
か
る
語
を
紹
介
し
て
お
く
。
覚
え
て
お
こ
う
。
い
ず
れ
も
よ
く
使
わ
れ
る
枕
詞
で
あ
る
。
次
に
そ
の
か
せ
る
役
割
も
果
た
す
。
選
択
肢
と
し
て
挙
げ
た
も
の
は
、
句
調
を
整
え
な
が
ら
、
歌
に
広
が
り
や
深
ま
り
を
も
た
2
枕
詞
は
、
通
常
五
音
の
語
で
、
一
定
の
語
に
か
か
り
、
枕
詞
の
知
識
を
問
う
設
問
。
ま
く
ら
こ
と
ば
き
出
す
序
詞
。
べ い 思
の っ い
﹂ た 合
は い っ
、 ど て
音 う い
の し れ
関 た ば
連 こ 、
か と 夢
ら か で
﹁ 。 も
﹂
う・﹁ 逢
つ・駿す
る
え
つ・河が る
= な は
現 る ず
実 宇・な
﹂ 津・の
を の に
導 山
、
決
心
″
で
あ
る
と
わ
か
る
。
も
探 こ
り れ
当 ら
て の
る こ
こ と
と か
の ら
出 、
来 傍
な 線
い 部
何 E
か の
﹂ ﹁
と 彼
は が
″ど
彼 う
女 し
の て
﹁
が
現 都
実 に
で 残
も し
、 た
夢 妻
で に
も 贈
あ っ
な た
た 歌
に 。
逢あ メ
え ッ
な セ
い ー
こ ジ
と 内
よ 容
は
。
と
思
っ
て
い
た
。
º
﹁ 代
伊 作
勢 依
物 頼
語 も
必
﹂ 要
東 な
下 い
り と
の い
一 う
節 わ
に け
あ だ
る 。
。あ
在り
わ
原ら
の
業な
り
平ひ
ら
だ
っ
た
﹂
て
い
る
。
こ
れ
ほ
ど
の
歌
が
即
座
に
詠
め
る
実
力
な
ら
、
・
﹁
何
が
彼
女
を
そ
の
決
心
に
導
い
た
か
を
知
る
こ
と
こ
の
歌
に
は
、
ほ
か
に
も
掛
詞
や
縁
語
が
詠
み
こ
ま
れ
決
心
″
に
つ
い
て
、
﹁
彼
﹂
は
、
で
か
ら
か
い
を
は
ね
つ
け
、
定
頼
を
や
っ
つ
け
た
の
だ
。
を
暗
示 を
す 知
る ら
も せ
の る
で 彼
あ 女
っ の
た 決
。 心
そ
し
て
、
そ
の
″
彼
女
の
と
も
な
い
し
、
手
紙
さ
え
見
て
い
な
い
。
﹂
と
、
和
歌
が
掛
け
ら
れ
、
﹁
母
の
住
む
丹
後
路
へ
行
っ
て
み
た
こ
・
彼
の
家
庭
が
す
で
に
幸
福
で
な
く
な
っ
て
い
る
こ
と
に
詠
ん
だ
と
い
う
。
﹁
ふ
み
﹂
に
、
﹁
文
﹂
と
﹁
踏
み
﹂
﹁
彼
が
気
の
つ
か
な
か
っ
た
枝
々
﹂
は
、
依
頼
し
た
の
で
は
﹂
と
定
頼
に
か
ら
か
わ
れ
て
、
即
座
こ
と
が
つ
か
め
る
。
夜
の
空
間
の
中
に
手
を
拡
げ
て
い
た
﹂
と
関
連
し
て
い
る
直
前
の
一
文
に
あ
る
﹁
彼
が
気
の
つ
か
な
か
っ
た
枝
々
も
、
¹
部 ﹁ る
の ふ 。
娘 み
、 ﹂
小こ は
式し
き 掛か
け
こ
部ぶ
の
と
な 詞ば
内い だ
し
侍 。
が 歌
﹁ 人
歌う
た
あと
合わ
せし
の て
歌 高
を 名
母 な
に 和い
ず
代 泉み
作 式
な
い
﹂
と
い
う
箇
所
か
ら
、
傍
線
部
E
は
、
傍
線
部
C
の
く
で
き
た
序
詞
は
後
の
歌
に
利
用
さ
れ
る
こ
と
も
あ
﹁
枝
﹂
と
、
﹁
彼
が
ど
う
し
て
も
探
り
当
て
る
こ
と
の
出
来
詞
は
個
々
オ
リ
ジ
ナ
ル
だ
と
い
う
こ
と
。
も
ち
ろ
ん
よ
っ
そ
り
と
枝
を
延
ば
し
﹂
て
い
る
も
の
で
あ
る
。
こ
の
る
。
違
い
は
、
枕
詞
が
か
か
る
語
は
固
定
的
だ
が
、
序
問 の の
五 心 三
情 つ
傍 を が
線 確 ﹁
部 認 混
E し じ
の て っ
﹁ お て
何 け い
か ば た
﹂ よ ﹂
と い と
は 。 し
て
、
﹁
い
虚
る
無
。
の
こ
中
の
に
三
つ
ひ
大
切
な
働
き
を
持
つ
。
そ
の
点
、
序
詞
と
共
通
し
て
い
ふ
つ
う
訳
す
必
要
は
な
い
が
、
イ
メ
ー
ジ
を
喚
起
す
る
に
か
か
る
。
ど
れ
も
天
空
に
関
連
が
あ
る
。
枕
詞
は
、
と
し
て
の
成
功
を
目
指
す
決
意
″
の
こ
と
る
詞
。
ほ
か
に
﹁
天
﹂
﹁
雨
﹂
﹁
月
﹂
﹁
星
﹂
﹁
日
﹂
な
ど
・ ・
悲ひ 自
愴そ
う信
感か
ん=
= 我
独 々
立 の
し 間
て を
世 割
の く
中 も
に の
出 は
て 何
行 も
く な
″い
芸
術
家
→
②
¿
4
¸
紀
友
則
の
作
。
﹁
ひ
さ
か
た
の
﹂
は
、
﹁
光
﹂
に
か
か
1
・
危き
惧ぐ
=
彼
女
を
失
う
か
も
し
れ
な
い
¼
﹁ 動
詞
奏そ
う
す で
あ
﹂
﹁ る
け
啓い 。
す
﹂
は
謙
譲
の
動
詞
で
﹁
申
し
上
げ
る
﹂
25
ひ
か
れ
る
﹂
の
意
。
﹁
に
く
し
︵
い
や
だ
・
わ
ず
ら
わ
¼
﹁
心
に
く
し
﹂
は
形
容
詞
で
、
﹁
奥
ゆ
か
し
い
・
心
未
然
形
。
﹁
さ
し
あ
げ
る
﹂
の
意
。
﹁
む
﹂
は
意
志
の
助
よ
う
注
意
。
»
﹁た な
さ
奉て
ま
つ
ら る
﹂
﹂ と
は 訳
﹁ す
与 。
ふ
﹂
の
謙
譲
の
動
詞
﹁
奉
る
﹂
の
い
う
。
現
代
語
の
﹁
や
か
ま
し
い
﹂
の
意
と
誤
ら
な
い
の
已
然
形
。
あ
る
べ
き
も
の
が
な
い
も
の
足
り
な
さ
を
動
詞
も
あ
る
。
い
ず
れ
も
﹁
お
思
い
に
な
る
﹂
﹁
思
い
»
﹁
さ
う
ざ
う
し
け
れ
﹂
は
形
容
詞
﹁
さ
う
ざ
う
し
﹂
る 敬
。 動
さ 詞
ら 。
に 主
敬 語
意 の
の か
強 ぐ
い や
﹁ 姫
思お
ぼに
し 対
め す
す る
﹂ 敬
と 意
い 表
う 現
尊 で
敬 あ
っ
と
見
る
﹂
の
意
。
﹁
も
の
思
い
に
ふ
け
る
・
も
の
思
い
に
ふ
け
っ
て
ぼ
う
º
﹁ な
お る
ぼ ﹂
す の
﹂ 意
は 。
﹁
思お
ぼ
す
﹂
と
も
書
き
、
﹁
思お
も
ふ
﹂
の
尊
¹
﹁
お
ぼ
す
﹂
は
﹁
思
ふ
﹂
の
尊
敬
動
詞
。
﹁
お
思
い
に
じ
訳
で
よ
い
。
た
な
い
の
で
、
﹁
お
は
す
﹂
も
﹁
お
は
し
ま
す
﹂
も
同
¹
現
の ﹁ か
代 漢 意 本ほ だ
語 字 。 意い ﹂
と
の で
﹂ 誤
﹁ は
は
ら
眺 ﹁
﹁ な
眺
め
も い
る む
と よ
﹂ ﹂
か う
と
と
ら に
表
混
の 。
記
同 す
望
し る
み
な 。
・
い 古
本
よ 今
来
う 異
の
注 義
目
意 語
的
。 。
﹂
º
だ
。
現
代
人
は
、
こ
れ
ほ
ど
デ
リ
ケ
ー
ト
な
敬
語
を
も
用
形
。
﹁
お
ろ
そ
か
だ
・
い
い
か
げ
ん
だ
﹂
の
意
。
﹁
愚
ら
に
強
め
た
も
の
。
こ
こ
で
は
﹁
あ
り
﹂
の
尊
敬
表
現
く
﹂
﹁
来
﹂
の
尊
敬
の
動
詞
﹁
お
は
す
﹂
の
敬
意
を
さ
¸
主
語
は
親み
王こ
。
﹁
お
は
し
ま
す
﹂
は
、
﹁
あ
り
﹂
﹁
行
¸ う か 6
﹁ 。 せ 今
な
お
い 回
ろ
単 出
か
語 題
に
で し
﹂
あ た
は
る も
形
。 の
容
こ は
動
の 、
詞
機 い
﹁
会 ず
お
に れ
ろ
し も
か
っ 古
な
か 文
り
り 読
﹂
覚 解
の
え に
よ 欠
連
4
い
ま
す
﹂
の
意
。
助
動
詞
。
④
の
み
﹁
行
く
﹂
の
謙
譲
の
動
詞
で
あ
る
。
¼
﹁
さ
ぶ
ら
ふ
﹂
が
﹁
あ
り
﹂
の
丁
寧
動
詞
で
﹁
ご
ざ
B
群
で
は
、
①
・
②
・
③
・
⑤
が
と
も
に
、
謙
譲
の
補
と
呼
ば
れ
る
。
対
し
て
﹁
申
し
上
げ
る
﹂
意
を
も
つ
た
め
、
絶
対
敬
語
﹁
来く そ
﹂ れ
の ぞ
謙 れ
譲 の
の 尊
動 敬
詞 の
で 動
あ 詞
る で
。 あ
る
の
に
対
し
、
④
は
、
の
意
。
﹁
奏
す
﹂
は
天
皇
に
、
﹁
啓
す
﹂
は
皇
后
な
ど
に
A
群
で
は
、
①
思
ふ
②
来く
③
言
ふ
⑤
与
ふ
の
»
﹁ な
る
奏そ
う
す ﹂
の
﹂
﹁ 意
け
啓い と
す な
﹂ る
は 。
謙
譲
の
動
詞
で
﹁
申
し
上
げ
る
﹂
5
は
補
助
動
詞
。
﹁
明
か
し
た
ま
ふ
﹂
で
﹁
お
明
か
し
に
を
尊
敬
語
で
訳
し
て
し
ま
っ
た
の
だ
。
º
¹
な 語
っ
四 る 。 補 し
段 。 ﹁ 助 ゃ
散 動 る
活
り 詞 ﹂
用
は と の
の
べ し 意
﹁
り て 。
た
し 用
ま
﹂ い
ふ
で ら
﹂
﹁ れ
は
散 る
尊
り ﹁
敬
ま は
を
し べ
表
た り
す
﹂ ﹂
。
の は
こ
意 丁
こ
で
と 寧
ン
。
﹁
か
し
こ
き
行
ひ
人
﹂
に
引
か
れ
て
、
﹁
は
べ
り
﹂
ゃ
る
﹂
と
し
て
し
ま
っ
た
人
は
典
型
的
な
誤
答
パ
タ
ー
を
勧
め
て
い
る
会
話
文
だ
。
こ
こ
で
④
の
﹁
い
ら
っ
し
復
が
順
調
で
な
い
光
源
氏
に
対
し
、
側
の
者
が
祈
と
う
い
る
か
ら
、
﹁
い
ま
す
﹂
と
訳
す
。
わ
ら
わ
病
み
の
回
¸
の
﹁
お
は
す
﹂
は
﹁
来
﹂
の
尊
敬
動
詞
で
﹁
い
ら
¾
代
表
的
な
丁
寧
の
動
詞
﹁
は
べ
り
﹂
が
用
い
ら
れ
て
あ
が
る
わ
け
で
あ
る
。
と
わ
か
り
や
す
い
。
持
ち
、
こ
れ
を
添
え
る
と
た
ち
ま
ち
敬
語
表
現
が
で
き
れ
る
。
現
代
語
の
敬
体
︵
で
す
・
ま
す
体
︶
と
考
え
る
動
詞
は
、
一
般
の
動
詞
に
敬
意
を
プ
ラ
ス
す
る
働
き
を
は
話
し
手
が
聞
き
手
に
対
す
る
敬
意
を
こ
め
て
用
い
ら
が
、
そ
れ
は
よ
く
使
う
動
詞
に
限
ら
れ
て
い
る
。
補
助
か
わ
ら
ず
、
書
き
手
︵
作
者
︶
が
読
み
手
に
、
あ
る
い
そ
れ
自
体
が
動
詞
の
意
味
と
敬
意
と
を
あ
わ
せ
持
つ
﹁
い
ま
す
﹂
﹁
ご
ざ
い
ま
す
﹂
と
訳
す
。
身
分
関
係
に
か
詞
の
違
い
は
わ
か
っ
て
い
る
だ
ろ
う
か
。
敬
語
動
詞
は
、
し
っ
か
り
と
覚
え
て
お
こ
う
。
い
ず
れ
も
﹁
あ
り
ま
す
﹂
¸
3
尊
敬
・
謙
譲
・
丁
寧
の
違
い
、
ま
た
動
詞
・
補
助
動
½
﹁さ 意
は
候ぶ
ら
ふ 明
﹂ ら
﹁ か
侍は
べで
り あ
﹂ る
の 。
二
つ
を
、
丁
寧
の
動
詞
と
し
て
︱
命
・
世
・
人
・
身
・
空む
な
し
な
く
と
も
﹁
奏
せ
よ
﹂
か
ら
﹁
帝
に
申
し
上
げ
よ
﹂
の
う
つ
そ
み
の
︵
う
つ
せ
み
の
︶
け 語
=み ﹂
帝か
と
ど
﹂ 呼
で ば
あ れ
る る
こ 。
と こ
が の
示 文
さ で
れ は
て 、
い 客
る 体
が が
、 ﹁
そ お
れ ほ
が や
︱
着
る
・
裁
つ
・
紐ひ
も
・
袖そ
で
・
裾す
そ
対
し
て
﹁
申
し
上
げ
る
﹂
の
意
を
持
つ
た
め
﹁
絶
対
敬
の
意
。
﹁
奏
す
﹂
は
天
皇
に
、
﹁
啓
す
﹂
は
皇
后
な
ど
に
国
語
26
問
二
傍
線
部
A
を
は
じ
め
、
﹁
御
目
も
お
ど
ろ
き
て
﹂
年
来
﹂
の
意
。
し
た
が
っ
て
②
の
解
釈
が
正
し
い
。
る
。
ま
た
、
﹁
年
ご
ろ
﹂
は
古
今
異
義
語
で
、
﹁
長
年
・
数
を 問
考 五
え
て ま
み ず
よ 、
う 傍
。 線
和 部
歌 C
の の
す 和
ぐ 歌
後 を
に 詠
﹁ ん
と だ
仰 の
せ は
言ご
とだ
あ れ
る か
言
の
動
作
に
は
謙
譲
表
現
も
加
わ
る
は
ず
だ
か
ら
で
あ
が
正
し
い
こ
と
の
裏
付
け
と
な
る
だ
ろ
う
。
現
を
と
ら
れ
て
は
い
る
が
、
相
手
が
帝
と
な
る
と
、
中
納
し
て
い
る
場
面
で
あ
る
こ
と
が
と
ら
え
ら
れ
れ
ば
、
仮
定
よ
う
。
中
納
言
も
﹁
ま
ゐ
り
給
へ
る
﹂
の
よ
う
に
尊
敬
表
び
に
新
鮮
な
感
動
を
お
ぼ
え
、
唐
で
の
経
験
を
思
い
お
こ
か
る
の
で
、
尊
敬
表
現
に
ふ
さ
わ
し
い
帝
を
主
語
と
考
え
み
よ
う
。
中
納
言
が
、
帰
国
後
、
宮
中
で
の
管
弦
の
御
遊
ら
、
こ
こ
は
帝
と
中
納
言
の
対
面
の
場
で
あ
る
こ
と
が
わ
二
重
傍
線
部
b
○
は
唐
を
表
し
て
い
る
と
仮
定
し
て
読
ん
で
体
形
で
、
﹁
ご
覧
に
な
る
﹂
の
意
で
あ
る
。
リ
ー
ド
文
か
こ
と
が
わ
か
っ
て
い
る
の
で
、
二
重
傍
線
部
a
○
は
日
本
、
問
一
﹁
御
覧
ず
る
﹂
は
尊
敬
の
動
詞
﹁
御
覧
ず
﹂
の
連
そ
こ
で
、
リ
ー
ド
文
か
ら
、
中
納
言
が
唐
か
ら
帰
国
し
た
問 問 問
四 三 一
a ○
ア ②
○
︵
問
題
冊
子
P.
43
∼
P.
42
︶
④ ② 問
b ○
イ 二
○
古
文
・
読
解
⑤ ③ ⑤
問
五
①
そ
れ
に
対
し
、
二
重
傍
線
部
し
た
が
っ
て
、
二
重
傍
線
部
は
﹁
今
の
世
界
﹂
と
な
る
。
は
﹁
か
つ
て
見
た
世
界
﹂
、
a ○
○
b
部 ﹁ 問
見
b
○
し 四
の
世
﹁
﹂ 二
し
を 重
﹂
対 傍
は
照 線
、
さ 部
過
a
せ ○
去
て ﹁
の
考 こ
助
え の
動
る 世
詞
と ﹂
﹁
よ と
き
い 二
﹂
。 重
の
二 傍
連
重 線
体
部
形 傍 b
線 ○
。
て
お
こ
う
。
の 対
﹁ 敬
啓け
い語
す は
﹂ ﹁
と 皇
、 后
﹁ ︵
奏 中
す 宮
﹂ な
の ど
二 ︶
語 に
の 申
み し
だ 上
か げ
ら る
、 ﹂
覚 の
え 意
て
い
る
こ
と
を
考
え
あ
わ
せ
る
と
、
主
語
は
中
納
言
。
絶
げ
る
﹂
の
意
で
あ
る
。
﹁
給
ひ
﹂
と
尊
敬
表
現
が
と
ら
れ
﹁
奏そ
う
奏
す し
﹂
は /
、 給
絶 ひ
対
敬
語
と
呼 /
ば て
れ
、
﹁
天
皇
に
申
し
上
れ
も
頻
出
な
の
で
覚
え
て
お
き
た
い
。
分
が
高
く
教
養
が
あ
る
人
﹂
と
訳
す
こ
と
が
多
い
。
こ
な
お
、
説
明
文
の
冒
頭
に
あ
る
﹁
よ
き
人
﹂
は
﹁
身
波
動 謙 線
詞 譲
部
イ
○
動 尊 も
詞 敬 同
︵
様
補
に
助
み
動
詞
て
︶
助
詞
み
よ
う
。
る
よ
う
に
な
っ
た
。
っ
て
、
こ
こ
で
は
主
語
は
帝
で
あ
る
。
﹁
あ
っ
さ
り
し
て
い
る
﹂
と
い
う
意
味
で
も
用
い
ら
れ
だ
・
お
ろ
そ
か
だ
﹂
と
い
う
意
味
。
鎌
倉
時
代
以
降
宮 高
、 敬
東と
う語
宮ぐ
うと
︵ い
= い
皇 、
太 地
子 の
︶ 文
な に
ど お
に い
用 て
い は
ら 、
れ 帝
る 、
。 皇
し 后
た 、
が 中
Á
﹁
な
ほ
ざ
り
な
り
﹂
は
形
容
動
詞
。
﹁
い
い
か
げ
ん
に
、
尊
敬
の
補
助
動
詞
﹁
給
ふ
﹂
が
つ
い
た
用
法
を
、
最
い
﹂
の
意
。
右
の
よ
う
に
、
尊
敬
の
助
動
詞
﹁
す
﹂
の
連
用
形
﹁
せ
﹂
こ
こ
は
、
﹁
程
度
が
は
な
は
だ
し
く
よ
い
=
す
ば
ら
し
く
は
し
く
/
問
は
/
せ
/
給
ふ
/
に
な
ど
の
意
が
あ
り
、
文
脈
に
沿
っ
て
意
味
を
選
択
す
る
。
形
容
詞
動
詞
助 尊
動 敬
詞 動 尊
詞 敬
︵
補
助
動
詞
︶
助
詞
い
・
不
吉
だ
・
恐
ろ
し
い
・
程
度
が
は
な
は
だ
し
い
﹂
À
﹁
ゆ
ゆ
し
﹂
は
形
容
詞
。
多
義
語
で
﹁
お
そ
れ
お
お
る
波 設
線 問
部 。
ア
○
を
品
詞
分
解
し
て
み
よ
う
。
﹁
人
の
が
り
﹂
で
﹁
人
の
も
と
へ
﹂
と
な
る
。
¿
﹁
の
が
り
﹂
は
﹁
∼
の
も
と
へ
﹂
の
意
の
慣
用
句
。
問 感
三 き
わ
敬 ま
語 り
を 、
鍵か
ぎ涙
に を
し こ
て ら
、 え
省 き
略 れ
さ な
れ か
た っ
主 た
語 の
を で
あ
と る
ら 。
え
こ
と
か
ら
︿
評
判
が
高
い
・
う
わ
さ
さ
れ
る
﹀
の
意
も
ら
れ
る
こ
と
は
ほ
と
ん
ど
な
い
。
﹁
さ
わ
ぎ
た
て
る
﹂
現
代
語
の
よ
う
に
﹁
口
ぎ
た
な
く
言
う
﹂
の
意
で
用
い
¾
﹁
の
の
し
る
﹂
は
︿
大
さ
わ
ぎ
を
す
る
﹀
が
原
義
で
、
と 涙
対 も
面 ろ
し く
感か
んな
涙る
いる
に こ
む と
せ と
ば 考
れ え
る ら
帝 れ
の る
ご 。
様 中
子 納
に 言
、 は
自 、
ら 自
も 分
ら
れ
な
い
﹂
と
は
、
心
が
弱
り
、
も
の
に
感
じ
や
す
く
、
で
は
い
ら
れ
な
い
﹂
と
直
訳
で
き
る
。
﹁
心
強
い
状
態
で
い
で
き
な
い
﹂
の
意
で
あ
る
か
ら
、
﹁
中
納
言
は
心
強
い
状
態
生
じ
た
。
意
が
一
般
的
で
あ
る
。
用
い
る
が
、
古
文
で
は
﹁
か
え
っ
て
﹂
﹁
む
し
ろ
﹂
の
ま
く
い
か
な
い
。
﹂
﹁
な
か
な
か
い
い
ね
。
﹂
の
よ
う
に
½
﹁
な
か
な
か
﹂
は
副
詞
。
現
代
で
は
、
﹁
な
か
な
か
う
線
部
B
の
﹁
我
﹂
は
中
納
言
。
ま
た
、
﹁
え
⋮
ず
﹂
は
﹁
⋮
と
感
じ
て
い
る
の
は
中
納
言
で
あ
る
。
し
た
が
っ
て
、
傍
様
子
に
﹁
か
た
じ
け
な
き
︵
=
恐
れ
多
く
も
っ
た
い
な
い
︶
﹂
す
べ
て
帝
の
動
作
・
状
態
を
表
し
て
い
る
。
そ
う
し
た
ご
し
い
︶
﹂
と
混
同
し
な
い
よ
う
に
。
﹁
も
の
も
お
ほ
せ
ら
れ
で
﹂
﹁
涙
お
と
さ
せ
給
へ
る
﹂
は
、
27
︵
=
日
本
︶
の
事
の
数
々
を
清
新
に
思
わ
れ
て
、
か
つ
て
送
り
が
な
に
ニ
・
ト
・
ヨ
リ
・
ヨ
リ
モ
を
と
る
も
の
︶
︵
主
に
送
り
が
な
に
ヲ
を
と
る
も
の
︶
・
補
語
︵
主
に
遊
び
が
始
ま
る
。
中
納
言
は
︵
久
し
ぶ
り
の
︶
こ
の
世
述
語
と
目
的
語
・
補
語
の
関
係
と
は
、
﹁
目
的
語
ご
し
て
き
た
の
で
﹂
と
︵
帝
は
︶
お
っ
し
ゃ
っ
て
管
弦
の
語
・
補
語
の
関
係
、
返
読
文
字
で
あ
る
。
て
思
え
て
、
と
り
た
て
て
楽
の
音
な
ど
も
聞
か
な
い
で
過
上
に
返
っ
て
読
む
の
は
、
原
則
と
し
て
述
語
と
目
的
﹁
︵
中
納
言
不
在
の
間
は
︶
管
弦
の
遊
び
な
ど
も
興
ざ
め
¸
漢
文
の
基
本
構
造
に
関
す
る
設
問
。
漢
文
で
下
か
ら
月
も
と
て
も
見
事
に
明
る
く
昇
っ
て
き
た
。
1
な
い
。
日
が
暮
れ
た
の
に
、
雪
も
い
っ
そ
う
降
り
し
き
り
、
︵
中
納
言
は
帝
の
︶
御
前
を
す
ぐ
に
立
つ
わ
け
に
は
い
か
と
な
ど
を
、
︵
帝
が
︶
詳
し
く
お
た
ず
ね
に
な
る
の
で
、
︵
涙
を
こ
ぼ
し
た
︶
。
向
こ
う
の
国
︵
=
唐
︶
で
あ
っ
た
こ
に
つ
け
て
、
自
分
︵
=
中
納
言
︶
も
意
地
を
は
り
き
れ
ず
765
し
て
い
ら
っ
し
ゃ
る
︵
帝
の
︶
ご
様
子
が
、
恐
れ
多
い
の
︵
感
激
し
て
︶
も
の
も
お
っ
し
ゃ
れ
な
い
で
、
涙
を
こ
ぼ
の
も
の
と
も
思
え
な
い
。
御
目
を
み
は
り
、
と
い
う
ほ
ど
ご
覧
に
な
る
︵
帝
の
︶
ご
様
子
は
、
驚
く
ほ
ど
で
こ
の
世
さ
る
と
、
長
い
年
月
を
隔
て
て
︵
久
し
ぶ
り
に
中
納
言
を
︶
4 3
帝
の
も
と
に
お
召
し
が
あ
っ
て
︵
中
納
言
が
︶
参
上
な
︻
現
代
語
訳
︼
述
べ
て
い
る
歌
と
み
な
し
て
よ
い
。
色
も
違
っ
て
見
え
る
こ
と
を
利
用
し
て
、
再
会
の
喜
び
を
が 不
、 在
今 の
は 間
、 は
晴 、
れ 寂
晴 し
れ さ
と の
嬉う
れた
し め
い 、
気 月
持 も
ち く
の も
た っ
め て
月 見
の え
光 た
も
澄
ん
で
美
し
い
と
い
う
の
で
あ
る
。
気
持
ち
次
第
で
景
21
¸ ¸ ¸ ¼ ¸ ¸ À ¼ ¸ ¸
④
¹
④
¹
③ ④ ④ ① ④ ④ ② ⑤
¹
¹ ¹
½ ¹ ¹
② ① ①
º
º
③
º
③
º
②
¾
③
º
①
º
①
①
»
①
»
⑤
¿
③
»
④
»
④
③ ②
⑤ ⑤ ④
︵
問
題
冊
子
P.
41
∼
P.
38
︶
漢
文
・
知
識
め
る し
か た
げ が
﹂ っ
を て
堪た
ん再
能の
う会
し を
て 果
い た
る し
こ た
と 今
に は
な 、
る ﹁
。 か
中 ば
納 か
言 り
が 澄
出
典
﹃
浜は
ま
松ま
つ
ち
中ゅ
う
納な
言ご
ん
物
語
﹄
︵
天 宮
空 中 訳
︶
︶
中
だ の 納
月 月 言
の も と
光 く 別
も も れ
見 り て
な が 後
か ち は
っ で 、
た 、
。 こ
れ
ほ
ど
澄
ん
下
り
に
な
っ
て
す
ぐ
に
拝
舞
の
礼
を
な
さ
る
。
と
、
帝
に
申
し
上
げ
な
さ
っ
て
、
︵
帝
の
御
前
か
ら
︶
お
な
か
っ
た
こ
と
よ
。
=
見
た
世
︵
=
唐
︶
の
春
に
似
て
い
た
折
り
の
あ
り
さ
ま
な
て
大
空
を
振
り
仰
い
で
見
て
月
が
し
み
じ
み
と
せ
つ
か
ば
か
り
澄
め
る
か
げ
も
見
ざ
り
き
︵
な
つ
か
し
い
︶
ふ
る
さ
と
日
本
の
か
た
み
と
思
っ
で
み
う の
︵ よ そ な 意 ま あ
歌 う れ 役 と た る
、 。
︶ 。 を 割 、
踏 を ﹁ ﹁
別
ま し 宮 雲
れ
え て 中 井
て
て い ﹂ ﹂
は
、 る の に
和 。 意 は
雲
が ﹁
歌
井
あ 雲
の
の
り の
メ
月
、 湧わ
ッ
も
こ く
セ
こ 所
ー
く
で ・
ジ
も
は 天
を
り
掛 高
と
つ
詞 い
ら
つ
の 所
え
て
よ
﹂
の
で
、
︵
中
納
言
は
︶
も
っ
た
い
な
い
と
お
思
い
に
な
る
。
と
帝
の
お
言
葉
が
あ
る
と
、
と
て
も
並
々
な
ら
ぬ
こ
と
な
ん
で
い
る
光
も
見
な
か
っ
た
。
い
つ
も
︵
涙
の
た
め
に
︶
く
も
っ
て
、
こ
れ
ほ
ど
澄
あ
な
た
と
別
れ
て
後
は
、
宮
中
で
見
る
大
空
の
月
も
る
こ
と
は
、
い
つ
も
ど
お
り
の
事
で
あ
っ
た
よ
。
は
﹂
は
﹁
あ
な
た
︵
=
中
納
言
︶
と
別
れ
た
後
は
﹂
の
意
再
会
し
た
中
納
言
に
向
け
ら
れ
て
い
る
の
で
、
﹁
別
れ
て
歌
は
帝
が
詠
ん
だ
も
の
で
あ
る
。
帝
の
メ
ッ
セ
ー
ジ
は
、
発
言
・
ご
命
令
﹂
の
意
。
し
た
が
っ
て
、
傍
線
部
C
の
和
に
﹂
と
あ
る
。
﹁
仰
せ
言
﹂
は
﹁
帝
な
ど
高
貴
な
人
の
ご
っ お
た り
。 な
︵ の
中 で
納 、
言 涙
が を
︶ と
褒ほ
うど
美び め
の る
御 こ
着 と
物 の
を で
い き
た る
だ 人
き は
な な
さ か
こ
の
上
な
い
。
︵
中
納
言
の
琴
が
上
手
な
の
は
︶
例
の
と
箏し
ょい
う
の に
琴 な
の る
音 の
が で
、 、
す 心
ば を
ら 落
し ち
く つ
し け
み て
じ か
み き
と 鳴
趣 ら
深 し
い な
こ さ
と る
ど
、
何
事
に
つ
け
て
も
自
然
と
た
い
へ
ん
感
慨
深
く
お
思
国
語
28
助
詞
・
助
動
詞
に
当
た
る
漢
字
は
ひ
ら
が
な
に
直
す
﹂
。
に
﹁
一
二
点
﹂
が
施
さ
れ
て
い
る
。
書
き
下
し
文
は
が
﹁
如
何
﹂
の
間
に
置
か
れ
て
、
﹁
如
﹂
に
返
る
よ
う
は
﹁
吾
民
︵
=
我
が
国
の
人
民
を
︶
﹂
と
い
う
目
的
語
¸
2
て
、
そ
れ
を
し
て
は
な
ら
な
い
﹂
。
こ
こ
で
の
ポ
イ
ン
ト
は
二
つ
。
一
つ
は
﹁
日
本
語
の
う
に
返
り
点
を
つ
け
る
こ
と
に
注
意
し
よ
う
。
設
問
で
﹁
何
﹂
の
間
に
置
き
、
目
的
語
か
ら
﹁
如
﹂
に
返
る
よ
と
い
う
形
が
あ
る
。
目
的
語
︵
∼
ヲ
︶
を
﹁
如
﹂
と
す 例
る え
。 ば
設 ﹁
問 Þ
文三
の 二Ü
意 ︱
味 Ý
は Û
﹁一
小 ﹂
さ と
な い
悪 っ
だ た
か 語
ら 順
と で
い 訓
っ 読
い 設
だ 問
ろ 。
う ︿
か ∼
﹀ を
と ど
い う
う し
疑 よ
問 う
に か
は ・
、 ∼
﹁
∼ を
ヲ ど
う
如い
か
何ん し
セ た
ン ら
﹂ よ
¼
﹁
方
法
・
手
段
・
処
置
﹂
を
問
う
疑
問
文
に
関
す
る
ま
た
﹁
︱
﹂
で
漢
字
を
結
ん
で
熟
語
と
す
る
場
合
は
、
か
ら
ざ
ら
ん
や
﹂
と
な
る
。
»
﹁
上
下
点
﹂
に
﹁
レ
点
﹂
を
組
み
合
わ
せ
た
﹁
返
り
﹁
下
点
﹂
︵
﹁
中
点
﹂
が
あ
る
場
合
は
﹁
中
点
﹂
︶
に
返
る
。
﹁
上
下
点
﹂
を
用
い
る
。
﹁
上
点
﹂
を
読
ん
だ
ら
直
ち
に
し
て
い
る
部
分
を
は
さ
ん
で
返
る
と
き
に
は
、
こ
の
点
﹂
に
つ
い
て
の
設
問
で
あ
る
。
﹁
一
二
点
﹂
を
使
用
︵
+
や
︶
﹂
と
な
る
こ
と
が
多
い
の
で
、
こ
こ
は
﹁
∼
べ
ま
た
、
反
語
の
場
合
は
、
文
末
は
﹁
∼
未
然
形
+
ン
詞
な
の
で
漢
字
、
﹁
ず
﹂
は
助
動
詞
な
の
で
ひ
ら
が
な
。
目 ま
を た
助 再
動 読
詞 文
と 字
し は
て 一
読 度
む 目
。 を
設 副
問 詞
で と
は し
﹁ て
未い
ま読
ダ み
﹂ 、
は 二
副 度
か
な
い
。
﹂
と
い
う
意
味
で
あ
る
。
れ
助
動
詞
、
助
詞
に
あ
た
る
の
で
ひ
ら
が
な
に
直
す
。
を
思
っ
て
、
︵
財
産
と
な
る
︶
よ
い
田
畑
を
買
っ
て
お
設
問
で
は
﹁
可
︵
ベ
シ
︶
﹂
﹁
也
︵
や
︶
﹂
が
そ
れ
ぞ
む
こ
と
を
確
認
し
て
ほ
し
い
。
設
問
は
﹁
子
孫
の
た
め
②
読
ま
な
い
字
︵
置
き
字
︶
は
書
か
な
い
。
に
﹁
中
点
﹂
を
用
い
、
﹁
下
中
←
も
う
一
つ
は
﹁
句
末
の
助
字
︵
乎
・
邪
な
ど
︶
﹂
の
読
←
み
方
で
あ
る
。
疑
問
文
で
は
﹁
︵
連
体
形
+
︶
か
﹂
上
﹂
の
順
番
で
読
ら
が
な
に
直
す
。
い
る
も
の
で
あ
る
。
今
回
は
特
に
、
﹁
上
下
点
﹂
の
間
①
日
本
語
の
助
詞
・
助
動
詞
に
あ
た
る
漢
字
は
ひ
分
を
は
さ
ん
で
、
さ
ら
に
下
か
ら
上
に
返
る
場
合
に
用
を
つ
け
よ
う
。
で
あ
る
。
﹁
上
下
点
﹂
と
は
、
﹁
一
二
点
﹂
を
用
い
た
部
»
漢
文
を
書
き
下
し
文
に
す
る
と
き
は
次
の
二
点
に
気
º
﹁じ ︵ ︵ ︵
例 例 例
上ょ
う
下げ 3 2 1
て
点ん ︶ ︶ ︶
﹂ ○ ○ ○
ま ß Ý Ü
下
で Ý 二Û レÛ
の二
﹁ Û 一Ü ×
返 一Ü
Ü
り Þ ×二
点上 Ý Û
﹂ ×下 一
Û
に
つ 二ß Ü
い Ý上
て 二Û
の
設 一Ü
問 Þ
が
出
て
く
る
文
を
見
て
確
認
し
て
ほ
し
い
。
む
形
に
な
る
︵
例
3
︶
。
教
科
書
な
ど
で
﹁
上
・
下
点
﹂
の
ま
ま
と
い
う
こ
と
に
な
る
。
設
問
は
、
﹁
べ
け
ん
﹁
乎
﹂
︵
助
詞
︶
は
ひ
ら
が
な
、
﹁
安
﹂
︵
疑
問
詞
︶
は
そ
一
と
い
う
意
味
に
な
る
。
が
で
き
よ
う
か
、
い
や
、
楽
し
ま
ず
に
い
ら
れ
な
い
。
﹂
﹁
や
﹂
と
読
み
、
﹁
ど
う
し
て
楽
し
ま
な
い
と
い
う
こ
と
︵
可
︶
﹂
か
ら
反
語
で
あ
る
と
判
断
で
き
、
﹁
乎
﹂
は
結
果
的
に
﹁
上
・
下
点
﹂
は
必
ず
﹁
一
・
二
点
﹂
を
挟
上
返
る
と
き
に
は
﹁
上
・
下
点
﹂
は
用
い
な
い
︵
例
2
︶
。
二
点
﹂
を
用
い
て
は
な
ら
な
い
︵
例
1
︶
。
二
文
字
以
た
で
あ
ろ
う
か
。
こ
れ
に
よ
り
﹁
不
・
可
﹂
︵
助
動
詞
︶
そ
の
ま
ま
漢
字
を
あ
て
る
﹂
と
い
う
二
点
が
確
認
で
き
に
当
た
る
漢
字
は
ひ
ら
が
な
に
直
す
﹂
・
﹁
疑
問
詞
は
だ
け
返
る
と
き
に
は
必
ず
﹁
レ
点
﹂
を
用
い
、
﹁
一
・
º
書
き
下
し
文
の
ル
ー
ル
と
し
て
、
﹁
助
詞
・
助
動
詞
¹
る た 都
返 。 者 に
り
が 入
点
い れ
の
た ず
付
こ 、
け
と 追
方
を 放
に
︵ し
は
う て
優
わ し
先
さ ま
順
に お
位
︶ う
が
聞 と
あ
い の
る
た 陰
。
。 謀
﹂ を
一
で 企
文
字
あ て
あ
ろ
う
か
。
意
味
は
﹁
都
の
人
の
中
に
、
田
成
子
を
国
意
し
て
、
返
り
点
を
組
み
合
わ
せ
る
こ
と
が
で
き
た
で
﹁
内
﹂
と
、
返
読
文
字
﹁
有
﹂
﹁
不
﹂
へ
の
返
り
方
に
注
い
う
こ
と
に
も
注
意
す
れ
ば
正
解
に
到
達
で
き
る
。
ル
と
し
て
、
再
読
文
字
の
一
度
目
の
読
み
は
そ
の
ま
ま
つ
再
読
文
字
で
あ
る
。
こ
こ
で
、
書
き
下
し
文
の
ル
ー
み
、
﹁
今
に
も
∼
し
よ
う
と
す
る
﹂
と
い
う
意
味
を
持
助
詞
・
助
動
詞
に
当
た
る
漢
字
は
ひ
ら
が
な
に
直
す
と
く
と
い
う
こ
と
を
思
い
出
す
必
要
が
あ
る
。
最
後
に
、
漢
字
を
当
て
、
二
度
目
に
読
む
部
分
は
ひ
ら
が
な
で
書
設
問
で
は
、
目
的
語
︵
∼
ヲ
︶
を
と
る
﹁
聞
﹂
﹁
謀
﹂
﹁
将
﹂
は
﹁
ま
さ
ニ
∼
︵
未
然
形
+
︶
ン
ト
す
﹂
と
読
な
ど
が
あ
る
。
¹
書
き
下
し
文
の
ル
ー
ル
に
関
す
る
復
習
で
あ
る
。
に か
﹁ ら
有あ 上
リ
に
・ 返
な
無 っ
シ
・ て
不ず 読
・ む
多お
ほ文
シ
字
・す で
少く
なあ
シ
・ る
。
欲ほ
つ
ス主
・と な
所こ
返
ろ
・ 読
可べ 文
シ
字
﹂
字
と
は
、
目
的
語
・
補
語
を
下
に
と
ら
な
く
て
も
、
下
読
書
︱
書
を
読
む
︶
﹂
と
い
う
こ
と
で
あ
る
。
返
読
文
か
ら
、
原
則
と
し
て
上
の
述
語
に
返
っ
て
読
む
︵
例
い
や
よ
く
な
い
﹂
と
い
う
反
語
の
意
味
。
ん
で
い
る
の
で
反
語
文
だ
と
わ
か
る
。
設
問
文
は
﹁
ど
形
+
ん
︶
や
﹂
と
読
む
。
こ
こ
で
は
﹁
べ
け
ん
﹂
と
読
﹁
︵
終
止
形
+
︶
や
﹂
と
読
み
、
反
語
文
で
は
﹁
︵
未
然
う
し
て
一
日
た
り
と
も
名
君
が
な
く
て
よ
か
ろ
う
か
、
バ
B
︵
セ
︶
ず
﹂
あ
る
い
は
﹁
A
セ
ざ
レ
バ
B
︵
セ
︶
¹
﹁
自
﹂
に
は
、
副
詞
と
し
て
﹁
み
づ
か
ラ
︵
自
分
は
﹁
以
為
﹂
、
混
同
し
な
い
よ
う
に
整
理
し
て
お
こ
う
。
並
列
さ
せ
る
形
﹂
が
あ
る
。
そ
の
う
ち
①
の
二
重
否
定
¸ 4
と ﹁
訳 所
す 以
。 ﹂
﹁
い︵ は
﹁
はわ
︶
ゆ ゆ︵
え
る ゑ︶
﹂ ん
は ﹂
﹁ と
所 読
謂 み
、
﹂
、 ﹁
﹁ ∼
お と
も︵ い
へえ
う
︶
ら 理
く 由
﹂ ﹂
②
﹁
仮
定
形
﹂
③
﹁
﹃
A
で
も
な
く
B
で
も
な
く
﹄
と
¸
一
文
に
否
定
語
が
二
つ
入
る
形
に
は
①
﹁
二
重
否
定
﹂
を
行
う
者
で
あ
る
こ
と
が
容
易
に
記
憶
で
き
る
。
訓
読
も
知
っ
て
お
け
ば
﹁
A
﹂
に
当
た
る
も
の
が
動
作
3
う い み
。 う 、
﹁
意 ∼
味 と
に い
な う
る 人
こ が
と い
が る
よ 。
く ∼
あ す
る る
の 人
で が
注 い
意 る
し ﹂
よ と
»
か ﹁
を 為
問 A
う 所
設 B
問 ﹂
で の
あ 句
る 形
。 が
﹁
A 正
の し
為た
めく
に 理
B 解
セ で
ら き
ル て
﹂ い
の る
こ
と
も
確
認
し
て
お
こ
う
。
文
字
﹁
有
﹂
は
﹁
者
﹂
を
伴
っ
て
﹁
∼
者
有
り
﹂
と
読
À
漢
返 字
読 の
文 ま
字 ま
﹁ 残
有あ す
リ、
﹂ と
に い
関 う
す 点
る で
設 あ
問 る
で 。
あ
る
。
返
読
は 理 便
﹁ し ・
A て 輒
に お ﹂
B く と
さ 必 数
れ 要 が
る が 多
。 あ い
﹂ る の
と 。 で
い ま 、
う た そ
﹁ の
受 、
身 二為な
意
ル
の
味
A
意
ノの
味 所と
こ違
ろ
一
トい
にレ
︵
な B連
体を
る ﹂形
︶整
て
﹁
す
な
は
チ
﹂
と
読
む
漢
字
は
、
﹁
則
・
即
・
乃
・
︵
そ
レ
︶
﹂
﹁
此
︵
こ
レ
・
こ
ノ
︶
﹂
の
よ
う
な
指
示
語
は
導
く
用
途
で
多
用
さ
れ
る
も
の
で
あ
る
。
漢
文
に
お
い
カ
︶
・
何
︵
な
ん
ゾ
︶
﹂
の
よ
う
な
疑
問
詞
や
﹁
其
ひ
ら
が
な
に
直
す
。
﹁
安
︵
い
づ
ク
ン
ゾ
・
い
づ
ク
ニ
º
﹁ い
則 こ
﹂ と
は も
﹁ 覚
∼ え
レ て
バす お
こ
則な
は
チ う
﹂ 。
と
い
う
形
で
、
条
件
節
を
︵
べ
シ
︶
﹂
﹁
若
・
如
︵
ご
と
シ
︶
﹂
の
よ
う
な
助
動
詞
は
と
い
う
送
り
が
な
で
結
び
、
反
語
形
を
表
す
こ
と
が
多
い
う
三
点
で
あ
る
。
特
に
注
意
を
要
す
る
の
は
﹁
可
﹁
乎
・
哉
・
邪
﹂
と
い
っ
た
助
字
が
な
く
て
も
、
﹁
ン
ヤ
﹂
ら
が
な
に
直
す
﹂
﹁
そ
の
他
は
漢
字
の
ま
ま
残
す
﹂
と
か
ら
反
語
形
で
あ
る
と
わ
か
る
。
﹁
豈
﹂
は
、
文
末
に
は
書
か
な
い
﹂
﹁
助
動
詞
・
助
詞
に
あ
た
る
漢
字
は
ひ
書
き
下
し
文
の
ル
ー
ル
で
重
要
な
こ
と
は
﹁
置
き
字
と
い で
う 結
傾 ば
向 れ
が る
あ こ
る と
。 が
設 多
問 い
も 。
、
文
末
の
﹁
有
ら
ん
乎や
﹂
す
る
設
問
で
あ
る
。
¿
漢
文
を
書
き
下
し
文
に
直
す
た
め
の
ル
ー
ル
を
確
認
﹁
ン ○
﹂ 反
を 語
つ 形
け の
文
、
﹁ 末
未 は
然 ﹁
形 未
+ 然
ン 形
乎や ﹂
︵ に
ま 推
た 量
は の
﹁ 助
ヤ 動
﹂
詞
︶
﹂
り
先
に
﹁
為
﹂
を
読
ん
で
い
れ
ば
後
者
に
読
む
。
が
多
い
。
通
り
あ
る
。
返
り
点
の
付
け
方
に
注
意
し
、
﹁
所
﹂
よ
○
疑
問
形
の
文
末
は
﹁
連
体
形
﹂
で
結
ば
れ
る
こ
と
に
B
セ
ら
ル
︵
動
詞
が
四
段
活
用
な
ら
﹁
る
﹂
︶
﹂
の
二
す
る
が
、
訓
読
で
は
、
¾
形 ﹁
で 為
訓 A
読 所
は
﹁ B
A ﹂
ノ は
B ﹁
ス A
ル に
所 B
ト さ
為な れ
ル る
﹂ ﹂
と と
﹁ い
A う
の 受
為た
め身
疑
問
形
と
反
語
形
の
違
い
は
、
本
来
文
脈
か
ら
判
断
に
も
用
い
ら
れ
る
。
を
お
く
る
の
を
忘
れ
ず
に
。
を
は
じ
め
と
す
る
他
の
疑
問
詞
も
、
そ
の
ま
ま
反
語
形
な
ど
が
あ
る
。
こ
の
ケ
ー
ス
で
は
動
詞
B
に
﹁
シ
ム
﹂
う ﹁
使
。
役
こ を
う 暗
し 示
た さ
動 せ
詞 る
に 動
は 詞
﹁ を
遣つ
か用
ハ
シい
テ
・ た
説と 使
キ役
テ
・ 形
﹂
命め
い
ジと
テ
い
﹂
る は
表 、
現 疑
で 問
あ の
る 内
。 容
﹁
豈 と
﹂ は
だ 反
け 対
で の
な 意
く 味
﹁ を
表
何な
ん
ゾし
・ て
安い
づ強
ク
ン調
ゾ
す
﹂
い
や
∼
で
な
い
。
﹀
﹂
に
関
す
る
設
問
。
﹁
反
語
﹂
と
詞
B
に
﹁
シ
ム
﹂
と
送
り
が
な
を
ふ
る
。
こ
れ
を
ど
を
﹁
遣
は
し
て
﹂
と
読
み
動
詞
と
し
て
扱
い
、
動
い
う
ニ
ュ
ア
ン
ス
を
強
調
し
た
い
と
き
に
は
﹁
遣
﹂
な
ら
は
本
来
動
詞
で
あ
る
。
﹁
遣
わ
せ
る
・
命
じ
る
﹂
と
¹
反 ︵ ③
無 る
語
形 老 レ クこ
老 と
の い
ト
﹁ も
は
豈あ 若 レ無ク で
ニき
∼ も 小 き
ン
トな
乎や 皆 皆 い
楽
︿
。
= し 楽た
の︶
ど ん 。シ
ム
う で
し い
て る
∼ 。
︶
だ
ろ
う
か
、
と
し
て
扱
い
﹁
し
ム
﹂
と
読
む
の
が
普
通
だ
が
、
こ
れ
½
の B
︵
よ 動
う 詞 漢
に 未 文
﹁ 然
使 形 の
︵ ︶ 使
教 一﹂
・ ︽ 役
遣 主 形
・ 語 は
令
﹁
︶ A
﹂
主
を ヲ
使 シ 語
役 テ
の B 使
助 し二
動 ム
詞 ︾ A
﹁
吾わ
が
民
を
如
何
せ
ん
。
﹂
と
な
る
。
︵
︵
例
例
︵ ② 2 ① 1
不
無 ︶
虎 レ ン︶ レ シ
バ
の
不
穴 二入ラ 上 レ ハル 下
に 虎 の 知 の
否 。ラ 否
入
ら 一穴ニ 定 ︵ 定
な 不 語 知 語
けレ の ら の
れ 得え 方 な 方
ば二 が い が
虎 虎 先 も 先
の 子 に の に
は 読
子 一。ヲ 読
ま い ま
を
れ な れ
手
る い る
に
。 。
︶ 。
入
れ
→
で
︶
・
お
の
づ
か
ラ
︵
自
然
に
︶
﹂
と
い
う
用
法
が
あ
は
下
の
否
定
語
が
上
の
否
定
語
よ
り
先
に
読
ま
れ
る
→
29
る
。
今
回
は
返
読
文
字
で
﹁
∼
よ
リ
﹂
と
読
み
﹁
∼
か
る 下 設 が
形 に 問 、
で あ で ②
あ る は と
る ﹁ 上 ③
。 不 に は
な レ立 あ 上
お
タる の
② ﹂ ﹁ 否
の の 無 定
仮 ﹁レ ク
ン語
バ
定 不
信 の
形 ﹂
方
の よ ﹂ が
の
と り
﹁ 先
き も
に
は 先 無 読
﹂
﹁ に
の ま
A 読
方 れ
ず ま
が る
ン れ
、 。
ず
﹂
と
訓
読
す
る
。
国
語
30
っ 関
た す
も る
の 設
に 問
は で
漢 あ
音 る
︵ 。
進 漢
行こ
う字
︶ の
・ 読
呉 み
音 で
︵ 中
修ぎ 国
か
行ょ
う
︶ ら
・ 伝
唐 わ
ら
、
漢
文
で
は
そ
の
読
み
、
意
味
と
も
に
違
う
も
の
に
º
現
代
の
私
た
ち
が
使
っ
て
い
る
言
葉
で
あ
り
な
が
味
を
持
つ
語
も
合
わ
せ
て
確
認
し
て
も
ら
い
た
い
。
反
対
に
﹁
①
徳
の
な
い
人
。
②
身
分
の
低
い
人
﹂
の
意
味
を
持
つ
に
至
っ
た
。
こ
こ
で
は
そ
の
﹁
君
子
﹂
と
は
て
以
来
、
中
国
人
が
理
想
と
す
る
人
物
像
と
し
て
の
意
﹃
論
語
﹄
に
お
い
て
、
徳
の
高
い
人
物
と
し
て
描
か
れ
に
も
使
う
場
合
が
あ
る
の
で
注
意
が
必
要
で
あ
る
。
注
意
し
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
﹁
君
子
﹂
と
い
う
語
は
意
味
。
し
か
し
、
現
在
で
は
悪
い
意
味
で
変
わ
る
こ
と
¹
漢
文
を
読
む
際
に
は
思
想
的
な
背
景
を
持
つ
語
に
も
と
で
、
良
い
意
味
で
変
わ
る
こ
と
を
表
す
の
が
本
来
の
﹁
故
人
﹂
の
意
味
で
あ
る
。
と
だ
れ
に
で
も
わ
か
る
よ
う
に
改
め
る
。
﹂
と
い
う
こ
い
。
な
じ
み
﹂
の
意
味
も
あ
り
、
漢
文
で
用
い
ら
れ
る
の
意
味
で
用
い
て
い
る
。
し
か
し
、
﹁
故
﹂
に
は
﹁
古
が
あ
り
、
日
本
で
は
﹁
故
人
﹂
を
﹁
亡
く
な
っ
た
人
﹂
と
。
そ
れ
で
﹁
立
派
な
人
は
過
ち
に
気
づ
い
た
ら
さ
っ
は
豹
の
模
様
の
よ
う
に
は
っ
き
り
わ
か
り
や
す
い
こ
º
﹁ あ
君 る
。
子ひ ﹁
ょ
豹う 断
機
変へ
ん
﹂ の
は 教
﹁ え
︵
君 戒
子 め
﹂ ︶
は ﹂
立 と
派 も
な い
人 う
﹁ 。
豹
変
﹂
も
の
で
あ
る
。
﹁
故
﹂
に
は
﹁
殺
す
。
死
ぬ
﹂
の
意
味
¸
が と
あ 同
る じ
。 読
こ み
の で
﹁ あ
故こ り
人じ
んな
﹂ が
と ら
い 、
う そ
語 の
は 意
そ 味
の が
代 違
表 う
的 も
な の
漢
文
の
中
に
は
現
代
の
私
た
ち
が
使
っ
て
い
る
言
葉
と
言
っ
て
孟
子
を
戒
め
た
故
事
に
よ
っ
て
で
き
た
語
で
を
断
ち
切
っ
て
、
学
問
を
中
断
す
る
の
は
こ
れ
と
同
じ
で
、
途
中
で
や
め
て
し
ま
っ
て
は
ど
う
し
よ
う
も
な
い
5
と
い
う
意
味
。
¹
郷 ﹁ 世
を
し 孟も
う
た 母ぼ 果
と 断 た
し
き
、 機 た
﹂
。
孟
子 と
の は
母 、
親 孟
が 子
が
機は
た
で 勉
織 学
り の
か な
け か
の ば
織 で
物 帰
あ
る
。
設
問
で
は
﹁
感
嘆
を
抑
え
る
こ
と
が
で
き
な
い
﹂
﹁
あ
ゲ
テ
﹂
と
読
ん
で
﹁
こ
と
ご
と
く
﹂
と
い
う
の
も
﹁
た
フ
﹂
と
読
ん
で
﹁
た
え
る
・
も
ち
こ
た
え
る
﹂
や
、
¼
﹁
勝
﹂
の
意
味
に
は
﹁
勝
つ
・
優
れ
る
﹂
の
ほ
か
に
を
明
か
り
に
し
て
苦
学
を
し
た
。
二
人
と
も
後
に
は
出
が
買
え
な
か
っ
た
た
め
車
胤
は
蛍
を
集
め
、
孫
康
は
雪
合
わ
せ
た
語
。
車
胤
も
孫
康
も
貧
し
く
て
明
か
り
の
油
¸
﹁
車し
ゃ
胤い
ん
し
聚ゅ
う
蛍け
い
﹂
と
﹁
孫そ
ん
康こ
う
映え
い
雪せ
つ
﹂
の
二
つ
の
故
事
を
級
を
表
す
句
形
で
あ
る
。
在
し
な
い
・
A
が
一
番
で
あ
る
﹂
と
い
う
意
味
の
最
上
7
﹁ こ
A と ﹁
ニ も 莫
若し 大 ﹂
ク 切 は
ハ 。 ﹁
莫な ﹁ 無
シ 莫 ﹂
﹂ ︵シ と
と = 同
読 無 じ
み レ︶ 意
、
﹁ 若 味
クで
A
ハ
﹁
︵
に
及 = な
ぶ 如 シ
も レ︶ ﹂
の Aニ と
は ﹂ 読
存 は む
を
持
た
せ
た
自
称
で
あ
る
。
せ
て
整
理
し
て
お
こ
う
。
﹁
謙け
ん
そ寡
×ん
し 人
て =
︿ 少
徳 な
が い
少 人
な ﹂
い と
人 は
で 、
あ 諸
る 侯
私 が
﹀ 自
と 分
い の
う こ
意 と
味 を
様
な
働
き
を
す
る
重
要
な
語
に
﹁
如
﹂
が
あ
る
。
あ
わ
︿
少
な
い
﹀
と
い
う
意
味
を
思
い
出
せ
た
で
あ
ろ
う
か
。
の
で
き
ち
ん
と
整
理
し
て
お
こ
う
。
こ
の
﹁
若
﹂
と
同
¹
﹁
寡
﹂
は
﹁
寡
黙
・
寡
占
﹂
と
い
っ
た
熟
語
か
ら
﹁
し
ク
﹂
︵
比
較
︶
な
ど
多
く
の
読
み
方
と
意
味
を
も
つ
特
に
孔
子
を
指
す
こ
と
も
あ
る
。
﹁
若
﹂
は
﹁
も
シ
﹂
︵
仮
定
︶
、
﹁
ご
と
シ
﹂
︵
比
況
︶
、
﹁
先
生
﹂
と
い
う
意
味
で
用
い
ら
れ
る
こ
と
が
多
い
。
か
を
確
認
す
る
た
め
の
設
問
で
あ
る
。
¸
夫
子
は
男
子
に
対
す
る
敬
称
で
﹁
ふ
う
し
﹂
と
読
む
。
»
重
要
な
多
義
語
で
あ
る
﹁
若
﹂
が
理
解
で
き
て
い
る
6
少
な
く
な
い
の
で
整
理
し
て
お
こ
う
。
訓
と
現
代
語
の
ニ
ュ
ア
ン
ス
と
が
微
妙
に
違
う
も
の
も
味
で
用
い
る
。
ま
た
﹁
Q
︵
い
よ
い
よ
︶
﹂
=
﹁
だ
ん
だ
ん
﹂
な
ど
、
み
、
﹁
①
人
民
。
庶
民
。
②
多
く
の
官
吏
﹂
と
い
う
意
﹁
突
然
﹂
と
い
う
意
味
の
副
詞
。
副
詞
の
読
み
は
頻
出
。
読
み
。
漢
文
で
は
﹁
百
姓
﹂
を
﹁
ヒ
ャ
ク
セ
イ
﹂
と
読
º
﹁
忽
︵
た
ち
ま
チ
︶
﹂
は
﹁
い
つ
の
間
に
か
﹂
﹁
ふ
と
﹂
読
む
の
は
漢
音
、
﹁
シ
ョ
ウ
﹂
と
読
む
の
は
呉
音
で
の
﹁
従
・
由
﹂
が
あ
る
。
音
で
の
読
み
を
基
本
と
す
る
。
﹁
姓
﹂
を
﹁
セ
イ
﹂
と
あ
る
の
で
注
意
を
要
す
る
。
同
じ
用
法
の
も
の
に
は
の
﹁
ヒ
ャ
ク
﹂
は
呉
音
で
あ
る
が
、
漢
文
で
は
普
通
漢
ら
﹂
の
意
味
で
、
場
所
・
時
間
の
起
点
を
表
す
用
法
で
音
︵
宋
音
︶
︵
行あ
ん
脚
︶
と
い
う
三
種
類
が
あ
る
。
﹁
百
﹂
重
病
人
は
、
﹁
長
利
身
に
在
り
﹂
と
い
う
状
況
を
招
く
た
31
す
る
こ
と
で
、
﹁
甚
だ
し
き
病
の
人
・
猛
毅
の
君
﹂
に
の
後
に
よ
い
状
況
と
な
る
﹂
と
い
う
こ
と
を
受
け
て
い
る
。
は
、
﹁
扁
鵲
・
聖
人
﹂
が
施
す
﹁
不
快
な
状
況
﹂
を
我
慢
﹁
故 猛
に
﹂ 毅
は 之
﹁
苦 君
痛 、
や レ以テ
不
福
快
ヲ
な 払
状 レ フラ
況 耳
が 。ニ
あ
っ
て
も
、
そ
と
﹁
猛
毅
の
君
﹂
、
そ
れ
ぞ
れ
の
展
開
に
共
通
す
る
こ
と
で
あ
る
。
﹁
扁
鵲
﹂
と
﹁
甚
だ
し
き
病
の
人
﹂
、
﹁
聖
人
﹂
以
上
の
流
れ
を
ま
と
め
た
言
葉
が
﹁
寿
安
の
術
な
り
。
﹂
故
ニ
甚
ダ
シ
キ
病
之
人
、
利
ハ
在
レ
が
で
き
な
い
も
の
と
な
る
。
リ
忍
レ
ブ
ニ
痛
ミ
。ヲ
故
に
扁
鵲
巧
を
尽
く
す
。
則
ち
子
胥
失
は
ず
。
痛
み
を
忍
ぶ
、
耳
に
払
ら
へ
ば
か 君 主 た ﹁ ら と 問 う
こ 。 主 ﹂ 。 耳 ふ は 二 。
こ
が の こ が ﹂ 本
で
﹁ 行 こ 痛 と 文 傍
、
福 動 で い い か 線
対
を が は こ う ら 部
句
以 ﹁ 、 と の す B
の
て 耳 主 を は ぐ の
関
耳 に 語 言 、 に 主
係
に 払 が う ﹁ わ 語
に
払 ら ﹁ ﹂ 聖 か が
基
ら ふ 猛 と 人 る 、
づ
ふ ﹂ 毅 い ﹂ が ﹁ま
い
﹂ と 之 う が 、 猛う
た
と い 君 意 ﹁ こ 毅き
理
は う ﹂ 味 君 れ 之
解
ど こ 。 で 主 ま 君
が
う と つ 使 ﹂ で ﹂
欠
い に ま わ に ﹁ で
く
う な り れ 対 耳 あ
こ
こ る 、
﹁ て し に る
と
と
き て 払 こ
。 君
刀甚
利
長小
は
利痛甚をだ
痛
だ以し
み
身体してき扁
を
ににき骨病 忍
在在病をを鵲
ぶ
りりの刺治
に
。て人すむ
在
。る
、
や
り
、
。故
忠危
福に久小
福逆
を国
を
以を
以
国心猛て救聖
て
にに毅耳ふ 耳
在在のにや人
に
りり君払、
払
。て
ら
ら
、
ふ
ふ
。
。
流
れ
を
整
理
し
て
考
え
て
み
よ
う
。
問
四
﹁
寿
安
の
術
﹂
と
は
何
か
。
こ
れ
ま
で
の
文
章
の
利
あ
り
。
﹂
と
い
う
言
葉
に
気
づ
い
た
人
も
い
る
で
あ
ろ
﹁
出
し
切
る
﹂
と
い
う
意
味
が
確
認
で
き
る
で
あ
ろ
う
。
あ
る
こ
と
か
ら
、
﹁
忠
言
は
耳
に
逆
ら
へ
ど
も
、
行
ひ
に
療
行
為
に
お
い
て
持
っ
て
い
る
﹁
わ
ざ
︵
技
術
︶
﹂
を
持
つ
言
葉
を
探
せ
ば
よ
い
。
二
行
目
に
﹁
忠
を
以
て
﹂
と
っ
て
も
、
そ
の
後
に
良
い
状
況
と
な
る
﹂
と
い
う
意
味
を
れ
て
い
る
。
し
た
が
っ
て
、
﹁
苦
痛
や
不
快
な
状
況
が
あ
読 の で
で ﹁ あ
き 巧 ろ
る を う
。 尽 。
し く 力
た す を
が ﹂ 出
っ と し
て 同 切
、 じ る
﹁ よ と
巧 う い
を に う
尽 ﹁ ﹁
く 尽つ 尽
す レ ク力
ス
﹂
力 ﹂
と
ヲは
は ﹂ 、
、 と 今
医 訓 回
あ
り
、
そ
の
後
で
﹁
長
い
利
益
﹂
﹁
久
し
い
幸
福
﹂
が
訪
で
あ
る
。
熟
語
と
し
て
は
﹁
尽
力
﹂
と
い
う
熟
語
が
身
近
﹁
小
痛
﹂
﹁
小
逆
﹂
と
い
う
﹁
苦
痛
﹂
﹁
不
快
﹂
な
状
況
が
な
く
す
﹀
と
い
う
意
味
が
あ
る
。
漢
文
に
お
け
る
頻
出
語
右
の 国ニ
① 。
・
②
と
も
に
、
接
続
を
表
す
﹁
而
﹂
の
前
に
﹁
尽
﹂
は
﹁
つ
キ
ル
・
つ
ク
ス
﹂
と
読
み
、
︿
終
わ
る
・
が
う
ま
い
﹀
な
ど
と
い
う
意
味
が
浮
か
ぶ
で
あ
ろ
う
。
②
A
払
レ
①
ラ
フ
身
ニ
。 レ刺ス
骨
ヲ
、
故
耳
ニ
、
故
ニ
ニ
小
小
逆
在
レ
み
、
﹁
技
巧
・
精
巧
﹂
な
ど
の
熟
語
か
ら
︿
わ
ざ
・
わ
ざ
痛
在
レ
リ
テ
長
利
在
リ
考
え
る
と
理
解
し
や
す
い
。
﹁
巧
﹂
は
﹁
た
く
ミ
﹂
と
読
リ
テ
体
ニ
、
而
心
ニ
、
而
久
福
在
レ
え
る
必
要
が
あ
る
。
レ
る
必
要
が
あ
る
。
そ
の
際
、
そ
の
字
を
含
む
二
字
熟
語
を
そ
こ
で
﹁
巧
﹂
﹁
尽
﹂
と
い
う
漢
字
の
意
味
を
確
認
す
リ
と
で
あ
る
ら
し
い
。
る
痛
さ
を
、
重
病
人
が
こ
ら
え
忍
ぶ
か
ら
こ
そ
で
き
る
こ
ろ
う
。
し
か
し
、
一
文
全
体
お
よ
び
、
対
句
の
対
応
を
考
﹁
耳
が
痛
い
こ
と
を
言
う
﹂
と
い
う
意
味
が
浮
か
ぶ
で
あ
問
一
﹁
耳
に
払さ
か
ら
ふ
﹂
と
い
う
部
分
だ
け
を
考
え
る
と
判
断
し
て
、
刃
物
で
骨
を
刺
す
と
い
う
外
科
手
術
に
お
け
傍
線
部
C
は
、
そ
の
前
の
﹁
痛
み
を
忍
ぶ
、
故
に
﹂
か
ら
と
な
の
か
を
、
文
章
の
展
開
か
ら
判
断
す
る
必
要
が
あ
る
。
問 問 問
五 三 一
④ ①
問
四
②
問
二
︵
問
題
冊
子
P.
37
∼
P.
36
︶
漢
文
・
読
解
③ ④
医
療
行
為
に
お
い
て
﹁
巧
を
尽
く
す
﹂
と
は
ど
う
い
う
こ
流
れ
か
ら
、
医
療
行
為
で
あ
る
こ
と
は
ま
ず
間
違
い
な
い
。
問 る 言
三 こ う
と 耳
傍 が の
線 わ 痛
部 か い
C る こ
の で と
扁 あ に
鵲 ろ も
の う 我
行 。 慢
動
す
は
る
、
﹂
そ
と
れ
い
ま
う
で
意
の
味
話
に
の
な
﹁
痛
み
を
忍
ぶ
﹂
と
同
義
で
あ
る
。
と
す
れ
ば
、
﹁
聖
人
が
な
る
。
つ
ま
り
、
こ
こ
で
の
﹁
耳
に
払
ら
ふ
﹂
と
は
、
状
況
を
招
く
た
め
に
、
﹁
耳
に
払
ら
ふ
﹂
と
い
う
こ
と
に
り
、
気
が
強
い
君
主
で
も
、
﹁
久
福
国
に
在
り
﹂
と
い
う
の
で
あ
る
。
一
方
、
国
を
運
営
す
る
﹁
猛
毅
之
君
﹂
つ
ま
め
に
、
﹁
痛
み
を
忍
ぶ
﹂
、
つ
ま
り
﹁
痛
く
て
も
我
慢
す
る
﹂
国
語
32
み
を
忍し
の
ぶ
に
在あ
り
。ま
猛う
毅き
の
君き
み
、ふ
福く
を
以も
つ
て
耳み
み
に
払さ
か
ら
ふ
。
て
、
久き
う
福ふ
く
国く
に
に
在あ
り
。
故ゆ
ゑ
には
甚な
は
だ
し
きや
病ま
ひ
の
人ひ
と
、
利り
は
痛い
た
や
長ち
う
利り
身み
に
在あ
り
。
耳み
み
に
払さ
か
ら
ふ
、
故ゆ
ゑ
に
小せ
う
ぎ
逆や
く
こ
心こ
ろ
に
在あ
り
に
払さ
か
ら
ふ
と
。
骨ほ
ね
を
刺さ
す
、
故ゆ
ゑ
に
小せ
う
痛つ
う
か
体ら
だ
に
在あ
り
て
、
以も
つ
て
骨ほ
ね
を
刺さ
し
、
聖せ
い
人じ
ん
の
危き
国こ
く
を
救す
く
ふ
や
、
忠ち
う
を
以も
つ
て
耳み
み
出
典
韓か
ん
非ぴ
﹃
韓か
ん
非ぴ
子し
﹄
聞き
く
、
い
古に
し
へ
扁へ
ん
じ
鵲や
く
のは
甚な
は
だ
し
きや
病ま
ひ
を
治を
さ
む
る
や
、
刀た
う
を
存
立
す
る
と
は
限
ら
な
い
の
で
あ
る
。
︻
書
き
下
し
文
︼
︵
=
功
績
と
そ
れ
に
よ
る
名
誉
︶
は
久
し
く
︵
後
世
に
︶
し
、
︵
国
を
建
て
直
し
、
よ
く
治
め
た
と
い
う
︶
功
名
す
助
詞
﹁
バ
﹂
を
使
う
場
合
も
多
い
の
で
注
意
し
よ
う
。
の
︶
長
い
利
益
は
後
々
ま
で
ず
っ
と
続
く
と
は
限
ら
な
い
あ
る
が
、
今
回
の
よ
う
に
文
章
の
意
味
か
ら
、
仮
定
を
表
と
が
で
き
な
い
。
も
し
こ
の
よ
う
で
あ
れ
ば
、
︵
身
体
へ
﹁い
や
っ ︿
や
仮 す
て = 苟し
く
も た
モ定 く
﹀ と ∼ 形 示
バ
は さ
と え
い ∼ ﹂
︿ ﹁ れ
っ で = 如も て
シ
い
た あ ∼
、 っ も ・も る
若 。
仮 て
シ
定 も し ∼
バ
∼
を ﹀
﹁い な ﹂
表 雖へ
ら ︿
す二 ど
モ
=
語 ∼ ば
一
ト
﹀ も
を
﹂
用 、 、 し
∼
い ︿ ﹁た
な
縦
と
る =
ヒら
場 ∼ ∼
ば
ト
合 で
モ﹀
も あ
﹂ 、
ば
、
そ
の
と
き
に
は
聖
人
の
意
見
を
言
い
尽
く
さ
せ
る
こ
も
︵
君
主
が
臣
下
の
︶
耳
が
痛
い
言
葉
に
我
慢
し
な
け
れ
が
施
し
て
も
ら
え
ず
、
︵
国
が
︶
危
う
い
状
況
に
な
っ
て
れ
ば
、
そ
の
と
き
に
は
扁
鵲
の
︵
名
医
と
し
て
の
︶
技
術
る
。
病
気
に
な
っ
て
も
︵
治
療
の
︶
痛
み
を
こ
ら
え
な
け
痛
や
不
快
を
こ
ら
え
る
こ
と
の
肝
要
さ
が
、
よ
り
わ
か
り
命
を
延
ば
し
た
り
国
家
を
平
安
に
し
た
り
す
る
方
法
で
あ
と
な
る
。
反
対
の
事
例
を
提
示
す
る
こ
と
に
よ
っ
て
、
苦
︵
つ
ま
り
、
苦
痛
や
不
快
を
こ
ら
え
る
こ
と
が
、
︶
人
の
寿
長
利
不
二
遠
ク
ハ
た
レ
垂
、
功
名
不
一
二
︿
=
こ
の
よ
う
な
状
況
で
あ
れ
ば
﹀
﹁
此
く
の
ご
と
く
ん
ば
﹂
技
術
を
出
し
切
る
こ
と
が
で
き
る
。
︵
君
主
が
︶
耳
に
痛
を
こ
ら
え
る
、
だ
か
ら
こ
そ
扁
鵲
が
︵
名
医
と
し
て
の
︶
久
シ
ク
ハ
立
タ
。
一
が
思
っ
て
い
る
こ
と
を
言
い
尽
く
す
こ
と
が
で
き
る
。
い
言
葉
を
我
慢
す
る
か
ら
こ
そ
、
子
胥
︵
の
よ
う
な
賢
臣
︶
か 状
﹂ 況
と で
い あ
う る
こ 。
と ﹁
を こ
言 の
う よ
た う
め な
状
ク
レ
ンに
況
バ
、
此か ﹁ に
ク
ノ如 な
シ
﹂ レ此か
れ
と
クば
ノ
し
ど
て ﹂
に う
い 仮 な
る 定 る
。
を
表
す
助
詞
﹁
バ
﹂
が
接
続
し
﹁
如
に
も
我
慢
し
耳
を
貸
す
の
で
あ
る
。
︵
重
病
人
が
︶
痛
さ
︵
国
家
の
︶
幸
福
と
い
う
こ
と
を
思
っ
て
耳
が
痛
い
忠
言
痛
さ
を
我
慢
す
る
こ
と
に
あ
る
。
気
が
強
い
君
主
で
も
、
と
も
に
苦
痛
や
不
快
を
我
慢
で
き
な
い
こ
と
か
ら
起
こ
る
身
に
走
り
、
国
家
を
第
一
に
考
え
た
発
言
を
し
な
く
な
る
。
り
な
発
言
を
拒
み
、
罰
を
科
し
た
り
す
れ
ば
、
臣
下
は
保
い
病
の
人
に
と
っ
て
は
、
利
益
と
い
う
の
は
︵
骨
を
刺
す
︶
来
の
︶
久
し
い
幸
福
が
国
家
に
訪
れ
る
。
し
た
が
っ
て
重
︵
君
主
に
は
︶
少
々
の
抵
抗
感
が
心
に
生
ま
れ
る
が
、
︵
当
然
医
者
は
適
切
な
治
療
が
で
き
な
い
し
、
君
主
が
耳
障
を
指
し
て
い
る
。
患
者
が
痛
い
痛
い
と
騒
ぎ
立
て
れ
ば
、
に
残
る
。
︵
聖
人
が
︶
耳
の
痛
い
こ
と
を
言
う
、
す
る
将 と
が
体
に
走
る
が
、
︵
将
来
の
︶
長
き
に
わ
た
る
利
益
が
身
危フ 病
ク
シ
テ
而
不
レ
ン
バ
ミ
テ
而
不
レ
ン
バ
払
忍
耳
ニ
、
則
痛
ミ
、ヲ
則
失
失
レ
ラ レ
ハ
チ
二
フ
聖
人
之
意
一
ヲ
。
が
︶
骨
を
刺
す
、
す
る
と
︵
重
病
人
に
は
︶
少
々
の
痛
み
で
︵
君
主
の
︶
耳
を
痛
め
る
こ
と
で
あ
っ
た
と
。
︵
扁
鵲
バ
チ
二
ヒ
扁
鵲
之
巧
一
ヲ
、
か
っ
て
い
る
国
を
救
う
の
は
、
︵
人
を
い
さ
め
る
︶
忠
言
見
つ
か
る
こ
と
が
多
い
。
傍
線
部
E
の
﹁
此
﹂
も
直
前
の
、
刺
し
、
︵
徳
の
高
い
優
れ
た
人
で
あ
る
︶
聖
人
が
滅
び
か
け
れ
ば
さ
ら
に
そ
の
前
へ
⋮
﹂
と
さ
か
の
ぼ
っ
て
い
く
と
扁
鵲
が
重
い
病
気
を
治
療
す
る
に
は
、
刃
物
で
骨
を
突
き
ど
で
あ
る
。
﹁
直
前
に
な
け
れ
ば
そ
の
前
、
そ
の
前
に
な
︵
私
は
以
下
の
よ
う
に
︶
聞
い
て
い
る
、
昔
、
︵
名
医
︶
来
る
こ
と
も
あ
る
が
、
そ
の
直
前
に
あ
る
こ
と
が
ほ
と
ん
︻
現
代
語
訳
︼
問 で 定
五 あ ・
ろ 平
代 う 安
名 。 ﹂
詞
と
が
い
指
っ
す
た
内
意
容
味
は
で
、
あ
ま
る
れ
こ
に
と
そ
が
れ
理
よ
解
り
で
後
き
に
る
立た
た
ず
。
の
ご
と
く
ん
ば
、ち
長や
う
利り
遠と
ほ
く
は
垂た
れ
ず
、
功こ
う
名め
い
久ひ
さ
し
く
は
寿
﹂
、
﹁
久
福
国
に
在
り
﹂
を
考
え
れ
ば
﹁
安
﹂
は
﹁
安
﹁
長
利
身
に
在
り
﹂
を
考
え
れ
ば
、
﹁
寿
﹂
は
﹁
寿
命
・
天
て
耳み
み
に
払さ
か
ら
は
ず
ん
ば
、す
則な
は
ち
聖せ
い
人じ
ん
の
意い
をう
失し
な
ふ
。
此か
く
﹁
寿
﹂
と
﹁
安
﹂
そ
れ
ぞ
れ
の
熟
語
を
考
え
る
と
よ
い
。
を
忍し
の
ば
ず
ん
ば
、す
則な
は
ち
扁へ
ん
じ
鵲や
く
の
巧か
う
をう
失し
な
ひ
、
危あ
や
ふ
く
し
﹁
寿
安
の
術
﹂
で
あ
る
。
﹁
寿
安
﹂
の
意
味
を
考
え
る
場
合
、
ばす
則な
は
ち
子し
胥し
よ
う
失し
な
は
ず
。
寿じ
ゆ
安あ
ん
のじ
術ゆ
つ
な
り
。
病や
み
て
痛い
た
み
﹁
よ
い
状
況
﹂
が
訪
れ
る
と
い
う
こ
と
で
あ
る
。
こ
れ
が
痛い
た
み
を
忍し
の
ぶ
、
故ゆ
ゑ
に
扁へ
ん
じ
鵲や
く
巧か
う
を
尽つ
く
す
。
耳み
み
に
払さ
か
ら
へ